グランド・セフト・オートIV・ザ・ロスト・アンド・ダムド

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グランド・セフト・オートIV・ザ・ロスト・アンド・ダムド
Grand Theft Auto IV:The Lost and Damned
ジャンル クライムアクション
オープンワールド
アクションアドベンチャーゲーム
対応機種 Xbox 360
PlayStation 3
PC
開発元 ロックスター・ノース
運営元 アメリカ合衆国の旗 ロックスター・ゲームス
販売元 テイクツー・インタラクティブ
プロデューサー レスリー・ベンジーズ
ディレクター レスリー・ベンジーズ
プログラマー アダム・ファウラー
アーロン・ガットー
音楽 ダン・ハウザー
シリーズ グランド・セフト・オートシリーズ
人数 ストーリーモード:1人
マルチモード:2人-16人
メディア Xbox 360
Xbox Live Marketplaceでのダウンロード
運営開始日 Xbox 360
アメリカ合衆国の旗 2009年2月17日
PlayStation 3
2010年3月30日
使用ブロック数 多数
利用料金 有料DLC
対象年齢 ESRBM(17歳以上)
PEGI18
CEROZ(18才以上のみ対象)
BBFC:+18
USK18(18歳未満提供禁止)
OFLC(オーストラリア):MA15+
OFLC(ニュージランド):R18
コンテンツ
アイコン
暴力・犯罪
ダウンロード
コンテンツ
本作品がDLC
デバイス なし
エンジン ロックスター・アドバンスド・ゲーム・エンジン(略称:RAGE)
アスペクト比 変更可能
解像度 720p-1080p
サウンド 当該項目を参照
その他 GTAIVの一部である。
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『グランド・セフト・オートIV・ザ・ロスト・アンド・ダムド』(グランド・セフト・オートフォー・ザ・ロスト・アンド・ダムト英:Grand Theft Auto IV: The Lost and Damned、以下GTAIV:TLADと表記する)は、アメリカロックスター・ゲームス社(開発元はロックスター・ノース)から、Xbox 360ダウンロードコンテンツ(DLC)として、Xbox Liveによる配信が行われているオープンワールドクライムアクションゲームである。本作の物語の位置づけとしては、『グランド・セフト・オートIV(GTAIV)』の番外編に当たるが、『GTAIV』とはまったく違う目線のストーリーが展開される。

このDLCが収録された、一つの独立したゲームソフトとして『グランド・セフト・オート:エピソード・フロム・リバティーシティ』(Grand Theft Auto: Episodes From Liberty City、以下GTA:EFLC)が発売された。これを購入すれば、ユーザーは『TLAD』をプレイするために『GTAIV』のディスクは必要なくなった。

また『GTA:EFLC』と『TLAD』と共に収録されている『グランド・セフト・オート・ザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニー』(Grand Theft Auto: The Ballad of Gay Tony)もプレイできる。ただし『EFLC』の場合は『GTAIV』の本編はプレイできない[1]

概要[編集]

GTAIV:TLaDはGTAIVのストーリー内で何度かサブキャラクターとして登場した、リバティーシティバイカー集団「ザ・ロスト(The Lost)」の副総長であるジョニー・クレビッツを新たな主人公とするストーリーが展開される。

リバティーシティを本編と別な視点からプレイできたり[2]多数の追加車種、追加ラジオ・テレビ番組を利用できたりする。

舞台[編集]

DLCについて[編集]

このダウンロードコンテンツは第1弾で、同年に第2弾グランド・セフト・オート・ザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニーが配信されており、マイクロソフトはこの2つのダウンロードコンテンツに対し、合計でおよそ5000万ドル(約50億円)を支払っている[3]

価格は1600マイクロソフトポイント(約2400日本円)。

マイクロソフトはこのダウンロードコンテンツをXbox 360独占契約にするため、ロックスターゲームへ5千万ドルの契約金を支払っている。ただ噂としてマイクロソフトとの契約は6ヶ月期間であり、2010年3月30日にプレイステーション3へザ・ロスト・アンド・ダムドが配信された[4]。以前この噂に対してマイクロソフトは公式に本DLCの独占を保証するコメントをしている[5]

