ロストリバーデルタ
ロストリバーデルタ (Lost River Delta) は、東京ディズニーシー (TDS) にあるテーマポートの一つで、1930年代のカリブ海に面した中央アメリカをコンセプトとしている。かつてこの地はジャングルに閉ざされた未開の地域であったが、1880年代にハリケーンに襲われたことで、失われた河「エル・リオ・ペルディード」が出現した。禁断の地であったこの場所には、その後、冒険家などが集まるようになり、賑わいを見せるようになったという設定である[1][2]。
物語
[編集]ロストリバーデルタの舞台は、1930年代のカリブ海に面した中央アメリカ。かつてジャングルに閉ざされた未開の地域だったが、1880年代にハリケーンがこの地を襲うと、それまで人知れず存在していた河が突如出現した。人々はこの河をスペイン語で「失われた河」を意味する「エル・リオ・ペルディート (El Rio Perdido)」と名付け、この地には冒険家や一攫千金を夢見る人々が集まるようになり、やがて河口付近には人々の居留地ができ、レストランやショップが立ち並ぶようになった[1][2]。
そして、考古学者であるインディアナ・ジョーンズにより「クリスタルカルの魔宮」と呼ばれる古代神殿が発見されると、この地はさらに賑わいを見せるようになった。この神殿には「若さの泉」があると噂され、地元のラジオからはジョーンズ博士が若さの泉を発見したとのニュースが繰り返し報じられている[1][2]。
景観
[編集]河の片側には、古代の神殿と、その発掘調査のために訪れた調査団による野営地が広がっている[3]。建物はトタンや木材を用いた簡易的な構造で、神殿の外壁を利用して建てられているものも見られる[3]。河の対岸には金塊などを求めてやってきた入植者の村が形成されており、各地から持ち込まれた建材が用いられたため、建物の外観には統一感がないという設定になっている[3]。
何世紀にもわたって熱帯雨林に囲まれていたという設定に基づき、エリア内の植栽は常緑樹が群生している[4]。ねじれた幹やツルが巻き付いた枝が多く見られ、熱帯ジャングル特有の景観が広がっている[4]。
ハリケーンの襲来によって突如として姿を表したと言われる河「エル・リオ・ペルディート」には、いくつかの橋が架けられている[5]。南側には、スペイン語で「失われた河の橋」を意味するプエンテ・デル・リオ・ペルディート (Puente del Rio Perdido) が、北側には「素晴らしい景色の橋」を意味するプエンテ・ブエナ・ビスタ (Puente Buena Vista) がそれぞれ架かっている[5]。また、トランジットスチーマーラインのドックとクリスタルスカルの魔宮を結ぶ吊橋は、「神殿への橋」を意味する[6]プエンテ・アル・テンプロ (Puente al Templo) と呼ばれている[5]。
エリア一帯はジャングルであるため電力供給が不安定で、街灯の明るさは一定ではない[7]。場所によってはガス灯が用いられているところもある[7]。
パーク内の多くの場所から眺望できるプロメテウス火山は、ロストリバーデルタからはほとんど見ることができない[8]。これが意図的な配置かどうかは明らかではないが、畑山 & 宮原 (2007) では、インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮のピラミッド型の建造物がシンボル的存在としてそびえているため、このエリアにはそれ以上のシンボル的建造物を必要としないと考えられている可能性が指摘されている[8]。
施設
[編集]アトラクション
[編集]ショップ
[編集]- エクスペディション・フォトアーカイヴ
- ルックアウト・トレーダー
- ペドラーズ・アウトポスト
- ロストリバーアウトフィッター
レストラン
[編集]- エクスペディション・イート
- トロピック・アルズ
- ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ
- ユカタン・ベースキャンプ・グリル
- ロストリバークックハウス
劇場
[編集]サービス施設
[編集]エンターテインメント
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 畑山信也、宮原志夫 著、東京図鑑 編『東京ディズニーシー物語』講談社、2007年3月20日。ISBN 978-4-06-213717-1。
- 講談社 編『もっと知りたい! 東京ディズニーシー くわしすぎる大図鑑』講談社、2025年8月19日。ISBN 978-4-06-538091-8。