パン・シヒョク

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パン・シヒョク
原語名 Bang Si-hyuk
別名 "Hitman" Bang
生誕 (1972-08-09) 1972年8月9日(48歳)
出身地 大韓民国の旗 韓国
学歴 ソウル大学校
ジャンル R&B
職業 作詞家
作曲家
音楽プロデューサー
最高経営責任者
活動期間 1994年 - 現在
事務所 HYBE
共同作業者 パク・ジニョン
公式サイト hybecorp.com

パン・シヒョクハングル방시혁ハンチャ:房 時爀、1972年8月9日 - 、別名: "hitman" bang)は、韓国の作詞家作曲家音楽プロデューサー、レコード会社の幹部である。彼は、HYBEBig Hit Musicの創設者兼最高経営責任者である。

略歴[編集]

音楽のある家庭で育ったパンの音楽への情熱は、早くから始まっていた。しかし、両親からは音楽の道に進むことを勧められていた[1][2]。彼は京畿高等学校を経て、ソウル大学校を卒業した。

経歴[編集]

パンは大学在学中に作曲家としてデビューした。1990年代半ばにパク・ジニョンと出会い、2人はしばしば曲作りのデュオを組んでいた。パクが自分の会社であるJYPエンターテインメントを設立したとき、パンは作曲家、編曲者、プロデューサーとして参加した[2][3]。彼らの初期の成功例の一つが、第一世代のグループであるgodである[4]。godのデビューアルバム『Chapter 1英語版』の制作には彼らが大きく関わっており、パクがプロデューサー兼メインソングライターを務め、パンが楽器や音楽のアレンジを担当した[5]。パンがアレンジしたgodの代表曲には、「One Candle英語版」や「Road英語版」などがある。パンの芸名「ヒットマン」は、この時期に由来している。godは、2000年代前半にアメリカで最も売れた人気ボーイズバンドの1つとして成功を収め、自身とパクは「ヒットメーカー」という評価を得た[4]。godの他にも、ベテランのイム・チャンジョンパク・チユン、歌手の、グループのWonder Girls2AMTEEN TOP、R&B歌手のペク・ジヨン英語版など、多くのアーティストのプロデュースや作曲を手がけている[4][6]

2005年、パンはJYPエンターテインメントを離れ、自身の会社Big Hit Entertainmentを設立した。彼は、所属アーティストのために、作詞、作曲、プロデュースを続けており、絶賛されたBTSのアルバム『WINGS』(2016年)では、6曲を共同作曲している。このアルバムの成功により、パンはMnet Asian Music Awardsでベスト・プロデューサー賞を、同年のMelon Music Awardsでソングライター賞を受賞した。2018年6月には、BTSの功績により、バラエティのインターナショナル・ミュージック・リーダーズの1人に選ばれた[7]

2019年4月ブルームバーグ・ニュース英語版はパンの価値を約7億7000万ドルと見積もった[8]2020年10月に申請されたBigHitの株式公開は、韓国で過去3年間に見られた最大規模のもので、パンの純資産は28億ドルに急上昇し[9][10]、韓国のエンターテインメント業界で唯一のビリオネアであり、韓国で6番目にリッチな人物となった[11][12]。株式公開の成功に加え、同年のBTSの商業的成功、Weverseなどのアプリによる多角化への取り組み、Source MusicPledisエンターテインメントなどの企業の買収などにより、2020年版のバラエティのバラエティ500(世界のメディア業界で最も影響力のあるビジネスリーダー500人を選出する指標)に選ばれた[13]

プロデュース作品[編集]

