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{{Infobox settlement
{{世界の市
|正式名称 =マルメ<!--必須-->
|official_name=マルメ
|native_name=Malmö
|公用語名称 ={{Lang|sw|Malmö}}<br/>{{flagicon|Sweden}}<br/> <!--必須-->
|motto = ''Mångfald, Möten, Möjligheter''<br />( ''多様性, 出会い, 可能性'')
|愛称 =
|image_skyline = Malmö collage.PNG
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|image_caption = 一番左上から右に向かって、[[ターニング・トルソ]]、[[マルメヒュース]]、[[グリフィン]]の彫像、[[クロンプリンセン]]と[[エーレスンド橋]]。
|画像 =Malmö collage.PNG
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|subdivision_type3 = 自治体
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|subdivision_name1 = [[スコーネ地方]]
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|leader_title = 市長
|経度度 =13 |経度分 =02 |経度秒 =0 |E(東経)及びW(西経) =E
|leader_name = {{仮リンク|イマール・レーポル|en|Ilmar Reepalu}}
|成立区分 =成立
|established_title3 = 都市の特許
|成立日 =13世紀
|established_date3 = 13世紀
|成立区分1 =
|area_footnotes =<ref name="SCBMunArea">{{cite web|url=http://www.scb.se/Statistik/MI/MI0802/2012A01/mi0802tab3.xls |title=Kommunarealer den 1 January 2012 ('&#39;'excel-file, in Swedish'&#39;') Municipalities in Sweden and their areas, as of 1 January 2012 - (Statistics Sweden) |date= |accessdate=2012-12-10}}</ref>
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|下位区分種類1 =[[スウェーデンの地方行政区画|地域]]
|population_footnotes =<ref name=scb>{{cite web |url=http://www.scb.se/Statistik/MI/MI0810/2010A01Z/01_Localities2010_land_area_pop_density_2005_2010.xls |title=Localities 2010, area, population and density in localities 2005 and 2010 and change in area and population |date=29 May 2012 |accessdate=不明|publisher=[[Statistics Sweden]] |archiveurl=http://www.webcitation.org/6Cyepq9RP |archivedate=17 December 2012 |deadurl=no}}</ref><ref name="scb.se">{{cite web|url=http://www.scb.se/Pages/TableAndChart____236124.aspx |title=Kvartal 1 2012 - Statistiska centralbyrån |publisher=Scb.se |date= |accessdate=2012-11-28|accessdate=不明}}</ref>
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|population_urban = 280,415 <!-- This is the official figure from Statistics Sweden (Statistiska centralbyrån). -->
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|総面積(平方キロ) =335.14
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|市街地面積(平方マイル) =
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|都市圏面積(平方マイル) =
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|標高(フィート) =
|人口の時点 =2012年3月
|人口に関する備考 =<ref>{{Cite web |url=http://www.malmo.se/Kommun--politik/Om-oss/Statistik-om-Malmo.html |accessdate=2011-01-25 |title=Statistik om Malmö |author=Malmö stad }}</ref>
|総人口 =303,873
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|都市圏人口密度(平方マイル) =
|等時帯 =[[中央ヨーロッパ時間]]
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|郵便番号の区分 =
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|公式ウェブサイト =http://www.malmo.se
|備考 =
}}
}}
[[ファイル:Turning Torso och Bo01 2.jpg|right|thumb|180px|[[サンティアゴ・カラトラヴァ]]による[[ターニング・トルソ]]]]
[[ファイル:Malmöhus slott 2.jpg|right|thumb|180px|15世紀に造られた城。19世紀には牢獄として使われた。現在は博物館になっている。]]
'''マルメ''' (Malmö) は、[[スウェーデン]]南部、[[スコーネ県]]([[スコーネ]])の最大都市。[[人口]]は約30万人でスウェーデンでは[[ストックホルム]]、[[イェーテボリ]]に次いで3番目に大きい[[都市]]。


'''マルメ'''({{lang-sv|Malmö}}, {{IPA-sv|ˈmalːˈmøː|-|sv-Malmö.ogg}})は[[スウェーデン]]最南部[[スコーネ地方]]にある都市で、人口は[[ストックホルム]]や[[ヨーテボリ]]に次いでスウェーデンでは3番目に多く[[スカンジナビア]]でも大都市の1つで、{{仮リンク|マルメ自治体|en|Malmö Municipality}}と[[スコーネ県]]の行政的な中心である。行政区域のほとんどは市街で8つの地区に分かれおり、2012年1月現在の人口は302,835人である。[[都市的地域]]の人口は2010年12月現在280,415人であった<ref name=scb>{{cite web |url=http://www.scb.se/Statistik/MI/MI0810/2010A01/Tatorternami0810tab1_4.xls |title=Tätorternas landareal, folkmängd och invånare per km<sup>2</sup> 2005 och 2010 |date=14 December 2011 |publisher=[[Statistics Sweden]] |language=Swedish |archiveurl=http://www.webcitation.org/64arqC15e |archivedate=10 January 2012 |deadurl=no |accessdate=10 January 2012|accessdate=不明}}</ref>。{{仮リンク|大マルメ|en|Greater Malmö}}はスウェーデンで3つの公式に認められた都市圏(''storstadsområden'')の1つで、2005年からマルメ市と他のスコーネ県南西部の11の自治体が定められている<ref name="SCBMetrArea">[http://web.archive.org/web/20061230171817/http://www.scb.se/Grupp/regionalt/rg0104/Storstadsomr.xls (Statistics Sweden) Storstadsområden ('''excel-file, in Swedish''')] Definitions of Metropolitan Areas in Sweden. Retrieved on 2008‑10‑12.</ref>。2012年3月31日現在、人口は664,000人であった<ref name="scb.se"/><ref>{{cite web|url=http://www.scb.se/Grupp/Hitta_statistik/Regional%20statistik/Indelningar/_Dokument/Storstadsomr.pdf |title=Metropolitan areas with municipalities |format=PDF |date= |accessdate=2012-12-10}}</ref>。都市圏は2522km²の範囲を占めている<ref name="SCBMunArea"/>。これらの自治体にはマルメ自治体を始めとして、{{仮リンク|ブーレーブ自治体|en|Burlöv Municipality}}、{{仮リンク|エースレーヴ自治体|en|Eslöv Municipality}}、{{仮リンク|ヘーエール自治体|en|Höör Municipality}}、{{仮リンク|シェーヴリンゲ自治体|en|Kävlinge Municipality}}、{{仮リンク|ロンマ自治体|en|Lomma Municipality}}、{{仮リンク|ルンド自治体|en|Lund Municipality}}、{{仮リンク|スクループ自治体|en|Skurup Municipality}}、{{仮リンク|スタッファンストルプ自治体|en|Staffanstorp Municipality}}、{{仮リンク|スヴェーダーラー自治体|en|Svedala Municipality}}、{{仮リンク|トレレボリ自治体|en|Trelleborg Municipality}}、{{仮リンク|ヴェッリンゲ自治体|en|Vellinge Municipality}}が含まれる。{{仮リンク|ブーレーヴ自治体|en|Burlöv Municipality}}は{{仮リンク|マルメ都市的地域|en|Malmö urban area}}(Malmö tätort)に含まれる。ルンド自治体の人口は10万人を超え、スカンジナビアの著名な大学である[[ルンド大学]]がありマルメと共に地域の経済や教育の中心である。
== 地理 ==

[[エーレスンド海峡]]を挟んで対岸は[[デンマーク]]の[[首都]][[コペンハーゲン]]。[[2000年]]に[[エーレスンド橋]]が完成しコペンハーゲンへのアクセスが大きく向上した。その他の交通機関として[[:en:Malmö Airport|マルメ空港]]が整備されているが、[[コペンハーゲン国際空港]]へも列車で40分程でアクセスできる。
マルメはスカンジナビアの街の中では一番最初に最も[[産業革命|産業化]]が進んだが、[[脱工業化社会|脱工業化]]ではその適応に苦しんだ。[[オーレスン・リンク]](オーレンス橋)が建設されて以来、マルメは大きな変化を遂げ印象的な建物の開発や、新しいバイオテクノロジーやIT企業を引きつけとくにマルメ大学によって学生を引きつけている。市街には多くの歴史的な建物や公園が含まれ、スコーネ地方西部の商業の中心も含まれる。マルメではここ数年、大学が設立され、街では教育や芸術、文化に焦点を当てようとしている。マルメはアメリカのオンラインマガジン{{仮リンク|グリスト|en|Grist (magazine)}}で「15の緑の都市」の中で2007年に4位にランクした<ref>{{cite web|author=by&nbsp;Grist |url=http://www.grist.org/article/cities3/ |title=15 Green Cities |publisher=Grist |date=2007-07-19 |accessdate=2011-09-15}}</ref>。

マルメは[[コペンハーゲン]]の都市圏や大都市圏の一部と考える動きがあり、[[エーレスンド海峡]]''Øresund''周辺の街で構成されていることから{{仮リンク|エーレスンド地域|en|Øresund Region}}({{lang-sv|Öresundsregionen}},{{lang-da|Øresundsregionen}})と呼ばれる。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
マルメは1275年に20km北東に離れたルンドの大主教の要塞化された[[埠頭]]や渡船場として創建されたと考えられている。それは何世紀にもわたってデンマーク第2の都市となり、もとの名称はマルムハウク''Malmhaug''で「砂利や小石の山」、「鉱石の丘」と言う意味であった。
港湾都市として中世より重要な役割を果たし、[[ハンザ同盟|ハンザ]][[商人]]などが往来した。[[1434年]]にマルムヒュース城が要塞として築かれた。[[16世紀]]に市長ヨルゲン・コックによりデンマーク最初の[[宗教改革]]が説かれた。[[17世紀]]半ばまではデンマーク領であったが、スウェーデン王[[カール10世 (スウェーデン王)|カール10世]]の時代の[[1658年]]に征服され、スウェーデン領となった。[[1914年]]と[[1938年]]に[[世界大戦]]における[[中立宣言|中立を宣言]]するために、[[北欧諸国]]の国王を招いて[[三国国王会議]]が行われた。
[[File:Malmö city 1580.png|thumb|left|ドイツの地図書による1580年のマルメ。マルメ城は左端で、教会の塔は聖ペトロ教会。]]


15世紀、マルメはデンマーク最大で最も人口が多い都市となり人口は約5,000人に達していた。[[エーレスンド海峡]]周辺では一番重要な街となり、ドイツの[[ハンザ同盟]]の都市と共に活気があったニシン漁の注目される市であった。その間、1437年に都市の紋章がデンマーク王[[エーリク7世 (デンマーク王)|エーリク7世]]により与えられた。紋章はエーリク自身の[[アージェント (紋章学)|アージェント]]に[[グリフォン]]と[[ギュールズ]]のポメラニアからの紋章を基礎としている。グリフォンの頭はマルメに与えられたが、結局スコーネ全体に広がった。
== 経済・文化 ==
[[港湾]]や[[工場]]地域が発展しており、[[コックムス]][[造船所]]があり、[[スウェーデン海軍]]の[[艦船]]などが造船されていた。また[[SAAB|サーブ]]社の工場もあった。近年、これらの重工業は縮小され、[[ハイテク]]産業への転換を計っている。
1434年、新しい城塞が街の南の砂浜に造られた。この城塞は今日では{{仮リンク|マルメヒュース|en|Malmö Castle}}''Malmöhus''として知られるが、16世紀半ばまでは今日の姿は表さなかった。いくつかの他の城塞も造られ、マルメはスウェーデンでは最も城塞化された都市であったが、現在ではマルメヒュースが残るだけである。[[ルーテル教会]]の教えは16世紀に広く行き渡り、マルメはスカンジナビアの都市の中では完全に改革された(1527-29年)最初の都市の1つであった。


