フュエルド・バイ・ラーメン
フュエルド・バイ・ラーメン Fueled by Ramen | |
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設立 | 1996年 |
設立者 | ジョン・ジャニック ビニー・フィオレロ |
販売元 | アトランティック・レコード・グループ ワーナー・ミュージック・グループ |
ジャンル | エモ ポップ・パンク スカ・パンク インディー・ロック ヒップホップ |
国 | アメリカ合衆国 |
本社所在地 | ニューヨーク |
公式サイト | www |
フュエルド・バイ・ラーメン(Fueled by Ramen)とは、アメリカ合衆国ニューヨークのレコードレーベル。エモ・ポップパンク系のバンドが多く所属する。ワーナー・ミュージック・グループ傘下のレーベルで、日本ではワーナーミュージック・ジャパンと提携しており、所属アーティスト数組を集めたイベント「FBR Night」を何度か開催している[1]。
来歴
1996年、レス・ザン・ジェイクのドラマービニー・フィオレロ(Vinnie Fiorello)と、ジョン・ジャニック(John Janick)により、フロリダ州ゲインズビルにて設立される[2]。その後1998年に本拠地をタンパに移動、2007年以降はニューヨークを拠点にしている。会社名のFueled by Ramenは和訳すると「ラーメンが燃料源」となるが、これはビニーがお金がなく、毎日ラーメンばかり食べていた事に由来する。アメリカではインスタントラーメンが缶詰食品などと並んで非常に安く購入できて、貧乏学生や貧困家庭などで親しまれて食べられるという文化から、その事をコミカルに社名として取り入れた。また会社のキャッチフレーズとして「NO FOOD. NO SLEEP. JUST RECORDS.(食わず、眠らず、レコード一筋)」を掲げ、「とにかく音楽一筋!貧乏でも、食べ物がなくても、睡眠時間が無くても、音楽を作るという事に没頭してレコード一筋!」という音楽に対する制作意欲と情熱を表明した[2]。
2005年5月、フォール・アウト・ボーイの2ndアルバム『フロム・アンダー・ザ・コーク・ツリー』が全米アルバムチャートで9位を獲得。収録曲「Sugar, We're Goin Down」が全米シングルチャートで8位、「Dance, Dance」が9位を記録し、グラミー賞最優秀新人賞にノミネートされた[3]。同年9月、パニック!アット・ザ・ディスコの1stアルバム『フィーバーは止まらない』が全米13位を獲得。収録曲「アイ・ライト・シンズ・ノット・トラジェディーズ」が全米で7位を記録する[4]。また、この年フォール・アウト・ボーイのピート・ウェンツが主催するディケイダンス・レコード(Decaydance Records)が傘下レーベルとしてスタート、後に独立している。
2006年、ジム・クラス・ヒーローズの3rdアルバム『As Cruel as School Children』から「Cupid's Chokehold feat. Patrick Stump」がHot100で4位を記録する[5]。同年6月、YouTube上に公式チャンネルを創設。(2019年現在同チャンネルの総再生回数は、115億回に達している。)同年12月、創業者のビニーが会社を離れ、その後は新たにレーベルおよび出版社ペーパー+プラスティック(Paper + Plastick)を設立している。
2007年2月、フォール・アウト・ボーイの3rdアルバム『インフィニティ・オン・ハイ』が全米1位を獲得。収録曲「This Ain't a Scene, It's an Arms Race」が全米で2位を記録した[3]。
2009年9月、パラモアの3rdアルバム『Brand New Eyes』が全米2位、全英1位を獲得する[6]。
2012年2月、ファンの2ndアルバム『サム・ナイツ 〜蒼い夜〜』が全米3位を獲得。リードシングル「We Are Young feat. Janelle Monáe」が米英など世界各国で1位を獲得、さらにシングル「Some Nights」も全米で3位を記録するなどし、グラミーで最優秀楽曲賞と最優秀新人賞を獲得した[7]。
主な所属アーティスト
- トゥエンティ・ワン・パイロッツ(Twenty One Pilots)
- コブラ・スターシップ(Cobra Starship)
- ファン(fun.)
