ブロンディ (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ブロンディ
Blondie
Blondie at Mountain Winery 2012.jpg
U.S.A.サラトガ公演 (2012年9月)
基本情報
別名 Angel and the Snake
出身地 USAニューヨーク・シティ
ジャンル ロック
ポップス
パンク・ロック
ニュー・ウェイヴ
パワー・ポップ
活動期間 1974年 - 1982年
1997年 - 現在
レーベル プライベート・ストック
クリサリス・レコード
ビヨンド・レコード
サンクチュアリ・レコード
Five Seven Music
BMG
メンバー デボラ・ハリー (Vo)
クリス・シュタイン (G)
クレム・バーク (Ds)
トミー・ケスラー (G)
リー・フォックス (B)
マット・カッツ=ボーエン (Key)
旧メンバー ジミー・デストリ (Key)
ゲイリー・バレンタイン (B)
ほか 以下を参照

ブロンディ (Blondie) は、アメリカ合衆国出身のロックバンド

女性ボーカリスト デボラ・ハリーが在籍し、1970年代末から隆盛した「ニュー・ウェイヴ」の代表的グループとして知られる。1982年に一度解散したが、1997年に再結成。

全世界のアルバム・セールスは4000万枚以上。2006年ロックの殿堂』入り[1]

経歴[編集]

1977年のグループショット
Sexシンボルでもあったデボラ・ハリー (1979年)

1974年、ガールズ・バンド「スティレットーズ」に所属していたデボラ・ハリーと、バックバンドにいたクリス・シュタインが中心となって結成された。「ブロンディ」というバンド名は通りがかりのトラックの運転手がハリーにかけた言葉("Hey Blondie"=「よぉ、ブロンドのお姉ちゃん」)に由来する。1975年にはハリー、シュタイン、クレム・バーク、ジミー・デストリ、ゲイリー・バレンタインというメジャーデビュー時のメンバーが揃い、CBGBなどのニューヨークの有名クラブに出演することで徐々に地元で人気を獲得していく。

1976年にデビュー・アルバム『妖女ブロンディ』発表。直後にバレンタインが脱退(ただし次作にも曲提供している)し、フランク・インファンテが新ベーシストとなるが、間もなく元シルヴァーヘッドのナイジェル・ハリスンがベーシストとして加わったため、インファンテはギターに持ち替えた。

1979年、シングル曲「ハート・オブ・グラス」のヒットにより一躍、人気バンドになる。ハリーはセックス・シンボルとしても大いに注目されるようになる。1980年、ハリーとジョルジオ・モロダーが共同で作詞作曲した「コール・ミー」は、映画『アメリカン・ジゴロ』に提供され、米英でナンバーワン・ヒットとなった。途中メンバーのソロ作制作もはさみながら活動を続けたが、シュタインがまれな自己免疫疾患である 尋常性天疱瘡にかかっていることが判明。ハリーはシュタインの看病に当たることを決め、バンドは1982年に解散した。

1981年、映画007 ユア・アイズ・オンリーの主題歌候補として「For Your Eyes Only」(詞も曲も異なる)を歌うが、最終選考でシーナ・イーストンに敗れた。

再結成後

1997年に再結成。1999年、再結成後初のシングル「マリア」をリリースし、19年ぶりに全英ナンバーワンを獲得した。1999年には17年ぶりの7thアルバム『No Exit』を発表。

その後は『The Curse of Blondie』(2003年)、8年ぶりの作品『Panic of Girls』(2011年)[2]、デビュー40周年作品『Blondie 4(0)-Ever』(2014年)[3]、最新作『Pollinator』(2017年)[4]など、アルバムリリースを重ねている。

2006年ロックの殿堂入り[5]

評価[編集]

当初はニューヨーク・パンク・バンドの一つとされていたが、後に「ハート・オブ・グラス」でディスコを、「ラプチュアー」ではラップ、さらに「夢見るNo.1」ではレゲエといった、当時最先端の音楽にも手を広げ、ニュー・ウェイブの範疇で評価されることもあった。同時に、ドゥーワップ・グループのランディ&ザ・レインボウズの「デニスに夢中」をカヴァーしたり、ガレージ・ビート系のアレンジを積極的に取り上げるなど、新旧織り交ぜた音楽性を魅せた。