17世紀、マルメやスコーネ地域([[スコーネ]]''Skåneland'')はスウェーデンの支配に入った。戦いはまだ終わっていなかったが、1677年6月に14,000のデンマークの軍勢がマルメを1ヶ月包囲したがそれを保持していたスウェーデン軍を攻略することは出来なかった。この出来事は、1658年に署名された{{仮リンク|ロスキレ条約|en|Treaty of Roskilde}}の後に起こっている。18世紀になる直前のマルメの人口は2,300人であった。しかしながら、[[カール12世 (スウェーデン王)|カール12世]]の戦争と[[ペスト|腺ペスト]]の流行によって人口は1727年には1,500人に減少した。18世紀後半に近代的な港が建設されるまで、人口はあまり増加しなかった。街の拡大が始まると、1800年には38,054人の住民を擁した<ref>[[Encyclopædia Britannica Eleventh Edition]] (1911), article Malmö</ref>。
[[家具]]、[[インテリア]]の北欧デザインの中心地の一つでもあり、中心街には家具店、インテリアショップ、「フォルムデザインセンター」などが点在している。


[[File:Sodergatan-1913.jpg|thumb|left|upright|1913年のマルメ]]
[[2005年]]8月には北欧で最も高い建造物である[[ターニング・トルソ]]が建設された。


1840年に[[コックムス]]の造船所が設立され、世界でも最大規模の造船所の1つになった。1856年から1864年の間に{{仮リンク|南部幹線鉄道|en|Southern Main Line}}''Södra stambanan''が建設され、大きな織物産業や機械産業など製造業の中心となることを可能にした。1870年にマルメは[[ノーショーピング]]を上回り、スウェーデンでは3番目に人口が多い都市になり1900年にマルメは60,000人の人口でその位置を固めた。マルメは20世紀前半を通して成長が続き、人口は1915年には10万人、1952年に20万人と急増した。
[[国際海事機関]](IMO)が設立した[[世界海事大学]](World Maritime University)がある。
1970年代半ばにスウェーデンでは景気後退に遭い、工業部門である造船や製造業ではとくに深刻でスコーネの多くの都市では高い失業率に至った。コックムスの造船所は最大の雇用主としてマルメのシンボルになっていたが、1986年に造船が終わると政治家や庶民の間では将来のマルメに対する安心が急に落ちた。これに加えて、多くの中間層は{{仮リンク|ヴェッリンゲ自治体|en|Vellinge Municipality}}や{{仮リンク|ロンマ自治体|en|Lomma Municipality}}、{{仮リンク|スタッファンストルプ自治体|en|Staffanstorp Municipality}}など周辺部の自治体の一戸建てに移り、郊外の[[上位中産階級|アッパーミドルクラス]]としてそれらを浮かび上がらせた。1985年、マルメは35,000人の人口を失い22万9,000人に低下した。


1990年代初期のスウェーデンの金融危機によってマルメの工業都市としての後退は悪化し、1990-95年の間に27,000の雇用が失われ経済は深刻な苦境に陥った。しかしながら、1994年に新しい市長である{{仮リンク|イマール・レーポル|en|Ilmar Reepalu}}下でマルメ市は文化と知識の中心として自らを再概念化し、1995年には底を打ち同年、大規模なエーレスンド橋プロジェクトの開始が明らかになった。新しい[[マルメ大学]]が1998年に以前のコックムスの波止場周辺に開設され、今では使われなくなった南-西部の港の更なる再開発が行われた。都市建築博覧会である{{仮リンク|Bo01|sv|Bo01}}が2001年に再開発エリアで開催され、建物やヴィラはミドルクラスや魅力的なウォーターフロントの眺望を目的とした新しいコアとなる市街を形成している。
== 人口動態 ==
[[2012年]][[3月]]現在の人口は30万3,873人<ref>http://www.scb.se/Pages/TableAndChart____236124.aspx</ref>で、スウェーデンの都市では3番目に多い。


1974年以来、マルメのランドマークであり街の製造業のシンボルであった{{仮リンク|コックムス・クレーン|en|Kockums Crane}}は、2002年に分解され韓国に移された。2005年にマルメではコンペで新しいランドマークであるスカンジナビア一高い[[ターニング・トルソ]]が完成した。一方で製造業を基盤とする都市の経済からの転換はマルメに成長を取り戻したが、それは主に裕福な層が既に多少の恩恵を受けていた。街の中心は[[ジェントリフィケーション]](都市において比較的貧困な層が多く住む停滞した地域)が存在し、アッパーミドルクラスは港の西側の再開発エリアに居住しており{{仮リンク|ミリオンプログラム|en|Million Programme}}(1960年代後半から1970年代前半にスウェーデン政府が進めた手頃な価格の住宅政策)の地区の住民はほとんど変わらなかった。マルメでは街の鋭い社会分断や高い失業率が残っている。
またマルメはスウェーデンで最も[[移民]]の割合が大きい都市で、人口の41%が非スウェーデン系の移民で占められており、そのうちの30%は国外生まれである<ref>{{cite web|url=http://malmo.se/download/18.6e1be7ef13514d6cfcc800030664/Malm%C3%B6bor+med+utl%C3%A4ndsk+bakgrund.pdf
政治家たちは2010年11月にマルメ市で「社会的に持続可能なマルメのための委員会」の設立を決め、特に弱くて不利な条件に置かれた人々のために、委員会活動では保健に関した不平等を減らすことやとくに恵まれない人々や弱者など全てのマルメ市民の生活状況の改善など根拠に基づく戦略を提案することになっている<ref>The commission for a socially sustainable Malmoe, http://www.malmo.se/Kommun--politik/Kommission-for-ett-socialt-hallbart-Malmo/Commission-for-a-Socially-Sustainable-Malmoe-in-English.html</ref>。
|title=Malmö stad - Malmöbor med utländsk bakgrund/Malmö city-Malmö born with foreign background |publisher=Malmö stad |date= |accessdate=2012年10月19日}}</ref>。主な移民の出身地は[[イラク]]など[[中東]]諸国や、[[ユーゴスラビア社会主義連邦共和国|旧ユーゴスラビア]]諸国、[[デンマーク]]など。


== ==
== 地理 ==
{{climate chart
*[[ウクシエ]]
| Malmö
*[[シルセベリ]]
|- 3 |2|49
*[[セントルム]]
|- 3|2|30
*[[西インネルスターデン]]
|- 1| 5 |40
*[[ヒューシエ]]
| 2| 10|38
*[[ヒュリエ]]
| 7|16|41
*[[フーシエ]]
|11|20|52
*[[南インネルスターデン]]
|13|21|61
*[[ルーセンゴルド]]
|12|21|58
*[[リムハムン・ブンケフルー]]
| 10 |17|59
| 7| 12|57
| 3| 7|61
|- 1| 4|58
| float = right
| clear = none
| source = World Weather Information Service<ref name="eather1" />}}


マルメはデンマークを含めた{{仮リンク|エーレスンド地域|en|Øresund Region}}の一部である。2000年から[[エーレスンド海峡]]を横断するオーレンス橋により、デンマークのコペンハーゲンと結ばれている。橋の開業が2000年7月1日で、橋と海底トンネルで構成されたオーレスン・リンクの長さは16km、橋の長さは8kmで斜塔は204.5mに達する。さらに北側の[[ヘルシンボリ]]とデンマークの[[ヘルシンゲル]]の間にはフェリー航路があるが、ほとんどの航路は橋の開通後に廃止されている。
== マルメ出身の人物 ==

=== 気候 ===
[[File:Vattentornet vid Pildammarna.jpg|thumb|left|{{仮リンク|ピルダムス公園|en|Pildammsparken}}と古い貯水塔]]

マルメは他のスウェーデン南部の地域のように[[海洋性気候]]である。マルメは北にある地域であるが、気候は同緯度や南側にある他の地域よりも穏やかであるがこれは[[メキシコ湾流]]の影響による。高緯度に位置していることから、真夏の日中の時間は17時間にもなるが冬は7時間である。夏は暖かく快適で平均最高気温は 20 - 21℃ 、最低気温は 11 - 13 ℃であるが、時折{{convert|25|°C|°F|abbr=on}}を超え夏の期間に熱波が来ることもある。冬期は比較的寒く気温は -3 - 4℃程度で、希に{{convert|-10|°C|°F|abbr=on}}以下になることもある。

1年に169日間程度は降水があり、年間を通じて少なく穏やかである。

{{Weather box
|location = マルメ
|metric first = Yes
|single line = Yes
|Jan high C = 2
|Feb high C = 2
|Mar high C = 5
|Apr high C = 10
|May high C = 16
|Jun high C = 20
|Jul high C = 21
|Aug high C = 21
|Sep high C = 17
|Oct high C = 12
|Nov high C = 7
|Dec high C = 4
|year high C = 11.4
|Jan low C = -3
|Feb low C = -3
|Mar low C = -1
|Apr low C = 2
|May low C = 7
|Jun low C = 11
|Jul low C = 13
|Aug low C = 12
|Sep low C = 10
|Oct low C = 7
|Nov low C = 3
|Dec low C = -1
|year low C = 4.8
|Jan precipitation mm = 49
|Feb precipitation mm = 30
|Mar precipitation mm = 40
|Apr precipitation mm = 38
|May precipitation mm = 41
|Jun precipitation mm = 52
|Jul precipitation mm = 61
|Aug precipitation mm = 58
|Sep precipitation mm = 59
|Oct precipitation mm = 57
|Nov precipitation mm = 61
|Dec precipitation mm = 58
|year precipitation mm = 604
|Jan precipitation days = 17
|Feb precipitation days = 13
|Mar precipitation days = 14
|Apr precipitation days = 12
|May precipitation days = 12
|Jun precipitation days = 12
|Jul precipitation days = 14
|Aug precipitation days = 13
|Sep precipitation days = 14
|Oct precipitation days = 15
|Nov precipitation days = 17
|Dec precipitation days = 16
|year precipitation days = 169
|source 1 = World Weather Information Service<ref name=eather1>{{cite web
| url =http://www.worldweather.org/096/c01041.htm | title =Weather Information for Malmö | accessdate = 16 September 2010
| publisher =World Weather Information Service | language = |date=July 2011}}</ref>
|date=August 2010
}}