アーティスト アルバム 備考
2007年 Wonder Girls The Wonder Years英語版
2009年 Taegoon英語版 1st Mini Album英語版
2010年 2AM Saint o'Clock英語版
2011年 イ・ヒョン You Are the Best of My Life
Homme英語版 Homme
イ・スンギ Tonight
TEEN TOP Roman英語版 作曲家のパク・チャンヒョンウと共同制作
2012年 イ・ヒョン The Healing Echo
2013年 BTS 2 COOL 4 SKOOL英語版 Pdoggと共同制作
O!RUL8,2?英語版
2014年 Skool Luv Affair英語版
Skool Luv Affair Special Addition
NO MORE DREAM -Japanese Ver.-
BOY IN LUV -Japanese Ver.-
DARK&WILD英語版
Danger -Japanese Ver.-
WAKE UP
2015年 花様年華 pt.1英語版
FOR YOU
花様年華 pt.2英語版
I NEED U -Japanese Ver.-
RUN -Japanese Ver.-
2016年 花様年華 Young Forever英語版
YOUTH
WINGS
2017年 YOU NEVER WALK ALONE
LOVE YOURSELF 承 'Her'
2018年 LOVE YOURSELF 轉 'Tear'
LOVE YOURSELF 結 'Answer'
IZ英語版 ANGEL Supreme Boiとの共作「ANGEL」、キム・ドフンとの共作「GRANULATE」
2019年 TOMORROW X TOGETHER THE DREAM CHAPTER: STAR
BTS MAP OF THE SOUL: PERSONA
BTS World: Original Soundtrack英語版
TOMORROW X TOGETHER THE DREAM CHAPTER: MAGIC
2020年 GFRIEND 回: LABYRINTH英語版
BTS MAP OF THE SOUL: 7
TOMORROW X TOGETHER THE DREAM CHAPTER: ETERNITY
GFRIEND 回: Song of the Sirens英語版
BTS MAP OF THE SOUL: 7〜THE JOURNEY〜
TOMORROW X TOGETHER Minisode1: Blue Hour
GFRIEND 回: Walpurgis Night英語版
ENHYPEN BORDER: DAY ONE

作詞・作曲[編集]

受賞歴[編集]

