LIFE!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
LIFE!
The Secret Life of Walter Mitty
Walter Mitty Logo.png
『LIFE!』(原題:The Secret Life of Walter Mitty)のロゴ
監督 ベン・スティラー
脚本 スティーブン・コンラッド
原作 ジェームズ・サーバー
「ウォルター・ミティの秘密の生活」
製作 スチュアート・コーンフェルド
サミュエル・ゴールドウィン, Jr.
ジョン・ゴールドウィン
ベン・スティラー
出演者 ベン・スティラー
クリステン・ウィグ
シャーリー・マクレーン
ショーン・ペン
音楽 シオドア・シャピロ
撮影 スチュアート・ドライバーグ
編集 グレッグ・ハイデン
製作会社 Samuel Goldwyn Films
Red Hour Films
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 2013年10月5日(ニューヨーク映画祭)
アメリカ合衆国の旗 2013年12月25日
日本の旗 2014年3月19日
上映時間 115分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $90,000,000
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $58,236,838[1]
世界の旗 $188,133,322[2]
日本の旗10.1億円[3]
テンプレートを表示

LIFE!』(ライフ、原題: The Secret Life of Walter Mitty)は、2013年アメリカ合衆国叙事詩的コメディドラマファンタジー映画。監督と主演はベン・スティラーが務めた[4][5]

この映画は1939年に発表されたジェームズ・サーバーの短編小説「ウォルター・ミティの秘密の生活」(The Secret Life of Walter Mitty)を原作とするダニー・ケイ主演映画『虹を掴む男[6](1947年公開)のリメイク作品である[7]。アメリカでは2013年12月25日に、日本では2014年3月19日に全世界で最も遅くの公開となる[8]

原作は非常に短い短編であり主人公の職業も特定されていないが、本作が出版界を舞台としているのは『虹を掴む男』を踏襲している。

DVD/ブルーレイの商品名は「LIFE!/ライフ」と表記される。

ストーリー[編集]

「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」というスローガンを掲げる伝統的フォトグラフ雑誌『LIFE』。

ウォルター(ベン・スティラー)は、『LIFE』編集部のネガフィルム管理部門で真面目に働きながらも、地味で平凡な人生を送る冴えない男。

想いを寄せている同僚のシェリル(クリステン・ウィグ)に直接声を掛ける勇気もなく、彼女がパートナー探しのウェブサイトに登録していることを知れば、自身も登録してみるものの、特徴的な体験談のひとつさえも書くことがない。しかしお得意の空想の世界では、時にアクションヒーロー、時に勇敢な冒険者となり、シェリルに対して情熱的な台詞を言うことも出来た。しかし所詮それは、空想の世界の出来事でしかなかった。

ある日出社したウォルターは、突然のライフ社事業再編と、それによるLIFE誌の廃刊を知らされる。同時に、事業再編を担当する新しいボス、テッド(アダム・スコット)がウォルターらの前に現れる。

LIFE誌を代表するフォト・ジャーナリストであり、冒険家のショーン(ショーン・ペン)は、いち早く事業再編による廃刊を知っており、ウォルターへの手紙と、LIFE誌のための最後の撮影フィルム、そしてウォルターのこれまでの仕事ぶりに感謝を込めた、「素晴らしい仕事に感謝」という言葉とLIFEのスローガンの入った革財布の贈り物を届けていた。

しかしショーンが「自身の最高傑作ゆえに、最終号の表紙に相応しい」と記す「25番目のフィルム」はそこにはなく、撮影フィルムから欠けていた。

テッドによる容赦ないリストラクチャリングが始まる。同時にテッドは、最終号の表紙を飾る予定の、25番目のフィルムの早急な提出をウォルターに求める。

25番目のフィルムの在処はショーンしか知らない、と悟ったウォルターは、映像が写っている残りのフィルムを元に、シェリルの協力も得て、ショーンの所在を推理するが、それはニューヨークから遠く離れた場所、グリーンランドであった。

気がつけばウォルターはオフィスを飛び出し、ショーンを見つけるべく、エア・グリーンランドヌーク行きの飛行機に飛び乗っていた。この瞬間からウォルターの、空想の世界ではない、現実の世界での冒険がはじまる。同時にこの旅は、彼自身の人生の転機、思いがけない人々との出会いの旅となるのであった。

写真の指の男の酔っぱらい操縦のヘリから船に乗り、今度はアイスランドに向かう。アメリカに戻るとネガがないといって解雇される。シェリルの家に息子のためのスケートボードを持って行けば「ダーリン」と呼ぶ男がいた。写真の一つが父の形見のピアノだと分かり、聞けばショーンが来てウォルターを誉めてて、行き先もWARLOCKSではなくWORLORDS(部族軍長)と分かる。空になった財布を捨て、アフガニスタンの高山に向かう。ユキヒョウを狙っているショーンを見つけるが、ネガはサプライズで財布に入れておいたといわれる。帰宅すると母が財布を拾っていてネガをLIFE社に届けることができた。シェリルと再会するが、在宅していたのは元夫ではなく、今も独身だと知らされる。LIFEの最終号には「これを作った人々に捧げる」と書かれていて、ネガを確認するウォルターの写真が使われていた。

