RT-2PM (ミサイル)

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RT-2PM トーポリのTEL車両 (2008年モスクワで行われた軍事パレードでの撮影)
RT-2PM トーポリのTEL車両 (2008年モスクワで行われた軍事パレードでの撮影)
名称
工場名 15Zh58
条約番号 RS-12M
米国名 SS-25 (PL-5)
RT-2PM Topol
任務 大陸間弾道ミサイル
開発国 ソ連
最初の試射 1982/10/27失敗、1983/2/8成功
配備 1988~
設計 MIT(モスクワ熱技術研究所=The Moscow Institute of Thermal Technology)
製造 ボトキンスクミサイル工場(Votkinsk Machine Building Plant)
性能・仕様
構成 3段式固体燃料ロケット(BUS付き)
全長 21.5m
直径 1段目1.8m、2段目1.55m、3段目1.34m
発射重量 45,100 kg
射程 10,500 km
命中精度 200m CEP
ペイロード 単弾頭,1000 kg
弾頭 550kT 核弾頭
誘導装置 デジタルコンピュータ式慣性航法システム

RT-2PM冷戦時代ソビエト連邦によって開発されたICBMである。通常、トーポリ(Топольポプラの意)と呼ばれる。RT-2PM「トーポリ」とその派生型ミサイルに付けられたDoD番号は、SS-25。SS-25はNATOコードでシックルと命名されている。

移動式ミサイルであり、MAZ-543重トラック系列の7軸14輪型MAZ-7912/MAZ-7917ロシア語版英語版輸送起立発射機(TEL)に搭載されて運用される。改良型にRT-2PM2 トーポリM(DoD番号SS-27、NATOコードネームは同じくスターリン)がある。

RT-2PMをベースとした衛星打ち上げロケットスタールト1が存在する。

  • 発達系譜
RT-2 ICBM
 
 
 
 
 
 
RT-2PM 車載移動化
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スタールト1 商用ロケット
 
 
 
 
 
 
 
 
RT-2PM2 改良型
 
 
 
 
 
 
 
 
 
R-30 SLBM
 
 
 
 
 
 
 
RS-24MIRV
 
 

外部リンク[編集]