東武鉄道夜行列車

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東武鉄道夜行列車
(尾瀬夜行・スノーパル・日光夜行)
Ozeyakou ozeguchi.jpg
会津高原尾瀬口駅に到着した「尾瀬夜行」
概要
種類 夜行列車
地域 東京都埼玉県栃木県福島県
運行開始 2006年3月18日
運営者 東武鉄道
野岩鉄道
路線
起点 浅草駅
終点 会津高原尾瀬口駅東武日光駅
使用路線 東武伊勢崎線日光線鬼怒川線
野岩鉄道会津鬼怒川線
技術
車両 東武500系電車
軌間 1,067mm
電化 直流1,500V
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東武鉄道夜行列車(とうぶてつどうやこうれっしゃ)では、東武鉄道が運行している夜行列車をまとめて解説する。なお、運行期間により以下の名称が与えられる。

  • 夏季に運行される「尾瀬夜行(おぜやこう)」
  • 秋季に運行される「日光夜行(にっこうやこう)」
  • 冬季に運行される「スノーパル

なお、列車名に浅草駅出発時刻を付して「尾瀬夜行23:55」(おぜやこうニーサン・ゴーゴー)、「スノーパル23:55」( - ニーサン・ゴーゴー)と名乗る場合があり、東武鉄道及び東武トップツアーズでもそのように案内される。但し、運行時間はダイヤ改正毎に変更されるため、時刻を付さない形でも通用する。

概要[編集]

いずれも下りのみの運転で、浅草駅を金・土曜および休前日の23時55分に出発。「尾瀬夜行」は翌3時18分、「スノーパル」は翌5時18分に野岩鉄道会津高原尾瀬口駅に、「日光夜行」は翌2時16分に東武日光駅にそれぞれ到着する(時刻は2016年度または2017年度時点のもの)。

販売方法は連絡バス乗車券やスキー場施設利用券等とセット販売が基本である。申し込みは当日の17時までで、あらかじめ東武トップツアーズ等への申し込みが必要である。列車種別は、以前は使用車両によって急行または快速急行であったが、2001年から2017年3月まで300系[1][2]、2017年5月から2018年3月までは350系[3]、2018年6月からは500系を使用[4]しており、2005年度までは急行として、2006年度より特急と列車種別が固定されている。全席座席指定である。

本線系統を走る特急の中で唯一、新越谷駅に停車する。個室料金は2590円[5]

尾瀬夜行[編集]

基本的に5月末から10月中旬の金・土曜日および休日前日に運行される。会津高原尾瀬口駅で4時20分発尾瀬沼山峠)行きのバスに接続するが、その際バスが出発するまで電車内で過ごすことができる。2010年度は片道での利用ができなくなり、復路(東武鉄道経由または関越交通高速バス経由)とのセット販売のみとなったが、2011年度から再び片道での利用が出来るようになった。

スノーパル[編集]

基本的に12月末から3月中旬の金・土曜日および休日前日に運行される。車内で仮眠を取った後、会津高原・たかつえスキーリゾート&ホテルズ会津高原だいくらスキー場行きのバスに接続する。

日光夜行[編集]

紅葉狩りの需要に対応して、2016年10月15日に18年ぶりに運行再開された。車内で仮眠を取った後、東武日光駅で中禅寺温泉日光自然博物館)・竜頭の滝戦場ヶ原日光湯元温泉行きの専用バスに接続する[6]。2017年は100系(スペーシア)を使用して秋に運行され[7]、2018年は栃木ディスティネーションキャンペーンの一環で夏にも運行される[8]。2018年秋季には、従来の浅草駅発に加えて、初のJR新宿駅発の列車も運行される[9]

停車駅[編集]

全ての列車とも、終点駅以外は乗車のみ可能である。

尾瀬夜行・スノーパルは乗務員交代のため新藤原駅に運転停車する。スノーパルは野岩鉄道線内除雪のため停車時間が長い。

沿革[編集]

