伝送路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Communications men.jpg

伝送路(でんそうろ)は電気工学情報工学分野で用いられる語である。

  1. 電気工学で電気現象が伝えられるために使用される媒体。そのうちで通信工学として情報の伝送用途。
  2. 情報工学で電気現象を捨象した情報としての符号の伝送に使用される媒体。

本項では上の2つを順に説明する。

なお電気工学で電気現象が伝えられるために使用される媒体として、そのうちで電力工学として電力の伝送用途については、有線の場合は伝送路より電線路を用いることが当該分野では一般的である。 また無線の場合は伝送経路が特に意識されることはなく、電力伝送、エネルギー伝送との表現が用いられ、伝送路の用語は見かけられない。

通信工学として情報の伝送用途[編集]

伝送路とは電気現象が伝えられるために使用される媒体である。 形態に注目して媒体が電気回路を構成するケーブル等の導体である有線の場合、大気(空間)中を電磁波が伝播する無線の場合がある。

配線としての機能に注目する場合は伝送線路ともいう。高周波信号を扱う分野では伝送線路は導波路とも呼ばれ、分布定数回路として取り扱われる。 (→分布定数回路伝送線路参照)。

伝送路通信路)として機能する物の種類には様々な形態がある。以下に例を示す。

有線・有形の媒体[編集]

通常は長さ・経路方向について形状・電気的特性が一様である。

無線・空間の媒体[編集]

  • 無線(電波伝搬): 電波の伝播媒体として特に境界条件のない自由空間の大気を利用するものである。
  • 空中線:電荷・電流分布と電磁波の変換を担う装置である。導体としての形状を設計原理に合わせたものにすることで、予定する機能を得られる。

電気通信関連分野での用語としての伝送路[編集]

電気通信の分野では伝送路や、伝送路に合わせた変調・復調他の信号変換機能を担う送受信装置の技術を扱う分野を伝送工学・伝送技術という。

また電気通信関連の法令でいう伝送路設備とは、伝送路の他に送受信装置を合わせた一式を指すものと解される。

関連項目[編集]