==交通==
[[File:Oresund bridge.jpg|thumb|エーレスンド橋はマルメとコペンハーゲン、[[中央ヨーロッパ]]と[[スカンジナビア半島]]をデンマークを通り結んでいる。]]
=== 鉄道 ===
エーレスンド橋を渡る{{仮リンク|エーレスンドトレイン|en|Oresundtrain}}({{lang-sv|Öresundståg}}, {{lang-da|Øresundstog}})はラッシュ時には10分毎、それ以外は20分毎運行されマルメとデンマークのコペンハーゲンや[[コペンハーゲン国際空港]]を結んでいる。また、[[SJ2000]]や[[インターシティ]]などの都市間列車は[[ストックホルム]]や[[ヨーテボリ]]、[[カルマル市|カルマル]]、連絡橋を渡りコペンハーゲン国際空港にも停車する。2005年3月に{{仮リンク|シティ・トンネル|en|City Tunnel (Malmö)}}と呼ばれる新しい鉄道用トンネルの掘削が始まり、2010年12月4日に開業した。トンネルはマルメ中央駅の地下からトリアンゲルン''Triangeln''を通り{{仮リンク|ヒリー駅|en|Hyllie railway station}}へ続き、地上に出てエーレスンド橋とを結び効果的にマルメ中央駅をターミナル式の行き止まり駅から通過型の駅に変えた。
=== 空港 ===
コペンハーゲン国際空港に加えて、マルメにも[[マルメ空港]]があり今日では主に[[格安航空会社]](LCC)やチャーター便、スウェーデン国内の路線が就航している。

=== 道路 ===
高速道路網はエーレスンド橋と一体化しており{{仮リンク|E20号線|en|European route E20}}(E20)は橋を渡っている。{{仮リンク|E6号線|en|European route E6}}(E6)はスウェーデン西岸をマルメから[[ヨーテボリ]]を通りイエテボリ方面へ向かう。E6はさらに西海岸を進み[[バレンツ海]]を臨むノルウェーの街[[キルケネス]]に達する。[[E65号線]]は[[イースタッド]]方面へ通じ[[中央ヨーロッパ]]や[[バルカン半島]]を経由し[[ギリシャ]]の[[ハニア]]に達する。マルメには410kmの自転車道が整備され約40%の通勤通学に利用されている。

=== 港湾 ===
マルメには2つの工業港があり、そのうちの1つは今でも活発に使われ北欧最大の車の輸入港である<ref>{{cite web|url=http://www.cmport.com/ |title=CMP |publisher=Cmport.com |date=2010‑01‑15 |accessdate=2010‑02‑05}}</ref>。また、公共のリムハムンマリーナ''Limhamn Marina ''({{Coord|55|35|N|12|55|E}})と私営のラグネン'' Lagunen''の2つのマリーナあり両方とも限られた数のゲストドックを提供している。

== 行政 ==
[[File:Jorchr-Malmö rådhus.jpg|thumb|マルメ市庁舎]]
マルメ自治体はマルメ市<ref>全ての公式の文書ではマルメの街は他の少数のスウェーデンの自治体、特に[[ストックホルム]]や[[ヨーテボリ]]の2つの大都市と同様"Malmö stad"(マルメ市)と称されている。しかしながら、市(city)の用語はスウェーデンでは統治上用いられていない。</ref>とその周辺で構成され地理的に定義された行政単位である。
{{仮リンク|マルメ都市的地域|en|Malmö urban area}}''Malmö tätort''は自治体の市街を他の{{仮リンク|ブーレーヴ自治体|en|Burlöv Municipality}}の{{仮リンク|アレーヴ|en|Arlöv}}の町と構成している。両自治体にはまた{{仮リンク|オッキシア|en|Oxie}}や{{仮リンク|ウーカルプ|en|Åkarp}}のような小さな{{仮リンク|スウェーデンの都市的地域|en|Urban areas in Sweden}}や村落が含まれる。
''Malmö tätort'' はマルメ市''Malmö stad''からは区別され、準公式の名称である{{仮リンク|マルメ自治体|en|Malmö Municipality}}である。

==人口動態==
マルメは若い都市で、人口のほぼ半分(48%)は35歳以下である<ref>Stadskontoret, Folkmängd i Malmö, januari 2013. http://www.malmo.se/download/18.723670df13bb7e8db1bd812/Folkm%C3%A4ngd20130201.pdf.</ref> 。マルメはまたスカンジナビアではムスリムの人口比率が最高で人口の25%にあたる約75,000人はイスラム文化を背景としている<ref>http://www.cbn.com/CBNnews/556299.aspx</ref>。さらに、スウェーデンの中では移民を素地とする人々の割合が高く、人口の41%は外国を素地としており30%は外国生まれで11%はその親からスウェーデン国内で出生した人々である<ref name="Malmö stad">{{cite web|url=http://malmo.se/download/18.6e1be7ef13514d6cfcc800030664/Malm%C3%B6bor+med+utl%C3%A4ndsk+bakgrund.pdf
|title=Malmö stad - Malmöbor med utländsk bakgrund/Malmö city-Malmö born with foreign background |publisher=Malmö stad |date= |accessdate=2012‑03‑15}}</ref>。中東や東南アジア、以前のユーゴスラビア、デンマークなどが主な移民の出身地である<ref>{{cite web|url=http://www.ssd.scb.se/databaser/makro/SubTable.asp?yp=bergman&xu=scb&omradekod=BE&huvudtabell=UtlSvBakgTot&omradetext=Befolkning&tabelltext=Antal+personer+med+utl%E4ndsk+eller+svensk+bakgrund+efter+region%2C+civilst%E5nd%2C+%E5lder+och+k%F6n%2E+%C5r&preskat=O&prodid=BE0101&starttid=2002&stopptid=2006&Fromwhere=M&lang=1&langdb=1 |title=Statistik om Malmö |publisher=www.ssd.scb.se Search data for Malmö through the search bar.|accessdate=不明}}</ref><ref name="malmo.se">{{cite web|author=Necmi Incegül |url=http://www.malmo.se/Kommun--politik/Om-oss/Statistik-om-Malmo.html |title=Statistik om Malmö - Malmö stad |publisher=Malmo.se |date= |accessdate=2011-09-15}}</ref>。

1971年以降、マルメの人口は265,000人から1985年には229,000人に減少した<ref>[[Nationalencyklopedin]], Article ''Malmö''</ref>。

2010年12月のマルメの都市的地域の人口は280,415人であった<ref name=scb>{{cite web |url=http://www.scb.se/Statistik/MI/MI0810/2010A01/Tatorternami0810tab1_4.xls |title=Tätorternas landareal, folkmängd och invånare per km<sup>2</sup> 2005 och 2010 |date=14 December 2011 |publisher=[[Statistics Sweden]] |language=Swedish |archiveurl=http://www.webcitation.org/64arqC15e |archivedate=10 January 2012 |deadurl=no |accessdate=10 January 2012}}</ref>。人口は減少していたが以前の記録に達し、その後増加に転じ2003年1月の国勢調査では以前の記録を超え、265,481人であった<ref>{{cite web | url=http://www.malmo.se/faktaommalmopolitik/statistik/01befolkning/befolkningsprognosformalmo.4.33aee30d103b8f15916800028318.html |title=Befolkningsprognos för Malmö |language=se |accessdate=2007‑12‑29 |publisher=Malmö Stad}}</ref>。2011年4月27日にマルメの人口は300,000人に達している<ref>{{cite web|url=http://www.sydsvenskan.se/malmo/article1452296/Nu-ar-vi-over-300-000.html |title=Nu är vi över 300 000 - Malmö - Sydsvenskan - Nyheter dygnet runt |publisher=Sydsvenskan.se |date=2011-04-27 |accessdate=2011-09-15}}</ref>。

2009年現在、マルメはスウェーデンの自治体の中では4番目に外国出身者の割合が高い自治体である<ref>1: [[Haparanda Municipality]] (39%), 2: [[Botkyrka Municipality]] (36%) 4: [[Södertälje Municipality]] (30%), 3: Malmö Municipality (29%), 5: [[Burlöv Municipality]] (25%) {{sv icon}} [http://www.malmo.se/Kommun--politik/Om-oss/Statistik-om-Malmo/Utlandsk-bakgrund/Mangfald-i-Malmo/Mangfald-2009.html ''MALMÖBOR MED UTLÄNDSK BAKGRUND 1 jan 2009'']{{dead link|date=December 2012}}. All figures as of 2009.</ref>これに加えて、人口の14%は外国人である<ref>{{cite web|url=http://www.scb.se/Statistik/BE/BE0101/2012M02/Be0101KomJmfBef_2011_.xls |title=Population in Sweden December 2011 |date= |accessdate=2012-12-10}}</ref>。

移民の10大グループは国別で以下の通りである<ref name="http">{{cite web|url=http://malmo.se/download/18.6e1be7ef13514d6cfcc800030661/Malm%C3%B6bor+f%C3%B6dda+i+utlandet%2C+f%C3%B6delsel%C3%A4nder.pdf |title=Malmöbor födda i utlandet, 1 January 2011 |publisher=Malmö stad |date= |accessdate=2012‑03‑15}}</ref>。

# {{Flag icon|Iraq}} [[イラク]] (9,940)
# {{Flag icon|Denmark}} [[デンマーク]] (8,972)
# {{Flag icon|Serbia and Montenegro}} [[ユーゴスラビア]] ([[セルビア・モンテネグロ]]) (8,426)
# {{Flag icon|Poland}} [[ポーランド]] (7,053)
# {{Flag icon|ボスニア・ヘルツェゴビナ}} [[ボスニア・ヘルツェゴビナ]] (5,969)
# {{Flag icon|Lebanon}} [[レバノン]] (3,780)
# {{Flag icon|Iran}} [[イラン]] (3,375)
# {{Flag icon|Turkey}} [[トルコ]] (2,110)
# {{Flag icon|Hungary}} [[ハンガリー]] (2,038)
# {{Flag icon|Romania}} [[ルーマニア]] (2,014)

2011年には174カ国、150の言語がマルメでは見受けられる<ref>Malmö Snapshot Facts and figures on trade and industry in Malmö, Malmö stad, 2011.</ref>。

== 経済 ==
マルメの経済は伝統的には造船([[コックムス]])とコンクリート工場など建設に関連した工業である。地域の主要な大学はハイテクや製薬産業と関連し、北東に16km離れたルンドにある。その結果、マルメは1970年代半ばに続く問題を抱えた経済状況にあった。1990-1995年の間には27,000の雇用が失われ10億[[スウェーデン・クローナ]]を超える予算不足にあった。しかしながら、ここ数年では経済は回復してきている。主に経済に貢献している要素には、オーレンス橋によってもたらされたデンマークとの経済的な一体化にある。また、1998年に大学が設立や[[欧州連合]]への統合も経済にはいい影響となっている。2004年のマルメの賃金労働者の割合は63%で、他の都市は[[ストックホルム]]の74%、[[ヨーテボリ]]の71%であった<ref>City of Malmö website [http://www.malmo.se/faktaommalmopolitik/statistik/03naringslivarbetsmarknad/forvarvsintensitet.4.33aee30d103b8f15916800028512.html]{{dead link|date=December 2012}}, in turned based on material from [[Statistics Sweden]]</ref>。これは2007年にマルメがスウェーデンでは9番目に中間所得層が低いことに至っている<ref>{{cite web|url=http://www.svd.se/naringsliv/karriar/kommunerna-som-har-hogst-och-lagst-medelinkomst_7163235.svd|title=SVD Article|accessdate=不明}}</ref>。

