コンテンツにスキップ

青木光恵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Sweet Deliciousから転送)
青木 光恵(あおき みつえ)
生誕 (1969-02-24) 1969年2月24日(55歳)[1]
日本の旗 日本兵庫県[1]
国籍 日本
職業 漫画家
活動期間 1988年 -
ジャンル ストーリー漫画4コマ漫画
代表作 小梅ちゃんが行く!! シリーズ
女の子が好き♥ シリーズ
スウィート・デリシャス
公式サイト うさぱらーず
テンプレートを表示

青木 光恵(あおき みつえ、1969年2月24日[1] - )は、日本漫画家兵庫県尼崎市出身[1]夙川学院短期大学デザイン科卒[1]。一児(娘)の母。夫は小形克宏[1]

来歴

[編集]

1988年頃に、写真誌『Pink House』(KIYO出版)から『中華』にてデビュー。以降、一般情報誌・女性誌・4コマ誌・青年誌などに作品を発表する。1993年、当時雑誌編集者として活動していた小形克宏と結婚[2]

2000年代前半から慢性的な腱鞘炎などの持病などにより、時折連載を休載するなど仕事をセーブしていたが、近年は主に太田出版の『マンガ・エロティクス・エフ』や若い女性向けの雑誌である祥伝社の『フィールヤング』などに作品を発表していた。

2009年竹書房の4コマ漫画雑誌『まんがくらぶオリジナル』3月号から10月号に永森裕二原作の『幼獣マメシバ』を連載していたほか、一迅社コミック百合姫』7月発売号にて『プリンセス♥プリンセス』のゲスト掲載を経て10月号より新連載化された。また芳文社まんがタイムラブリー』にて10月号から12月号にかけて『青木くんの彼女』がゲスト掲載されていた。また『まんがくらぶオリジナル』にて『はなむら酒店』が2回のゲスト掲載を経て2010年5月発売分の7月号より新連載化された。

概要

[編集]

短編のギャグ漫画や4コマ作品、エッセイを多く執筆。近年はストーリー性のある軽妙なコメディ作品も多く執筆している。デビュー当時から「可愛い女の子」を描くのが得意な漫画家として知られ、特に『女の子が好き♥』の主人公などに代表されるようなグラマーな女性を多く描く。

太く柔らかい線で描かれたシンプルな絵柄が特徴。「可愛い女の子が大好き」「巨乳好き」「できるものなら女の子とセックスしてみたい。私バイかもしれん」ということをたびたび言明[3]しており、ガールズラブを題材にした作品も多数発表している。本人曰く「あまり萌えないので男の子を描くのは比較的苦手」とのこと。そのため、百合を苦手とする者からの抗議もあり、対応に困っている、と自身のHPの日記などで漏らしている。

デビュー当時の短編集「青木光恵のSelfish Comics」において既に現在の画風をほぼ完成させていた。代表作に『小梅ちゃんが行く!!』があるが、ここでは主人公が大阪人であることが強調されている。続編『小梅ちゃんが行く!!R』(この「R」は、Returnからきていて当時のアニメ『セーラームーンR』を意識したという説もある)で主人公が上京してからも、常に大阪人としてのアイデンティティが強調される。

西原理恵子と親しかったことがあり[4]、西原の無頼派エッセイ漫画に登場したことがある。他に内田春菊[2]寺島令子[5]とも交友があったことが複数の単行本への帯部分へのコメントやゲスト寄稿などがあることから見て取れる。また自身同人活動用ブログでは金澤尚子とも仲が良い旨が公表されている。

作品

[編集]
連載中
  • プリンセス♥プリンセス(コミック百合姫(一迅社))
  • 生きてりゃいいさ!(すくすくパラダイス(竹書房))
  • もてハピ!!ちょこる編(コミミニ(カラクリズム))※モテかわ☆ハピネスの1キャラであるちょこるを主人公としたスピンオフ作品。月1回携帯配信。
  • すまほのみつえちゃん(グリー運営サイト「アプリ☆プラザ Android」「アプリ☆プラザ iPhone」内で週2回配信)
過去

読み切り

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、ISBN 4-8169-1760-8、6頁
  2. ^ a b まんがライフオリジナル』2010年8月号 「私のおのぼり物語」青木光恵の項など参考。
  3. ^ 三和出版発行の『PHRYNE』2号に掲載された「Sweets」(女の子が好き♥1巻に改稿し収録)などの作品をはじめ多数の単行本のあとがきや穴埋め漫画などで言明している。
  4. ^ 恨ミシュラン』では一時西原宅に居候していたこともあった、と描かれている。また、西原の創作ネタとしての青木の設定を真に受け、信じてしまった雑誌記者が、父親が暴力団関係者なのは事実かと取材を依頼したことがあった。
  5. ^ 単行本『安田君とその妻君』P126 - 127 他

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]