東武ワールドスクウェア駅

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東武ワールドスクウェア駅
駅舎(2017年8月25日)
とうぶワールドスクウェア
TOBU WORLD SQUARE
TN 54 小佐越 (0.7 km)
(1.8 km) 鬼怒川温泉 TN 56
地図
所在地 栃木県日光市鬼怒川温泉大原334-10[1]
北緯36度48分30秒 東経139度42分32.7秒 / 北緯36.80833度 東経139.709083度 / 36.80833; 139.709083 (東武ワールドスクウェア駅)座標: 北緯36度48分30秒 東経139度42分32.7秒 / 北緯36.80833度 東経139.709083度 / 36.80833; 139.709083 (東武ワールドスクウェア駅)
駅番号 TN55
所属事業者 東武鉄道
所属路線 鬼怒川線
キロ程 10.6 km(下今市起点)
電報略号 スク
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[1]
乗降人員
-統計年度-
321人/日
-2022年-
開業年月日 2017年平成29年)7月22日[2]
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東武ワールドスクウェア駅(とうぶワールドスクウェアえき)は、栃木県日光市鬼怒川温泉大原にある、東武鉄道鬼怒川線である[2]駅番号TN 55

概要[編集]

東武鉄道の子会社が運営するミニチュアパーク東武ワールドスクウェアのメインゲートから徒歩1分の位置に2017年7月22日に開業した。

当駅開業前、東武ワールドスクウェアは東武鬼怒川線の線路沿いにありながら駅がなく、小佐越駅から徒歩8分もしくは鬼怒川温泉駅からバスを利用する必要があり、鉄道からのアクセスが不便な状況であった。そこで交通利便性を向上させ、観光地としての回遊性を高めるために、メインゲートから徒歩1分の場所に当駅が設置されることになった[1]

また、当駅は鬼怒川温泉郷の南端に位置することから、当駅が最寄駅となるホテルへのアクセス向上も期待されている[3]

とうきょうスカイツリー駅同様、案内上の当駅の英語表記は「TOBU WORLD SQUARE」と、全て大文字で表記される。

歴史[編集]

  • 2016年平成28年)11月25日 - 当駅の設置が東武鉄道より発表される[1]
  • 2017年(平成29年)7月22日 - 開業[2]。日中時間帯のみの停車。ただし運賃は隣駅の小佐越駅と同一扱いとして算出[2]
  • 2018年(平成30年)3月17日 - 特急「きぬがわ」の停車駅に加わる[4]
  • 2019年(平成31年)3月16日 - 運賃計算を小佐越駅と同一扱いから独立[5]
  • 2020年令和2年)6月6日 - ダイヤ改正により東武ワールドスクウェアの営業時間外も含め終日の全列車(夜行を除く)が停車するようになる[6]

東武鉄道の駅開業は2005年(平成17年)開業の流山おおたかの森駅以来12年ぶりである。

東武グループの「東武」と冠するレジャー施設が駅名になるのは東武動物公園駅に次いで2駅目であるが、そちらは東武動物公園開園に伴って杉戸駅から改称されたものであり、開業当初から施設名を冠するのは当駅が初となる。

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅[1]。鬼怒川線で唯一交換設備のない棒線駅である。ホームは1面しかないが、「1番線」の表記がある(これは大師前駅葛生駅も同様である)。駅舎の位置はホームの鬼怒川温泉寄りにある[3]PASMO簡易改札機および乗降車駅証明書発行機が設置されている。乗車券・特急券・「SL大樹」座席指定券は、東武ワールドスクウェアの営業時間内に限り、入園券うりばの専用ブースで発売する。

開業日から、東武ワールドスクウェアのイメージソングをアレンジした発車メロディ・接近メロディが使用されている。発車メロディは鬼怒川温泉駅で使用されているものの短縮バージョン、接近メロディは当駅のみのアレンジバージョンである。

番線 路線 方向 行先
1 TN 鬼怒川線 下り 鬼怒川温泉方面
上り 下今市方面

利用状況[編集]

2022年度の1日平均乗降人員321人である[7]。近年の1日平均乗降人員の推移は下記の通り。

年度 1日平均
乗降人員
2018年(平成30年) 438
2019年(令和元年) 298
2020年(令和02年) 182
2021年(令和03年) 255
2022年(令和04年) 321

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

自由ヶ丘バス停
  • 駅前に日光交通の 「自由ヶ丘」停留所が設置されている。
  • (参考)東武ワールドスクウェア園内に、東北急行バスの高速バス 東京駅 - 日光・鬼怒川線が発着している。

隣の駅[編集]

東武鉄道
TN 鬼怒川線
普通
小佐越駅 (TN 54) - 東武ワールドスクウェア駅 (TN 55) - (鬼怒立岩信号場) - 鬼怒川温泉駅 (TN 56)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 日光・鬼怒川地区の回遊性・利便性向上を目指して 2017年夏 東武鬼怒川線に新駅「東武ワールドスクウェア」を開業します』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2016年11月25日。 オリジナルの2018年7月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180729111852/http://www.tobu.co.jp/file/pdf/f883e7037e77959c7e4757af67657502/161125.pdf?date=201611251310202020年6月9日閲覧 
  2. ^ a b c d 観光拠点として利便性を高め、日光・鬼怒川地区の更なる活性化を目指します! 東武鬼怒川線 新駅「東武ワールドスクウェア」の開業日を7月22日(土)に決定しました! 〜特急列車やSL「大樹」も停車します〜』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2017年2月28日。 オリジナルの2019年8月3日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190803062852/http://www.tobu.co.jp/file/pdf/79c334dda9506eee8dc5a17f5b07168c/170228_3.pdf?date=201702281911072020年6月9日閲覧 
  3. ^ a b 特急やSLは止まる? 駅舎の向きは? 東武ワールドスクウェア駅周辺の声”. レスポンス (2017年1月30日). 2017年2月15日閲覧。
  4. ^ 日光・鬼怒川エリアの回遊性と利便性向上を目指して 東武・JR相互直通特急「きぬがわ4号」「きぬがわ5号」も新たに「東武ワールドスクウェア駅」に停車します!』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2017年12月15日。 オリジナルの2019年10月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191014150918/http://www.tobu.co.jp/file/pdf/1c65126f7fc9eacb8cd3480574adf071/171215_2.pdf?date=201712151154542020年6月9日閲覧 
  5. ^ 割引運賃の廃止について” (PDF). 東武鉄道. 2019年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月9日閲覧。
  6. ^ 2020年6月6日(土)ダイヤ改正を実施! 東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線・東武アーバンパークライン【特急列車・THライナー・SL大樹概要が決定】』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2020年2月25日。 オリジナルの2020年6月6日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200606173654/https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/1748d4629b95c74a8661b243af941bda_200225_3%20.pdf2020年6月9日閲覧 
  7. ^ 駅情報(乗降人員) | 企業情報 | 東武鉄道ポータルサイト

関連項目[編集]

外部リンク[編集]