2005年現在、マルメの大企業には以下の企業がある<ref>Source: City of Malmö website&nbsp;– [http://www.malmo.se/faktaommalmopolitik/statistik/03naringslivarbetsmarknad/malmosstorstaforetag.4.33aee30d103b8f15916800028497.html "Malmös största företag"]{{dead link|date=December 2012}}</ref>。

*{{仮リンク|スカンスカ|en|Skanska}}– 建設・都市開発: 3,025人
*ISS Facility Service AB– 病院サービス, 清掃, 他.: 1,725人
*{{仮リンク|E.ON スウェーデン|en|E.ON Sverige}}– 電力: 1,025人
*{{仮リンク|シズベンスカン|en|Sydsvenskan}}– 新聞社: 1,025人
*{{仮リンク|ポーゲン|en|Sydsvenskan}}– ベーカリー: 975人
*{{仮リンク|セアヴス|en|Seavus (company)}}– ソフトウェア開発: 515人

30社の企業はマルメに本社を移したのは比較的最近のことで、これにより2,300人の雇用が生み出された<ref>Malmö Snapshot Facts and figures on trade and industry in Malmö, Malmö stad.</ref>。マルメで創業する企業のレベルは高く、日に7社が創業している。2010年の企業数の更新は13.9%に達し、ストックホルムやヨーテボリを上回っている。交通や金融、ビジネスサービス、娯楽や余暇、建設はマルメで企業の利益が増している産業に含まれる<ref>Malmö Snapshot Facts and figures on trade and industry in Malmö, Malmö stad</ref>。

==教育==
マルメにはスウェーデンでは8番目に大きな高等教育機関で1998年に設立された[[マルメ大学]]があり、2011年現在1,500名のスタッフと24,000人の学生が在籍している。
これに加えて、1666年に設立されたルンド大学の教育機関の一部がマルメにある。

* マルメ芸術アカデミー (''Konsthögskolan i Malmö'')
* マルメ音楽アカデミー (''Musikhögskolan i Malmö'')
* マルメ演劇アカデミー (''Teaterhögskolan i Malmö'')
* 医学部はマルメ、ルンド両方にある。

国連の[[世界海事大学]]もまたマルメに位置している。海事大学(WMU)<ref>{{cite web|url=http://www.wmu.se |title=World Maritime University |publisher=Wmu.se |date= |accessdate=2009‑07‑08}}</ref>は国際海事機関(IMO)の下に運営される国連の独立専門機関である。

== 文化 ==
マルメの印象的な描写は映画監督[[ボー・ヴィーデルベリ]]の興味深いデビュー作である{{仮リンク|Kvarteret Korpen|en|Raven's End}}(1963)で大部分のショットはマルメのみすぼらしい韓国人労働者階級の地区でユーモアと愛情で、階級や世代間の緊張を描写している。この映画は1965年に[[アカデミー外国語映画賞]]にノミネートされた。

=== 演劇 ===
[[File:Malmö stadsteater 2.jpg|thumb|マルメオペラ]]
1944年に市内では最も長く続く文化的な中心の1つであるマルメ市立劇場(Malmö Stadsteater)が出来、[[レパートリー・シアター]]と舞台劇場の両方を兼ね備え、オペラ、ミュージカル、バレット、音楽リサイタル、演劇に関した試みなどが行われていた。1993年に演劇場(Dramatiska Teater)とマルメミュージックシアター(Malmö Musikteater)、スコーネダンスシアター(Skånes Dansteate)3つの部門に分けられ、それまでの名称も廃止された。
演劇場以外は所有権が[[リージョンスコーネ]]に移されたが、2006年にDramatiska Teaternは古い名称を保った。1950年代[[イングマール・ベルイマン]]は映画監督とマルメ市立劇場の最高舞台監督で、[[マックス・フォン・シドー]]や[[イングリッド・チューリン]]など多くの俳優が彼の映画を通じてスターダムに駆け上った。後の舞台監督には{{仮リンク|スタファン・ヴァルデマー·ホルム|en|Staffan Valdemar Holm}}や{{仮リンク|ヨーラン・スタンゲルツ|en|Göran Stangertz}}が含まれる<ref>{{cite web|url=http://www.malmostadsteater.se/om_malmo_stadsteater/om_oss |title=Malmö Stadsteater |accessdate=2 February 2010 |language=Swedish|accessdate=不明}}</ref> 。マルメミュージックシアターは[[マルメ歌劇場]]''Malmö Opera''に改称され、オペラやミュージカルなど新旧のものが公演され、1,511席を備えるスカンジナビアでは最大級の歌劇場の1つである<ref>{{cite web|url=http://www.malmoopera.se/d/1/inenglish |title=Malmö Opera och Musikteater |accessdate=2 February 2010}}{{dead link|date=December 2012}}</ref>。スコーネダンスシアターは現代の舞踏のレパートリーを公演し、スウェーデンや国際的な振り付け師が活躍しておりマルメ港にある<ref>{{cite web|url=http://www.skanesdansteater.se/en-GB/Page/content/74/About-us.aspx |title=About us {{!}} Skånes Dansteater |accessdate=2 February 2010}}</ref>。1970年代以来、マルメには多様で様変わりする独立した演劇グループやいくつかの演劇や音楽の団体がある。豊かなロックやダンス、[[ダブ]]の文化があり、1960年代には[[ローリング・ストーンズ]]が''Klubb Bongo''で演奏し、近年では[[モリッシー]]、[[ニック・ケイヴ]]、[[B.B.キング]]、[[パット・メセニー]]のようなスターが繰り返し訪れている。

===美術館===
2009年12月26日に古い{{仮リンク|ローセウム|en|Rooseum}}(Rooseum、現代美術センター。2006年に一時閉鎖。)の建物に[[ストックホルム近代美術館]]が分館として新たに近代美術館を開館させた。近代美術館の収蔵品の中には取り分け[[マルセル・デュシャン]]や[[ルイーズ・ブルジョワ]]、[[パブロ・ピカソ]]、[[ニキ・ド・サンファル]]、[[サルバドール・ダリ]]、{{仮リンク|キャロリー・シュニーマン|en|Carolee Schneemann}}、[[アンリ・マティス]]、[[ロバート・ラウシェンバーグ]]の主要な作品がある<ref>{{cite web|url=http://www.malmo.se/Medborgare/Kultur--noje/Konst--design/Moderna-Museet-Malmo.html |title=Malmö stad&nbsp;— Moderna Museet Malmö |language=Swedish |accessdate=2 February 2010}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.modernamuseet.se/Samlingen/ |title=Samlingen&nbsp;— Moderna Museet |language=Swedish |accessdate=2 February 2010}}</ref>。{{仮リンク|マルメ市立美術館|en|Malmö Konsthall}}はヨーロッパ最大級の現代美術の展示施設で1975年に開館している<ref>{{cite web
|url=http://www.konsthall.malmo.se/o.o.i.s/2754
|title=About Malmö Konsthall
|publisher=Malmö Konsthall
|accessdate=2011-05-22}}</ref>。

===建築物 ===
[[File:St Petri church in Malmö.jpg|thumb|right|聖ペトロ教会]]
[[File:Malmö synagoga 2.jpg|thumb|right|アール・ヌーボー様式のマルメ・シナゴーグ。]]
マルメで一番古い建物は、{{仮リンク|聖ペトロ教会|en|St Petri, Malmö}}で、14世紀初期にバルト・ブリック・ゴシック様式でおそらく[[リューベック]]にある{{仮リンク|リューベック聖母教会|en|St. Mary's Church, Lübeck}}の後に建てられた。教会には[[身廊]]と2つの側廊、[[翼廊]]、塔で構成されている。外部は側廊や回廊の上に渡っている[[控え壁]]のアーチが特徴付けている。塔は15世紀に2度落ちており、現在見られるのは1890年のものである<ref>{{cite web|url=http://www.svenskakyrkan.se/default.aspx?di=88936&ptid=0 |title=Svenska kyrkan&nbsp;— Malmö S:t Petri församling&nbsp;— S:t Petri kyrka&nbsp;— Malmös katedral |language=Swedish |accessdate=2 February 2010}}</ref>。
他の古い建築物には ''Tunneln'' {{convert|300|m|sigfig=1}}があり聖ペトロ教会の西にあり、1300年頃に遡る。マルメの後退は何世紀か続き、それに続く拡大は19世紀半ばでモダンな石とレンガの街へと至った。拡大は20世紀に入ってからも続き、多くの[[アール・ヌーヴォー]]の建物が見ることが出来るようになりその中には{{仮リンク|マルメシナゴーグ|en|Malmö synagogue}}も含まれる。マルメでは1930年代の[[機能主義 (建築)|機能主義]]による近代的な
共同住宅建築の影響は比較的遅かった。1965年頃にスウェーデン政府はいわゆる{{仮リンク|ミリオンプログラム|en|Million Programme}}に着手し、スウェーデンの主要都市の郊外に手頃な価格の住宅を提供しようとした。

近年では大胆でより多文化的な建築物を見ることが出来る。{{仮リンク|ヴェストラ・ハムネン|en|Västra Hamnen}}地区は市中心部の北側の港のように産業化されていた。市街地からは離れた場所であったが、2001年に高級住宅地区として再開発が始まった。500戸はとてもユニークで創意に富んでおり、ほとんどは{{仮リンク|Bo01|sv|Bo01}}の展示会施設であった<ref>{{cite web|url=http://www.malmo.se/English/Sustainable-City-Development/Bo01---Western-Harbour.html|title=Western Harbour/Bo01|author=City of Malmö website|accessdate=不明}}</ref> 。展示会には主にエネルギーの面での自給自足出来る住宅の開発、大幅にリンの排出量を減少させる2つの主な目的があった。新しい建物には[[ターニング・トルソ]]も含まれ壮観な捻れの摩天楼は {{convert|190|m}} の高さがありほとんどは住宅として使われている。この建物はすぐにマルメのランドマークになった<ref>''Arkitekterna som formade Malmö'', Tyke Tykesson (1996), ISBN 91-7203-113-1</ref><ref>Web site ''Malmö Arkitekturhistoria'' [http://www2.malmo.stadsbibliotek.org/nivelo/normal.po?sida=1210 Arkitekturhistoria], a brief compilation made by [[Malmö Public Library]] website. Accessed 19/05 -06. Has a substantial reference section. {{sv icon}}</ref>。

