国富町
くにとみちょう 国富町 | |||||
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本庄剣柄稲荷神社 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 宮崎県 | ||||
郡 | 東諸県郡 | ||||
市町村コード | 45382-0 | ||||
法人番号 | 1000020453820 | ||||
面積 |
130.63km2 | ||||
総人口 |
17,660人 [編集] (推計人口、2024年4月1日) | ||||
人口密度 | 135人/km2 | ||||
隣接自治体 | 宮崎市、西都市、東諸県郡綾町、児湯郡西米良村 | ||||
町の木 | カシ | ||||
町の花 | コスモス | ||||
国富町役場 | |||||
町長 | 中別府尚文 | ||||
所在地 |
〒880-1192 宮崎県国富町大字本庄4800番地 北緯31度59分26.3秒 東経131度19分24.6秒 / 北緯31.990639度 東経131.323500度座標: 北緯31度59分26.3秒 東経131度19分24.6秒 / 北緯31.990639度 東経131.323500度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
国富町(くにとみちょう)は、宮崎県中部に位置する町である。町役場の位置する本庄地区は江戸時代は天領で、本庄川を利用した水運による物資の集散地としてにぎわった。現在は農業と先端産業の町である。
地理
宮崎県の中央部、宮崎市の北西隣に位置する内陸地域で、北西から南東にかけて細長く延びた形の町域となっており、南側が中心部にあたる。中心部から東端部にかけては宮崎平野の一角を占めており、特に台地部が多い。一方、北西部は九州山地の一角を占めており、北西端は掃部岳(かもんだけ、1223m)の山頂[1]にあたり、周辺には標高1000mを越すところがある。町域南部を九州一の清流である本庄川(大淀川支流)が東西に流れている。
年平均気温は18度、平均降水量は2,569mm、日照時間は2,110時間。
- 湖沼: 籾木池
隣接している自治体
地名
- 旧本庄町
- 嵐田
- 須志田
- 竹田
- 田尻
- 本庄
- 宮王丸
- 向高
- 森永
- 旧木脇村
- 岩知野
- 木脇
- 三名
- 塚原
- 旧八代村
- 伊左生
- 深年
- 八代北俣
- 八代南俣
歴史
- 古墳時代 - 本庄古墳群(本庄・須志田)に代表される古墳群が点在していた。
- 安土桃山時代 - 豊臣秀吉の九州征伐(1587年)では弟・秀長が本庄の義門寺に陣を置いたとされる。
- 江戸時代 - 国富町域は延岡藩飛地→天領(本庄地区)、高鍋藩飛地(木脇地区)、薩摩藩高岡外城(八代地区)に大別された[2]。本庄が天領化されたのは1646年以降、遅くとも1688年[3]のことである(須志田のみは山陰・坪谷村一揆後)。
天領本庄の代表的な商家は和泉屋(日高家)である。和泉屋が農閑期に漉かせた和紙は19世紀から20世紀前半にかけての主産業となった。
近現代
- 1889年5月1日 - 町村制施行により、現在の町域にあたる東諸県郡本庄村・八代村・木脇村が発足。旧来の村(本庄・深年・宮王丸など)は大字となる。
- 1919年3月1日 - 本庄村が町制施行。本庄町となる。
- 1956年9月30日 - 本庄町・八代村が対等合併し、国富町が発足。
- 1957年3月31日 - 東諸県郡木脇村を編入。当時の総人口は県内の町では最大。
- 1975年6月10日 - 町の木と町の花を制定。
- 1981年5月8日 - 総人口が再び2万人を突破。
- 2001年1月29日 - 公式ウェブサイトを開設。
- 2001年3月31日 - 『国富町郷土史』を発刊。丁寧体で記述されている。
行政
- 町長:河野利美(2004年12月3日から 2期目)
- 町議会:議員定数13人
歴代町長
- 初代 - 篠原哲二(1956年10月28日-1960年10月27日)
- 第2代・第3代 - 川越虎雄(1960年10月28日-1966年9月15日)
- 第4代 - 村中田愛芳(1966年10月6日-1968年11月11日)
