ラーフル・ガンディー

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ラーフル・ガンディー
राहुल गांधी
Rahul Gandhi
ラーフル・ガンディー
生年月日 (1970-06-19) 1970年6月19日(53歳)
出生地 インドの旗 インドニューデリー
所属政党 インド国民会議
サイン

インドの旗 連邦下院議員
選挙区 ケララ州ワヤナード選挙区(en:Wayanad Lok Sabha constituency
在任期間 2004年 -

その他の職歴
国民会議派総裁
2017年 - 2019年
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ラーフル・ガンディーヒンディー語:राहुल गांधी、英語:Rahul Gandhi、1970年6月19日 - )は、インド政治家インド国民会議所属。

家族[編集]

ラーフル・ガンディーは、初代インド首相ジャワハルラール・ネルーから連なるインド政治界きっての名門一族、ネルー・ガンディー家の出身である。母は国民会議派の元総裁ソニア・ガンディー、父は元インド首相で1991年に暗殺英語版されたラジーヴ・ガンディーである。また、祖母は同じく元インド首相で1984年暗殺英語版されたインディラ・ガンディーである。曾祖父が初代首相ネルー、さらにその一代前の高祖父モーティーラール・ネルーも有名な独立運動家であった。兄弟は2歳下の妹にプリヤンカ・ヴァドラがいる。現在未婚だが、大学時代に知り合ったコロンビア人のガールフレンドがいる[要出典]

学歴・経歴[編集]

ラーフル・ガンディー

少年時代デリーの学校へ通った後、デヘラードゥーンにある名門パブリックスクールであるドゥーン・スクール(父ラージーヴの母校でもある[1])へ入学する。

その後デリー大学の聖ステファン・カレッジに入学する。1年後、アメリカハーバード大学へ移り、そこで3年間在学した後に今度はフロリダ州のローリンズ・カレッジに移り、そこで1994年に文学士(B.A.)号を取得する。

その後にラーフルはケンブリッジ大学のトリニティー・カレッジにて開発経済学の分野で哲学修士(M.Phil.)号を取得した(このように2004年の総選挙中に自らが語っている。当時は偽名の「ラーフル・ヴィンチ」(Rahul Vinci)という名前で通っていたとメディアが報じている[2])。

その後ロンドンで経営戦略コンサルタント事務所でしばらく働き、2002年にインドに帰国してソフトウェア会社を始め、2003年に政界入りを決意するまでその仕事についていた。

政治家としての経歴[編集]

2003年より政界デビューが噂されるようになり、この頃から母ソニア・ガンディーとともに国民会議派の政治集会やその他の公式の場へ積極的に姿を現すようになった。同じ時期にパキスタンへも平和友好の目的(クリケットのインド対パキスタンの試合を観戦)ということで訪れている。2004年の連邦下院選挙に立候補し、かつて父ラジーヴも選挙で勝った地元アメーティー選挙区で当選する(なお、同選挙で国民会議派が大勝し与党の座に返り咲いた)。

政治キャリアはまだ浅くその政治手腕は未知数ながらも、その血筋から次代の国民会議派リーダーと目されており、インド国内および海外のメディアから注目を集めつつある[3][4]2007年には国民会議派の幹事長に選出されている[5]2013年には国民会議派の副総裁に選出されている。2017年には国民会議派の総裁に選出されている[6]

2014年の総選挙を控え、国民会議派内部から首相候補として提案する声もあったが、国民会議派の総裁であり母親でもあるソニア・ガンディーが拒否。首相候補から外れ、選挙の責任者として各地で活動するものの選挙自体は惨敗に終わった[7]

2019年の総選挙でも、国民会議派は惨敗に終わり、総裁を辞任した[8][9]

2023年3月、2019年の総選挙でのモディ―首相への名誉毀損で有罪判決を受け、議員資格を失った[10]。同年8月4日、最高裁判所はこの有罪判決の効力を一時停止する決定を下した。「公人として慎重に発言すべきだった」と指摘した一方、下級審が同罪の最高刑にあたる禁錮2年を言い渡した理由について十分な説明がなかったと判断した[11][12]。同月7日に議員資格が回復され、議員に復帰した[13][14]

日本との関係[編集]

2008年2月に訪日し、内閣総理大臣(当時)の安倍晋三との会談で経済連携協定(EPA)推進などが話し合われた。

脚注[編集]

  1. ^ "Indian Politician - Profile of Rajiv Gandhi". SearchIndia.com, Retrieved on December 7, 2008.
  2. ^ "Personal is Political - Restraint is the hallmark of Indian political discourse". The Telegraph India, May 7, 2004.
  3. ^ "Coalitions inevitable, admits AICC". The Tribune, Chandigarh, August 21, 2004.
  4. ^ "Will Manmohan Singh make a good Indian PM?". BBC News, May 26, 2004.
  5. ^ "Rahul Gandhi gets Congress post". BBC News, September 24, 2007. Retrieved on June 25.
  6. ^ “ガンジー家「御曹司」野党総裁に=19年総選挙で巻き返し狙う”. 時事ドットコム. (2017年12月24日). オリジナルの2017年12月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20171225043701/https://www.jiji.com/jc/article?k=2017122400221&g=int 2023年3月27日閲覧。 
  7. ^ 岩田智雄 (2014年5月10日). ““王朝”の凋落くっきり ネール・ガンジー家 インド総選挙惨敗”. MSN産経ニュース. オリジナルの2014年5月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140517062258/https://sankei.jp.msn.com/world/news/140517/asi14051700350003-n1.htm 2014年5月16日閲覧。 [リンク切れ]
  8. ^ ソニア・ガンディー女史、国民会議派暫定総裁に復帰
  9. ^ 馬場燃 (2019年7月5日). “インド最大野党のラフル・ガンジー総裁が辞任 総選挙敗北で”. 日本経済新聞. 2021年12月18日閲覧。
  10. ^ 真田嶺 (2023年3月24日). “モディ姓の「名誉毀損」、議員資格はく奪 名家のラフル・ガンジー氏”. 朝日新聞デジタル. https://www.asahi.com/articles/ASR3S75LQR3SUHBI02X.html 2023年3月27日閲覧。 
  11. ^ “インド最高裁、野党幹部の有罪判決の効力停止 議員資格回復へ”. 毎日新聞. (2023年8月5日). https://mainichi.jp/articles/20230804/k00/00m/030/349000c 2023年8月6日閲覧。 
  12. ^ “ガンジー氏、議員復帰に道 野党有力者、最高裁が判決停止―インド”. 時事通信. (2023年8月4日). https://www.jiji.com/amp/article?k=2023080401083 2023年8月6日閲覧。 
  13. ^ “インド野党ガンジー氏、議会が議員資格を回復”. ロイター. (2023年8月7日). https://jp.reuters.com/article/india-politics-gandhi-idJPKBN2ZI0DQ 2023年8月7日閲覧。 
  14. ^ “インド、ガンジー氏が議員復帰 野党有力者、総選挙出馬可能に”. 時事通信. (2023年8月7日). https://www.jiji.com/amp/article?k=2023080700697 2023年8月7日閲覧。 

外部リンク[編集]

先代
ソニア・ガンディー
国民会議派総裁
2017年 - 2019年
次代
ソニア・ガンディー(暫定)