水沢江刺駅
水沢江刺駅 | |
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駅舎 | |
みずさわえさし Mizusawa Esashi | |
◄一ノ関 (25.0 km) (17.4 km) 北上► | |
岩手県奥州市水沢区羽田町駅前一丁目185 | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■東北新幹線 |
キロ程 | 470.1 km(東京起点) |
電報略号 | ミエ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
946人/日(降車客含まず) -2010年- |
開業年月日 | 1985年(昭和60年)3月14日 |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
水沢江刺駅(みずさわえさしえき)は、岩手県奥州市水沢区羽田町駅前一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北新幹線の駅である。
営業キロ数は東北本線水沢駅を準用していて、乗車券部分については当駅との選択乗車が可能である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。待避線が無いため、ホームには可動式安全柵が装備されている。
直営駅(駅長配置)。管理駅でもあるが、当駅は自駅のみの単駅管理となっている。みどりの窓口(営業時間 6:10 - 23:10 ※途中休止時間帯あり)、指定席券売機2台(営業時間 5:40 - 23:10)、ジャスター売店、立ち食いそば屋設置。
駅構内には、南岩手交流プラザがあり、岩手県南部の観光物産品などが展示されている。
のりば
ホーム | 路線 | 行き先 |
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1 | ■東北新幹線(下り) | 盛岡・新青森・秋田方面 |
2 | ■東北新幹線(上り) | 仙台・宇都宮・大宮・東京方面 |
利用状況
- 2010年度の乗車人員は1日平均946人である。近年は減少傾向にある。
乗車人員推移 | |
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年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 1,112 |
2001 | 1.084 |
2002 | 1,026 |
2003 | 1,021 |
2004 | 1,038 |
2005 | 1,046 |
2006 | 1,055 |
2007 | 1,070 |
2008 | 1,024 |
2009 | 974 |
2010 | 946 |
駅周辺
水田中心の地帯に、急遽建設された水沢江刺駅とその周辺には、ビジネスホテル等宿泊施設が存在しない。ゆえに駅利用客の多くが、商都として発展してきた水沢駅周辺にある宿泊施設を利用する。なお、当駅と水沢駅とは車で15分ほどかかり、徒歩での乗り換えは不適である。
駅前には後藤新平像が立っている。これは1950年代に水沢出身の歴史的人物、後藤新平、斎藤實、高野長英の3人を顕彰する公園を駅東側にある羽黒山出羽神社(出羽三山の神社とは別)境内に造る構想があり、その最初として1960年(昭和35年)に建立されたものである。しかし資金難により構想は挫折。結果として残る2人の像は作られることもなく、後藤新平像も神社の境内にそのままにされていた[1]。後藤新平生誕150周年である2007年(平成19年)に水沢江刺駅前に移す運動が地元を中心に起こり、「後藤新平銅像移転推進会」が結成された。同年11月に募金などを基にして移転・除幕式が行われた。
像は、後藤新平がボーイスカウト日本連盟の前身である少年団日本連盟初代総裁であったことから、ボーイスカウトの制服を着用している。台座は移転に際して新製され、後藤のモットーである「自治三訣」の言葉「人の御世話にならぬよう 人の御世話をするよう そしてむくいをもとめぬよう」(原文旧仮名遣い)が刻まれている[2]。
- 北上川
- 県道14号一関北上線
- 国道397号
- 国道456号
- 水沢競馬場
- 羽田郵便局
バス
- 水沢江刺駅 - 水沢駅前 - 奥州市役所 - 胆沢病院(岩手県交通)
- 水沢病院 - 水沢駅通り - 競馬場入り口 - 水沢江刺駅 - 箕輪(奥州市コミュニティバス『Zバス』:羽田・黒石線)
なお、沿岸の大船渡市方面へ接続のために特急水沢大船渡線が岩手県交通により運行されていたが、利用者減少のため2006年(平成18年)3月に廃止された。
歴史
新花巻駅とともに、全額地元負担による請願駅として新幹線開業後に追加設置された。このため、開業当時からの設置駅のような通過線を持たない2面2線の構造となっている。 ただし東北新幹線の設計時点からこの位置に駅を建設することは予想に入っており、後から2面4線の駅を設置できるよう、高架橋の既設横はりの鉄筋は増設部の鉄筋と圧接できるよう配慮された。[3]
駅名について
当初は新水沢駅の予定であったが、駅のすぐ北側に、奥州市水沢区(旧・水沢市)と同市江刺区(旧・江刺市)との境界線が走っており、当時隣接していた江刺市から「鉄道の無い江刺市のために、江刺の名前を入れて欲しい」という要望から、水沢江刺駅に変更されたという逸話がある。
市町村合併に伴う改名の動き
2006年(平成18年)の市町村合併(水沢市・江刺市・前沢町・胆沢町・衣川村が合併し奥州市)にともない、駅名を「水沢江刺」から「奥州」・「平泉」・「奥州平泉」に変更しようとの声が、行政を主体として起こっている。これに対しJR東日本からは現在のところ、否定的な見解が出ている模様である(改称に伴う費用は原則地元負担)。