ポール・フライ (野球)

ポール・フライ
*Paul Fry*
トロント・ブルージェイズ(マイナー)
	ボルチモア・オリオールズ時代; (2020年8月9日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ミシガン州オークランド郡ポンティアック
生年月日	1992年7月26日（31歳）
身長; 体重	6' 0" ＝約182.9 cm; 190 lb ＝約86.2 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	投手
プロ入り	2013年 MLBドラフト17巡目
初出場	2018年6月29日
年俸	$545,000 (2018年)
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ウォーターフォード・ケタリング高等学校（英語版）; セントクレア・カウンティ・コミュニティ・カレッジ（英語版）; ボルチモア・オリオールズ (2018 - 2022); アリゾナ・ダイヤモンドバックス (2022);
	この表について

ポール・レイモンド・フライ（Paul Raymond Fry, 1992年 7月26日 - ）は、アメリカ合衆国ミシガン州オークランド郡ポンティアック出身のプロ野球選手（投手）。左投左打。MLBのトロント・ブルージェイズ傘下所属。

経歴[編集]

プロ入りとマリナーズ傘下時代[編集]

2013年のMLBドラフト17巡目（全体507位）でシアトル・マリナーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・マリナーズでプロデビュー。14試合（先発4試合）に登板して2勝3敗1セーブ、防御率4.50、34奪三振を記録した^[2]。

2014年はA級クリントン・ランバーキングス（英語版）でプレーし、38試合に登板して4勝4敗2セーブ、防御率2.71、77奪三振を記録した^[2]。

2015年はA+級ベーカーズフィールド・ブレイズ（英語版）でプレー後、7月にAA級ジャクソン・ジェネラルズへ昇格した。AA級ジャクソンでは22試合に登板して0勝2敗7セーブ、防御率2.16、43奪三振を記録した^[2]。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ピオリア・ハベリーナズ（英語版）に所属した。

2016年はAAA級タコマ・レイニアーズでプレーし、48試合（先発1試合）に登板して3勝1敗、防御率2.78、65奪三振を記録した^[2]。

2017年はAAA級タコマで開幕を迎え、1試合に登板した^[2]。

オリオールズ時代[編集]

2017年4月14日に金銭トレードで、ボルチモア・オリオールズへ移籍した^[3]。移籍後はAAA級ノーフォーク・タイズで25試合に登板していたが、8月にAA級ボウイ・ベイソックスへ降格した。AA級ボウイでは7試合の登板で防御率0.75と好投した^[2]。

2018年はAA級ボウイで開幕を迎え、5月にAAA級ノーフォークへ昇格した。AAA級ノーフォークでは13試合（先発1試合）に登板して0勝1敗、防御率3.47、29奪三振を記録した^[2]。6月29日にオリオールズとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし^[4]、同日のロサンゼルス・エンゼルス戦でメジャーデビュー。7点ビハインドの8回表1死から登板し、1.2回を2安打無失点に抑えた^[5]。7月15日のテキサス・レンジャーズ戦では初ホールドを記録した^[6]。7月20日のトロント・ブルージェイズ戦では同点の9回裏2死2・3塁の場面で登板し、その回は無失点に抑えたものの、延長10回裏でアレドミス・ディアスにサヨナラ安打を打たれ、メジャー初黒星を喫した^[7]。この年メジャーでは35試合に登板して1勝2敗2セーブ、防御率3.35、36奪三振を記録した。

2019年は66試合に登板して1勝9敗3セーブ、防御率5.34、55奪三振を記録した。

2020年は22試合に登板して1勝0敗、防御率2.45、29奪三振を記録した。

2021年は52試合に登板して4勝5敗2セーブ、防御率6.08、60奪三振を記録した。

2022年5月14日にDFAとなった^[8]。

ダイヤモンドバックス時代[編集]

2022年5月18日にルイス・オソリオとのトレードで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した^[9]。

投球スタイル[編集]

最速95.9mph^[10]（約154.3km/h）のフォーシームとスライダーが投球のほとんどを占める。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年度	球団	登板	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
2018	BAL	35	1	2	2	9	.333	159	37.2	33	1	15	0	4	36	3	20	14	3.35	1.27
2019		66	1	9	3	11	.100	255	57.1	54	7	29	1	6	55	2	39	34	5.34	1.45
2020		22	1	0	0	5	1.000	98	22.0	22	3	9	0	1	29	3	7	6	2.45	1.41
2021		52	4	5	2	11	.444	215	47.1	37	3	35	0	4	60	4	34	32	6.08	1.52
MLB：4年		175	7	16	7	36	.304	727	164.1	146	14	88	1	15	180	12	100	86	4.71	1.42

2021年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2018	BAL	35	3	7	0	2	1.000
2019		66	7	4	0	0	1.000
2020		22	2	1	0	0	1.000
2021		52	1	6	0	0	1.000
MLB		175	13	18	0	2	1.000

2021年度シーズン終了時

背番号[編集]

51（2018年 - 2022年5月13日）
43（2022年6月1日 - 同年終了）

脚注[編集]

