佐藤良明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐藤 良明(さとう よしあき、1950年10月13日 - )は、アメリカ文学ポピュラー音楽研究者[1]東京大学名誉教授[1]放送大学客員教授[1]群馬県高崎市出身。兄はグラフィックデザイナー佐藤晃一[2]

活動[編集]

トマス・ピンチョン研究でデビューし、1980年代に人類学者グレゴリー・ベイトソンの研究や翻訳を軸とした評論活動を行う。

1990年代は、東京大学教養学部における英語教育改革を柴田元幸らと主導。全学共通の英語テキスト『The Universe of English』(東京大学出版会)シリーズは学内外から反響を呼んだ[3]

2000年以降は、ポピュラー音楽研究に主軸を移し、また『リトル・チャロ』等の放送教材製作に関わり、新潮社<トマス・ピンチョン全小説>の翻訳に取り組む。

経歴[編集]

群馬県立高崎高等学校在学時にAFS15期生に採用され、アメリカバージニア州へ1年間留学した。

東北大学理学部を中途退学し、東京大学文学部英文科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。

東京外国語大学外国語学部英米語学科専任講師助教授、1990年東京大学教養学部助教授、1996年東京大学大学院総合文化研究科教授(超域文化科学専攻・表象文化論研究室)。2007年同大学を早期退職。

NHK英語教育番組講師(2006, 2008-09)。日本ポピュラー音楽学会会長(2011-12)。表象文化論学会会長(2014-18)。放送大学教養学部教授(2015-2018)。

著書[編集]

  • 『ラバーソウルの弾みかた―ビートルズから《時》のサイエンスへ』(岩波書店、1989)
→『ラバーソウルの弾みかた』(ちくま学芸文庫、1994)
→『ラバーソウルの弾みかた―ビートルズと60年代文化のゆくえ』(平凡社ライブラリー、2004)
  • 『郷愁としての昭和』(新書館、1997)
  • 『J-POP進化論―「ヨサホイ節」から「Automatic」へ』(平凡社新書、1999)
    • 『ニッポンのうたはどう変わったか―増補改訂 J-POP進化論』(平凡社ライブラリー、2019)
  • 『これが東大の授業ですか。』(研究社、2004)
  • 『ビートルズとは何だったのか』(みすず書房、2006)
  • 『英文法を哲学する』(アルク出版、2022)

共編著[編集]

翻訳[編集]

テキスト[編集]

  • 『The Parallel Universe of English』(柴田元幸共編)(東京大学出版会、1996)
  • 『英語V Reading contemporary American plays』 内野儀共編著 放送大学教育振興会 1997.3
  • 『英語VII Reading American decades : 1950s-1990s』(柴田元幸共編)(放送大学教育振興会、1997)
  • 『英語V (’01)』(河合祥一郎共編)(放送大学教育振興会、2001)
  • 『リトル・チャロ』アニメ版ストーリー・ブック Vol. 1-3 (英語脚本、栩木玲子共同制作)(NHK出版 2008-09)
  • 『リトル・チャロ』完全版 Vol.1-3 (英語脚本、栩木玲子共同執筆)(NHK出版 2008-09)
  • 『The American Universe of English』(栩木玲子共編)(東京大学出版会、2010)
  • 『英語事始め』(大橋理枝共著)(放送大学教育振興会、2017)
  • 『異言語との出会い—言語と通して自他を知る』(滝浦真人共編)(放送大学教育振興会、2017)
  • 『耳から学ぶ英語』(大橋理枝共著)(放送大学教育振興会、2018)
  • 『アメリカの芸術と文化』(宮本陽一郎共編)(放送大学教育振興会、2019)
  • 『ビートルズ de 英文法』(放送大学教育振興会、2021)

放送[編集]

  • 未来潮流『世界同時多発 変容するポップカルチャー』(NHK総合テレビ、1998年5月23日)
  • 『佐藤教授のぷにゅぷにゅポップス』(ラジオ高崎、1998年4月-98年9月)
  • 週刊ブックレビュー(NHK BS2、2001年-12年、不定期)
  • たけしの誰でもピカソ(テレビ東京、2002年-09年、不定期)
  • 『黄金の洋楽ライブ』(NHK BS2、2006年-09年)、不定期)
  • 3か月トピック英会話『ジュークボックス英会話 歌詞から学ぶ感情表現』(NHK教育テレビ、2007年1月-3月)
  • リトル・チャロカラダにしみこむ英会話(同上、2008年4月-09年3月)
  • 『キーウィ佐藤のポップス文化論』(NHKラジオ第1、2012年8月25日、9月1日)
  • 『キーウィ佐藤の百年のロック」(ラジオ高崎)、2014年4月- 9月、毎週)改訂版『佐藤良明のロック史講義』(2014年10月-2015年3月)

脚注[編集]

  1. ^ a b c 英語を難しく考えすぎているあなたに――『英文法を哲学する』刊行記念対談 4月14日(木)午後7時開催”. PR TIMES (2022年4月12日). 2022年4月23日閲覧。
  2. ^ 佐藤晃一の精神と自然(文=佐藤良明)『アイデア』2016年10月
  3. ^ 『これが東大の授業ですか。』研究者(2004)。

外部リンク[編集]