小林銅蟲

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小林 銅蟲
生誕 1979年9月4日(36歳)
日本の旗 日本神奈川県
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 2003年 -
ジャンル 不条理漫画
代表作 ねぎ姉さん
公式サイト 小林銅蟲 公式サイト
『 ねぎ姉さん 』
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小林 銅蟲(こばやし どうむ、1979年9月4日 - )は、日本の漫画家。Web漫画『ねぎ姉さん』の作者。

経歴[編集]

神奈川県出身。明治大学付属中野八王子中学校・高等学校日本大学生物資源科学部海洋生物資源科学科卒業[1]

大学在学中『コミックビーム』に1年間持ち込みを行うも全てボツを喰らう。宮塚タケシのアシスタントとして活動する傍ら、あやしいわーるどに掲載されていた「コボちゃん」のパロディ漫画に影響を受け、自らのサイトで「ねぎ姉さん」の掲載をはじめた(当初あやしいわーるどにアップロードしていたが、同所のアップローダーが無くなったためサイトを立ち上げた)。ちなみに、香山哲のブログのコメント欄で、自身が長ねぎを食えないことを明らかにしている[2]

アシスタントの多忙さに加え主治医が死去したことが重なりうつ病が悪化、仕事場の階段から飛び降りる。外傷性クモ膜下出血を負う。手術より回復しアシスタントを辞めた後、Livedoorの第16回デイリー4コマグランプリに、そのサイトで公開していた「ねぎ姉さん」の第570話を投稿したところ、優勝作品に選ばれる(ちなみに第14回、第15回でも「四コア」と題した作品を投稿し優勝作品に選ばれている)。そのことがきっかけとなって、のちにデイリー4コマの執筆陣に加わり、「ねぎ姉さん」のほかに「まなまこまなこ」を掲載している。また香山哲とも知り合う。

2007年10月には東京大学教養学部より非常勤講師を委嘱され、4コマ漫画に関するゼミナールを開講した。 『Quick Japan』70号の「ゼロ年代日本・次の100人」で紹介されたこともある。

2009年には、漫画家の香山哲が主宰するドグマ出版から、これまでの作品をまとめた単行本『ねぎ姉さん10^3』が出版された。

2010年よりねぎ姉さんのサイト上で『まんが道なき道』という漫画の連載を開始し、カンパを募るという形式を採り始めた。漫画の最期には香山哲による「説明」という文章が添えられており、商業誌での連載ではなく、カンパによって「応援や期待」を受け取る形式であるということが書かれている。現在の小林銅蟲の収入はこのカンパに頼っている。

2011年12月、漫画実話ナックルズ誌上にて商業誌デビューを果たした。

2013年9月11日裏サンデーU-2リーグにて巨大数がテーマの漫画『寿司 虚空編』を連載開始。(2014年12月に裏サンデーにおける掲載終了)

2014年11月、MANGA pixivにて『さいはて -Daydream Attractor-』の連載開始(月一更新[3])。

2015年4月、 MANGA pixivにて『寿司 虚空編』の連載再開(不定期更新[4])。タイトルに若干の変更があり『寿司 虚空編 -Sushi Kokuu Hen-』となっている。

漫画を執筆する傍ら松浦だるまのアシスタントもしている。

作風[編集]

作品にストーリーや内容、脈絡もなにも関係なく目的や盛り上がりすら存在しない、逆柱いみりとは違った非常に独特でシュールな世界を描くことが多い。

「ねぎ姉さん」の内容がひどくシュールなものであるため、読者から薬物使用を疑われることがある。本人曰く「使っていたらこの程度では済まないと思う」とのことだが、『まんが道なき道』においてパブロン抗不安薬AMT(脱法時)を乱用した描写がある。数学料理に興味を抱いている。数学では数学的用語を漫画中に使用することがある他、「ねぎ姉さん」の話数が素数のとき「黒ねぎ姉さん」を登場させる(ただし38話や896話など、まれに素数でない話数でも登場させることがある)。また「寿司 虚空編」ではテーマが巨大数となっている。料理では自ら料理をすることはもちろん「食い物の拡がり」において漫画でも取り扱っている。蟻は飼育しており、漫画にもよく蟻の話題が登場する(本人は「採取の時に蟻が生息する竹を割って白い幼虫を食べた事がある」とも話している)。また大学時代の研究分野であったことから海洋生物にも詳しい。

グロテスクな作品も好んで描く。ゲテモノパーティー男性器を食べたこともある。

掲載作品[編集]

単行本リスト[編集]

  • ねぎ姉さん10^3(ドグマ出版 2009年)
  • 小林銅蟲ランド1(ドグマ出版 2010年)
  • 小林銅蟲ランド2(ドグマ出版 2011年)
  • 小林銅蟲ランド3(ドグマ出版 2011年)

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 小林銅蟲『ねぎ姉さん』(ドグマ出版)

外部リンク[編集]