=== 他の見どころ===
リバースボルク''Ribersborg''のビーチは地元ではリバン''Ribban''と呼ばれ<ref>{{cite web|url=http://www.malmo.se/Medborgare/Idrott--fritid/Bad/Strandliv/Ribersborgsstranden.html|title=Strandliv: Ribersborgsstranden|author=City of Malmö website|language=Swedish|accessdate=不明}}</ref>、港湾地区の南西に位置し人工の浅瀬のビーチでマルメの沿岸部に沿って延びている。マルメは寒い気候であるが、時折「マルメの[[コパカバーナ (リオデジャネイロ市)|コパカバーナ]]」と呼ばれることもある<ref>{{cite web|url=http://www.malmo.se/Medborgare/Kultur--noje/Arkiv--historia/Kulturarv-Malmo/P-S/Ribersborgsstranden.html|title=Kulturarv: Ribersborgsstranden|author=City of Malmö website|language=Swedish|accessdate=不明}}</ref>。ビーチには1890年代に{{仮リンク|リバースボルク野外浴場|en|Ribersborgs open-air bath}}が開かれた。港の西側には長い遊歩道 ''Scaniaparken'' 、 ''Daniaparken''があり、マルメの人々のための新しい夏の溜まり場や海水浴の場所になっている<ref>{{cite web|url=http://www.malmo.se/Medborgare/Idrott--fritid/Bad/Strandliv/Scaniabadet-Vastra-hamnen.html|title=Strandliv: Scaniabadet|author=City of Malmö website|language=Swedish|accessdate=不明}}</ref> 。

===イベント===
1914年に{{仮リンク|バルト博覧会|en|Baltic Exhibition}}が開催され、博覧会ではスウェーデンやデンマーク、ドイツ、ロシアの産業や芸術、工芸で構成されていた。
毎年8月の第3週にはマルメフェスティバル''Malmöfestivalen''が開催され、マルメの通りには様々な種類の料理やイベントとで満たされる。{{仮リンク|マルメ青少年国際映画祭|en|BUFF (Malmö Film Festival)}}(BUFF)は毎年3月に開催されている。
1992年にはマルメでは前年にイタリアのローマで開催された[[ユーロビジョン・ソング・コンテスト1991]]で、[[カローラ・ヘグクヴィスト]]が優勝したことから[[ユーロビジョン・ソング・コンテスト1992]]の開催地になった。マルメは2012年にアゼルバイジャンのバクーで開催された[[ユーロビジョン・ソング・コンテスト2012]]でスウェーデンの歌手[[ロリーン]]が優勝した後、2013年に再び[[ユーロビジョン・ソング・コンテスト2013|ユーロビジョン・ソング・コンテスト]]の開催地に選ばれ、新しい[[マルメ・アリーナ]]で開催される<ref>{{cite web|url=http://www.eurovision.tv/page/news?id=63083&source=twitter&medium=social&campaign=Twitter&_t=malmoe_arena_to_host_eurovision_2013 |title=Malmö to host Eurovision Song Contest 2013! |publisher=eurovision.tv |date= |accessdate=2012-07-08}}</ref> 。
また、ノルディック競技の会議がマルメでは4月、5月に毎年開催されている<ref>{{cite web|url=http://nordicgame.com/?id=125 |title=Nordic Game |publisher=Nordic Game |date= |accessdate=2013-03-12}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.mediaevolution.se/en/projects/nordic-game-conference |title=Nordic Game Conference &#124; Media Evolution |publisher=Mediaevolution.se |date=2011-04-07 |accessdate=2013-03-12}}</ref>。会議の行事自体は採用や試合の博覧で構成され、多くの競技のプロを毎年ひき付けている。マルメではその他にも様々な異なったコンテストやイベントが市中心部のトントレ''Entré''で開催され、これらにはスウェーデン版のオクトーバーフェストやファッションショーなどがある。

===メディア===
{{仮リンク|シズヴェンスカン|en|Sydsvenskan}}''Sydsvenskan''は1870年に創刊したマルメでは最大の日刊紙で、平均して13万部を発行している。競合する地域の日刊紙には''Skånska Dagbladet''があり、こちらは3万4,000部を発行している。これらの日刊紙に加えて無料の新聞があり、大体は、エンターテイメントや音楽、ファッションを扱いローカル版である。( ''City'', ''Rodeo'', ''Metro'' , ''Nöjesguiden''など)マルメにはデンマーク系のメディアグループ、{{仮リンク|エグモントグループ|en|Egmont (media group)}}がありスウェーデン語の雑誌を発行している。多くの地元や地域のラジオやテレビ局は大マルメ地域を基盤としている。

===スポーツ===
[[File:Swedbank stadion 29 june 2009.jpg|thumb|right|マルメFFのホームの[[スウェドバンク・スタディオン]]。]]
[[File:Malmö Arena 2008.jpg|thumb|right|マルメ・レッドホークスのホームである[[マルメ・アリーナ]]。 ]]
[[File:Malmö stadion.jpg|thumb|right|マルメFFの以前のホームであった[[マルメ・スタディオン]]。]]

スウェーデン南部のスポーツは[[サッカー]]が優勢で、長年の市内の最高のサッカークラブチームは[[マルメFF]]でトップリーグの[[アルスヴェンスカン]]でプレーしている。マルメFFが一番成功した時代は1970年代と1980年代で、何度かリーグ優勝を果たした。1979年に[[UEFAチャンピオンズリーグ]]で[[ASモナコ]]、[[FCディナモ・キエフ]]、[[ヴィスワ・クラクフ]]、[[FKアウストリア・ウィーン]]を敗り決勝に進出したが、[[ノッティンガム・フォレストFC]]に[[ミュンヘン・オリンピアシュタディオン]]でハーフタイム直前の[[トレヴァー・フランシス]]の上げた1得点により敗れた。これは現在まで、唯一決勝に勝ち進んだスウェーデンのサッカークラブである。[[ズラタン・イブラヒモビッチ]]はマルメFFでプロサッカー選手のキャリアをスタートさせた。マルメを拠点とするサッカークラブチームには{{仮リンク|IFKマルメ|en|IFK Malmö}}があり、スウェーデンのトップリーグで20年間活躍しヨーロッパカップでは準決勝まで進んだことはクラブの歴史で最大の成果であったが、現在ではスウェーデンの6部リーグに留まっている。他のマルメを拠点とするサッカークラブには{{仮リンク|IFKリムハムン・ブンケフロー|en|IF Limhamn Bunkeflo}}や{{仮リンク|IFKローゼンゴード|en|FC Rosengård}}があり両チームとも3部リーグの''Division 1 South''でプレーしている。マルメはスウェーデンで開催された[[UEFA U-21欧州選手権2009]]の4都市のうちの1つで、[[スウェドバンク・スタディオン]]で決勝が行われている。

他のスポーツで最も注目されるチームはアイスホッケーの{{仮リンク|マルメ・レッドホークス|en|Malmö Redhawks}}である。チームは大富豪のパーシー・ニルソン''Percy Nilsson''により創設されすぐに高順位に位置し、1990年代前半から半ばまで2度スウェーデンの選手権で優勝しているがその後は低迷している。2013年12月26日から2014年1月5日にかけてIIHF世界ジュニアアイスホッケートーナメントが開催される。マルメにはまた、1部リーグでプレーするハンドボールチームの{{仮リンク|HKマルメ|en|HK Malmö}}や野球、アメリカンフットボール、オージーフットボールのチームがあるが、唯一ハンドボールだけが多くの観衆を集めている。[[ゲーリックフットボール]]もマルメではプレーされており、新しいクラブである''Malmö G.A.A.''はスカンジナビア選手権に2009年に出場し、2011年に再び出場している。団体競技でないスポーツではバドミントンや陸上競技が東アジアの武術やボクシングと共にもっともポピュラーである。バスケットボールもかなりマルメでは大きなスポーツで''Malbas''や''SF Srbija''をはじめとするクラブチームがある。

== ゆかりの人物 ==
*[[アニタ・エクバーグ]]:女優
*[[アニタ・エクバーグ]]:女優
*[[ズラタン・イブラヒモビッチ]]:サッカー選手
*[[ズラタン・イブラヒモビッチ]]:サッカー選手
122行目: 288行目:
*[[トランポリンズ]]:ロックバンド
*[[トランポリンズ]]:ロックバンド


== 姉妹都市 ==
==関連項目==
* [[マルメヒュース県]]
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{{Col-2}}
*{{Flagicon|EST}} [[タリン]]、[[エストニア]]
*{{Flagicon|POL}} [[シュチェチン]]、[[ポーランド]]
*{{Flagicon|GER}} [[シュトラルズント]]、[[ドイツ]]
*{{Flagicon|ITA}} [[フィレンツェ]]、[[イタリア]]
*{{Flagicon|FIN}} [[ヴァーサ]]、[[フィンランド]]
*{{Flagicon|BUL}} [[ヴァルナ (ブルガリア)|ヴァルナ]]、[[ブルガリア]]
{{Col-2}}
*{{Flagicon|CHN}} [[唐山]]、[[中華人民共和国]]
*{{Flagicon|AUS}} [[ポートアデレード]]、[[オーストラリア]]
*{{Flagicon|RUS}} [[カリーニングラード]]、[[ロシア]]
*{{Flagicon|ITA}} [[キエーティ県]]、[[イタリア]]
*{{Flagicon|UK}} [[ニューカッスル・アポン・タイン]]、[[イギリス]]
{{Col-end}}


== 参考文献 ==
== 脚注 ==
* {{PDFlink|[http://web.archive.org/web/20061007150219/http://malmo.se/download/18.18a80d41070ebe67ef8000683/Sifferguide2005eng.pdf Facts & Figures about Malmö, 2005]}}&nbsp;– in English. From the municipal webpage, [[PDF]] format.
* {{cite web|url=http://www.malmo.se/faktaommalmopolitik/statistik.4.33aee30d103b8f15916800028279.html |title=Malmö stad&nbsp;— Statistik |publisher=Malmö.se |date= |accessdate=2010‑02‑05}} {{sv icon}}
;注釈
{{Reflist}}
{{Reflist}}


==関連項目==
;脚注関連文献
* {{Citation |url = http://openlibrary.org/books/OL16522424M/Norway_Sweden_and_Denmark |publisher = Karl Baedeker |publication-date = 1903 |publication-place = Leipsic |title = Norway, Sweden, and Denmark |edition=8th |chapterurl =http://www.archive.org/stream/norwayswedendenm00karl#page/272/mode/2up |chapter =Malmo }}
*[[マルメFF]]:マルメに本拠地を置くサッカークラブチーム
*[[マルメ中央駅]]
*[[マルメ大学]]


==外部リンク==
==外部リンク==
{{Commons|Malmö}}
{{Commons category|Malmö}}
* {{Official website|www.malmo.se/|Official municipal site}} {{sv icon}}
*[http://www.malmo.se Malmö]
* {{Official website|www.malmo.se/servicemeny/cityofmalmo/thecitycouncil.4.33aee30d103b8f15916800024781.html|Malmö City Council - Official Municipal website in English}} {{en icon}}

