CQ-10 (航空機)

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CQ-10 スノーグース

CQ-10 SnowGoose.jpg

CQ-10 スノーグース(SnowGoose,英語ハクガンの意)はカナダのMist Mobility Integrated Systems Technology(MMIST)社が輸送用に開発した無人航空機(UAV)である。すでにアメリカ軍で初期作戦能力(IOC)を獲得しており、15機がデリバリーされている。

概要[編集]

スノーグースはMMIST社製「シェルパ」パラフォイルGPS誘導輸送システムの技術を応用しており、最大で272kg(600lb)の弾薬など補給物資を地上の特殊部隊がいる場所にピンポイントで輸送することができる。

スノーグースはもともとリーフレット散布を目的に設計されていたが、燃料タンク、カーゴ、センサー、放送装置など6つのモジュラー式ベイが用意されており、それらを入れ替えることでさまざまな任務に対応できるようになっている。しかしパラフォイル式で飛行するため、地形や風の影響を諸に受けるため、任意の場所に物資を投下することが難しかった。

そこで、この問題の解決のためにスノーグースにメインローターを搭載したCQ-10Bが開発された。回転翼にしたためA型では着陸に最低300メートルほどの平地が必要だったが、垂直着陸になり、その必要はなくなった。物資もA型では高度30mでの落下から投下していたが、着陸後にコンテナから取り出す方法に変わり、より安全に輸送できるようになった。

バリエーション[編集]

CQ-10A
基本型。パラフォイルで飛行する。
CQ-10B
メインローターを搭載したモデル。VSTOL機となった。

スペック[編集]

建物の屋上に墜落したCQ-10
  • 全長:2.90m (9ft 6in)
  • 重量最大:満載635kg (1400 lb);:空虚270 kg (600 lb)
  • 最大積載量:272kg (600lb)
  • エンジン:Rotax 914ピストンエンジン; 81kW(110 hp)
  • 巡航速度:60mph
  • 航続距離:300km (160nm)(34kg(75lb)のペイロード搭載時)
  • 最高高度:5500m (18000ft)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]