「ミスターのいいじゃないか!運動」の版間の差分
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番組開始当初は後述のように、ロケを遂行することに燃えていた鈴井であったが、ある時期を境に「どうでしょうは(自分が理想とする)テレビ番組ではない」と考えるようになり、番組後期には「ロケより宿」など当初とは逆の考えになったことから、大泉やD陣などがそれをたとえに「いいじゃないか」と発したことが始まりである。 |
番組開始当初は後述のように、ロケを遂行することに燃えていた鈴井であったが、ある時期を境に「どうでしょうは(自分が理想とする)テレビ番組ではない」と考えるようになり、番組後期には「ロケより宿」など当初とは逆の考えになったことから、大泉やD陣などがそれをたとえに「いいじゃないか」と発したことが始まりである。 |
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番組開始当初の鈴井は、自分がメインとなって番組を引っ張るべきと考えていた。また、がむしゃらに頑張る姿を見せることで、視聴者の共感を得られるのではないかとも考えていた。 |
番組開始当初の鈴井は、自分がメインとなって番組を引っ張るべきと考えていた。また、がむしゃらに頑張る姿を見せることで、視聴者の共感を得られるのではないかとも考えていた。 |
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2011年5月26日 (木) 08:50時点における版
ミスターのいいじゃないか!運動(-うんどう)は、北海道テレビ放送(HTB)のバラエティ番組『水曜どうでしょう』の企画「プチ復活!思い出のロケ地を訪ねる小さな旅」内で大泉洋が評した、『ミスター』こと鈴井貴之の考えのことである。これの反対語に当たるのは「合宿」。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
番組の企画で大分県内を自動車で移動中に、豊後牛を食べたい大泉が、幕末の民衆運動「ええじゃないか」に掛け、この言葉を発した。
「対決列島」企画で発された「宿には4時までにチェックインする」がこの運動の主な行動である。意味としてはさらにロケより宿を重視するものである。これを「いいじゃないか!旋風」という。
この話のときに画面左下に、ミスターが「いいじゃないか!」といいながら踊る姿がアニメーションで表示された。上は半被姿、下は半ズボンである。のちの「いいじゃないか!踊り」の元となった。
番組開始当初は後述のように、ロケを遂行することに燃えていた鈴井であったが、ある時期を境に「どうでしょうは(自分が理想とする)テレビ番組ではない」と考えるようになり、番組後期には「ロケより宿」など当初とは逆の考えになったことから、大泉やD陣などがそれをたとえに「いいじゃないか」と発したことが始まりである。
経緯
番組開始当初の鈴井は、自分がメインとなって番組を引っ張るべきと考えていた。また、がむしゃらに頑張る姿を見せることで、視聴者の共感を得られるのではないかとも考えていた。
しかし1997年の「ヨーロッパ21ヶ国完全制覇」を契機として、徐々に「自分が頑張るより、大泉をメインに据えた方が面白い」「自分よりもディレクターの方が、大泉の面白さを上手く引き出している」と感じるようになり、番組中では、やや退いたポジションをとるようになっていく。
2000年、鈴井が映画「man-hole」の制作に乗り出したため、「どうでしょう」は半年間休止することとなった。その時の鈴井は、「番組が再開しても、自分はもう戻らないだろう」と考えていた。それは、番組の方向性(結果的に面白ければ、いい加減でも良い)と、当時の鈴井のポリシー(とにかく頑張らなければならない)の間に、埋め難いギャップを感じていたためであった。休止直前の企画「原付西日本制覇」では「これで辞めよう」と思いながら走っていたという(DVD第7弾「ヨーロッパ21ヶ国完全制覇」副音声より)。
しかし、鈴井はその後、「『どうでしょう』はテレビ番組ではない」「だから、普通のテレビに出る時のように、無理に頑張らなくても良いんだ」との心境に至る。そして2001年の復帰作「一致団結!リヤカーで喜界島一周」で「自分はまだ(『どうでしょう』を)出来る」と確信。以降の企画では、「まぁ、いいじゃないか」「ロケより宿」といった感じの、緩い取り組み姿勢をしばしば見せている。
合宿
「合宿」とは、番組初期に「企画の目的を達成する」ために、当時まだ若く元気だった鈴井主導による、徹夜もいとわない強行スケジュールのことである。前述の経緯により、水曜どうでしょうの歴史の後半から、初期にあった「ミスターの合宿」がなくなった。ちなみに似たような言葉としてレギュラー中期「アメリカ合衆国横断 〜北米大陸 3750マイル〜」では「会議」(企画遂行が順調でない時の番組スタッフに対する鈴井の説教)が出ている。
後に鈴井は「ヨーロッパ21カ国完全制覇」のDVDの副音声の中で「実績も目立った芸もない自分たちが視聴者に見せられるのは『頑張っている姿』だけだからできるだけその姿を見せたいと思った」と語っている。
その後
- 樋口了一の「1/6の夢旅人2002 ~sicorne ver.featuring 大泉 洋~」の曲にあわせて、ミスター(の絵)が、陽気に約1分半踊る映像「ミスターのいいじゃないか!踊り」が完成。DVD全集第4弾で公開された。
- このあとから、いいじゃないか姿のミスターの絵がグッズになった。しかし「プチ復活!」が北海道並びにインプレスTVのみの放送だった為、道外のファンの大部分はこの番組が収録されているDVD全集第6弾が発売されるまで、なんのことかわからなかった。