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ウインフルブルーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウインフルブルーム
2015年京都金杯
欧字表記 Win Full Bloom[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2011年3月25日(13歳)[1]
抹消日 2017年12月22日[2]
スペシャルウィーク[1]
ハナノメガミ[1]
母の父 サクラユタカオー[1]
生国 日本の旗 日本北海道新冠町[2]
生産者 ビッグレッドファーム[1]
馬主 (株)ウイン[1]
調教師 宮本博栗東[1]
調教助手 小久保貴博[3]
競走成績
生涯成績 18戦5勝[1]
中央:17戦5勝
地方:1戦0勝
獲得賞金 1億8921万3000円[1]
勝ち鞍
GIII 京都金杯 2015年
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ウインフルブルーム(欧字名:Win Full Bloom2011年3月25日 - )は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2015年の京都金杯

馬名の意味は、冠名+満開。花が咲き誇る特別な一週間。父名、母名より連想[2]

経歴

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2歳(2013年)

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2013年8月18日、小倉競馬場5レースの2歳新馬戦(芝1800m)でデビューし勝利。次走のオープン特別・野路菊ステークスは惜しくもクビ差2着に敗れたが、11月30日の500万下・千両賞で2勝目を挙げた。12月15日、初の重賞・初のGI挑戦で朝日杯フューチュリティステークスに出走。好位でレースを進め、アジアエクスプレスから0.2秒差の3着に健闘した。

3歳(2014年)

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シーズン初戦となった1月12日のシンザン記念は逃げたミッキーアイルを捉えきれず、半馬身差の2着に惜敗した。3月22日の皐月賞トライアル・若葉ステークスは3番手から直線で抜け出しを図るが、後方から鋭く脚を伸ばしたアドマイヤデウスに交わされ、2戦連続の2着[4]

4月20日の皐月賞本番は単勝24.9倍の8番人気と伏兵扱いだったが、序盤にハナを切るとそのまま終盤まで逃げ粘り、最後はイスラボニータトゥザワールドには交わされたものの、3着に好走した。次走は5月10日のNHKマイルカップを予定していたが、馬主側の要望で6月1日の東京優駿に目標を変更[5]。しかしレース前々日の5月30日に左肩跛行を発症し、出走は取りやめになった[6]

復帰戦となった9月28日の神戸新聞杯は終盤に失速し13着惨敗に終わるが、次走のオープン特別・カシオペアステークスでオープン昇格後初、約1年ぶりの勝利を収めた。年末のチャレンジカップは8着に終わる。

4歳〜6歳(2015年〜2017年)

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4歳シーズンは1月4日の京都金杯より始動。序盤にハナに立つとそのまま後続勢の追撃を振り切り、念願の重賞初優勝を果たした[7]。ところがその後、左前種子骨の剥離骨折と繋靭帯炎を併発していることが判明[8]。結局、4歳シーズンは京都金杯の1戦のみで残りは全休した。

5歳となった2016年7月24日、福島テレビオープンでレースに復帰。約1年半ぶりの実戦を勝利で飾った。次走の小倉日経オープンは2着、久々の重賞出走となった10月9日の毎日王冠は7着に敗れた。

6歳シーズンは2月22日の小倉大賞典が初戦となる予定だったが、1月6日の入厩後に古傷の繋靭帯炎が再発、そのまま放牧に出された[9]。復帰戦となった9月10日の京成杯オータムハンデキャップと、初のダート挑戦となった次走のマイルチャンピオンシップ南部杯、芝に戻ったアンドロメダステークスはいずれも二桁順位の惨敗に終わる。12月17日のディセンバーステークス(6着)が現役ラストランとなり、同月22日付で競走馬登録を抹消され引退した[2]

