能ヶ谷 (町田市)
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能ヶ谷 | |
---|---|
鶴川駅(能ヶ谷一丁目) | |
北緯35度35分16.6秒 東経139度29分14.41秒 / 北緯35.587944度 東経139.4873361度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京都 |
市町村 | 町田市 |
地域 | 鶴川地域 |
面積 | |
• 合計 | 1.402 km2 |
人口 | |
• 合計 | 10,854人 |
• 密度 | 7,700人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
195-0053[3] |
市外局番 | 042 (相模原MA)[4] |
ナンバープレート | 多摩 |
能ヶ谷(のうがや)は、東京都町田市の町名。現行行政地名は能ヶ谷一丁目から七丁目。 郵便番号195-0053[3]。
地理
[編集]町田市の北東部に位置する。住居表示実施済み。小田急電鉄小田原線の鶴川駅がある。
北部、東部、南部は神奈川県川崎市麻生区、南部は三輪町、西部は大蔵町と鶴川と広袴町と接する。
河川
[編集]地価
[編集]住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、能ヶ谷5-33-12の地点で16万6000円/m2となっている。[5]
歴史
[編集]武蔵国都筑郡幡屋郷に属し、その後、多摩郡小山田庄三矢田郷に属し、その後、多摩郡柚木領に属した。
地名の由来
[編集]鎌倉時代に紀州田鍋郡から神蔵勘左衛門重信、鈴木四郎左衛門、夏目与三衛門、森半兵衛の4人が開拓してから集落になり「直ヶ谷」と呼ばれたが、天正年間から「能ヶ谷」と記されている[6]。北条氏直の治下となった際に「直ヶ谷」から「能ヶ谷」に表記を改めたと伝わる[7]。
沿革
[編集]- 1590年(天正18年) - 徳川家康の領地になり、幕府直轄地になる。
- 1605年(慶長10年) - 分割され、一部が旗本 福井清右衛門久国の知行地になる。
- 1661年(寛文元年) - 幕府直轄地の一部が旗本 細井佐次右衛門勝茂の知行地になる。
- 1696年(元禄11年) - 残りの幕府直轄地が旗本 桜井安右衛門の知行地になり、以後旗本3家の分割知行地になる。
- 1715年(正徳5年) - 福井家の知行地が幕府直轄地になる。
- 1868年(慶応4年、明治元年) - 武蔵知県事と韮山県の管轄となり、その後神奈川県に移管される。
- 1871年(明治4年) - 区制により第三〇区となる。
- 1873年(明治6年) - 区番組制により第八区四番組となる。
- 1874年(明治7年) - 大区小区制により第八大区一小区となる。
- 1884年(明治17年) - 連合戸長役場制により小野路村戸長役場の管轄となる。
- 1889年(明治22年) - 能ヶ谷村と大蔵村、小野路村、金井村、真光寺村、広袴村、野津田村、三輪村が合併し、南多摩郡鶴川村大字能ヶ谷となる。
- 1893年(明治26年) - 神奈川県のうち、西多摩郡、南多摩郡、北多摩郡を東京府に移管され、東京府南多摩郡鶴川村大字能ヶ谷となる。
- 1943年(昭和18年) - 東京都制により、東京都南多摩郡鶴川村大字能ヶ谷となる。
- 1958年(昭和33年) - 町田町、鶴川村、忠生村、堺村が合併し、町田市能ヶ谷町となる。
- 1968年(昭和43年)8月1日 - 能ヶ谷町、大蔵町、真光寺町、広袴町の一部で町名地番整理を実施、鶴川一〜六丁目を新設。
- 2010年(平成22年)7月19日 - 住居表示実施し、能ヶ谷町の全域、大蔵町の一部、鶴川一丁目の一部から能ヶ谷一丁目~七丁目を新設。
史跡
[編集]- 武相荘(旧白洲邸)
世帯数と人口
[編集]2018年(平成30年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
能ヶ谷一丁目 | 626世帯 | 1,025人 |
能ヶ谷二丁目 | 707世帯 | 1,386人 |
能ヶ谷三丁目 | 404世帯 | 897人 |
能ヶ谷四丁目 | 699世帯 | 1,593人 |
能ヶ谷五丁目 | 691世帯 | 1,828人 |
能ヶ谷六丁目 | 672世帯 | 1,804人 |
能ヶ谷七丁目 | 939世帯 | 2,321人 |
計 | 4,738世帯 | 10,854人 |
小・中学校の学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[8]。
丁目 | 番・番地等 | 小学校 | 中学校 | 選択可能校 |
---|---|---|---|---|
能ヶ谷一丁目 | 1番 | 町田市立大蔵小学校 | 町田市立鶴川中学校 | 町田市立金井中学校 |
3~19番 | 町田市立鶴川第三小学校 | 町田市立鶴川第二中学校 | ||
能ヶ谷二丁目 | 全域 | |||
能ヶ谷三丁目 | 12番 14~18番 |
町田市立三輪小学校 | ||
1~11番 13番 |
町田市立鶴川第二小学校 | |||
能ヶ谷四丁目 | 全域 | |||
能ヶ谷五丁目 | 全域 | |||
能ヶ谷六丁目 | 全域 | |||
能ヶ谷七丁目 | 7~55番 | |||
1~5番 | 町田市立鶴川第三小学校 |
交通
[編集]鉄道
[編集]能ヶ谷一丁目には小田急電鉄小田原線の鶴川駅が置かれている。能ヶ谷の東部には神奈川県川崎市麻生区にある柿生駅や五月台駅が最寄駅になる場所もある。
道路
[編集]- 東京都道・神奈川県道3号世田谷町田線(鶴川街道、世田谷通り)
- 東京都道・神奈川県道139号真光寺長津田線(鶴川街道)
- 鶴川いちょう通り
施設
[編集]- 和光大学ポプリホール鶴川(町田市鶴川緑の交流館)
- 町田市役所 鶴川駅前連絡所
- 町田市立鶴川駅前図書館
- 町田警察署鶴川駅前交番
- 能ヶ谷きつねくぼ緑地 - かつて存在した廃墟マンション(通称・お化けマンション)跡地に整備された緑地。
- 能ヶ谷空と緑の森公園
- 鶴川駅前みちのべ公園
- 鶴川駅前やすらぎ公園
- JA町田市 鶴川駅前支店
- 妙行寺
- 蓮清寺
- 能ヶ谷神社
脚注
[編集]- ^ “土地・気象 【町田市統計書 第50号2016(平成28)年度発行】”. 町田市 (2017年3月21日). 2018年1月21日閲覧。
- ^ a b “町丁別世帯数・人口表”. 町田市 (2018年1月15日). 2018年1月21日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2018年1月21日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2018年1月21日閲覧。
- ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- ^ 森山兼光 『町田郷土誌』 1996年6月(久美堂)
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』 1984年5月(角川書店)
- ^ “市立小・中学校の通学区域”. まちだ子育てサイト(町田市) (2018年4月1日). 2018年4月1日閲覧。