2009年のインド
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2009年のインドでは、2009年のインドに関する出来事について記述する。
概要
[編集]できごと
[編集]1月
[編集]2月
[編集]- 2月22日 - インドを舞台にした映画『スラムドッグ$ミリオネア』が、米アカデミー賞で作品賞など8部門を受賞。インド国内では、称賛の声があがる一方、宗教や貧困の描写などをめぐって、様々な議論を呼んだ[1][2]。
3月
[編集]4月
[編集]- 4月16日 - インド下院総選挙(定数545議席中の543議席)、第1回投票実施。インドは世界最大の有権者数約7億1,400万人を抱えており、テロ対策などの要員確保のため、投票は、4月16日(124議席)、23日(140議席。一部は22日に投票(1議席))、30日(107議席)、5月7日(85議席)、13日(86議席)の全5回に分けて実施した[3][4][5][6][7][8][9][10]。選挙は、宗教やカースト制度等の複雑な背景のもとに行われ、インド共産党毛沢東主義派による地雷や爆発物などを用いた選挙妨害や、違法な金品の授受が公然と行われる光景が見られた [11][12]。
- 4月21日 - インド準備銀行はリバースレポ金利を0.25%引き下げ3.25%にすると発表[13]。
5月
[編集]- 5月16日
- 5月22日 - 第2次マンモハン・シン内閣成立。閣僚の全容は28日に明らかになり、閣僚全33人中27人を国民会議派が占めた。総選挙の勝利に大きく貢献した名門ガンジー一族のラーフル・ガンディーは入閣を辞退した[17][18][19]。
6月
[編集]- 6月1日
- シン首相、ラッド豪首相と電話で会談し、最近、オーストラリア国内で頻発するインド人学生襲撃事件について、早期解決を要請した。犯人のほとんどが10代の少年で、インド人狙いの襲撃を「カレー・バッシング」と称していた。インド国内では「人種差別だ」として抗議デモなどの反発の動きが広がった[20][21][22]。
- インド中部マディヤ・プラデーシュ州と西部のラージャスターン州の州境に架かる橋で、バスが500フィート(約150メートル)の高さからチャンバル川に転落し、乗客ら35人が死亡、10人が負傷した。原因は、橋を渡る際に運転手がコントロールを失ったためと見られており、バスは橋のガードレールに激突し、そのままチャンバル川の河床の乾燥部に落下した。バスはドールプルを出発し、モレナに向かう途中だった[23][24]。
- 6月3日 - インド下院、メイラ・クマールをインド史上初の女性議長に選出。国民会議派に属するクマール議員は、インド社会最下層のダリット出身。野党のインド人民党も賛成した[25][26]。
7月
[編集]8月
9月
[編集]10月
[編集]11月
[編集]12月
[編集]脚注
- ^ “【アカデミー賞速報】作品賞は「スラムドッグ$ミリオネア」”. 産経新聞. (2009年2月23日)
- ^ “【アカデミー賞】スラム街描写に栄誉 映画大国・インドに複雑な思いも”. MSN産経ニュース. (2009年2月23日). オリジナルの2009年2月26日時点におけるアーカイブ。 2009年5月2日閲覧。
- ^ “GENERAL ELECTIONS - 2009 SCHEDULE OF ELECTIONS” (2009年3月2日). 2009年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月9日閲覧。
- ^ “4-5月にインドで総選挙 5回の分けて実施”. MSN産経ニュース. (2009年3月3日). オリジナルの2009年3月8日時点におけるアーカイブ。 2009年5月9日閲覧。
- ^ “貧困、物価、テロ争点 インド総選挙16日から投票”. 産経新聞. (2009年4月8日)
- ^ “インド総選挙の投票始まる 開票は5月16日”. MSN産経ニュース. (2009年4月16日). オリジナルの2009年4月30日時点におけるアーカイブ。 2009年5月9日閲覧。
- ^ “厳戒下で第2回投票 12州でインド総選挙”. MSN産経ニュース. (2009年4月23日). オリジナルの2009年5月17日時点におけるアーカイブ。 2009年5月9日閲覧。
- ^ “インド総選挙で3回目の投票”. MSN産経ニュース. (2009年4月30日). オリジナルの2009年5月17日時点におけるアーカイブ。 2009年5月9日閲覧。
- ^ “インド総選挙で4回目投票”. MSN産経ニュース. (2009年5月7日). オリジナルの2009年5月15日時点におけるアーカイブ。 2009年5月9日閲覧。
- ^ “会議派と与党連合リード インド総選挙 最終投票”. MSN産経ニュース. (2009年5月14日). オリジナルの2009年6月2日時点におけるアーカイブ。 2009年6月10日閲覧。
- ^ “インドで列車を一時占拠 毛派、選挙妨害が目的か”. MSN産経ニュース. (2009年4月22日). オリジナルの2009年5月1日時点におけるアーカイブ。 2009年5月9日閲覧。
- ^ “インド総選挙ルポ 日米とは異なる風景”. MSN産経ニュース. (2009年5月9日). オリジナルの2009年5月15日時点におけるアーカイブ。 2009年6月10日閲覧。
- ^ “インド中銀:0.25ポイントの利下げ、予想外-成長鈍化予想に対応”. Bloomberg. (2009年4月21日) 2022年10月30日閲覧。
- ^ “インド総選挙 与党連合が圧勝 シン首相続投へ”. MSN産経ニュース. (2009年5月16日). オリジナルの2009年5月22日時点におけるアーカイブ。 2009年6月11日閲覧。
- ^ “印下院選挙で議席確定 会議派206、人民党116”. 産経新聞. (2009年5月18日)
- ^ “【新型インフル】インドで初の感染確認”. MSN産経ニュース. (2009年5月16日). オリジナルの2009年5月20日時点におけるアーカイブ。 2009年6月11日閲覧。
- ^ “インド、第2次シン政権が発足”. MSN産経ニュース. (2009年5月22日). オリジナルの2009年5月31日時点におけるアーカイブ。 2009年6月11日閲覧。
- ^ “「強い首相」に変身 インドのシン首相”. MSN産経ニュース. (2009年5月22日). オリジナルの2009年5月25日時点におけるアーカイブ。 2009年6月11日閲覧。
- ^ “インド新内閣は国民会議派が主要ポストを独占”. 産経新聞. (2009年5月28日)
- ^ “'Race' attacks spark Indian rally” (英語). BBC. (2009年5月31日) 2022年10月30日閲覧。
- ^ “豪州で広がる「カレーバッシング」 対印関係に暗雲”. MSN産経ニュース. (2009年6月3日). オリジナルの2009年6月4日時点におけるアーカイブ。 2009年6月12日閲覧。
- ^ “カレー・バッシングは「人種差別」 反発強めるインド”. MSN産経ニュース. (2009年6月3日). オリジナルの2009年6月6日時点におけるアーカイブ。 2009年6月12日閲覧。
- ^ “35 killed in bus accident”. ザ・ヒンドゥー. (2009年6月2日). オリジナルの2012年9月4日時点におけるアーカイブ。 2009年6月12日閲覧。
- ^ “バスが川に転落35人死亡 インド”. 産経新聞. (2009年6月2日)
- ^ “インド初の女性議長誕生が確実に 最下層民出身”. MSN産経ニュース. (2009年6月2日). オリジナルの2009年6月5日時点におけるアーカイブ。 2009年6月12日閲覧。
- ^ “インド初の女性議長誕生 ダリット出身のクマール氏”. MSN産経ニュース. (2009年6月3日). オリジナルの2009年6月6日時点におけるアーカイブ。 2009年6月12日閲覧。