- ジム・クラス・ヒーローズ(Gym Class Heroes)
- フォール・アウト・ボーイ(Fall Out Boy)
- パニック!アット・ザ・ディスコ(Panic! At The Disco)
- パラモア(Paramore)
- ローム(Rome)
- トラヴィー・マッコイ(Travie McCoy)
- アゲインスト・ザ・カレント(Against the Current)
- ONE OK ROCK(ONE OK ROCK)
- ア・デイ・トゥ・リメンバー (A Day to Remember)
- ナッシング・ノーホエア(Nothing,Nowhere)
過去に在籍していたアーティスト
- レス・ザン・ジェイク(Less Than Jake)
- ジ・アカデミー・イズ...(The Academy Is...)
- ザ・キャブ(The Cab)
- キュート・イズ・ワット・ウィ・エイム・フォー(Cute Is What We Aim For)
- フォール・アウト・ボーイ(Fall Out Boy)
- ヘイ・マンデー(Hey Monday)
- ザ・ハッシュ・サウンド(The Hush Sound)
- ジミー・イート・ワールド(Jimmy Eat World)
- パワースペース(Powerspace)
- ファントム・プラネット(Phantom Planet)
- ア・ロケット・トゥ・ザ・ムーン(A Rocket to the Moon)
- サブライム・ウィズ・ローム(Sublime With Rome)
- ザ・スウェラーズ (The Swellers)
- ディス・プロヴィデンス(This Providence)
- ヴァーサイマージ(VersaEmerge)
- イエローカード(Yellowcard)など
主なディスコグラフィー
- Fall Out Boy - From Under the Cork Tree(2005年)全米9位を記録、グラミー最優秀新人賞にノミネートされる[3]
- Panic! at the Disco - A Fever You Can't Sweat Out(2005年)全米13位を記録[4]
- "I Write Sins Not Tragedies" 全米7位を記録[4]
- Gym Class Heroes - "Cupid's Chokehold feat. Patrick Stump"(2006年)全米4位を記録[5]
- Fall Out Boy - Infinity on High(2007年)全米1位を記録[3]
- "This Ain't a Scene, It's an Arms Race" 全米2位を記録[3]
- Paramore - Riot!(2007年)米でプラチナディスクに認定される[6]
- Panic at the Disco - Pretty. Odd.(2008年)全米7位を記録[4]
- Paramore - Brand New Eyes(2009年)全米2位、全英1位を記録[6]
- Panic! at the Disco - Vices & Virtues(2011年)全米7位を記録[4]
- Gym Class Heroes - The Papercut Chronicles II(2011年)
- Fun. - Some Nights(2012年)全米3位を記録、グラミー最優秀新人賞を獲得[7]
- "We Are Young feat. Janelle Monáe" 世界各国で1位を記録、米で5×プラチナディスクに認定、グラミー最優秀楽曲賞を獲得[7]
- "Some Nights" 全米3位を記録、米で4×プラチナディスクに認定される[7]
- Twenty One Pilots - Vessel(2013年)Alternative Pressが年間ベストアルバム1位に選出[8]
- Paramore - Paramore(2013年)米英で1位を記録、Drowned in SoundやA.V. Clubなどが年間ベストアルバムの一つに選出[6][9]
- "Still Into You" 米でプラチナディスクに認定される[6]
- Fall Out Boy - Save Rock and Roll(2013年)全米1位を記録[3]
- Panic! at the Disco - Too Weird to Live, Too Rare to Die!(2013年)全米2位を記録[4]
脚注
- ^ “Fueled By Ramen Japan, MySpace.”. 2012年7月14日閲覧。
- ^ a b “Fueled By Ramen - About.”. 2013年10月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “Fall Out Boy - Chart history, Billboard.”. 2013年10月8日閲覧。
- ^ a b c d e f “Panic at the Disco - Chart history, Billboard.”. 2013年10月8日閲覧。
- ^ a b c d “Gym Class Heroes - Chart history, Billboard.”. 2013年10月8日閲覧。
- ^ a b c d e “Paramore, Awards, AllMusic.”. 2013年10月8日閲覧。
- ^ a b c d “Fun., Awards, AllMusic.”. 2013年10月8日閲覧。
- ^ “Alternative Press.”. 2013年12月19日閲覧。
- ^ “Paramore - Paramore - Reviews & Ratings.”. 2013年12月19日閲覧。