「交渉人 (小説)」の版間の差分

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『'''交渉人'''』は、[[五十嵐貴久]]著の小説である。2003年[[新潮社]]にて単行本が、2005年に[[幻冬舎]]にて[[幻冬舎文庫]]として文庫本が発行されている。2003年8月17日には[[WOWOW]]の[[ドラマW]]枠で([[三池崇史]]監督/[[三上博史]]、[[鶴田真由]]出演)、2005年3月26日には[[テレビ朝日]]の[[土曜ワイド劇場]]枠で「特別企画“交渉人”ER救命病棟立てこもり犯を説得せよ! 拉致患者47名の命は三億円 衝撃の罠が仕掛けられた!?」として([[松田秀知]]演出、[[椎名桔平]]、[[永作博美]]出演)、ドラマが放映された。
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『'''交渉人'''』(こうしょうにん)は、[[五十嵐貴久]]による[[日本]]の[[推理小説]]。2003年[[新潮社]]より刊行された。


2003年8月17日には[[WOWOW]]の[[ドラマW]]で、2005年3月26日には[[テレビ朝日]]の[[土曜ワイド劇場]]枠でテレビドラマ化された。


== 書誌情報 ==

* 単行本:[[2003年]][[1月22日]]発売、[[新潮社]]、ISBN 978-4-10-457801-6
== 概要 ==
* 文庫本:[[2006年]][[4月13日]]発売、[[幻冬舎文庫]]、ISBN 4-344-40763-6
五十嵐貴久のサスペンス小説。この作品の主人公の相方ともいえる遠野麻衣子は第2作目([[スピンオフ]]作)『[[交渉人 遠野麻衣子・最後の事件]]』の主人公。


== あらすじ ==
== あらすじ ==
人組のコンビニ強盗が、総合病院である小出病院に50人近い人質を盾に立て籠もる。ネゴシエーターの技術を持つ石田修平警視正は犯人グループの長と電話で交渉巧みに誘導し人質を開放させていく。一連の事件は突発的な殺人との予測で解決間近に思われたが次第に警察側の思いもよらぬ展開に
3人組のコンビニ強盗が、総合病院である小出病院に50人近い人質を盾に立て籠もる。ネゴシエーターの技術を持つ石田修平警視正は犯人グループの長と電話で交渉巧みに誘導し人質を1また1と解放させていく。一連の事件は突発的な殺人との予測で解決間近に思われたが次第に警察側の思いもよらぬ展開になっていく……


== 登場人物 ==
== 登場人物 ==
;石田修平
;石田修平
:主人公。警視正。39歳。特殊捜査班一課課長兼係長代理。小出病院立てこもり事件(以下事件に省略)の現場責任者。様々な事件で神がかり的な功績は現場でも有名で尊敬されている。なによりも人質を第一に考えるため、犯人との交渉でもうまく人質を解放させるよう誘導する。
:主人公。[[警視正]]。39歳。特殊捜査班一課課長兼係長代理。小出病院立てこもり事件(以下事件に省略)の現場責任者。様々な事件で神がかり的な功績は現場でも有名で尊敬されている。なによりも人質を第一に考えるため、犯人との交渉でもうまく人質を解放させるよう誘導する。
;遠野麻衣子
;遠野麻衣子
:警部。29歳。高輪署の経理課に勤めている。元々は石田の下で働いておりネゴシエーターとしてのノウハウを学んでいるが、デスクワークが主な仕事となっているが、コンビニ強盗が病院に立てこもった際、一時的ながら石田の代理で現場責任者となる。
:警部。29歳。高輪署の経理課に勤めている。元々は石田の下で働いておりネゴシエーターとしてのノウハウを学んでいるが、デスクワークが主な仕事となっているが、コンビニ強盗が病院に立てこもった際、一時的ながら石田の代理で現場責任者となる。
:第2作目([[スピンオフ]]作)『[[交渉人 遠野麻衣子・最後の事件]]』の主人公。
;安藤
;安藤
:警部補。見た目50代後半。品川署の刑事課に勤めている。事件の際、現場に派遣される。主に石田や遠野の話し相手。遠野や石田との会話時に読者にネゴシエーターの特徴を説明も含ませている。
:警部補。見た目50代後半。品川署の刑事課に勤めている。事件の際、現場に派遣される。主に石田や遠野の話し相手。遠野や石田との会話時に読者にネゴシエーターの特徴を説明も含ませている。
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;コシノ
;コシノ
:コンビニ強盗三人組のリーダー格。暴力的な性格ではあるが石田に対し会話を行い交渉を行う。
:コンビニ強盗三人組のリーダー格。暴力的な性格ではあるが石田に対し会話を行い交渉を行う。

