十条

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
JR十条駅

十条(じゅうじょう)は、東京都北区にある地名であり、上十条中十条十条仲原東十条十条台などの町域の総称である。

歴史[編集]

1448年文安5年)の熊野領豊嶋年貢目録に初見される。由来は新編武蔵風土記による豊島清元が熊野権現を勧請した際紀州の十条峠に因んでつけたとする説と、新修北区史による古代の条里制に基づくという説がある。

王子方面から岩淵を経て埼玉県へ抜ける旧岩槻街道(日光御成道や鎌倉街道とも呼ばれる。現在の東京都道460号中十条赤羽線)が通り、元々はこの街道を中心に集落が広がっていた。

南から、街道沿いにある地福寺は「十條村のお地蔵様」と昔から信仰を集めた。毎年7月1日富士山の山開きの日には、富士神社(十条富士塚)では大きな縁日(通称「お富士さん」)が催される。

陸海空の兵站中枢として十条駐屯地(海上航空では十条基地)補給本部、が存在する。 お富士さんの数週間後にお祭りが開催される。

西音寺も古い由緒の寺で、門前には「武州豊嶋郡十條村」と記された1748年宝篋印塔が残っている。八雲神社から東京都道318号環状七号線(環七通り)を渡り清水坂を経て、街道は赤羽へと続く。

東京都道318号環状七号線(環七通り)と東京都道455号本郷赤羽線が交わる姥が橋交差点脇には姥が橋延命地蔵尊があり、供養碑には1724年の建立銘が見られる。ここでは毎年8月24日縁日が催されている。また、十条仲原2丁目の日枝神社1689年創建)には、1667年建立の青面金剛尊の庚申塔があり、1976年(昭和51年)に塔の建立300年を記念して十条仲原庚申講が復活している。

地理[編集]

「十条」は汎称地名であり、実際は直径約2kmの範囲内に存在する上十条・十条仲原・中十条・十条台・東十条より構成される。このうち、東十条は京浜東北線の東側に寄り添うように位置し、他の十条地域と比べて標高が急激に低くなる。そのため、東十条と他の十条地域の往来は、急勾配の坂(馬坂・地蔵坂など)を上り下りしなければならない。

埼京線十条駅付近には十条銀座商店街、京浜東北線の東十条駅付近には東十条商店街が続いている。他にも数多くの商店街があり、その総数は11である。交通の面ではJR埼京線十条駅とJR京浜東北線東十条駅が中心となるが、赤羽や王子に歩いた方が近い地域もある。十条駅から池袋駅までは5分、新宿までは10分と非常に都心部から近い。また、都営地下鉄三田線新板橋駅板橋本町駅東京メトロ南北線王子神谷駅へも歩いていける地域もあり、十条の範囲の広さと利便性がうかがえる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]