小城駅
小城駅 | |
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駅舎(2017年12月) | |
おぎ Ogi | |
◄久保田 (5.1 km) (5.5 km) 東多久► | |
所在地 | 佐賀県小城市三日月町久米2083 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■唐津線 |
キロ程 | 5.1 km(久保田起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
924人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1903年(明治36年)12月14日[2] |
備考 | 業務委託駅[3][2] |
小城駅(おぎえき)は、佐賀県小城市三日月町久米にある、九州旅客鉄道(JR九州)唐津線の駅である。
歴史
[編集]九州鉄道が1903年(明治36年)12月14日に唐津線を開通させた際に開設された[4]。駅舎は開通当初のものが残されており[2]、地元の小城市では2013年度から2年間の計画で約3億2000万円を費やして改修工事を行った。駅前ロータリーの拡大や公衆トイレの設置、駅舎の改装などを実施し、2015年(平成27年)5月30日に完成記念式典が行われた[5][6]。
2015年に小城駅駅舎は「22世紀に残す佐賀県遺産」に認定[7]、および国登録有形文化財に登録された[8]。
年表
[編集]- 1903年(明治36年)12月14日:九州鉄道の駅として開設[4]。
- 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道が国有化、帝国鉄道庁に移管[9]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱廃止[9]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[9]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR九州の駅となる[9]。
- 2015年(平成27年)5月30日:駅舎改築工事完了[5]。
- 2020年(令和2年)3月14日:朝夕を除き駅係員を無配置とする[10]。
- 2021年(令和3年)4月15日:駅舎の一部を焼く火災が発生[11]。
- 2022年(令和4年)3月11日:きっぷうりばの営業終了[12]。
駅構造
[編集]単式ホーム2面2線を有する地上駅で、駅舎側からホーム・線路・ホーム・線路の順に並んでいる[4]。互いのホームは構内踏切で連絡している。開通当初からの木造駅舎が残っている[4]。
JR九州サービスサポートが駅業務を行う業務委託駅で[3][2]、自動券売機が設置されている[13]。
駅舎の前には高田保馬と与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌碑が設置されている[5]。また駅舎には中林梧竹揮毫による駅名額が掲げられている[5]。
2014年(平成26年)にかつてあった駅舎がリニューアルされ、それと同時に駅前も整備された。
2018年9月には佐賀県による「ピアノの駅」プロジェクトにより駅構内にアップライトピアノが設置された[14][15]
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■唐津線 | 上り | 佐賀方面 |
2 | 下り | 唐津・西唐津方面 |
利用状況
[編集]2020年度の1日平均乗車人員は919人である[16]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 961 |
2001年 | 942 |
2002年 | 956 |
2003年 | 971 |
2004年 | 994 |
2005年 | 999 |
2006年 | 1,012 |
2007年 | 1,004 |
2008年 | 1,034 |
2009年 | 1,017 |
2010年 | 1,034 |
2011年 | 1,041 |
2012年 | 1,054 |
2013年 | 1,068 |
2016年 | 1,053 |
2017年 | 1,029 |
2018年 | 1,054 |
2019年 | 1,050 |
2020年 | 919 |
駅周辺
[編集]「小城駅」を名乗るが、駅の住所は旧小城郡小城町域ではなく、小城町中心街の南端で旧小城郡三日月町側にある。
駅前から県道小城牛津線を約200メートル北上すると旧小城町域に入り、さらに約700メートル北上すると国道203号沿いの旧小城町中心市街地に行き着く。
県道小城牛津線を南下し三日月町域を過ぎると、国道207号と合流した佐賀県道48号佐賀外環状線の道を廻り、佐賀市久保田町を通り佐賀市内(県庁方面)へ行く。
- 村岡総本舗小城駅前店
- 小城公園 - 北西へ約300メートル
- 小城市民図書館小城館
- 小城市保健福祉センター
- 佐賀県立小城高等学校
- 小城市立小城中学校
- 小城市立桜岡小学校
- ゆめぷらっと小城(旧小城町役場) - 旧小城町中心市街地国道203号沿い
- 昭和バス小城発着所 - 旧小城町中心市街地国道203号沿い。佐賀・多久・唐津・牛津方面に運行する。
- 佐賀県農業協同組合佐城地区中央支所
- 清水の滝 - タクシーで約15分。
バス路線
[編集]- 昭和バス小城駅前バス停
- 小城発着所・牛津方面
- 小城町巡回バス - 3路線。いずれも駅前ではなく小城公園東口または小城市民図書館小城館(桜城館)に停車する。
撮影・ロケ
[編集]- 映画『男はつらいよ ぼくの伯父さん』(1989年公開)にて、寅さんが電話をするシーンの撮影に使用された[17]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 27号 長崎駅・佐世保駅・大村駅ほか75駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年2月17日、26頁。
- ^ a b c d “駅すてーしょん 小城(唐津線)”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1998年8月26日)
- ^ a b 唐津事業所 - JR九州サービスサポート.2021年11月29日閲覧
- ^ a b c d “唐津線でスキップ 小城”. 唐津線利活用・電化促進期成会. 2015年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月30日閲覧。
- ^ a b c d “レトロ感漂う駅舎に 小城駅がリニューアル”. 佐賀新聞 (2015年5月30日). 2015年5月30日閲覧。
- ^ “JR小城駅周辺整備事業”. 小城市 (2014年6月20日). 2015年5月30日閲覧。
- ^ “小城駅と馬場酒造、県遺産に”. 佐賀新聞. (2015年11月17日) 2015年11月18日閲覧。
- ^ 小城駅、国登録文化財に 鉄道建造物県内で初佐賀新聞 - 2015年11月21日
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、719頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “多良、多久駅を無人化 2020年3月、JR九州方針 小城駅、朝夕除きゼロに”. 佐賀新聞. (2019年12月20日). オリジナルの2019年12月21日時点におけるアーカイブ。 2021年4月17日閲覧。
- ^ “JR小城駅で火災、建物の一部焼く 15日深夜”. 佐賀新聞. (2021年4月16日). オリジナルの2021年4月17日時点におけるアーカイブ。 2021年4月18日閲覧。
- ^ “駅体制の見直しについて”. 九州旅客鉄道株式会社. 2021年12月23日閲覧。
- ^ 駅情報 - JR九州.2021年12月6日閲覧
- ^ 佐賀県内の駅にピアノを設置!「ピアノの駅」プロジェクトを始動します - 佐賀県ホームページ 2018年10月16日閲覧
- ^ 小城市:「ピアノの駅」プロジェクト - 小城市ホームページ 2018年10月16日閲覧
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年12月26日閲覧。
- ^ 『全国映画ドラマロケ地事典』p322 日外アソシエーツ編集(2011年)全国書誌番号:21946393
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 小城駅(駅情報) - 九州旅客鉄道