鮫!鮫!鮫!

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鮫!鮫!鮫!
ジャンル 縦スクロールシューティング
対応機種 アーケード
開発元 東亜プラン
発売元
音楽 弓削雅稔
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 業務用基板(1.34メガバイト
稼働時期
  • 日本 1989年11月 (1989-11)
  • アメリカ合衆国 1990年
  • ヨーロッパ 1990年
デバイス 8方向レバー
3ボタン
CPU MC68000 (@ 10 MHz)
サウンド YM3812 (@ 3.5 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
縦モニター
320×240ピクセル
60.00Hz
パレット2048色
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鮫!鮫!鮫!』(さめ!さめ!さめ!)は、1989年東亜プランが稼働したアーケード版の縦スクロール型シューティングゲームで、同社の『飛翔鮫』(1987年)の続編にあたる作品となる。

日本国外では、『Fire Shark』(ファイヤー・シャーク)のタイトルで稼働された。

概要[ソースを編集]

8方向レバーとショットボタン、ボンバーボタンで自機を操作する。全10面・エンドレスループのゲームである。

アイテムによってショットの種類が切り替わり(後述)、ボンバーは押している間画面上方に直進し、離すと爆発し、爆心に近い敵にダメージを与えると同時に敵弾を打ち消す。

ゲーム内容[ソースを編集]

パワーアップアイテム[ソースを編集]

パワーアップアイテムは、特定の敵を破壊すると出現する。

スピードアップ[S]
自機のスピードが上昇する。3個取得すると最高速となる。同社の『達人』より最高速が遅いので、微調整がしやすくなっている。
パワーアップ[P]
3個集めるとショットが1段階パワーアップする。全3段階。
ミスをしてもパワーアップのストックは減らない。またパワーアップ最高でもストックゲージ3個分、つまり1段階のパワーアップが貯められるので復活が少し楽になる設計である。ストックゲージが一杯になるとウェポンチェンジアイテムが出る局面が増えるリスクもある。
ただし、パワーアップに伴い敵弾が速くなる、敵の弾の発射間隔が短くなる、自機と地上物(ただし、戦車・船といった雑魚クラスのみ)との距離がやや近くても弾を撃つようになる等何かと難易度が上がるため、最高段階のパワーアップを堪能するのは初心者には至難の業でプレイヤーを選ぶ要因の一つとも言える。
ボム[B]
ボムのストックが1発増える。10発分までストック可能。ステージクリアボーナスに大きく影響する。初期状態は3発所持。
ボーナス
稲妻の形をしたアイテムで、ボーナスボックスか赤い砲台を破壊すると出現。ステージクリアボーナスに影響する。なお、クリアボーナスは「ボーナス回収数×ボムストック数×1000点」で計算され、ボムのストックがない状態でクリアすると何個集めても0点(ノーボーナス)になる。ミスすると回収数がリセットされる。
1UP、2UP
自機が増える。1UPはオタケビ(中型機)を倒せばまれに出現し、2UPは自機がミスする事無くゼネラルポーター(アイテムキャリアー)を一定数倒し続けると出現する(自機がミスするとリセットされる)。

ウェポンチェンジアイテム[ソースを編集]

装備しているショットと同じ色のアイテムを取得してもパワーアップはしないが、ボーナス得点が加算される。

水色 - ワイドショット
自機の初期装備で、自機の前方に扇状にショットを放つ。パワーアップするとショット間の間隙が狭まる形でショット数が増える。最高段階もしくはそれに近いパワーアップの状態でかなり接近して攻撃をすると、ボス格の敵でさえもほぼ瞬時に撃破可能(ただし、撃墜されるリスクが大きく、経験や技能もしくは連射機能付を必要とする)。本作で最も扱いやすい装備だが、単発の攻撃力が低く、オタケビのように硬く近寄り難い敵が倒しにくいというのが唯一の欠点。
緑 - シャークビーム
自機の前方に螺旋状に交差しながら雑魚敵を貫通するビームを放つ。攻撃力が高いが前方の狭い範囲しか攻撃できず、画面上に発射されるビームの本数が少なくてボス格の敵にダメージを与えにくいので、上級者でさえも扱いづらい装備と言える。そのため、この色のアイテムが出現してるときは敵の攻撃を避けつつアイテムも避けることとなる。
赤 - スーパーファイヤー
ボタン押しっぱなしで発射したところから画面の端まで伸びる炎の柱。耐久力の高い敵(ただし、ボス格以外)も瞬時に屠れる。近くで当てても遠くで当ててもダメージが一定のため、上級者には物足りないが、初心者には比較的扱いやすい。最初は自機前方のみだが、最高段階もしくはその手前の段階までパワーアップすれば火の鳥が羽ばたくように動く炎が追加され、ほぼ全域をカバーできる。反面、敵弾が見難くなる欠点もある。

