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ブラモス (ミサイル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
PJ-10 ブラモス
サンクトペテルブルクで開催された国際海洋防衛ショー、IMDS-2007で展示されたブラモスと発射装置
種類 巡航ミサイル
原開発国 インドの旗 インド/ロシアの旗 ロシア
運用史
配備期間 2006年11月
配備先 インド陸軍
インド海軍
インド空軍(予定)
開発史
製造業者 機械製造科学生産連合(ロシア)と防衛研究開発機構(バラモスコープ、インド)による合弁事業
値段 273万ドル
諸元
重量 3,000kg
2,500kg(空中発射型)
全長 8.4m
直径 0.6m

弾頭 300kg(従来の半徹甲弾

エンジン 2段式統合型ロケット/ラムジェット
発射
プラットフォーム
艦船潜水艦航空機地上移動式発射台
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ブラモスБраМос BrahMos)は、ロシアインドによって共同開発されている超音速巡航ミサイルである。

概要

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PJ-10 ブラモスは、ロシア対艦ミサイルP-800 オーニクス」(NATOコードネーム:SS-N-26)をベースに開発が始められた。マッハ2-3で飛翔し、命中精度も高いという。陸海空・潜水艦のいずれからも発射できる。ブラモスは、固体燃料ブースターと液体(推進剤)ラムジェットエンジンで構成。コンピュータと誘導システムはインドによって設計され、ロシアは推進システムを提供した。射程は300km、弾頭重量は450kgであるという。

ブラモスは、海軍艦艇からの運用も検討されているほか、Su-30MKI フランカーHのような航空機からも発射可能とされている。2003年2月12日よりラージプート級駆逐艦ラージプート」で発射試験が実施されたほか、2019年にはインド空軍のSu-30MKIからの発射に成功したと発表された[2]

テスト

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  • 2001年6月 - 発射実験、成功。
  • 2002年4月 - 発射実験、成功。
  • 2003年2月12日 - ベンガル湾で発射実験、成功。
  • 2003年10月29日 - 東部オリッサ州で発射実験、成功。
  • 2005年12月1日 - Baleswarから15km離れたChandipurの射場で11度目の試射、成功(実戦仕様のミサイルと、移動式の指揮管制装置発射機を使用した)。
  • 2008年12月18日 - ベンガル湾艦上から発射実験に成功[3]
  • 2009年1月20日 - ラージャスターン州で発射実験に成功[4]
  • 2010年12月2日 - 東部オリッサ州沖ベンガル湾の艦上から発射実験に成功[5]
  • 2011年12月9日 - バルト海で行われた発射実験が成功。ミサイルは、インド海軍向けに建造されているフリゲート艦から発射された。
  • 2019年 - 国防省 (インド)は地上設備とSu-30MKIからブラモスの発射に成功したと発表した[2]

ギャラリー

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出典

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  1. ^ BrahMos test-fired off west coast”. Hinduonnet.com (2005年4月16日). 2010年8月31日閲覧。
  2. ^ a b 井上隆司「航空最新ニュース・海外装備宇宙 インド空軍のSu-30MKI ブラモスを発射」『航空ファン』通巻807号(2020年3月号)文林堂 P.117
  3. ^ “インド、巡航ミサイル実験に成功 クリケットの印パ戦中止”. 日経新聞. (2008年12月18日). オリジナルの2008年12月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20081220162958/http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081218AT2M1804H18122008.html 2009年1月29日閲覧。 
  4. ^ “パキスタン隣接州で超音速ミサイル実験 インド”. 産経新聞. (2009年1月20日). オリジナルの2009年1月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090124180507/http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090120/asi0901202352004-n1.htm 2009年1月29日閲覧。 
  5. ^ “巡航ミサイル実験、インドが成功”. 日本経済新聞. (2010年12月2日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0205F_S0A201C1FF1000/ 

関連項目

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外部リンク

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動画