弘南鉄道弘南線

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弘南線
岩木山をバックに走る弘南線電車
岩木山をバックに走る弘南線電車
概要
起終点 起点:弘前駅
終点:黒石駅
駅数 13駅
運営
開業 1927年9月7日 (1927-09-07)
全通 1950年7月1日
所有者 弘南鉄道
使用車両 弘南鉄道#車両を参照
路線諸元
路線総延長 16.8 km (10.4 mi)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 直流1,500 V 架空電車線方式
路線図
Konan Railway Linemap.svg
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停車場・施設・接続路線
STR
JR東奥羽本線
0.0 弘前駅
KHSTa STR STR
中央弘前駅
STRrf STR STR
大鰐線
STR3 STR
JR東:奥羽本線
BHF
0.9 弘前東高前駅
BHF
1.7 小比内駅 -1943
BHF
2.1 運動公園前駅
BHF
3.6 新里駅
WBRÜCKE
平川
BHF
5.2 館田駅
eBHF
6.5 石郷駅 -1943
BHF
7.5 平賀駅
BHF
9.5 柏農高校前駅
eBHF
9.6 荒田駅 -1943
BHF
11.1 津軽尾上駅
BHF
12.5 尾上高校前駅
BHF
13.4 田んぼアート駅
BHF
13.8 田舎館駅
WBRÜCKE
浅瀬石川
BHF
15.3 境松駅
STR exSTRrg
eKRWg+l exKRWgr
黒石線
KBHFe exKBHFe
16.8 黒石駅 / 黒石駅(国鉄)

河川は主なものを記載

弘南線(こうなんせん)は、青森県弘前市弘前駅から青森県黒石市黒石駅を結ぶ弘南鉄道鉄道路線

路線データ[編集]

  • 路線距離(営業キロ):16.8 km
  • 軌間:1067 mm
  • 駅数:13駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:全線電化(直流1500 V)
  • 閉塞方式:自動閉塞式
  • 交換可能駅:6(弘前、新里、館田、津軽尾上、田舎館、黒石)

歴史[編集]

  • 1926年(大正15年)2月18日 弘南鉄道に対し鉄道免許状下付(中津軽郡和徳村-南津軽郡尾上村間)[1][2]
  • 1927年(昭和2年)9月7日 弘南弘前(現在の弘前) - 津軽尾上間が開業[3]
  • 1929年(昭和4年)6月17日 松森町駅を南弘前(現在の弘前東高前)駅に改称。
  • 1932年(昭和7年)
    • 4月7日 瓦斯倫動力併用認可[4]
    • 5月21日 南弘前 - 新里間に小比内駅、館田 - 平賀間に石郷駅、平賀 - 津軽尾上間に荒田駅開業(ガソリンカー専用)[5][6]
  • 1943年(昭和18年)2月25日 小比内駅、石郷駅、荒田駅廃止。
  • 1948年(昭和23年)7月1日 全線を600V電化。青森県内初の電化[2]
  • 1950年(昭和25年)7月1日 津軽尾上 - 弘南黒石(現在の黒石)間が開業し全通[2]
  • 1954年(昭和29年)4月1日 全線の架線電圧を750Vに昇圧。
  • 1961年(昭和36年)9月1日 全線の架線電圧を1500Vに昇圧。
  • 1965年(昭和40年)4月1日 票券閉塞式から通票閉塞式に変更。
  • 1970年(昭和45年)12月10日 平賀 - 弘南黒石間単線自動閉塞化。
  • 1971年(昭和46年)9月11日 南弘前 - 平賀単線間自動閉塞化。
  • 1975年(昭和50年)11月1日 快速列車運行開始。
  • 1977年(昭和52年)9月10日 運動公園前駅開業。
  • 1978年(昭和53年)12月22日 弘南弘前 - 南弘前間単線自動閉塞化。
  • 1980年(昭和55年)6月23日 柏農高校前駅開業。
  • 1984年(昭和59年)7月1日 貨物営業廃止。
  • 1986年(昭和61年)4月1日 弘南弘前駅を弘前駅に、弘南黒石駅を黒石駅に改称。
  • 1988年(昭和63年)4月1日 南弘前駅を東工業高前駅に改称。
  • 1993年(平成5年)4月1日 ワンマン運転開始。
  • 1997年(平成9年)8月25日 館田駅構内で電車正面衝突。32人が重軽傷。
  • 1999年(平成11年)
  • 2005年(平成17年)4月1日 東工業高前駅を弘前東高前駅に改称。
  • 2007年(平成19年)
    • 6月12日 平賀駅構内で黒石発弘前行電車が脱線。負傷者なし。15日に80分間隔運転の暫定ダイヤ(全区間1列車での折り返し運用・列車交換なし)で復旧。
    • 8月1日 通常ダイヤに戻る。ただし快速列車については運休(事実上の廃止)となる。
  • 2013年(平成25年)7月27日 田んぼアート駅開業[7]