キャスト[編集]

ウォルター・ミティ
演 - ベン・スティラー(日本語吹き替え:岡村隆史
本作の主人公。雑誌LIFE編集部に16年勤めるベテラン社員。42歳。
幼少期に父を失ってからは、一家の大黒柱役を担い、高齢にさしかかる母エドナと、
いつまでも幼さの残る妹オデッサの生活を支えながら、つましく地味に生きている。
職場での存在感も薄いが、仕事ぶりにおいてはショーンや部下からの信頼は厚い。
空想癖があり、どこに居ても、誰と一緒にいても、深い空想の世界に入り込んでしまうことがある。
幼い頃にスケートボードが得意で、大会で賞を受賞したこともある。そのテクニックは、今もさほど衰えている様子はない。
シェリル・メルホフ
演 - クリステン・ウィグ(日本語吹き替え:三石琴乃
雑誌LIFEの女性社員で、ウォルターの同僚。36歳。
ウォルターが密かに想いを寄せる相手。
ごく最近離婚し、シングルマザーとなって、スケートボードに夢中な12歳の息子を一人手で育てている。
LIFE社のスローガンに共感し、LIFE編集部へ転職してからまだ1ヶ月。
ショーン・オコンネル
演 - ショーン・ペン(日本語吹き替え:山路和弘
命を顧みない冒険家であり、フォトジャーナリスト。
デジタルワークフローが主流となった現代においても、銀塩フィルムカメラ NIKON F3 を愛用。
いつも世界中を飛び回っており、その所在は常に不明。携帯電話も所有しておらず、容易に連絡も取り合えない。
ウォルターとは電話で話したことはあるが、まだ面識はない。しかし、誠実で質の高い仕事ぶりから、ウォルターのことを高く評価している。
テッド・ヘンドリックス
演 - アダム・スコット(日本語吹き替え:花輪英司
ウォルターの新しいボス。
上層部からの命を受けて、LIFE事業再編の責任者として、ウォルターらの前に現れる。
LIFE最終号発売の統括責任を負っており、陣頭指揮を取りつつ、表紙を飾るショーンのフィルムNo.25を探す。
歴史ある雑誌の編集部を指揮するマネージャとしては、未熟な発言や行動が目に付くが、時に実直な一面も垣間見える。
エドナ・ミティ
演 - シャーリー・マクレーン(日本語吹き替え:沢田敏子
ウォルターの母。穏やで寛容な人柄。機転も利く。
夫の形見であるグランド・ピアノを大切にしている。
得意料理の一つは、とても美味しいオレンジのケーキ。
ウォルターのことを自慢の息子として、誇りに思っている。
オデッサ・ミティ
演 - キャスリン・ハーン(日本語吹き替え:鯨エマ
ウォルターの妹[9][10]
あどけない女性。大切な父の形見のピアノを路上に放置してきたり、すぐにウォルターと口喧嘩を始めるなど、短絡的でかっとなりやすい一面も持つ。
女優を夢見て、舞台のオーディションを受け続けている。
トッド・マハール
演 - パットン・オズワルト(日本語吹き替え:吉見一豊
パートナー探しのウェブサイト『eHarmony』の顧客サービス責任者。ロサンゼルス在住。
気のいい楽観主義者。
ウォルターからのシステムトラブルの電話を受けたあと、ウォルターのことを気に掛け、
本人に代わってプロフィールを書き上げようと、時折電話を掛けてくる。
好物はシナボン

刊連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ The Secret Life of Walter Mitty”. Box Office Mojo. 2014年8月3日閲覧。
  2. ^ The Secret Life of Walter Mitty”. 2014年8月3日閲覧。
  3. ^ 2015年記者発表資料(2014年度統計) (PDF)”. 日本映画製作者連盟 (2014年1月27日). 2014年1月27日閲覧。
  4. ^ Ben Stiller, At Tribeca, Talks 'Secret Life Of Walter Mitty': 'I Don't Sing & Dance'”. Huffingtonpost.com (2013年4月21日). 2013年5月5日閲覧。
  5. ^ Hammond, Pete. “CinemaCon: Fox Unveils Ben Stiller's 'Secret Life Of Walter Mitty' Which Could Be Oscar Bound”. Deadline.com. 2013年5月5日閲覧。
  6. ^ 『虹を掴む男』は邦題で、原題は原作と同じく『The Secret Life of Walter Mitty』。
  7. ^ Ben Stiller To Join ‘Secret Life of Walter Mitty’ Remake”. Screenrant.com. 2013年5月5日閲覧。
  8. ^ The Secret Life of Walter Mitty (2013) - Overview - MSN Movies”. Movies.msn.com (2013年4月18日). 2013年5月5日閲覧。
  9. ^ Arbeiter, Michael (2012年4月5日). “KATHRYN HAHN JOINS BEN STILLER, KRISTEN WIIG IN 'SECRET LIFE OF WALTER MITTY'”. Hollywood.com. 2013年10月8日閲覧。
  10. ^ Fleming, Jr., Mike (2012年4月4日). “Kathryn Hahn And Josh Charles Join ‘The Secret Life Of Walter Mitty'”. Deadline.com. PMC. 2013年10月8日閲覧。

外部サイト[編集]