引退後

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引退後は北海道恵庭市のすずらん乗馬クラブにて乗馬として繋養されている[10]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[1]、netkeiba.com[11]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2013.08.18 小倉 2歳新馬 芝1800m(良) 14 4 5 003.30(1人) 01着 R1:49.4(36.8) -0.6 0柴田大知 54 (ルファルシオン) 486
0000.09.14 阪神 野路菊S OP 芝1800m(良) 9 4 4 002.50(1人) 02着 R1:46.6(33.8) -0.0 0和田竜二 54 サンダラス 492
0000.11.30 阪神 千両賞 500万下 芝1600m(良) 12 3 3 004.90(2人) 01着 R1:33.9(34.2) -0.5 0和田竜二 55 アズマシャトル 494
0000.12.15 中山 朝日杯FS GI 芝1600m(良) 16 7 14 012.10(5人) 03着 R1:34.9(35.8) -0.2 0和田竜二 55 アジアエクスプレス 490
2014.01.12 京都 シンザン記念 GIII 芝1600m(良) 13 1 1 004.90(2人) 02着 R1:33.9(34.0) -0.1 0和田竜二 56 ミッキーアイル 494
0000.03.22 阪神 若葉S OP 芝2000m(良) 12 8 12 001.80(1人) 02着 02:01.6(35.9) -0.2 0柴田大知 56 アドマイヤデウス 490
0000.04.20 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 8 18 024.90(8人) 03着 01:59.9(35.6) -0.3 0柴田大知 57 イスラボニータ 488
0000.06.01 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 17 4 7 取消 0柴田大知 57 ワンアンドオンリー 計不
0000.09.28 阪神 神戸新聞杯 GII 芝2400m(良) 16 2 3 017.50(4人) 13着 R2:27.0(37.9) -2.6 0柴田大知 56 ワンアンドオンリー 488
0000.11.02 京都 カシオペアS OP 芝1800m(良) 15 4 7 003.00(1人) 01着 01:47.4(34.1) -0.1 0池添謙一 54 (アズマシャトル) 506
0000.12.13 阪神 チャレンジC GIII 芝1800m(良) 12 7 10 012.80(4人) 08着 01:46.8(36.1) -0.9 0国分恭介 55 トーセンスターダム 518
2015.01.04 京都 京都金杯 GIII 芝1600m(良) 18 2 4 007.10(5人) 01着 R1:32.8(34.0) -0.0 0池添謙一 55 エキストラエンド 516
2016.07.24 福島 福島テレビOP 芝1800m(良) 9 7 7 004.10(2人) 01着 R1:47.3(35.9) -0.2 0柴田大知 56 ココロノアイ 518
0000.08.28 小倉 小倉日経OP 芝1800m(重) 9 8 9 001.60(1人) 02着 R1:50.0(37.3) -0.0 0和田竜二 57 テイエムイナズマ 526
0000.10.09 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(稍) 12 8 11 010.60(6人) 07着 R1:47.6(35.2) -1.0 0柴田大知 56 ルージュバック 514
2017.09.10 中山 京成杯AH GIII 芝1600m(良) 15 4 7 026.1(10人) 13着 R1:33.1(35.9) -1.5 0松岡正海 57 グランシルク 518
0000.10.09 盛岡 マイルCS南部杯 JpnI ダ1600m(稍) 16 4 7 039.30(6人) 11着 R1:38.3(38.4) -3.4 0村上忍 57 コパノリッキー 525
0000.11.18 京都 アンドロメダS OP 芝2000m(重) 15 1 1 007.60(3人) 12着 R2:02.2(36.6) -0.8 0和田竜二 57 ブラックバゴ 526
0000.12.17 中山 ディセンバーS OP 芝1800m(良) 12 2 2 026.20(6人) 06着 R1:48.3(36.1) -0.5 0松岡正海 57 マイネルハニー 522

血統表

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ウインフルブルーム血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系

スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995
父の父
*サンデーサイレンス
青鹿毛 1986
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
キャンペンガール
鹿毛 1987
マルゼンスキー Nijinsky
*シル
レデイーシラオキ *セントクレスピン
ミスアシヤガワ

ハナノメガミ
栗毛 1994
サクラユタカオー
栗毛 1982
*テスコボーイ Princely Gift
Suncourt
アンジエリカ *ネヴァービート
スターハイネス
母の母
ダイナソシエ
鹿毛 1982
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
シヤダイアグリー *エルセンタウロ
グローブターフ
母系(F-No.) (FN:12-f) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×4 [§ 3]
出典
  1. ^ [12], [13]
  2. ^ [12], [13]
  3. ^ [12], [13]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n ウインフルブルーム”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年11月19日閲覧。
  2. ^ a b c d ウインフルブルームWin Full Bloom(JPN)”. 競走馬情報. 日本中央競馬会. 2022年11月19日閲覧。
  3. ^ 金髪少年ウインフルブルーム 新年は金杯から好スタートへ”. 競馬ラボ. 2022年11月26日閲覧。
  4. ^ 【若葉S】アドマイヤデウスが皐月賞切符獲得!”. サンスポZBAT!競馬 (2014年3月22日). 2022年11月19日閲覧。
  5. ^ 皐月賞3着馬ウインフルブルーム、ダービー目標に”. スポニチアネックス (2014年4月28日). 2022年11月19日閲覧。
  6. ^ ウインフルブルームが出走取り消し 競馬の日本ダービー”. 日本経済新聞 (2014年5月30日). 2022年11月19日閲覧。
  7. ^ 【京都金杯】金髪4歳馬ウインフルブルーム 待望の重賞初制覇!”. 競馬ラボ (2015年1月4日). 2022年11月19日閲覧。
  8. ^ 京都金杯を制したウインフルブルームが骨折、繋靭帯炎に”. 競馬ラボ (2015年4月4日). 2022年11月19日閲覧。
  9. ^ 【京成杯AH】栗東レポート〜ウインフルブルーム”. ラジオNIKKEI 競馬実況web (2017年9月6日). 2022年11月19日閲覧。
  10. ^ 約30頭の馬のデータ集”. すずらん乗馬クラブ. 2022年11月19日閲覧。
  11. ^ "ウインフルブルームの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年11月19日閲覧
  12. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ウインフルブルーム”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年11月19日閲覧。
  13. ^ a b c ウインフルブルームの血統表”. netkeiba.com. 2022年11月19日閲覧。

外部リンク

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