漁具
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漁具(ぎょぐ)は、人間が漁業を中心とする漁撈活動に用いている道具の総称である。
概要
[編集]漁具は歴史的には、先史時代の遺物として出土例もある銛や釣り針のように簡素なものから、漁網、さらに漁業機械へと進化を遂げてきた。
一方で新しい漁具の開発が魚介類の乱獲を招く場合もある。プラスチック製漁具は流出や放置、不適切な廃棄により漂流・漂着ごみ、さらにマイクロプラスチックの発生源にもなり、回収やリサイクルも試みられている[1]。
漁具の種類
[編集]漁網
[編集]網漁で使用される漁網(あみ)の種類については、当該項目を参照。
釣り具
[編集]釣りで使用される漁具(釣り具)のうち、釣り竿(つりざお)、釣り針(つりばり)、浮子(うき)、錘(おもり)、釣り糸(つりいと)、餌(えさ)を「釣りの六物」と呼ぶ。これ以外の釣り具として数えられるものに、ルアー、リールなどがある。
刺突漁具
[編集]水中を移動する魚類・クジラなどを徒行あるいは船上から直接刺突する道具(突具・鈎具)。簎(ヤス・矠とも表記)、鉤(カギ)、銛(モリ)などがある。
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紀元前1430年頃の槍を持つ漁師。
陥穽漁具
[編集]魚類の習性や生態を利用して仕掛けに誘導して捕獲するための漁具[2]。筌(ウケ)、梁(梁漁を参照)、魞(エリ)、籠、モンドリ、蛸壺、石干見などがある[2]。
漁業機器
[編集]機械化されている高性能漁船に装備されている機器として、魚群探知機、集魚灯などがある。
は具
[編集]岩場の貝類などを採捕する際に用いられる熊手などの金具[3]。地域によっては都道府県漁業調整規則のため使用に制限がある[3]。
脚注・出典
[編集]関連項目
[編集]- 漁業/漁/漁撈
- 漁師
- インディアン水車
- 毒もみ - 毒を利用する。
- ダイナマイト漁 - 爆薬を利用する。
- ウェットスーツ - 地域によっては漁業調整規則で漁具として扱われている場合がある。
- ストリンガー (漁具) ‐ 釣った魚の口からエラに紐を通して縛って水中で保持しておける道具。
- クーラーボックス - 魚を〆た後に持ち帰るための保冷箱
外部リンク
[編集]- 都道府県漁業調整規則で定められている遊漁で使用できる漁具・漁法(海面のみ) - 水産省
- 漁業の民具 - 東浦町