授賞式 カテゴリー 脚注
2009年 Melon Music Awards ソングライター賞 [14]
2010年 Mnet 20's Choice Awards英語版 20年代の最も影響力のあるスター賞 [15]
2011 韓国音楽著作権賞 ベスト・作詞家(バラード)
ベスト・ソングライター(バラード)
傑作賞 [16]
2016年 Asia Artist Awards ベストプロデューサー賞 [17]
Melon Music Awards ソングライター賞 [18]
Mnet Asian Music Awards 特別賞 - ベスト・エグゼクティブプロデューサー [19]
2017年 ゴールデンディスク賞 ベスト・プロデューサー [20]
ガオンチャートミュージックアワード プロデューサー・オブ・ザ・イヤー [21]
韓国コンテンツ賞 大統領表彰 [22]
2018年 ソウル歌謡大賞 プロデューサー賞 [23]
Genie Music Awards英語版 プロデューサー賞 [24]
Mnet Asian Music Awards プロデューサー・オブ・ザ・イヤー [25]
EDAILY CULTURE AWARDS フロンティア・アワード [26]
2020年 PONY CHUNG INNOVATION AWARDS イノベーション・アワード [27]
Mnet Asian Music Awards ベスト・エグゼクティブプロデューサー・オブ・ザ・イヤー [28]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 방시혁, 서울대 강의 "완전체아이돌 나올 것"” (朝鮮語). www.chosun.com. 2021年5月4日閲覧。
  2. ^ a b Son, Ji-hyoung (2017年3月3日). “Bang Si-hyuk: from ‘hitman’ to ‘motivator’”. The Korea Herald. 2019年7月16日閲覧。
  3. ^ Min, Kyung-won (2017年12月14日). “Inside the mind of Bang Si-hyuk, the man behind BTS: Big Hit Entertainment CEO on the group’s appeal to global audiences and why the boys won’t be recording in English anytime soon”. Korea JoongAng Daily. 2019年7月16日閲覧。
  4. ^ a b c 지면보기, 입력 2010 03 30 00:55 수정 2010 03 30 01:32 | 종합 27면 (2010年3月30日). “2010 ‘히트곡 메이커’ 방시혁” (朝鮮語). 중앙일보. 2021年5月8日閲覧。
  5. ^ 1집 Chapter 1” [First album Chapter 1] (朝鮮語). Naver Music. 2019年8月6日閲覧。
  6. ^ 방시혁 "가수 자질?···무대 지배하는 사람"” (朝鮮語). SBS NEWS (2011年4月11日). 2021年5月4日閲覧。
  7. ^ International Music Leaders of 2018”. Variety (2018年6月4日). 2019年8月6日閲覧。
  8. ^ The Mastermind Behind BTS Has Built a $770 Million K-Pop Fortune”. Bloomberg News (2019年4月9日). 2019年7月20日閲覧。
  9. ^ Stassen, Murray (2020年10月15日). “Big Hit Ceo Bang Si-Hyuk Now Worth Comfortably More Than $2Bn As BTS Firm's IPO Takes Flight In Korea”. Music Business Worldwide. 2021年4月7日閲覧。
  10. ^ BTS Band Members Make Millions as Big Hit Shares Surge in IPO”. Bloomberg (2020年10月15日). 2021年4月8日閲覧。
  11. ^ Big Hit IPO makes BTS millionaires and their producer a billionaire”. CNN Business (2020年9月28日). 2020年12月29日閲覧。
  12. ^ BTS agency listed amid fanfare on stock market”. Yonhap (2020年10月15日). 2021年4月7日閲覧。
  13. ^ Yoon, So-yeon (2020年12月29日). “Five Korean leaders in the entertainment industry named on Variety 500 list”. Korea JoongAng Daily. 2020年12月29日閲覧。
  14. ^ 방시혁, 멜론뮤직어워즈 '송라이터상' 수상” (朝鮮語). 스타뉴스 (2009年12月16日). 2021年5月4日閲覧。
  15. ^ 방시혁, 2010엠넷20's초이스 '가장 영향력있는 스타' 선정” (朝鮮語). 스타뉴스 (2010年8月26日). 2021年5月4日閲覧。
  16. ^ 방시혁, 한국음악저작권대상 작품상 수상” (朝鮮語). 아시아경제 (2011年12月5日). 2021年5月4日閲覧。
  17. ^ 'AAA' 조진웅∙엑소 대상…방탄소년단∙박보검∙윤아 2관왕 [종합]”. tvdaily.co.kr (2016年11月16日). 2021年5月4日閲覧。
  18. ^ Lee, Sang-won (2016年11月20日). “Winners from the 2016 MelOn Music Awards”. KPOP Herald. http://kpopherald.koreaherald.com/view.php?ud=201611201510258545971_2 2019年8月6日閲覧。 
  19. ^ 수정 2016.12.02 15:54, 입력 2016 12 02 15:53 (2016年12月2日). “방시혁, '2016 MAMA' 베스트 제작자상 수상” (朝鮮語). 중앙일보. 2021年5月4日閲覧。
  20. ^ [골든디스크방탄 만든 방시혁, 제작자상… 랩몬이 대리수상]” (朝鮮語). 이데일리 (2017年1月14日). 2021年5月4日閲覧。
  21. ^ POP, 헤럴드 (2017年2月22日). “[6th 가온차트"더 없이 공정했다"..엑소 4관왕·블랙핑크 3관왕(종합)]” (朝鮮語). pop.heraldcorp.com. 2021年5月4日閲覧。
  22. ^ Doo (2017年12月4日). “BTS producer Bang Si-hyuk receives Presidential Citation”. The Korea Herald. 2019年8月6日閲覧。
  23. ^ [2018 서가대 방시혁 올해의 제작자상 수상 '방탄도 함께 축하']” (朝鮮語). 뉴스1 (2018年1月25日). 2021年5月4日閲覧。
  24. ^ Herman (2018年11月6日). “BTS Performs Alongside Charlie Puth at 2018 MGAs”. Billboard. 2018年11月6日閲覧。
  25. ^ Devoe (2018年12月10日). “Why Wasn't BTS At The 2018 MAMAs Premiere? Don't Worry, They'll Make It Up To You”. Elite Daily. 2018年12月10日閲覧。
  26. ^ '이데일리문화대상' 방시혁, "K팝 세계화와 세계 진출에 큰 힘 될 것"” (朝鮮語). news.jtbc.joins.com (2018年1月23日). 2021年5月4日閲覧。
  27. ^ 빅히트 방시혁 의장, 포니정재단 '올해의 혁신상' 수상자로 선정” (朝鮮語). 서울경제 (2020年6月2日). 2021年5月4日閲覧。
  28. ^ ‘2020 MAMA’ 방탄소년단, 대상 4개 독식→8관왕… 6시간 넘긴 시상식 대미 장식 - 조선일보”. web.archive.org (2020年12月6日). 2021年5月4日閲覧。