Maxwell Render
開発元 | Next Limit Technologies |
---|---|
初版 | 2006年26日 |
最新版 |
4.1[1]
/ 2018年6月8日 |
対応OS |
Linux (x86-64上) Mac OS X (IA-32及びPowerPC上) Microsoft Windows (IA-32及びx86-64上) |
対応言語 | 英語 |
種別 | レイトレーサー |
ライセンス | プロプライエタリ 商用ソフトウェア |
公式サイト |
www |
Maxwell Renderはスペインのマドリード州にあるNext Limit Technologiesにより開発された不偏3Dレンダーエンジンである。この単体ソフトウェアは、映画、アニメーション及びVFX業界や、建築及び製品デザイン可視化で使用されている[2]。また、3D/CAD及びポストプロダクション向けアプリケーション用の様々なプラグインを提供している[3]。
概要
[編集]メトロポリス光輸送の変形物を基にした大域照明 (GI)アルゴリズムを利用するMaxwell Renderは、二年間の内部開発の後、2004年12月に初期アルファ版として公開された[4]。Next Limit Technologiesは2015年10月にMaxwell Render V3.2をリリースした[5]。
この物理的に正確なレンダリングエンジンは、元々アニメーション及びVFX用のツールとして使われていた。Maxwell RenderのトレードマークであるMultilight機能 (リアルタイムに光の強さと色を変更することが可能)は、フィーチャー映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」で使われていた[6]。
一般的機能
[編集]物理ベースの長点
- 正確さ
- 高度なレイトレーシング
- 物理的な空
- 高速なシーンのセットアップ
マルチライト FIRE: 高速なインタラクティブレンダリング
- ライティング、マテリアル、カメラ設定の調整時の即時フィードマック
マテリアル リアルなカメラモデル
- 実カメラのパラメータ: f-Stop、焦点距離、シャッター速度、ISO、フィルムサイズ、絞り羽根
メモリーを節約するインスタンス 正確な3Dモーションブラー 髪、芝および毛
- 多くの髪システムとの互換性: MayaのShave and a Haircut、Maya hair、3ds Maxのhair、CINEMAのhair、Ornatrix
ボリューメトリック パーティクルレンダリング
- RealFlowソフトウェアとの連携
- Maxwell Sea (海)
業界標準の対応
- Alembic
- ディープコンポジット
- PixarのOpenSubdiv
- Pythonスクリプト
ネットワークレンダリング ポストプロダクション
- ポストプロダクション用プラグイン
- チャンネル
- カスタムアルファ
他のソフトウェアとの相互関係
[編集]Maxwell Render for SketchUp[7] はMaxwell Renderの簡易版であり、SketchUpソフトウェアアプリケーションに完全に統合されている。ユーザーはカメラ、ライティング及び環境の設定が可能であり、SketchUpまたはMaxwellのMXMマテリアルを適用でき、画像ファイルをレンダリング及び保存できる。これはプロダクトデザイン、建築およびエンジニアリング可視化で広く使用される。
プラグイン
[編集]3Dアプリケーション用プラグイン
- Maya
- Rhinoceros 3D
- SketchUp
- Graphisoft ArchiCAD
- 3ds Max
- CINEMA 4D
- FormZ
廃止されたプラグイン
- Houdini[8][9]
- Blender (サードパーティー)[8][9]
- LightWave[8][9]
- solidThinking (サードパーティー)[8][9]
- Softimage[8][9]
- MODO[8][9]
- SolidWorks[8][9]
- iCad3D+[8][9]
- Revit[8][9]
バージョン履歴
[編集]2004 | Maxwell Render Alpha version |
2005 | Maxwell Render Beta version |
2006 | Maxwell Render 1.0
Maxwell Render 1.1 |
2007 | Maxwell Render 1.5
Maxwell Render 1.6 Maxwell Render 1.6.1 |
2008 | Maxwell Render 1.7 |
2009 | Maxwell Render 2.0 |
2011 | Maxwell Render Suite 2.6
Maxwell for Google SketchUp |
2012 | Maxwell Render 2.7
Maxwell Render Learning Edition Maxwell Render 2.6.1 |
2013 | Maxwell for SketchUp
Maxwell Render 3.0 |
2014 | Maxwell Render 3.0.1
Maxwell Render 3.0.1.1 beta |
2015 | Maxwell Render 3.1
Maxwell Render 3.1.0.2 Maxwell Render 3.2 |
関連項目
[編集]- レイトレーシング
- Indigo Renderer - 他の商用不偏レンダラー
- Kerkythea - 無料の不偏レンダラー
- LuxRender - オープンソースの不偏レンダラー
- Octane Render - 商用のGPU加速された不偏レンダラー
出典
[編集]- ^ http://www.nextlimit.com/blog/2017/06/14/maxwell-4-1/
- ^ http://www.maxwellrender.com/products/maxwell-render-suite
- ^ http://www.maxwellrender.com/index.php/products/maxwell-render-suite/plugins/
- ^ http://www.cgw.com/Publications/CGW/2010/Volume-33-Issue-2-Feb-2010-/Review-Next-Limit-s-Maxwell-Render.aspx
- ^ http://www.novedge.com/next-limit/products/2231/tab/3
- ^ http://blog.novedge.com/2015/07/10-things-you-didnt-know-about-maxwell-render-1.html
- ^ http://www.maxwellrender.com/products/maxwell_for_sketchup
- ^ a b c d e f g h i MAXWELL RENDER SUITE PLUGINS NextLimit
- ^ a b c d e f g h i Integrations NextLimit