ムジェロ・サーキット
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所在地 |
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標準時 | GMT+1 |
座標 | 北緯43度59分51秒 東経11度22分19秒 / 北緯43.99750度 東経11.37194度座標: 北緯43度59分51秒 東経11度22分19秒 / 北緯43.99750度 東経11.37194度 |
主なイベント | MotoGP、DTM、F3、SBK、F1 (テスト)、A1GP |
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コース長 | 5.245 km (3.259 mi) |
コーナー数 | 15 |
レコードタイム | 1:18.704 - 239.911 km/h (ルーベンス・バリチェロ, フェラーリ, 2004) |
アウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェッロ(伊: Autodromo Internazionale del Mugello, ムジェロ・サーキット)は、イタリアのトスカーナ州、フィレンツェの北およそ30kmのスカルペリーアにあるサーキット。
概要[編集]
ロードレース世界選手権(MotoGP)のイタリアグランプリが開催されているほか、様々な国内選手権のレースも開催されている。
また、所有者がフェラーリであるため、テスト回数が制限される以前はスクーデリア・フェラーリのF1マシンのテスト走行もここで行われていた[1]。
現在は、隔週年の10月の末から11月の初めには、フェラーリのファン感謝祭である「フィナーリ・モンディアーリ」が行われ、フェラーリ・チャレンジの世界決定戦やスクーデリア・フェラーリのF1マシンの走行などが行われる。
このコースではバレンティーノ・ロッシがMotoGPクラスで7年連続優勝(2002〜2008年)しており、ロッシのサポーター達がスタンドをロッシカラーの「黄色」に染める光景が名物となっている。
コースの特徴[編集]
高低差が41.19mあり、左コーナーが6つ、右コーナーが9つの合計15のコーナーで構成される。
コースの特徴として、まずは1km以上を誇るメインストレートが挙げられる。ピットロード合流付近で緩く左右にカーブしているが、MotoGPで使われるサーキットの中では2番目に長いストレートであり、MotoGPクラスでは最高速度は340km/h以上になる。2016年シーズン終了時点での同クラスの最高速度記録は、アンドレア・イアンノーネが同年イタリアグランプリの決勝レースで出した354.9km/hである[2]。MotoGP2017年シーズンでいうと、レッドブル・リンク、フィリップ・アイランド・サーキットについで3番目に高いアベレージスピードを記録するコースである。
ホームストレート以外は、切り返しのコーナが多く、休む暇の少ないテクニカルコースである。
第1コーナーの「サン・ドナート」は、80km/h台まで速度を落とすタイトコーナーである。そのため、コーナーへ進入する際の急減速で外側に膨らむミスを犯しやすい。スリップストリームを使って追い越しても、1コーナーの減速ミスでイン側から抜き返されるなどの順位変動がよく見られる。
その後、3つの中速S字コーナー(2〜3コーナー・4〜5コーナー・6〜7コーナー)が続き、8〜9コーナーの「アラビアータ」は進入が下り勾配、出口が上り勾配のダイナミックな連続右コーナーとなる。10〜11コーナー
高速S字コーナー「ビオンデッティ」(13〜14コーナー)を越えた後が、ホームストレートの最高速度に影響する最終コーナー「ブーチネ」である。レース終盤にはポジション争いの勝負所となる。
設備[編集]
- グランドスタンド
- 駐車場
- レストラン
- ATM
アクセス[編集]
自動車[編集]
フィレンツェ市内中心部より車で約50分。フィレンツェとボローニャを結ぶ高速道路、アウトストラーダ A1のバルベリーノ出口から車で約20分。なお、大規模レースやフィナーリ・モンディアーリ開催時は周辺道路の一般車両への交通制限が行われる。
鉄道[編集]
ボルゴ・サン・ロレンツォにあるトレニタリア(レジョナーレ)のボルゴ駅から車(タクシー)で約20分。
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Circuito del Mugello(イタリア語、英語)