- 第5代-第10代 - 高山義輝(1968年12月3日-1992年12月2日)
- 第11代-第13代 - 上杉哲夫(1992年12月3日-2004年12月2日)
産業
- 主な産業
- 農業が中心で、葉タバコ・切干大根は全国1位。また、清流の本庄川を利用した先端産業も立地していて、プラズマディスプレイ工場であった日立プラズマディスプレイ(旧富士通日立プラズマディスプレイ)は昭和シェルソーラーが進出し、2011年に世界最大級のCIS系太陽電池工場に転換された。
地域
人口
2005年国勢調査に基づく
国富町(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
教育
4の小学校、3の中学校、1の高等学校が所在する。
小学校
2007年5月現在の児童数は1,204人。
町立
- 本庄小学校
- 森永小学校
- 八代小学校
- 北俣小学校(2009年3月閉校)
- 深年小学校(2009年3月閉校)
- 木脇小学校
中学校
2007年5月現在の生徒数は692人。
町立
高等学校
交通
空港
- 最寄り空港は宮崎空港。自家用車で約40分。
鉄道
- 鉄道路線なし。最寄り鉄道駅は宮崎駅。
道路
高速道路
県道
主要地方道
- 宮崎県道14号佐土原国富線 - 木脇を通る。
- 宮崎県道17号南俣宮崎線 - 本庄川の南岸を横断する。
- 宮崎県道24号高鍋高岡線 - 本庄を縦断する道路。旧高岡筋(薩摩街道)
- 宮崎県道26号宮崎須木線 - 木脇・本庄を通る幹線道路。本庄川の北岸を横断する。
- 宮崎県道40号都農綾線 - 八代を通る。
一般県道
- 宮崎県道351号木脇高岡線 - 本庄川区間が未開通。
- 宮崎県道355号旭村木脇線 - 八代と木脇を結ぶ
- 宮崎県道356号法ヶ岳本庄線 - 本庄から法華嶽薬師寺に至る。
- 宮崎県道361号綾法ヶ岳線 - 法華嶽薬師寺から綾町方面に向かう。
- 宮崎県道363号綾宮崎自転車道線 - 本庄川に沿うサイクリングロード。
バス路線
一般路線バス・コミュニティバス
- 宮崎交通
- 宮崎市 - 国富町 - 綾町
- 西都市 - 国富町
- 国富町内
- 国富町コミュニティバス ※無料にて運行
高速バス
すべて東九州自動車道上の国富バスストップに停車する。
- ひむか号(宮崎交通):国富バスストップ - 延岡市
- パシフィックライナー(宮崎交通・JR九州バス・大分バス・大分交通・亀の井バス):国富バスストップ - 大分市 - 別府市 ※JR九州バス・大分バス・大分交通・亀の井バスと共同運行の高速バス「パシフィックライナー」
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡・観光スポット
- 本庄剣柄稲荷神社
- 本庄古墳群(国の史跡) - 本庄の市街地に点在する。
- 八代城跡 - 伊東四十八城のひとつ。
- 万福寺 - 木造阿弥陀如来と両脇侍像が国の重要文化財に指定されている。
- 義門寺
- 大坪の一本桜
- 法華嶽薬師寺 - 日本三大薬師、薩摩藩の三薬師(他は米山薬師・門倉薬師)のひとつとされる。
- 法華嶽公園
祭事・催事
- 本庄稲荷神社夏祭り(8月) - 布団太鼓を起源とする「ヨイマカ」が御神輿のお供を務める。六日町伝統歌舞伎人形も夏祭りに合わせて展示。
- 全九州グラススキー大会(10月)
- 国富町総合町民祭(10月)
- 真冬のたなばた(12月)
著名な出身者
- 足利ぼん(イタガキ)
- 川越慎也(元地方競馬騎手)
- 川越達也(シェフ)
- 杉尾宗紀(NHKアナウンサー)
- 鈴里真帆(シンガーソングライター)
- 松尾昭彦(ミュージシャン)
- ヒダカマコト(イラストレーター)
- せんぎりチャンネル[4](YouTuber)[5]
脚注
関連項目
参考文献
- 国富町総務課『国富町勢要覧』 国富町、2006年。
- 国富町総務課『平成20年度 国富ものしり帳(町の概要・県内ランキング)』 国富町、2008年。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 国富町商工会
- ウィキトラベルには、国富町に関する旅行ガイドがあります。
- 国富町に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