東武300系
(2007年10月29日)
東武350系
(2007年8月19日 / 姫宮)
  • 1955年(昭和30年)7月2日 浅草駅 - 東武日光駅間運行の「日光山岳夜行」の運行開始。
  • 1956年(昭和31年)6月9日 浅草駅 - 上毛電気鉄道中央前橋駅間運行の「赤城夜行」運行開始。
    当時、同区間を運行する「こうづけ」号があったことから、これとセットして運行された。
  • 1967年(昭和42年)11月11日 「赤城夜行」運行終了。
  • 1986年(昭和61年)12月27日 現行の「スノーパル」運行開始。運行当初は6050系により快速急行列車扱い。
  • 1987年(昭和62年)5月 現行の「尾瀬夜行」運行開始。種別は快速急行列車扱い。
  • 1996年(平成8年) 「日光山岳夜行」の使用車両を、6050系電車から300・350系に変更し、急行列車扱いとする。
  • 1997年(平成9年) 北千住駅停車開始。
  • 1998年(平成10年) 「日光山岳夜行」運行終了。
  • 2001年(平成13年)12月 「スノーパル」の使用車両を6050系から300・350系に変更し、急行列車扱いとする。
  • 2002年(平成14年)5月 「尾瀬夜行」の使用車両を6050系から300・350系に変更し、急行列車扱いとする。
  • 2002年(平成14年)12月 「スノーパル」新越谷駅停車開始。
  • 2003年(平成15年)5月 「尾瀬夜行」新越谷駅停車開始。
  • 2005年(平成17年)6月 「尾瀬夜行」に女性専用車両設定開始。同年12月より運行の「スノーパル」にも女性専用車両の設定を行う。また、毛布の全席貸与を行う。
  • 2006年(平成18年)6月 同年3月のダイヤ改正に伴う種別の変更により、「尾瀬夜行」は特急列車へ扱いを変更する。同年12月より運行の「スノーパル」も特急列車へ扱いを変更。また、空気枕のプレゼントサービスを開始。
  • 2015年(平成27年)
  • 2016年(平成28年)10月15日 18年ぶりに「日光夜行」が運行再開(10月21日・22日も運行)[6]
  • 2017年(平成29年)
    • 3月24日 300系による夜行列車の運用終了[1][2]
    • 5月26日 300系の運用終了に伴い、使用車両が350系に変更される[3]
    • 10月14日 100系による日光夜行が運行(10月20日・21日も運行)[7]
  • 2018年(平成30年)
    • 6月1日 尾瀬夜行の使用車両が500系に変更される[7]
    • 6月22日 栃木ディスティネーションキャンペーンの一環で100系による日光夜行が運行(7月7日も運行)[8]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 東武のスキー・スノーボード専用夜行列車「スノーパル23:55」”. 東武鉄道・東武トップツアーズ (2016年12月). 2017年6月21日閲覧。
  2. ^ a b 東武鉄道300系が引退 - 交友社 鉄道ファン railf.jp 2017年4月21日
  3. ^ a b 尾瀬夜行23:55 2017年版”. 東武鉄道・東武トップツアーズ (2017年5月). 2017年6月21日閲覧。
  4. ^ 臨時夜行列車 「尾瀬夜行23:55」を特急車両「リバティ」で運行します!”. 東武鉄道 (2018年4月25日). 2018年4月26日閲覧。
  5. ^ https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1080356.html
  6. ^ a b 日光の紅葉シーズンに、臨時夜行列車「日光夜行号」を運転します! (PDF)”. 東武鉄道・東武トップツアーズ (2016年9月8日). 2016年9月11日閲覧。
  7. ^ a b c 特急車両「スペーシア」を初めて夜行列車に使用 日光の紅葉シーズンに、臨時夜行列車 「日光夜行号」を運行します! (PDF)”. 東武鉄道・東武トップツアーズ (2017年9月7日). 2017年9月12日閲覧。
  8. ^ a b 「本物の出会い 栃木」 デスティネーションキャンペーンの開催について (PDF)”. =「本物の出会い 栃木」 デスティネーションキャンペーンの開催について実行委員会 (2018年2月14日). 2018年3月1日閲覧。
  9. ^ 日光の紅葉シーズンに、JR新宿駅発の臨時夜行列車「日光夜行号」を運行します! (PDF)”. =東武鉄道 (2018年8月20日). 2018年8月24日閲覧。
  10. ^ 日光線・鬼怒川線・宇都宮線の当面の運行計画について (PDF)”. 東武鉄道 (2015年9月14日). 2015年9月14日閲覧。
  11. ^ 東武線 9月18日(金)以降の運転計画について (PDF)”. 東武鉄道 (2015年9月18日). 2015年9月18日閲覧。
  12. ^ 当面の尾瀬夜行23:55の運行中止について 東武鉄道
  13. ^ 野岩鉄道、12/11から全線通常ダイヤに - 東武・会津鉄道との直通運転も再開マイナビニュース 2015年11月16日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]