弘前市運動公園野球場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
弘前市運動公園野球場
はるか夢球場
施設データ
所在地 青森県弘前市大字豊田2丁目3-1(弘前市運動公園内)
座標 北緯40度35分27.4秒 東経140度30分07.1秒 / 北緯40.590944度 東経140.501972度 / 40.590944; 140.501972座標: 北緯40度35分27.4秒 東経140度30分07.1秒 / 北緯40.590944度 東経140.501972度 / 40.590944; 140.501972
開場 1979年4月1日
所有者 弘前市
管理・運用者 公益財団法人弘前市体育協会(指定管理者)
グラウンド 人工芝
照明 照明塔8基434灯
使用チーム • 開催試合
全国高等学校野球選手権青森大会
北東北大学野球連盟
収容能力
14,844人
グラウンドデータ
球場規模 両翼:100m
中堅:122m

弘前市運動公園野球場(ひろさきしうんどうこうえんやきゅうじょう)は、青森県弘前市弘前市運動公園内に所在する野球場で、愛称ははるか夢球場(はるかゆめきゅうじょう)。施設を弘前市が所有したうえで、公益財団法人弘前市体育協会が指定管理者として運営管理業務を担っている。

歴史[編集]

かつて弘前公園内にあった弘前市営球場の代替施設として、1979年4月1日弘前市運動公園内へ開場。開場後には、高校・大学によるアマチュア野球公式戦などを中心に使用されている。NPBでは、1979年1982年1984年に、日本ハムファイターズの主催で一軍公式戦を実施。2009年2015年2016年には、地元球団である東北楽天ゴールデンイーグルスの主催で、イースタン・リーグ(二軍)の公式戦が開かれた[1]。野球以外の競技では、日本女子ソフトボールリーグの公式戦にも使用されている。

愛称である「はるか夢球場」は、斎藤春香(弘前市出身のソフトボール日本代表元選手・監督)の名前にちなんだもので、弘前市民からの公募を経て2012年に命名された[2][3]

球場を運営する弘前市では、2017年に東北楽天の一軍公式戦開催を実現させるべく、弘前商工会議所などとの地元団体・企業と共に『プロ野球一軍戦誘致実行委員会』を結成[4]2015年からは、運動公園改修事業の一環として、総事業費28億1000万円[5]で内外野の人工芝化、観客席の拡張、照明灯の更新などを進めてきた[4]。その結果として現行のNPB一軍公式戦開催要件を満たしたため、2016年11月11日には、翌2017年6月28日に東北楽天主催の一軍公式戦(対オリックス・バファローズ戦)を18:00開始のナイトゲームとして初めて開催することがパシフィック・リーグから発表された[6][7][5]

2017年には、上記の改修が5月末に完了。6月18日から21日までは、改修後初めての試合として、第6回東アジアカップ女子ソフトボール大会 2017 in HIROSAKIを開催した。弘前市内でスポーツの国際大会が開かれたのは、この大会が初めてである。さらに、6月28日には、前述した東北楽天対オリックス戦を18:02から開催。青森県内では1988年7月17日広島東洋カープヤクルトスワローズ戦(青森県営野球場)、当球場としては上述の1984年以来、平成時代では初めてのNPB一軍公式戦が実現した。

施設概要[編集]

  • 両翼:100m、中堅:122m
  • 収容人員:14,844人(メインスタンド4,454人 内野席1,620人 フィールドシート570人 外野席8,200人)
  • 照明設備:照明塔8基434灯
  • スコアボード:フルカラーLED

改修に際しては、「市民が憩えるボールパーク」をテーマに、両翼93m、中堅120mメートルだったグラウンドを拡張。外野スタンドにジョギングコースを整備したほか、右翼側外野席および一塁側内野席の外にそびえる名峰・岩木山の稜線をモチーフに設計されたメインスタンドや、津軽三味線のバチのイメージで設計された照明灯を新設した。その一方で、照明を要する試合を開催する場合にだけ発電機を使用するなど、消費電力や球場維持費の抑制に努めている[5]

スコアボード[編集]

