ワン・アフター・909

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ワン・アフター・909
ビートルズ楽曲
収録アルバム レット・イット・ビー
リリース 1970年5月8日
録音 1969年1月30日 (rooftop concert)
ジャンル ルーツ・ロック[1]
時間 2分52秒 (Original LP)
レーベル アップル
パーロフォン
EMI
作詞者 レノン=マッカートニー
プロデュース フィル・スペクター
その他収録アルバム

ザ・ビートルズ・アンソロジー1
レット・イット・ビー...ネイキッド

レット・イット・ビー 収録曲
A面
  1. トゥ・オブ・アス
  2. ディグ・ア・ポニー
  3. アクロス・ザ・ユニヴァース
  4. アイ・ミー・マイン
  5. ディグ・イット
  6. レット・イット・ビー
  7. マギー・メイ
B面
  1. アイヴ・ガッタ・フィーリング
  2. ワン・アフター・909
  3. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
  4. フォー・ユー・ブルー
  5. ゲット・バック
ザ・ビートルズ・アンソロジー1 収録曲
プリーズ・プリーズ・ミー
(24)
ワン・アフター・909
(25)
ワン・アフター・909
(26)
レット・イット・ビー...ネイキッド 収録曲
アイヴ・ガッタ・フィーリング
(6)
ワン・アフター・909
(7)
ドント・レット・ミー・ダウン
(8)

ワン・アフター・909」(One After 909)は、1970年に発表されたビートルズの最後のイギリス盤公式オリジナル・アルバムレット・イット・ビー』に収録された楽曲である。

解説[編集]

レノン=マッカートニーの作品。実質的な作者について、ジョン・レノンは自作であると主張し、ポール・マッカートニーは自伝「メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」で10代の頃に共作したと述べていて、意見が分かれている。ポール自身は「この歌詞は気に入らなかった」と語っている。

典型的な1950年代のロックンロール・フォーマットに則った曲で、タイトルは「909号の次の列車」という意味。9はジョンのラッキー・ナンバーである。

曲自体は1960年春頃には完成しており[2]、ジョン、ポール、ジョージ・ハリスン(ギター)、スチュアート・サトクリフ (ベース) が録音したテープ[注釈 1]が存在する。

ポールのライブでは時折演奏され、2015年4月28日の日本武道館公演でも披露された。

バージョン違い[編集]

シングル「フロム・ミー・トゥ・ユー」のセッションで録音されたが、この時点では没となった[3]。この時の音源は、複数のテイクをつなぎ合わせた完全版として1995年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』に収録された[4]

1969年のゲット・バック・セッションで改めて取り上げられた。結果として曲の完成から陽の目を見るまで約10年かかっている。最初に公式に発表されたテイクは、アルバム『レット・イット・ビー』に収録された。音源は1969年1月30日に、ビートルズが所有するアップル・レコードのオフィスが入居していたビルの屋上で行われた「ルーフトップ・コンサート」のライヴ録音である[注釈 2]

『レット・イット・ビー』に収録されているヴァージョンは、ジョンがエンディングの後、"Oh Danny Boy, The ... calling."と「ロンドンデリーの歌」の替え歌を歌う[5]

なお『レット・イット・ビー...ネイキッド』には、オリジナルでは少し遠かったジョンの声が強めにミックスされたヴァージョンが収録されている。

収録アルバム[編集]

プレイヤー[編集]

クレジットはイアン・マクドナルド英語版によるもの[6]

カバー・バージョン[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ ザ・ビートルズ・アンソロジー』映像版に一部収録。
  2. ^ 海賊盤の中にはこのテイクのミックス違い(ジョンとポールのヴォーカルが左右に分離して定位されたミックス)が聴けるものもある。

出典[編集]

  1. ^ High Fidelity. 38. ABC Leisure Magazines. (1988). p. 148. https://books.google.com/books?id=VLUJAQAAMAAJ. 
  2. ^ Lewisohn, Mark (2013). The Beatles: All These Years, Volume One – Tune In. New York: Crown Archetype. pp. 289, 586. ISBN 978-1-4000-8305-3. 
  3. ^ Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. p. 28. ISBN 0-517-57066-1. 
  4. ^ Lewisohn, Mark (1995). Anthology 1 (booklet). The Beatles. London: Apple Records. pp. 20–21. 31796. 
  5. ^ "The alter men are calling"や"The alter man is calling"、"The old summer is calling"、"The oats of Anne are calling"、"The old savanna's calling"との聴き取りがあり、正確には判明していない。なおオリジナル歌詞は"Oh Danny Boy, the pipes the pipes are calling."である。
  6. ^ Lewisohn, Mark (1988). The complete Beatles recording sessions. London: Hamlyn p. 169. 0-600-55798-7.