北米およびその他複数地域アカウントのXbox Liveによる配信が行われている。日本語版のグランド・セフト・オートIVは日本独立版であるため、多言語版のDLCに対応しておらず、そのため日本アカウントのXbox Liveではザ・ロスト・アンド・ダムドの配信はされていなかったが、テイクツー・インタラクティブ日本上陸第1弾ソフトとして『グランド・セフト・オート: エピソード・フロム・リバティーシティ』(Xbox 360/PS3用。同作と『TBoGT』の2本をまとめてスタンドアロン版としたもの)を2010年6月10日に発売。

また2011年6月23日には、日本で『IV』本編と『EFLC』をディスク1枚にまとめた『グランド・セフト・オートIV コンプリートエディション』を発売した(PS3/Xbox 360対応。Xbox 360版はディスク2枚での発売)。

サウンドトラック[編集]

マルチモード[編集]

●対戦人数は最大で16人(2~16人)

●基本的な操作やシステムは通常版と同じ(各種プレイモードを参照)

●プレイヤーモデルが通常版とは異なり、ギャング系やストリート系となっている

●新たな乗り物はそれぞれのゲームモードで乗車可能

●フリーモードで乗車できる車種の増加

●新たな武器が使用可能(追加武器)

●新たな建物やマップなどに出入り可能

●グラフィックの強化

●オブジェクト制限OFF

※マルチプレイで稼いだ金は、セーブしなければ保存されないので注意

ストーリー[編集]

オルダニーを根城とするバイカー集団「ザ・ロスト」のメンバーであるジョニー・クレビッツは、元々副総長であったが、リーダーのビリー・グレイ麻薬をめぐる抗争により捕まり、裁判の結果が出るまで刑務所に拘留されている間は一時期の総長として、ザ・ロストを率いていた。ジョニーは自分が総長でいる間は、ドラッグの取引で利益をあげるため、そして何よりザ・ロストのためにと思い、他のバイカー集団とは休戦し対立はなるべく起こさないようにしていた。

だが、その後ビリーが執行猶予ということで釈放され総長の地位に戻ってからは、前進のためには敵をせん滅するのみというビリー流の考えの元で、また対立を激化させてしまう。「デス・エンジェルズ(Angels of Death)」という敵のバイカー集団などを対処している間にも、リーダーシップと方向性の違いによるジョニーとビリーによる摩擦は激化していく。

幾つかの場面ではGTAIV本編とリンクしている場面があり、GTAIV本編の主人公ニコ・ベリックも登場している。

登場人物[編集]

追加内容[編集]

ジョニー・クレビッツが主人公のストーリー
新しいバイク(隠し含め16台)、新しい自動車(6台)
新しい武器
  • ビリヤードキュー
その名のとおりビリヤードに使われるキュー。『GTA:SA』にも登場している。
モデルはCz75[要出典]。フルオートで射撃可能なハンドガン。ただし、サブマシンガンなどと比べて集弾性や威力は低い。
短く切り詰められた水平2連ショットガン。こちらも『GTA:SA』にも登場している。
  • アサルト・ショットガン
モデルはRDI ストライカー12[要出典]ショットガンとしては異常な程の連射力を誇る。そのため、瞬間火力は全武器と比較してもトップクラスに入る性能。
モデルはH&K HK69[要出典]グレネードを発射する重火器。ただし、発射から爆発までタイムラグがあるため、移動する目標などには当て辛いという欠点がある。
鉄パイプで作られた爆弾手榴弾とは違い、投げたときに煙が出るのが特徴。
新しいラジオ・テレビ番組

関連項目[編集]

成人向けゲーム

残酷ゲーム

脚注・出典[編集]

  1. ^ Take-Two Interactive Software, Inc. Reports Second Quarter Fiscal 2009 Financial Results”. Take Two (2009年5月26日). 2009年5月27日閲覧。
  2. ^ 'Grand Theft Auto' yields road to the 'Lost and Damned'”. USA Today (2008年11月20日). 2008年11月20日閲覧。
  3. ^ Take-Two F2Q07 (Qtr End 4/30/07) Earnings Call Transcript”. SeekingAlpha (2007年6月11日). 2007年6月17日閲覧。
  4. ^ http://gs.inside-games.jp/news/187/18720.html Game*Speak 『GTA IV』のXbox 360独占DLC"The Lost and Damned"がPS3でも8月配信!?
  5. ^ http://www.gamespot.com/news/blogs/rumor-control/909119209/26878866/lost-and-damned-headed-to-ps3-in-august.html

外部リンク[編集]