メンバー[編集]

現ラインナップ[編集]

旧メンバー[編集]

  • フレッド・スミス Fred Smith - ベース (1974-1975)
  • ビリー・オコーナー Billy O'Connor - ドラムス (1974-1975) R.I.P.2015
  • アイヴァン・クラール Ivan Kral - ギター (1975)
  • ティッシュ・ベロモ Tish Bellomo - バッキング・ボーカル (1975)
  • アイリーン・ベロモ Eileen Bellomo - バッキング・ボーカル (1975)
  • ジミー・デストリ Jimmy Destri - キーボード (1975-2004)
  • ゲイリー・バレンタイン Gary Valentine - ベース (1975-1977, 1997)
  • フランク・インファンテ Frank Infante - ギター (1977-1982)
  • ナイジェル・ハリスン Nigel Harrison - ベース (1978-1997)
  • ケビン・パトリック Kevin Patrick (aka Kevin Topping) - キーボード (2003-2007)
  • ジミ・K・ボーンズ Jimi K Bones - ギター (2003)

スタジオアルバム[編集]

アルバム名 USランク UKランク
1976年 妖女ブロンディ - Blondie - -
1978年 囁きのブロンディ - Plastic Letters 72 10
1978年 恋の平行線 - Parallel Lines 6 1
1979年 恋のハートビート - Eat to the Beat 17 1
1980年 オートアメリカン - Autoamerican 7 1
1982年 ザ・ハンター - The Hunter 33 9
1999年 ノー・エグジット - No Exit 18 3
2003年 カース・オブ・ブロンディ - The Curse of Blondie 160 36
2011年 パニック・オブ・ガールズ - Panic of Girls
2014年 ゴースト・オブ・ダウンロード - Ghosts of Download (Blondie 4(0)-Ever)
2017年 ポリネーター - Pollinator

シングル[編集]

曲名 USランク UKランク アルバム名
1976 "X-Offender" - - Blondie
1976 "In the Flesh" - - Blondie
1976 "Rip Her to Shreds" - - Blondie
1977 "Denis" - 2 Plastic Letters
1977 "(I'm Always Touched by Your) Presence, Dear" - 10 Plastic Letters
1978 "Picture This" - 12 Parallel Lines
1978 "Hanging on the Telephone" - 5 Parallel Lines
1979 ハート・オブ・グラス ("Heart of Glass") 1 1 Parallel Lines
1979 "Sunday Girl" - 1 Parallel Lines
1979 "One Way or Another" 24 - Parallel Lines
1979 "Dreaming" 27 2 Eat to the Beat
1979 "Union City Blue" - 13 Eat to the Beat
1980 "The Hardest Part" 84 - Eat to the Beat
1980 コール・ミー ("Call Me") 1 1 アメリカン・ジゴロ ("American Gigolo soundtrack")
1980 "Atomic" 39 1 Eat to the Beat
1980 夢見るNo.1 ("The Tide Is High") 1 1 Autoamerican
1981 ラプチュアー ("Rapture") 1 5 Autoamerican
1982 "Island of Lost Souls" 37 11 The Hunter
1982 "War Child" - 39 The Hunter
1999 マリア ("Maria]]") 82 1 No Exit
1999 "Nothing Is Real But The Girl" - 26 No Exit
1999 "No Exit" - - No Exit
2003 "Good Boys" 96 12 The Curse of Blondie
2006 "Rapture Riders" - - Best of: Sight & Sound

備考[編集]

  • 『Call Me』はオリジナルアルバムには収められていないが、『Autoamerican』アナログ日本版の発売当時、スパニッシュ・バージョン、「ヒーローズ (Live Version)」とのカップリングでシングル盤がオマケで付いていた。

日本公演[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]