運行形態[編集]

すべて弘前駅 - 黒石駅間の運転で、基本は30分間隔運転だが、日中時間帯は60分間隔の運転となる。沿線高校登校日の朝に車掌乗務列車が4両編成で1往復設定されている。それ以外は2両編成で運行されワンマン運転を行う。かつては[いつ?]、朝ラッシュ時や夕方に車両基地のある平賀駅発着の区間列車も設定されていた。

沿線学校の休校日を除く平日の朝に快速が1往復設定されていたが、2007年6月12日に発生した脱線事故の影響により運休し、2008年1月16日に休止した。なお、快速停車駅および電車内の停車駅案内板の快速電車の発車時刻と快速停車駅案内が消されており、事実上の廃止となった。

快速停車駅
下り…弘前から平賀までの各駅 - 津軽尾上 - 黒石
上り…黒石 - 津軽尾上 - 平賀 - 弘前東高前 - 弘前

車両[編集]

弘南線では元東急7000系7000系電車が使用されている。

弘南線7000系電車の一部車両は沿線の高校柏木農業高等学校尾上総合高等学校黒石高等学校黒石商業高等学校の4校[8])の生徒が描いたいわゆるラッピング車両となっている。

利用状況[編集]

輸送実績[編集]

弘南線の近年の輸送実績を下表に記す。輸送量は減少している。 表中、輸送人員の単位は万人。輸送人員は年度での値。輸送人員は年度での値。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

収入実績[編集]

弘南線の近年の収入実績を下表に記す。旅客運賃収入は減少している。運輸雑収については年度による変動が大きい。 表中、収入の単位は千円。数値は年度での値。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

戦前の輸送収支実績[編集]

  • 鉄道統計資料、鉄道統計、国有鉄道陸運統計各年度版

駅一覧[編集]

  • 線路(全線単線) … ◇:列車交換可、|・*:列車交換不可(*は交換設備休止)
  • 全駅青森県内に所在
駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 線路 所在地
弘前駅 - 0.0 東日本旅客鉄道奥羽本線 弘前市
弘前東高前駅 0.9 0.9  
運動公園前駅 1.2 2.1  
新里駅 1.5 3.6  
館田駅 1.6 5.2   平川市
平賀駅 2.3 7.5  
柏農高校前駅 2.0 9.5  
津軽尾上駅 1.6 11.1  
尾上高校前駅 1.4 12.5  
田んぼアート駅 0.9 13.4   南津軽郡田舎館村
田舎館駅 0.4 13.8  
境松駅 1.5 15.3   黒石市
黒石駅 1.5 16.8  

過去の接続路線[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1926年2月22日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ a b c “津軽の街と風景 間口広く懐の深い平賀町=16”. 陸奥新報 (陸奥新報社). (2014年12月8日) 
  3. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1927年9月17日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ 『地方鉄道及軌道一覧 : 昭和10年4月1日現在』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 『鉄道停車場一覧. 昭和9年12月15日現在』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 恩田睦「戦前期弘南鉄道の経営展開と資金問題 : 昭和初期における鉄道経営」『弘前大学経済研究』36号、33頁
  7. ^ 田んぼアート駅7月27日開業 - 東奥日報、2013年6月25日。
  8. ^ この4校は、元気まち創造サポーター育成事業中南地区実行委員会参加校。

参考文献[編集]

  • 今尾恵介『日本鉄道旅行地図帳』2東北、新潮社、2008年、p.46 - 主に駅の開業・廃止・改称日について。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]