愛知県道60号名古屋長久手線
主要地方道 | |
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愛知県道60号名古屋長久手線 | |
制定年 | 1965年 |
起点 | 愛知県名古屋市中村区名駅南 |
終点 | 愛知県長久手市岩作権代 |
接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
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愛知県道60号名古屋長久手線(あいちけんどう60ごう なごやながくてせん)は、愛知県名古屋市中村区と長久手市を結ぶ愛知県の主要地方道である。
概要
[編集]路線データ
[編集]- 起点:愛知県名古屋市中村区名駅南一丁目・笹島交差点(愛知県道68号名古屋津島線(名駅通・太閤通)、名古屋市道愛知名駅南線(名駅通)交点)
- 終点:愛知県長久手市岩作権代・長湫中池交差点(愛知県道233号岩作諸輪線接点、愛知県道57号瀬戸大府東海線交点)
- 東部丘陵線(リニモ)開業以前[注釈 1]は、長久手市の「熊田」-「作田2」-「長久手郵便局前」交差点の間がこの県道区間だった。現在は市道に降格。
沿革
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]路線の特色
[編集]名古屋市内の区間は中心部が広小路通、郊外部が覚王山通・末盛通・東山通と通称される名古屋のメインストリートの一つで、沿線にはオフィスビルや百貨店など商業施設が集積している[注釈 2]。千種区池下までは市道錦通が北側に並行している。広小路葵交差点(中区) - 東名名古屋IC(名東区)は片側3車線[注釈 3]、笹島交差点(中村区) - 広小路葵交差点と名古屋IC - 杁ヶ池交差点(長久手市)は片側2車線。長久手市内では、市内区間が愛知県道6号力石名古屋線と合わせて、グリーンロードと呼ばれている。
名古屋市名東区上社(国道302号(名古屋環状2号線)上社JCT交差点) - 長久手市岩作権代(長湫中池交差点)の間を、最大1.2km程度の間隔を置いて、愛知県道6号力石名古屋線が並行している[注釈 4]。また、伏見通と交差する広小路伏見交差点 - 長久手市内の間で、500m - 3kmほどの間隔をおいて、愛知県道215号田籾名古屋線が並行している。
笹島交差点(中村区) - 名古屋インターチェンジ(名東区)の間で名古屋市営地下鉄東山線と並行しており、このうち覚王山駅から一社駅までが当線の地下に存在する。
当県道で広小路通 - 東山通 - グリーンロードと呼ばれる区間(笹島交差点 - 杁ヶ池交差点)は、名東区の本郷交差点 - 姫若交差点の東行[注釈 5]を除いて電線が地中化されている。
当県道を地学的に見ると、概ね広小路通と呼ばれる区間のうち池下より西は熱田台地を、それ以外の区間は尾張丘陵を通過している。
名古屋市中心部と東名高速、さらに瀬戸市南部や豊田市方面とを結ぶメインルート[注釈 6]として交通量が非常に多く、特に名古屋市内では一日中慢性的な渋滞が発生している。加えて長久手市内の当県道は、イオンモール長久手や愛・地球博記念公園(通称:モリコロパーク)、IKEA長久手[注釈 7]などに向かう車で、特に週末は渋滞する。
先に述べた通り、当県道は名古屋市中心部 - 郊外を結ぶ路線であり、なおかつ名駅や栄、錦三などといった繁華街を通るため、郊外(名東区・長久手市方面)へ向かうにつれて沿線の光景が繁華街から住宅街へと変わっていくのがはっきりとわかる。大まかには長久手市の杁ヶ池交差点で、性格が大きく変わる。笹島交差点 - 杁ヶ池交差点は4 - 6車線、杁ヶ池交差点 - 長久手市中心部方面は(生活道路としての面もある)2車線である。とりわけ長久手市の御富士(おふじ)交差点より東は一部が市街化調整区域となっており、名古屋市内(特に市内中心部の繁華街)とは全く逆の光景が見られる。
沿線・周辺
[編集]別名
[編集]- 広小路通(名古屋市中村区、中区、千種区)[注釈 8]
- 覚王山通(名古屋市千種区)
- 末盛通(名古屋市千種区)
- 東山通(名古屋市千種区、名東区、長久手市)
- グリーンロード(長久手市、名古屋市名東区)
- 図書館通り(長久手市)
- 御富士線(長久手市)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 図書館通り(杁ヶ池交差点 - 長湫仲田交差点)の上とはなみずき通りの地下にリニモを通す関係上、図書館通り(杁ヶ池交差点 - 長湫仲田交差点)とはなみずき通りを愛知県道に編入する必要があったため。それに伴い、グリーンロードの熊田交差点 - 杁ヶ池交差点が県道6号から当県道に変更され、図書館通り(杁ヶ池交差点 - 長湫仲田交差点)とはなみずき通りが県道6号に編入された。その結果、杁ヶ池交差点 - 長久手郵便局前交差点が当県道と県道6号の重複区間となった。
- ^ 当県道の星ヶ丘交差点より東も、沿線に店舗が多く立ち並ぶが、これらはロードサイド店舗としての性格が強い(特に名東区・長久手市方面)。
- ^ ただし名東区の国道302号(名古屋環状2号線)上社JCT交差点の前後は信号のある交差点(上社JCT、上社駅西)を回避するために陸橋(通称:上社陸橋[2])となっており、陸橋2車線+地平1車線(いずれも片側)になる。
- ^ ただし重複区間である長久手市の杁ヶ池交差点 - 長久手郵便局前交差点は含まない。なお、比較的短い間隔で並行しているため、名古屋市名東区照が丘や宝が丘、本郷では両方の県道が通っている。また長久手市作田(1・2丁目)、打越、久保山、城屋敷は、南北を本県道と県道6号に挟まれる形となっている。
- ^ 本郷交差点 - 姫若交差点は東名阪道(現・名二環)建設に伴い名古屋ICが改築された結果、本県道が少し北にずらされて歩道が狭くなったため。
- ^ 一例として、東名ハイウェイバスの名古屋IC - 名古屋駅までのルートは、途中の千種駅前まで当県道を通る(千種駅前 - 名古屋駅は、一本北の錦通を経由)。ただし静岡・東京方面行きは、笹島交差点 - 柳橋交差点も当県道を通る。また、新東名経由の直行便(新東名スーパーライナー)は、東京行に限り笹島交差点 - 柳橋交差点で当県道を通る。
- ^ モリコロパークやIKEAがあるのは県道6号力石名古屋線(グリーンロード)沿いで、イオンモール長久手はグリーンロード沿いではあるものの、当県道からも近い。
- ^ ただし名古屋市中心部 - 長久手市を東西に貫く大通りの総称として、長久手市の杁ヶ池交差点より東の県道6号も含め広小路通という名称が使われることもある[1]。
出典
[編集]- ^ “長湫中部土地区画整理に伴う住所変更について”. 長久手市. 2018年6月24日閲覧。
- ^ 上社陸橋の耐震補強工事が竣工致しました。
関連項目
[編集]- 愛知県の県道一覧
- 名古屋市電 - 本県道を通っていた路面電車
- 愛知高速交通東部丘陵線(リニモ) - 長久手市の杁ヶ池交差点 - 長久手郵便局前交差点で本県道上を通る。
- 名古屋市営地下鉄東山線 - 本県道の名古屋市内区間の大半で並行している。
- 西部警察 PART-II - 名古屋ロケで沿線にあるあさくま藤ヶ丘店(名東区照が丘)を爆破する時に、本県道を一時封鎖している(YouTubeで確認可能)。