^ “Paul Fry Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2018年9月16日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g “Paul Fry” (英語). Baseball Reference. 2018年9月16日閲覧。
^ Jeff Todd (2017年4月14日). “Orioles Acquire Paul Fry For Int’l Pool Slot, Designate Parker Bridwell” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年9月16日閲覧。
^ “Orioles' Paul Fry: Contract selected by Orioles” (英語). CBS Sports (2018年6月29日). 2018年9月16日閲覧。
^ “Angels vs. Orioles - Play-By-Play - June 29, 2018” (英語). ESPN (2018年6月29日). 2018年9月16日閲覧。
^ “Rangers vs. Orioles - Box Score - July 15, 2018” (英語). ESPN (2018年7月15日). 2018年9月16日閲覧。
^ “Orioles vs. Blue Jays - Play-By-Play - July 20, 2018” (英語). ESPN (2018年7月20日). 2018年9月16日閲覧。
^ Darragh McDonald (2022年5月14日). “Orioles Claim Beau Sulser, Designate Paul Fry” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月17日閲覧。
^ Anthony Franco (2022年5月18日). “Diamondbacks Acquire Paul Fry From Orioles” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月19日閲覧。
^ 2021年のボストン・レッドソックス戦で計測

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Paul Fry stats MiLB.com （英語）

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[1] “Paul Fry Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2018年9月16日閲覧。

[BaseballReference-2] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g “Paul Fry” (英語). Baseball Reference. 2018年9月16日閲覧。

[3] Jeff Todd (2017年4月14日). “Orioles Acquire Paul Fry For Int’l Pool Slot, Designate Parker Bridwell” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年9月16日閲覧。

[4] “Orioles' Paul Fry: Contract selected by Orioles” (英語). CBS Sports (2018年6月29日). 2018年9月16日閲覧。

[5] “Angels vs. Orioles - Play-By-Play - June 29, 2018” (英語). ESPN (2018年6月29日). 2018年9月16日閲覧。

[6] “Rangers vs. Orioles - Box Score - July 15, 2018” (英語). ESPN (2018年7月15日). 2018年9月16日閲覧。

[7] “Orioles vs. Blue Jays - Play-By-Play - July 20, 2018” (英語). ESPN (2018年7月20日). 2018年9月16日閲覧。

[8] Darragh McDonald (2022年5月14日). “Orioles Claim Beau Sulser, Designate Paul Fry” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月17日閲覧。

[9] Anthony Franco (2022年5月18日). “Diamondbacks Acquire Paul Fry From Orioles” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月19日閲覧。

[10] 2021年のボストン・レッドソックス戦で計測

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表話編歴アリゾナ・ダイヤモンドバックスロースター
投手	22 ローガン・アレン 55 マット・ボウマン 50 ミゲル・カストロ（故障者リスト） 43 スレイド・セコーニ（英語版） 65 ルイス・フリアス 23 ザック・ガレン 37 ケビン・ジンケル 47 トミー・ヘンリー（英語版） 56 ブランドン・ヒューズ 99 ドレイ・ジェイムソン（故障者リスト） -- ジョー・ジャック（英語版） 40 ブライス・ジャービス 29 メリル・ケリー（故障者リスト） 35 ジョー・マンティプリー 63 ジャスティン・マルティネス（英語版） 30 スコット・マクガフ 64 クリスチャン・メナ（英語版） 52 ジョーダン・モンゴメリー 24 カイル・ネルソン（故障者リスト） 19 ライン・ネルソン 32 ブランドン・ファート 57 エドゥアルド・ロドリゲス（故障者リスト） 27 アンドリュー・サールフランク（英語版） 38 ポール・シーウォルド 81 ライアン・トンプソン 48 ブレイク・ウォルストン
捕手	16 タッカー・バーンハート 11 ホセ・ヘレーラ（英語版） 14 ガブリエル・モレノ
内野手	9 ブレイズ・アレクサンダー（英語版） 10 ジョーダン・ロウラー 4 ケーテル・マルテ 18 ケビン・ニューマン 2 ヘラルド・ペルドモ（故障者リスト） 28 エウヘニオ・スアレス 53 クリスチャン・ウォーカー
外野手	1 ホルヘ・バロサ（英語版） 7 コービン・キャロル 15 ランドル・グリチャック 12 ルルデス・グリエル・ジュニア 31 ジェイク・マッカーシー 3 ジョク・ピーダーソン 26 ペイビン・スミス 5 アレク・トーマス（故障者リスト）
監督・コーチ	17 トーリ・ロブロ（監督） 82 ジェフ・バニスター（ベンチコーチ） 74 ジョー・マザー（英語版）（打撃コーチ） 75 ダミオン・イーズリー（打撃コーチ補佐） 78 ドリュー・ヘドマン（英語版）（打撃コーチ補佐） 73 リック・ショート（打撃コーチ補佐） 72 ブレント・ストローム（投手コーチ） 76 ダン・カールソン（投手コーチ補佐） 39 デーブ・マッケイ（英語版）（一塁コーチ） 21 トニー・ペレジカ（英語版）（三塁コーチ） 71 マイク・フェターズ（ブルペンコーチ）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧 2024年5月7日更新