== テレビドラマ ==
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=== 2003年(WOWOW) ===
[[2003年]][[8月17日]]、[[WOWOW]]の[[ドラマW]]の第5弾としてドラマ化。[[ギャラクシー賞]]テレビ部門8月度月間賞受賞。

'''スタッフ'''
* 監督 - [[三池崇史]]
* 脚本 - [[山田耕大]]、[[NAKA雅MURA]]
* 主題歌 - [[吉川晃司]] 「Milky Way」

'''キャスト'''
* 石田修平 - [[三上博史]]
* 遠野麻衣子 - [[鶴田真由]]
* [[佐野史郎]]
* [[中村久美]]
* [[石橋蓮司]]
* [[伊武雅刀]]
* [[左時枝]]
* [[遠藤憲一]]
* [[小木茂光]]
* [[田中要次]]

=== 2005年(テレビ朝日) ===
[[2005年]][[3月26日]]、[[テレビ朝日]]の[[土曜ワイド劇場]]にて「特別企画“交渉人”ER救命病棟立てこもり犯を説得せよ! 拉致患者47名の命は三億円 衝撃の罠が仕掛けられた!?」としてドラマ化。

'''スタッフ'''
* 演出 - [[松田秀知]]
* 脚本 - [[佐伯俊道]]

'''キャスト'''
* 石田修平 - [[椎名桔平]]
* 遠野麻衣子 - [[永作博美]]
* 安藤警部補 - [[竜雷太]]
* 戸井田刑事 - [[平賀雅臣]]
* 金本参事官 - [[矢島健一]]
* 犯人グループ
** 越野 - [[内藤剛志]]
** 小宮 - [[橋本さとし]]
** 永井 - [[東根作寿英]]
* 小出伸明 - [[中丸新将]]


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2010年6月23日 (水) 11:17時点における版

交渉人
著者 五十嵐貴久
発行日 2003年1月22日
発行元 新潮社
ジャンル サスペンス
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判変型
ページ数 350
次作 交渉人 遠野麻衣子・最後の事件
公式サイト 書評
コード ISBN 978-4-10-457801-6
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交渉人』(こうしょうにん)は、五十嵐貴久による日本推理小説。2003年新潮社より刊行された。

2003年8月17日にはWOWOWドラマWで、2005年3月26日にはテレビ朝日土曜ワイド劇場枠でテレビドラマ化された。

書誌情報

あらすじ

3人組のコンビニ強盗が、総合病院である小出病院に50人近い人質を盾に立て籠もる。ネゴシエーターの技術を持つ石田修平警視正は、犯人グループの長との電話での交渉で巧みに誘導し人質を1人また1人と解放させていく。一連の事件は突発的な殺人との予測で解決間近に思われたが次第に警察側の思いもよらぬ展開になっていく……

登場人物

石田修平
主人公。警視正。39歳。特殊捜査班一課課長兼係長代理。小出病院立てこもり事件(以下事件に省略)の現場責任者。様々な事件で神がかり的な功績は現場でも有名で尊敬されている。なによりも人質を第一に考えるため、犯人との交渉でもうまく人質を解放させるよう誘導する。
遠野麻衣子
警部。29歳。高輪署の経理課に勤めている。元々は石田の下で働いておりネゴシエーターとしてのノウハウを学んでいるが、デスクワークが主な仕事となっているが、コンビニ強盗が病院に立てこもった際、一時的ながら石田の代理で現場責任者となる。
第2作目(スピンオフ作)『交渉人 遠野麻衣子・最後の事件』の主人公。
安藤
警部補。見た目50代後半。品川署の刑事課に勤めている。事件の際、現場に派遣される。主に石田や遠野の話し相手。遠野や石田との会話時に読者にネゴシエーターの特徴を説明も含ませている。
金森
参事官。本庁に勤めている。現場での経験が少なく石田の交渉法に不信感をあらわにすることもある。官僚質の人間であるため石田と犬猿の仲まではいかないが、馬があわない。
コシノ
コンビニ強盗三人組のリーダー格。暴力的な性格ではあるが石田に対し会話を行い交渉を行う。

テレビドラマ

2003年(WOWOW)

2003年8月17日WOWOWドラマWの第5弾としてドラマ化。ギャラクシー賞テレビ部門8月度月間賞受賞。

スタッフ

キャスト

2005年(テレビ朝日)

2005年3月26日テレビ朝日土曜ワイド劇場にて「特別企画“交渉人”ER救命病棟立てこもり犯を説得せよ! 拉致患者47名の命は三億円 衝撃の罠が仕掛けられた!?」としてドラマ化。

スタッフ

キャスト