* [http://www.malmotown.com/en Malmotown.com] - The official visitors site of Malmö
* [http://www.mittmalmo.se/ Mitt Malmö] - Malmö city guide with local news, weather forecast, cinemas, TV-guide and current events. {{sv icon}}
* [http://www.malmofestivalen.nu/in_english/ Malmöfestivalen] {{en icon}}
* [http://www.citytunneln.se/en/Home/First-Page/ The City Tunnel] {{en icon}}
* [http://runeberg.org/nfbq/0354.html Article ''Malmö''] from Nordisk familjebok (1912) {{sv icon}}
* [http://maps.google.com/maps?hl=en&t=k&ll=55.595807,12.999573&spn=0.123957,0.20874&t=k Satellite image from Google Maps]
* [http://newsvote.bbc.co.uk/mpapps/pagetools/print/news.bbc.co.uk/2/hi/europe/5348622.stm "Sweden sticks to multiculturalism"] BBC article
* [http://www.modernamuseet.se/en/Malmo/ Moderna Museet Malmö]
*[http://www.malmoredhawks.com/ IF Malmö Redhawks]
*[http://www.mff.se/ Malmö FF]
*[http://www.mai.se/ Malmö AI]
*[http://www.ne.se/neanimations/bildspel/malmo/index.html Images from Malmö]
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2013年5月12日 (日) 06:36時点における版

マルメ

Malmö
一番左上から右に向かって、ターニング・トルソ、マルメヒュース、グリフィンの彫像、クロンプリンセンとエーレスンド橋。
マルメの紋章
紋章
標語: 
Mångfald, Möten, Möjligheter
( 多様性, 出会い, 可能性)
マルメの位置(スウェーデン内)
マルメ
マルメ
北緯55度35分 東経13度02分 / 北緯55.583度 東経13.033度 / 55.583; 13.033座標: 北緯55度35分 東経13度02分 / 北緯55.583度 東経13.033度 / 55.583; 13.033
スウェーデン
地方 スコーネ地方
スコーネ県
自治体 マルメ自治体英語版
ブーレーヴ自治体英語版
都市の特許 13世紀
政府
 • 市長 イマール・レーポル英語版 (SAP)
面積
 • 都市 158.4 km2
 • 陸地 157 km2
 • 水域 1.5 km2
 • 都市
77 km2
 • 都市圏
2,522 km2
人口
(2012年3月31日)[2][3]
 • 都市 303,873人
 • 密度 1,937人/km2
 • 都市部
280,415人
 • 都市部密度 3,651人/km2
 • 都市圏
664,428人
 • 都市圏密度 264人/km2
等時帯 UTC+1 (CET)
 • 夏時間 UTC+2 (CEST)
ウェブサイト www.malmo.se/english www.malmotown.com

マルメ(スウェーデン語: Malmö, スウェーデン語発音: [ˈmalːˈmøː] ( 音声ファイル))はスウェーデン最南部スコーネ地方にある都市で、人口はストックホルムヨーテボリに次いでスウェーデンでは3番目に多くスカンジナビアでも大都市の1つで、マルメ自治体英語版スコーネ県の行政的な中心である。行政区域のほとんどは市街で8つの地区に分かれおり、2012年1月現在の人口は302,835人である。都市的地域の人口は2010年12月現在280,415人であった[2]大マルメ英語版はスウェーデンで3つの公式に認められた都市圏(storstadsområden)の1つで、2005年からマルメ市と他のスコーネ県南西部の11の自治体が定められている[4]。2012年3月31日現在、人口は664,000人であった[3][5]。都市圏は2522km²の範囲を占めている[1]。これらの自治体にはマルメ自治体を始めとして、ブーレーブ自治体英語版エースレーヴ自治体英語版ヘーエール自治体英語版シェーヴリンゲ自治体英語版ロンマ自治体英語版ルンド自治体英語版スクループ自治体英語版スタッファンストルプ自治体英語版スヴェーダーラー自治体英語版トレレボリ自治体英語版ヴェッリンゲ自治体英語版が含まれる。ブーレーヴ自治体英語版マルメ都市的地域英語版(Malmö tätort)に含まれる。ルンド自治体の人口は10万人を超え、スカンジナビアの著名な大学であるルンド大学がありマルメと共に地域の経済や教育の中心である。

マルメはスカンジナビアの街の中では一番最初に最も産業化が進んだが、脱工業化ではその適応に苦しんだ。オーレスン・リンク(オーレンス橋)が建設されて以来、マルメは大きな変化を遂げ印象的な建物の開発や、新しいバイオテクノロジーやIT企業を引きつけとくにマルメ大学によって学生を引きつけている。市街には多くの歴史的な建物や公園が含まれ、スコーネ地方西部の商業の中心も含まれる。マルメではここ数年、大学が設立され、街では教育や芸術、文化に焦点を当てようとしている。マルメはアメリカのオンラインマガジングリストで「15の緑の都市」の中で2007年に4位にランクした[6]

マルメはコペンハーゲンの都市圏や大都市圏の一部と考える動きがあり、エーレスンド海峡Øresund周辺の街で構成されていることからエーレスンド地域スウェーデン語: Öresundsregionen,デンマーク語: Øresundsregionen)と呼ばれる。

歴史

マルメは1275年に20km北東に離れたルンドの大主教の要塞化された埠頭や渡船場として創建されたと考えられている。それは何世紀にもわたってデンマーク第2の都市となり、もとの名称はマルムハウクMalmhaugで「砂利や小石の山」、「鉱石の丘」と言う意味であった。

ドイツの地図書による1580年のマルメ。マルメ城は左端で、教会の塔は聖ペトロ教会。

15世紀、マルメはデンマーク最大で最も人口が多い都市となり人口は約5,000人に達していた。エーレスンド海峡周辺では一番重要な街となり、ドイツのハンザ同盟の都市と共に活気があったニシン漁の注目される市であった。その間、1437年に都市の紋章がデンマーク王エーリク7世により与えられた。紋章はエーリク自身のアージェントグリフォンギュールズのポメラニアからの紋章を基礎としている。グリフォンの頭はマルメに与えられたが、結局スコーネ全体に広がった。

1434年、新しい城塞が街の南の砂浜に造られた。この城塞は今日ではマルメヒュース英語版Malmöhusとして知られるが、16世紀半ばまでは今日の姿は表さなかった。いくつかの他の城塞も造られ、マルメはスウェーデンでは最も城塞化された都市であったが、現在ではマルメヒュースが残るだけである。ルーテル教会の教えは16世紀に広く行き渡り、マルメはスカンジナビアの都市の中では完全に改革された(1527-29年)最初の都市の1つであった。

17世紀、マルメやスコーネ地域(スコーネSkåneland)はスウェーデンの支配に入った。戦いはまだ終わっていなかったが、1677年6月に14,000のデンマークの軍勢がマルメを1ヶ月包囲したがそれを保持していたスウェーデン軍を攻略することは出来なかった。この出来事は、1658年に署名されたロスキレ条約の後に起こっている。18世紀になる直前のマルメの人口は2,300人であった。しかしながら、カール12世の戦争と腺ペストの流行によって人口は1727年には1,500人に減少した。18世紀後半に近代的な港が建設されるまで、人口はあまり増加しなかった。街の拡大が始まると、1800年には38,054人の住民を擁した[7]

1913年のマルメ

1840年にコックムスの造船所が設立され、世界でも最大規模の造船所の1つになった。1856年から1864年の間に南部幹線鉄道英語版Södra stambananが建設され、大きな織物産業や機械産業など製造業の中心となることを可能にした。1870年にマルメはノーショーピングを上回り、スウェーデンでは3番目に人口が多い都市になり1900年にマルメは60,000人の人口でその位置を固めた。マルメは20世紀前半を通して成長が続き、人口は1915年には10万人、1952年に20万人と急増した。

1970年代半ばにスウェーデンでは景気後退に遭い、工業部門である造船や製造業ではとくに深刻でスコーネの多くの都市では高い失業率に至った。コックムスの造船所は最大の雇用主としてマルメのシンボルになっていたが、1986年に造船が終わると政治家や庶民の間では将来のマルメに対する安心が急に落ちた。これに加えて、多くの中間層はヴェッリンゲ自治体英語版ロンマ自治体英語版スタッファンストルプ自治体英語版など周辺部の自治体の一戸建てに移り、郊外のアッパーミドルクラスとしてそれらを浮かび上がらせた。1985年、マルメは35,000人の人口を失い22万9,000人に低下した。

1990年代初期のスウェーデンの金融危機によってマルメの工業都市としての後退は悪化し、1990-95年の間に27,000の雇用が失われ経済は深刻な苦境に陥った。しかしながら、1994年に新しい市長であるイマール・レーポル英語版下でマルメ市は文化と知識の中心として自らを再概念化し、1995年には底を打ち同年、大規模なエーレスンド橋プロジェクトの開始が明らかになった。新しいマルメ大学が1998年に以前のコックムスの波止場周辺に開設され、今では使われなくなった南-西部の港の更なる再開発が行われた。都市建築博覧会であるBo01スウェーデン語版が2001年に再開発エリアで開催され、建物やヴィラはミドルクラスや魅力的なウォーターフロントの眺望を目的とした新しいコアとなる市街を形成している。

1974年以来、マルメのランドマークであり街の製造業のシンボルであったコックムス・クレーン英語版は、2002年に分解され韓国に移された。2005年にマルメではコンペで新しいランドマークであるスカンジナビア一高いターニング・トルソが完成した。一方で製造業を基盤とする都市の経済からの転換はマルメに成長を取り戻したが、それは主に裕福な層が既に多少の恩恵を受けていた。街の中心はジェントリフィケーション(都市において比較的貧困な層が多く住む停滞した地域)が存在し、アッパーミドルクラスは港の西側の再開発エリアに居住しておりミリオンプログラム英語版(1960年代後半から1970年代前半にスウェーデン政府が進めた手頃な価格の住宅政策)の地区の住民はほとんど変わらなかった。マルメでは街の鋭い社会分断や高い失業率が残っている。 政治家たちは2010年11月にマルメ市で「社会的に持続可能なマルメのための委員会」の設立を決め、特に弱くて不利な条件に置かれた人々のために、委員会活動では保健に関した不平等を減らすことやとくに恵まれない人々や弱者など全てのマルメ市民の生活状況の改善など根拠に基づく戦略を提案することになっている[8]

地理

Malmö
雨温図説明
123456789101112
 
 
49
 
2
-3
 
 
30
 
2
-3
 
 
40
 
5
-1
 
 
38
 
10
2
 
 
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52
 
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11
 
 
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12
 
 
59
 
17
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57
 
12
7
 
 
61
 
7
3
 
 
58
 
4
-1
気温(°C
総降水量(mm)
出典:World Weather Information Service[9]
インペリアル換算
123456789101112
 
 
1.9
 
36
27
 
 
1.2
 
36
27
 
 
1.6
 
41
30
 
 
1.5
 
50
36
 
 
1.6
 
61
45
 
 
2
 
68
52
 
 
2.4
 
70
55
 
 
2.3
 
70
54
 
 
2.3
 
63
50
 
 
2.2
 
54
45
 
 
2.4
 
45
37
 
 
2.3
 
39
30
気温(°F
総降水量(in)

