平木浮世絵美術館 UKIYO-e TOKYO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
Japanese Map symbol (Museum) w.svg 平木浮世絵美術館
UKIYO-e TOKYO
施設情報
専門分野 浮世絵版画
収蔵作品数 約6000点
事業主体 公益財団法人 平木浮世絵財団
開館 2006年10月
閉館 2013年3月
所在地 135-8614
東京都江東区豊洲二丁目4番9号
アーバンドックららぽーと豊洲ISLANDS 1階
位置 北緯35度39分18.5秒
東経139度47分34.0秒
座標: 北緯35度39分18.5秒 東経139度47分34.0秒
アクセス (閉館)
公式サイト http://www.ukiyoe-tokyo.or.jp/
プロジェクト:GLAM

平木浮世絵美術館 UKIYO-e TOKYO(ひらきうきよえびじゅつかん うきよえとうきょう)は、東京都江東区豊洲ショッピングセンターアーバンドック ららぽーと豊洲内にあった浮世絵の専門美術館リッカーミシン創業者である平木信二の浮世絵コレクションを収集、展示する目的で設立された、日本初の浮世絵専門の美術館である。2013年3月より休館し、その後閉館した。

概要[編集]

昭和47年(1972年)9月銀座において「リッカー美術館」の名前で開館、横浜そごう内に「平木浮世絵美術館」と名称を変更して移転後、2006年10月現在の江東区豊洲で新たにオープンした。

このコレクションは、日本の三大浮世絵コレクションとして知られていた「松方コレクション」、「三原コレクション」(日本郵船の重役・三原繁吉が収集)、「斎藤コレクション」(京都の画商・松木善右衛門から、実業家・神田鐳蔵の手を経て、仙台斎藤報恩会が所蔵)のうちの「三原コレクション」、「斎藤コレクション」を引き継ぎ、更にその後の収集品を加えたものである。この二つのコレクションは、戦中は大阪の木村貞造が一時保有し大阪市立美術館に保管されていたという。そして戦後の混乱期に散逸や海外流出の危機にさらされたが、これを食い止めようとする人々の尽力を経て、平木信二の所有となった。

重要文化財4件(11点)、重要美術品238点を含む約6000点の浮世絵版画を収蔵し、希少な初期の浮世絵が多いのが特徴的である。このため平木コレクションだけで浮世絵版画の発展史を概観でき、他にも月岡芳年小林清親楊洲周延といった明治の浮世絵や、橋口五葉などの新版画なども所蔵している。日本国内で同館と同レベルの浮世絵コレクションを保有するのは、前述の松方コレクションを引き継いだ東京国立博物館のみと言ってよい。

前述のとおり、2013年3月の休館後、再開することなく閉館。常設の展示施設としては廃止されたが、設置母体の平木浮世絵財団は存続しており、所蔵品は各地の美術館等の展覧会に出品する形で公開されている。


収蔵品[編集]

重要文化財[編集]

  • 鳥居清倍 「市川團十郎の暫図」竪大々判 墨摺筆彩 元禄14年(1701年)頃 大田南畝旧蔵
  • 石川豊信 「花下美人図」竪長大版 漆絵 延享1744-1748年)期
  • 鳥居清長 「大川端夕涼み図」竪大判 錦絵
  • 歌川広重 「江戸近郊八景図」横大判 錦絵 「吾嬬杜夜雨」「玉川秋月」「池上晩鐘」「芝浦晴嵐」「行徳帰帆」「羽根田落雁」「小金井橋夕照」「飛鳥山暮雪」の8枚揃 横大判 錦絵 天保8-9年(1837-1838年)頃

重要美術品[編集]

(以下は当館所蔵の重要美術品認定物件の一部である。)

その他[編集]

参考文献[編集]

展覧会図録
  • 学校法人中央大学 平木浮世絵美術館 たばこと塩の博物館主催 『中央大学創立125周年記念特別展 「浮世絵百華 --平木コレクションのすべて--』 中央大学文学部発行、2009年
  • 公益財団法人 平木浮世絵財団 企画編集 『浮世絵の美 ~平木コレクションの名品』 北九州市立美術館、2013年

外部リンク[編集]