2人同時プレイバージョン[ソースを編集]

あまりにも難易度が高すぎた為に後日、難易度を低下した2人同時プレイバージョンもリリースされた。1人用バージョンとの違いとして、以下の点が挙げられる。

  • 全体的に難易度が低下している。
  • ゼネラルポーターやキミガヨ(1面ボス)をはじめ、一部の敵の弾の撃ち方が異なる。
  • 一部の砲台を破壊するとスピードアップアイテムが出現するようになっている。
  • 左右のスクロールが存在しない。この為、ジェニファー・コネリー(8面ボス)のようにスクロールアウトして砲台を消せず、結果として1人用より難易度が上がっている箇所も存在する。
  • ミスした場合はその場で復活になる。それによって出現したゼネラルポーターの数もリセットされずにそのままカウントされるので、1面からゼネラルポーターを撃墜し続ければ5面で確実に2UPアイテムが出現する。

海外版[ソースを編集]

海外ではロムスター社から『Fire Shark』のタイトルで発売された。日本国内では難易度の問題で短命に終わったが、海外ではかなりヒットしたと、雑誌『ゲーメスト』の東亜プラン特集のインタビューで明らかにされている。なお、海外版は2名同時プレイバージョンのみリリースされており、韓国ではドーヤン社から発売されている。

他機種版[ソースを編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 鮫!鮫!鮫!
  • 日本 1990年11月2日 (1990-11-02)
  • アメリカ合衆国 1990年
  • ヨーロッパ 1991年12月
メガドライブ 東亜プラン 4メガビットロムカセット[1]
  • 日本 T-40013
  • アメリカ合衆国 34016
  • ヨーロッパ T-34016
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メガドライブ版

東亜プラン自ら移植し、同社のメガドライブ参入第1弾でもある。移植度はグラフィックの簡略化やパターンが多少違うなどで高くはない。難易度が比較的低めとなっているので、上級者には物足りないが、同社のシューティングシリーズに初めて触れるには最適なものとなっている。個性的なテレビCMも製作されたが、CMが流れた回数は極めて少なかった。

またカネコX68000に移植する予定もあったがこちらは発売中止になっている。

評価[ソースを編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 31/40点 (MD)[2]
(シルバー殿堂)
メガドライブFAN 21.47/30点 (MD)[1]
メガドライブ大全 肯定的 (MD)[3]
受賞
媒体 受賞
第4回ゲーメスト大賞 ベストシューティング賞8位 (AC)[4]
年間ヒットゲーム34位 (AC)[4]
アーケード版

ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第4回ゲーメスト大賞」(1990年度)においてベストシューティング賞8位を獲得、他にも年間ヒットゲームで34位を獲得した[4]。また、1991年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「基本的には87年の飛翔鮫を踏襲しているが、ほぼすべての要素の難度が上がっている」と評されている[5]

メガドライブ版
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では6・8・9・8の合計31点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得した[2]
  • ゲーム誌『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.47点(満30点)となっている[1]。同雑誌1993年7月号特別付録の「メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」では、「難度の高さも同社のシューティングの魅力だが、EASY設定なら初心者でも楽しめる」と紹介されている[1]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.34 3.60 3.85 3.89 3.66 3.13 21.47
  • ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年太田出版)では、「原作のアーケード版は名前の通り鬼軍曹の難しさだったが、メガドラへの移植版である本作は、難易度が大きく下げられ、『東亜プラン入門』には持ってこいのフレンドリーな仕様になっていた」、「絶妙なバランスはもちろん、パッケージを飾る無精ひげの軍人も素晴らしい」と評している[3]

参考文献[ソースを編集]

  • メガドライブ・メガCD オールソフトカタログ(ソフトバンク刊)
  • メガドライブ版マニュアル
  • ゲーメスト 90年9月号(新声社刊)

脚注[ソースを編集]

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  1. ^ a b c d 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」、『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店1993年7月15日、 56頁。
  2. ^ a b 鮫!鮫!鮫!」 まとめ [メガドライブ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2016年1月30日閲覧。
  3. ^ a b 「Chapter 03 1990年」『メガドライブ大全(企画・編集:CONTINUE)』 太田出版2004年9月29日、51頁。ISBN 9784872338805
  4. ^ a b c 「ゲーメスト大賞11年史」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 18 - 19頁、 ISBN 9784881994290
  5. ^ 「ビデオゲーム フルリスト」、『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社1991年7月1日、 175 - 216頁、 ISBN 雑誌03660-7