  • 2014年までは電光式だったが、2015年の改修で三菱電機製の「オーロラビジョン」(高解像度フルカラーLED式大型映像装置)を採用したことを機に、ボールカウントを示すSBOランプを撤去。動画やリプレイ映像の再生が可能になった一方で、ボールカウントについては、上からBSOの順に試合中だけ表示されるようになった。また、球場のある運動公園全体を防災拠点として整備する弘前市の方針を背景に、災害が発生した場合には市の広報(安否情報など)を伝えることを想定している[8]
  • ファウルボールがスタンドに入った際、場内アナウンスとともに注意画面が表示される。
  • 2017年より阪神甲子園球場同様にボークの判定の際に表示される。

プロ野球開催実績[編集]

日本野球機構 (NPB) の一軍戦および二軍戦の開催実績
開催日 リーグ 対戦カード 観客数
1979年8月18日 パ・リーグ 日本ハムファイターズ 4 - 0 南海ホークス 11000人(概数)
1982年7月17日 パ・リーグ 日本ハムファイターズ 2 - 3 ロッテオリオンズ 10000人(概数)
1984年8月11日 パ・リーグ 日本ハムファイターズ 6 - 1 南海ホークス 08000人(概数)
2009年8月1日 イ・リーグ 東北楽天ゴールデンイーグルス 8 - 9 千葉ロッテマリーンズ 00882人(実数)
2015年6月6日 イ・リーグ 東北楽天ゴールデンイーグルス 2 - 6 千葉ロッテマリーンズ 03541人(実数)
2016年7月23日 イ・リーグ 東北楽天ゴールデンイーグルス 11 - 5 北海道日本ハムファイターズ 04198人(実数)
2017年6月28日 パ・リーグ 東北楽天ゴールデンイーグルス 3 - 2 オリックスバファローズ 13227人(実数)
  • 1984年、日本ハムは14連敗(3引き分けを挟む、球団ワースト記録)中だったがここで勝利し長いトンネルを抜け出した。
  • 2016年7月に楽天へ入団したカルロス・ペゲーロは、来日直後の同月23日に出場した二軍の日本ハム戦で2本塁打を記録。翌2017年には、一軍のオリックス戦1回裏の第1打席で、改修完了後のプロ野球公式戦初本塁打を放った[9]

交通[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 弘前で6年ぶりプロ野球2軍戦”. 陸奥新報 (2015年1月28日). 2015年3月11日閲覧。
  2. ^ 愛称「はるか夢球場」に/弘前 ”. 東奥日報 (2012年9月30日). 2015年3月11日閲覧。
  3. ^ OG便り ~あの選手は今~ 「Vol.1 齋藤春香さん」”. 日立ソフトボール部. 2015年3月11日閲覧。
  4. ^ a b “プロ野球1軍戦を青森で! 28年間未開催の地”. 河北新報オンラインニュース. 河北新報社. (2016年5月18日). http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160518_24009.html 2016年11月11日閲覧。 
  5. ^ a b c “29年ぶり青森でプロ野球公式戦開催!実現に向け奔走した弘前市長の思い”. スポーツ報知. 報知新聞社. (2017年6月25日). http://www.hochi.co.jp/baseball/column/20170625-OHT1T50203.html 2017年6月28日閲覧。 
  6. ^ “楽天 パ33年ぶり青森県で主催ゲーム パ来季日程発表”. Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社. (2016年11月11日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/11/11/kiji/K20161111013703780.html 2016年11月11日閲覧。 
  7. ^ プロ野球一軍公式戦、青森県で29年ぶり開催へ
  8. ^ “弘前市運動公園野球場「はるか夢球場」スコアボード向け「オーロラビジョン」”. 三菱電機東北支社. http://www.mitsubishielectric.co.jp/business/area/tohoku/installations/detail09.html 2017年6月29日閲覧。 
  9. ^ “楽天ペゲーロが先制17号ソロ「青森ダイスキ」”. nikkansports.com. 日刊スポーツ. (2017年6月28日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/1847157.html 2017年6月28日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]