マルメはデンマークを含めたエーレスンド地域の一部である。2000年からエーレスンド海峡を横断するオーレンス橋により、デンマークのコペンハーゲンと結ばれている。橋の開業が2000年7月1日で、橋と海底トンネルで構成されたオーレスン・リンクの長さは16km、橋の長さは8kmで斜塔は204.5mに達する。さらに北側のヘルシンボリとデンマークのヘルシンゲルの間にはフェリー航路があるが、ほとんどの航路は橋の開通後に廃止されている。

気候

ピルダムス公園英語版と古い貯水塔

マルメは他のスウェーデン南部の地域のように海洋性気候である。マルメは北にある地域であるが、気候は同緯度や南側にある他の地域よりも穏やかであるがこれはメキシコ湾流の影響による。高緯度に位置していることから、真夏の日中の時間は17時間にもなるが冬は7時間である。夏は暖かく快適で平均最高気温は 20 - 21℃ 、最低気温は 11 - 13 ℃であるが、時折25 °C (77 °F)を超え夏の期間に熱波が来ることもある。冬期は比較的寒く気温は -3 - 4℃程度で、希に−10 °C (14 °F)以下になることもある。

1年に169日間程度は降水があり、年間を通じて少なく穏やかである。

マルメの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 2
(36)
2
(36)
5
(41)
10
(50)
16
(61)
20
(68)
21
(70)
21
(70)
17
(63)
12
(54)
7
(45)
4
(39)
11.4
(52.5)
平均最低気温 °C°F −3
(27)
−3
(27)
−1
(30)
2
(36)
7
(45)
11
(52)
13
(55)
12
(54)
10
(50)
7
(45)
3
(37)
−1
(30)
4.8
(40.6)
降水量 mm (inch) 49
(1.93)
30
(1.18)
40
(1.57)
38
(1.5)
41
(1.61)
52
(2.05)
61
(2.4)
58
(2.28)
59
(2.32)
57
(2.24)
61
(2.4)
58
(2.28)
604
(23.78)
平均降水日数 17 13 14 12 12 12 14 13 14 15 17 16 169
出典:World Weather Information Service[9]

交通

エーレスンド橋はマルメとコペンハーゲン、中央ヨーロッパスカンジナビア半島をデンマークを通り結んでいる。

鉄道

エーレスンド橋を渡るエーレスンドトレイン英語版スウェーデン語: Öresundståg, デンマーク語: Øresundstog)はラッシュ時には10分毎、それ以外は20分毎運行されマルメとデンマークのコペンハーゲンやコペンハーゲン国際空港を結んでいる。また、SJ2000インターシティなどの都市間列車はストックホルムヨーテボリカルマル、連絡橋を渡りコペンハーゲン国際空港にも停車する。2005年3月にシティ・トンネル英語版と呼ばれる新しい鉄道用トンネルの掘削が始まり、2010年12月4日に開業した。トンネルはマルメ中央駅の地下からトリアンゲルンTriangelnを通りヒリー駅英語版へ続き、地上に出てエーレスンド橋とを結び効果的にマルメ中央駅をターミナル式の行き止まり駅から通過型の駅に変えた。

空港

コペンハーゲン国際空港に加えて、マルメにもマルメ空港があり今日では主に格安航空会社(LCC)やチャーター便、スウェーデン国内の路線が就航している。

道路

高速道路網はエーレスンド橋と一体化しておりE20号線(E20)は橋を渡っている。E6号線英語版(E6)はスウェーデン西岸をマルメからヨーテボリを通りイエテボリ方面へ向かう。E6はさらに西海岸を進みバレンツ海を臨むノルウェーの街キルケネスに達する。E65号線イースタッド方面へ通じ中央ヨーロッパバルカン半島を経由しギリシャハニアに達する。マルメには410kmの自転車道が整備され約40%の通勤通学に利用されている。

港湾

マルメには2つの工業港があり、そのうちの1つは今でも活発に使われ北欧最大の車の輸入港である[10]。また、公共のリムハムンマリーナLimhamn Marina (北緯55度35分 東経12度55分 / 北緯55.583度 東経12.917度 / 55.583; 12.917)と私営のラグネン Lagunenの2つのマリーナあり両方とも限られた数のゲストドックを提供している。

行政

マルメ市庁舎

マルメ自治体はマルメ市[11]とその周辺で構成され地理的に定義された行政単位である。 マルメ都市的地域英語版Malmö tätortは自治体の市街を他のブーレーヴ自治体英語版アレーヴ英語版の町と構成している。両自治体にはまたオッキシア英語版ウーカルプ英語版のような小さなスウェーデンの都市的地域英語版や村落が含まれる。 Malmö tätort はマルメ市Malmö stadからは区別され、準公式の名称であるマルメ自治体英語版である。

人口動態

マルメは若い都市で、人口のほぼ半分(48%)は35歳以下である[12] 。マルメはまたスカンジナビアではムスリムの人口比率が最高で人口の25%にあたる約75,000人はイスラム文化を背景としている[13]。さらに、スウェーデンの中では移民を素地とする人々の割合が高く、人口の41%は外国を素地としており30%は外国生まれで11%はその親からスウェーデン国内で出生した人々である[14]。中東や東南アジア、以前のユーゴスラビア、デンマークなどが主な移民の出身地である[15][16]

1971年以降、マルメの人口は265,000人から1985年には229,000人に減少した[17]

2010年12月のマルメの都市的地域の人口は280,415人であった[2]。人口は減少していたが以前の記録に達し、その後増加に転じ2003年1月の国勢調査では以前の記録を超え、265,481人であった[18]。2011年4月27日にマルメの人口は300,000人に達している[19]

2009年現在、マルメはスウェーデンの自治体の中では4番目に外国出身者の割合が高い自治体である[20]これに加えて、人口の14%は外国人である[21]

移民の10大グループは国別で以下の通りである[22]

  1. イラクの旗 イラク (9,940)
  2. デンマークの旗 デンマーク (8,972)
  3. セルビア・モンテネグロの旗 ユーゴスラビア (セルビア・モンテネグロ) (8,426)
  4. ポーランドの旗 ポーランド (7,053)
  5. ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 ボスニア・ヘルツェゴビナ (5,969)
  6. レバノンの旗 レバノン (3,780)
  7. イランの旗 イラン (3,375)
  8. トルコの旗 トルコ (2,110)
  9. ハンガリーの旗 ハンガリー (2,038)
  10. ルーマニアの旗 ルーマニア (2,014)

2011年には174カ国、150の言語がマルメでは見受けられる[23]

経済

マルメの経済は伝統的には造船(コックムス)とコンクリート工場など建設に関連した工業である。地域の主要な大学はハイテクや製薬産業と関連し、北東に16km離れたルンドにある。その結果、マルメは1970年代半ばに続く問題を抱えた経済状況にあった。1990-1995年の間には27,000の雇用が失われ10億スウェーデン・クローナを超える予算不足にあった。しかしながら、ここ数年では経済は回復してきている。主に経済に貢献している要素には、オーレンス橋によってもたらされたデンマークとの経済的な一体化にある。また、1998年に大学が設立や欧州連合への統合も経済にはいい影響となっている。2004年のマルメの賃金労働者の割合は63%で、他の都市はストックホルムの74%、ヨーテボリの71%であった[24]。これは2007年にマルメがスウェーデンでは9番目に中間所得層が低いことに至っている[25]

2005年現在、マルメの大企業には以下の企業がある[26]

30社の企業はマルメに本社を移したのは比較的最近のことで、これにより2,300人の雇用が生み出された[27]。マルメで創業する企業のレベルは高く、日に7社が創業している。2010年の企業数の更新は13.9%に達し、ストックホルムやヨーテボリを上回っている。交通や金融、ビジネスサービス、娯楽や余暇、建設はマルメで企業の利益が増している産業に含まれる[28]

教育

マルメにはスウェーデンでは8番目に大きな高等教育機関で1998年に設立されたマルメ大学があり、2011年現在1,500名のスタッフと24,000人の学生が在籍している。 これに加えて、1666年に設立されたルンド大学の教育機関の一部がマルメにある。

  • マルメ芸術アカデミー (Konsthögskolan i Malmö)
  • マルメ音楽アカデミー (Musikhögskolan i Malmö)
  • マルメ演劇アカデミー (Teaterhögskolan i Malmö)
  • 医学部はマルメ、ルンド両方にある。

国連の世界海事大学もまたマルメに位置している。海事大学(WMU)[29]は国際海事機関(IMO)の下に運営される国連の独立専門機関である。

文化

マルメの印象的な描写は映画監督ボー・ヴィーデルベリの興味深いデビュー作であるKvarteret Korpen英語版(1963)で大部分のショットはマルメのみすぼらしい韓国人労働者階級の地区でユーモアと愛情で、階級や世代間の緊張を描写している。この映画は1965年にアカデミー外国語映画賞にノミネートされた。

演劇

マルメオペラ

1944年に市内では最も長く続く文化的な中心の1つであるマルメ市立劇場(Malmö Stadsteater)が出来、レパートリー・シアターと舞台劇場の両方を兼ね備え、オペラ、ミュージカル、バレット、音楽リサイタル、演劇に関した試みなどが行われていた。1993年に演劇場(Dramatiska Teater)とマルメミュージックシアター(Malmö Musikteater)、スコーネダンスシアター(Skånes Dansteate)3つの部門に分けられ、それまでの名称も廃止された。 演劇場以外は所有権がリージョンスコーネに移されたが、2006年にDramatiska Teaternは古い名称を保った。1950年代イングマール・ベルイマンは映画監督とマルメ市立劇場の最高舞台監督で、マックス・フォン・シドーイングリッド・チューリンなど多くの俳優が彼の映画を通じてスターダムに駆け上った。後の舞台監督にはスタファン・ヴァルデマー·ホルム英語版ヨーラン・スタンゲルツ英語版が含まれる[30] 。マルメミュージックシアターはマルメ歌劇場Malmö Operaに改称され、オペラやミュージカルなど新旧のものが公演され、1,511席を備えるスカンジナビアでは最大級の歌劇場の1つである[31]。スコーネダンスシアターは現代の舞踏のレパートリーを公演し、スウェーデンや国際的な振り付け師が活躍しておりマルメ港にある[32]。1970年代以来、マルメには多様で様変わりする独立した演劇グループやいくつかの演劇や音楽の団体がある。豊かなロックやダンス、ダブの文化があり、1960年代にはローリング・ストーンズKlubb Bongoで演奏し、近年ではモリッシーニック・ケイヴB.B.キングパット・メセニーのようなスターが繰り返し訪れている。

美術館

2009年12月26日に古いローセウム英語版(Rooseum、現代美術センター。2006年に一時閉鎖。)の建物にストックホルム近代美術館が分館として新たに近代美術館を開館させた。近代美術館の収蔵品の中には取り分けマルセル・デュシャンルイーズ・ブルジョワパブロ・ピカソニキ・ド・サンファルサルバドール・ダリキャロリー・シュニーマン英語版アンリ・マティスロバート・ラウシェンバーグの主要な作品がある[33][34]マルメ市立美術館英語版はヨーロッパ最大級の現代美術の展示施設で1975年に開館している[35]

建築物

聖ペトロ教会
アール・ヌーボー様式のマルメ・シナゴーグ。

マルメで一番古い建物は、聖ペトロ教会英語版で、14世紀初期にバルト・ブリック・ゴシック様式でおそらくリューベックにあるリューベック聖母教会英語版の後に建てられた。教会には身廊と2つの側廊、翼廊、塔で構成されている。外部は側廊や回廊の上に渡っている控え壁のアーチが特徴付けている。塔は15世紀に2度落ちており、現在見られるのは1890年のものである[36]。 他の古い建築物には Tunneln 300メートル (1,000 ft)があり聖ペトロ教会の西にあり、1300年頃に遡る。マルメの後退は何世紀か続き、それに続く拡大は19世紀半ばでモダンな石とレンガの街へと至った。拡大は20世紀に入ってからも続き、多くのアール・ヌーヴォーの建物が見ることが出来るようになりその中にはマルメシナゴーグ英語版も含まれる。マルメでは1930年代の機能主義による近代的な 共同住宅建築の影響は比較的遅かった。1965年頃にスウェーデン政府はいわゆるミリオンプログラム英語版に着手し、スウェーデンの主要都市の郊外に手頃な価格の住宅を提供しようとした。

近年では大胆でより多文化的な建築物を見ることが出来る。ヴェストラ・ハムネン英語版地区は市中心部の北側の港のように産業化されていた。市街地からは離れた場所であったが、2001年に高級住宅地区として再開発が始まった。500戸はとてもユニークで創意に富んでおり、ほとんどはBo01スウェーデン語版の展示会施設であった[37] 。展示会には主にエネルギーの面での自給自足出来る住宅の開発、大幅にリンの排出量を減少させる2つの主な目的があった。新しい建物にはターニング・トルソも含まれ壮観な捻れの摩天楼は 190メートル (620 ft) の高さがありほとんどは住宅として使われている。この建物はすぐにマルメのランドマークになった[38][39]

他の見どころ

リバースボルクRibersborgのビーチは地元ではリバンRibbanと呼ばれ[40]、港湾地区の南西に位置し人工の浅瀬のビーチでマルメの沿岸部に沿って延びている。マルメは寒い気候であるが、時折「マルメのコパカバーナ」と呼ばれることもある[41]。ビーチには1890年代にリバースボルク野外浴場英語版が開かれた。港の西側には長い遊歩道 ScaniaparkenDaniaparkenがあり、マルメの人々のための新しい夏の溜まり場や海水浴の場所になっている[42]

イベント

1914年にバルト博覧会英語版が開催され、博覧会ではスウェーデンやデンマーク、ドイツ、ロシアの産業や芸術、工芸で構成されていた。 毎年8月の第3週にはマルメフェスティバルMalmöfestivalenが開催され、マルメの通りには様々な種類の料理やイベントとで満たされる。マルメ青少年国際映画祭英語版(BUFF)は毎年3月に開催されている。 1992年にはマルメでは前年にイタリアのローマで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテスト1991で、カローラ・ヘグクヴィストが優勝したことからユーロビジョン・ソング・コンテスト1992の開催地になった。マルメは2012年にアゼルバイジャンのバクーで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテスト2012でスウェーデンの歌手ロリーンが優勝した後、2013年に再びユーロビジョン・ソング・コンテストの開催地に選ばれ、新しいマルメ・アリーナで開催される[43] 。 また、ノルディック競技の会議がマルメでは4月、5月に毎年開催されている[44][45]。会議の行事自体は採用や試合の博覧で構成され、多くの競技のプロを毎年ひき付けている。マルメではその他にも様々な異なったコンテストやイベントが市中心部のトントレEntréで開催され、これらにはスウェーデン版のオクトーバーフェストやファッションショーなどがある。

メディア

シズヴェンスカン英語版Sydsvenskanは1870年に創刊したマルメでは最大の日刊紙で、平均して13万部を発行している。競合する地域の日刊紙にはSkånska Dagbladetがあり、こちらは3万4,000部を発行している。これらの日刊紙に加えて無料の新聞があり、大体は、エンターテイメントや音楽、ファッションを扱いローカル版である。( City, Rodeo, Metro , Nöjesguidenなど)マルメにはデンマーク系のメディアグループ、エグモントグループ英語版がありスウェーデン語の雑誌を発行している。多くの地元や地域のラジオやテレビ局は大マルメ地域を基盤としている。

スポーツ

マルメFFのホームのスウェドバンク・スタディオン
マルメ・レッドホークスのホームであるマルメ・アリーナ
マルメFFの以前のホームであったマルメ・スタディオン

スウェーデン南部のスポーツはサッカーが優勢で、長年の市内の最高のサッカークラブチームはマルメFFでトップリーグのアルスヴェンスカンでプレーしている。マルメFFが一番成功した時代は1970年代と1980年代で、何度かリーグ優勝を果たした。1979年にUEFAチャンピオンズリーグASモナコFCディナモ・キエフヴィスワ・クラクフFKアウストリア・ウィーンを敗り決勝に進出したが、ノッティンガム・フォレストFCミュンヘン・オリンピアシュタディオンでハーフタイム直前のトレヴァー・フランシスの上げた1得点により敗れた。これは現在まで、唯一決勝に勝ち進んだスウェーデンのサッカークラブである。ズラタン・イブラヒモビッチはマルメFFでプロサッカー選手のキャリアをスタートさせた。マルメを拠点とするサッカークラブチームにはIFKマルメ英語版があり、スウェーデンのトップリーグで20年間活躍しヨーロッパカップでは準決勝まで進んだことはクラブの歴史で最大の成果であったが、現在ではスウェーデンの6部リーグに留まっている。他のマルメを拠点とするサッカークラブにはIFKリムハムン・ブンケフロー英語版IFKローゼンゴード英語版があり両チームとも3部リーグのDivision 1 Southでプレーしている。マルメはスウェーデンで開催されたUEFA U-21欧州選手権2009の4都市のうちの1つで、スウェドバンク・スタディオンで決勝が行われている。

他のスポーツで最も注目されるチームはアイスホッケーのマルメ・レッドホークス英語版である。チームは大富豪のパーシー・ニルソンPercy Nilssonにより創設されすぐに高順位に位置し、1990年代前半から半ばまで2度スウェーデンの選手権で優勝しているがその後は低迷している。2013年12月26日から2014年1月5日にかけてIIHF世界ジュニアアイスホッケートーナメントが開催される。マルメにはまた、1部リーグでプレーするハンドボールチームのHKマルメ英語版や野球、アメリカンフットボール、オージーフットボールのチームがあるが、唯一ハンドボールだけが多くの観衆を集めている。ゲーリックフットボールもマルメではプレーされており、新しいクラブであるMalmö G.A.A.はスカンジナビア選手権に2009年に出場し、2011年に再び出場している。団体競技でないスポーツではバドミントンや陸上競技が東アジアの武術やボクシングと共にもっともポピュラーである。バスケットボールもかなりマルメでは大きなスポーツでMalbasSF Srbijaをはじめとするクラブチームがある。

ゆかりの人物

関連項目

脚注

注釈
  1. ^ a b Kommunarealer den 1 January 2012 ('''excel-file, in Swedish''') Municipalities in Sweden and their areas, as of 1 January 2012 - (Statistics Sweden)”. 2012年12月10日閲覧。
  2. ^ a b c Localities 2010, area, population and density in localities 2005 and 2010 and change in area and population”. Statistics Sweden (2012年5月29日). 2012年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。accessdate引数が正しくありません。 引用エラー: 無効な <ref> タグ; name "scb"が異なる内容で複数回定義されています
  3. ^ a b Kvartal 1 2012 - Statistiska centralbyrån”. Scb.se. accessdate引数が正しくありません。
  4. ^ (Statistics Sweden) Storstadsområden (excel-file, in Swedish) Definitions of Metropolitan Areas in Sweden. Retrieved on 2008‑10‑12.
  5. ^ Metropolitan areas with municipalities” (PDF). 2012年12月10日閲覧。
  6. ^ by Grist (2007年7月19日). “15 Green Cities”. Grist. 2011年9月15日閲覧。
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  9. ^ a b Weather Information for Malmö”. World Weather Information Service (2011年7月). 2010年9月16日閲覧。
  10. ^ CMP”. Cmport.com (2010‑01‑15). 2010‑02‑05閲覧。
  11. ^ 全ての公式の文書ではマルメの街は他の少数のスウェーデンの自治体、特にストックホルムヨーテボリの2つの大都市と同様"Malmö stad"(マルメ市)と称されている。しかしながら、市(city)の用語はスウェーデンでは統治上用いられていない。
  12. ^ Stadskontoret, Folkmängd i Malmö, januari 2013. http://www.malmo.se/download/18.723670df13bb7e8db1bd812/Folkm%C3%A4ngd20130201.pdf.
  13. ^ http://www.cbn.com/CBNnews/556299.aspx
  14. ^ Malmö stad - Malmöbor med utländsk bakgrund/Malmö city-Malmö born with foreign background”. Malmö stad. 2012‑03‑15閲覧。
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  16. ^ Necmi Incegül. “Statistik om Malmö - Malmö stad”. Malmo.se. 2011年9月15日閲覧。
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  19. ^ Nu är vi över 300 000 - Malmö - Sydsvenskan - Nyheter dygnet runt”. Sydsvenskan.se (2011年4月27日). 2011年9月15日閲覧。
  20. ^ 1: Haparanda Municipality (39%), 2: Botkyrka Municipality (36%) 4: Södertälje Municipality (30%), 3: Malmö Municipality (29%), 5: Burlöv Municipality (25%) (スウェーデン語) MALMÖBOR MED UTLÄNDSK BAKGRUND 1 jan 2009[リンク切れ]. All figures as of 2009.
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  38. ^ Arkitekterna som formade Malmö, Tyke Tykesson (1996), ISBN 91-7203-113-1
  39. ^ Web site Malmö Arkitekturhistoria Arkitekturhistoria, a brief compilation made by Malmö Public Library website. Accessed 19/05 -06. Has a substantial reference section. (スウェーデン語)
  40. ^ City of Malmö website. “Strandliv: Ribersborgsstranden” (Swedish). accessdate引数が正しくありません。
  41. ^ City of Malmö website. “Kulturarv: Ribersborgsstranden” (Swedish). accessdate引数が正しくありません。
  42. ^ City of Malmö website. “Strandliv: Scaniabadet” (Swedish). accessdate引数が正しくありません。
  43. ^ Malmö to host Eurovision Song Contest 2013!”. eurovision.tv. 2012年7月8日閲覧。
  44. ^ Nordic Game”. Nordic Game. 2013年3月12日閲覧。
  45. ^ Nordic Game Conference | Media Evolution”. Mediaevolution.se (2011年4月7日). 2013年3月12日閲覧。
脚注関連文献

外部リンク