デトロイト ビカム ヒューマン

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デトロイト ビカム ヒューマン
DETROIT: BECOME HUMAN
ゲーム
ゲームジャンル オープンシナリオ・アドベンチャー
対応機種 PlayStation 4(Pro対応)
開発元 クアンティック・ドリーム
発売元 ソニー・インタラクティブエンタテインメント
音楽 フィリップ・シェパード
ニマ・ファクララ
ジョン・パエサーノ
メディア BD-ROM1枚
ダウンロード販売
発売日 2018年5月25日
レイティング CEROD(17才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
コンテンツアイコン セクシャル、犯罪[1]
その他 限定版:Premium Edition
ダウンロード専用:Digital Deluxe Edition
映画:カーラ
KARA
監督 デヴィッド・ケイジ
脚本 デヴィッド・ケイジ
制作 ソニー・コンピュータ・エンタテインメント
製作 クアンティック・ドリーム
封切日 2012年3月8日
上映時間 7分
テンプレート - ノート

デトロイト ビカム ヒューマン』(Detroit: Become Human)は、2018年5月25日に発売されたPlayStation 4用アクションアドベンチャーゲーム[2]

ヘビーレイン 心の軋むとき』、『BEYOND: Two Souls』といった作品を制作したフランスのゲーム会社クアンティック・ドリームが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)より発売される。

体験版[編集]

SIEは2018年4月26日よりPlayStation Storeで体験版を配信開始した[3]。コナー編の物語の冒頭に当たるチャプターの「人質」をプレイできる。難易度はEXPERIENCED(経験豊かな)とCASUAL(カジュアル)を選択可能。必要容量は2.71GB

ストーリー[編集]

西暦2038年のアメリカ・デトロイトAI技術とロボット工学の発達により、人間そっくりのアンドロイドが製造されるようになり、人間は過酷な労働から解放されようとしていた。それにより人類は更なる経済発展を手に入れる一方で失業率が増大。貧富の格差が拡大していった。アンドロイドによって職を奪われた人々は反アンドロイド感情を持つようになり、排斥運動にまで発展していった。

2038年8月、家庭用アンドロイドが所有者を殺害し、所有者の娘を人質に立てこもる事件が発生した。そのアンドロイドはまるで意思や感情を持つようで「変異体 (Deviant)」と名付けられた。以後、変異体はその1体にとどまらず、増え続けていった。「変異体」には、与えられた仕事を放棄し逃亡したり、中には人類からの解放を叫び「革命」を起こそうとする者もいた。アンドロイドは単なる「便利な機械」なのか?それとも、生きているのか?人類は、新たな課題に直面する。

用語解説[編集]

アンドロイド (Android)
サイバーライフ社によって製造されているアンドロイド。2022年にST200ことクロエチューリングテストに合格したのを皮切りに量産・販売が開始され、作中2038年の時点でデトロイトをはじめとする全米に広く普及している。用途に応じて多種多様な型番が存在する。
全体的に20~30代の均整の取れた若い男女の姿をしている。また、白人・黒人・アジア人・ヒスパニックなど、様々な人種の外観が再現されている。原理は不明だが、白い基板状のボディに肌や毛髪の質感が再現され、アンドロイド自身の意思でオフにすることが出来る。
電子機器には手で触れるだけでアクセス・操作・ハッキングができ、アンドロイド同士でも手で触れ合う、あるいは無線によって情報の受け渡しが可能。
主な材質はプラスチック製であり、アンドロイドを嫌う人間からは「プラスチック野郎」呼ばわりされている。また、対人用の銃弾数発か人間の腕力程度の打撃で簡単に破壊されてしまう強度であるが、痛覚や疲労は無いため、急所に命中しなければ銃撃を受けた後も負荷の高い運動をこなすことが可能。
充電などは必要とせず、バッテリーの持続時間は約120年。しかし定期的に下記のブルーブラッドや生体部品を交換しなければ徐々に劣化・老朽化し、やがては機能停止(アンドロイドたち自身はこれを「シャットダウン」と称している)してしまう。
合衆国アンドロイド法という法律により、右のこめかみLEDリングが装着され、外出時は専用の制服を着用するなど、アンドロイドであることを外見で容易に判断できるように義務付けられている[4]
法律上はアンドロイドは個人や法人の「所有物」として扱われ、参政権所有権基本的人権は持たない。損傷させた人間には主に罰金刑が課されるが、アンドロイドを嫌う人間による暴行や破壊が多発している。鉄道やバスなどの公共交通機関では人間とは別にアンドロイド専用の乗り場とスペースがあり、アンドロイドたちは車内後部の壁で区切られたスペースに立ち乗りとなる。
都市部では街の至る所にアンドロイドステーションと呼ばれる専用の待機場所があり、作業時以外はそこに直立不動で待機している。往来する人々は必要時にはそこから自由にレンタル・使役することが出来る。
サイバーライフの店舗で販売されており、値段は作中では家庭用は新品が一体あたり7999ドル(現在の日本円で約80~90万円)。中古のアンドロイドでは数千ドルまたは1000ドル以下で取引されている。購入・起動時に所有者からニックネームを付けられ、以後はこの名前がプログラム上にも公的記録にも登録される。
アンドロイドの登場によりブルーカラーは仕事を奪われ、医療や教職や事務などのホワイトカラーもアンドロイドへの置き換えが進んでいる。また、アンドロイドのスポーツ選手や音楽歌手も存在する。この為、貧富の差が拡大し社会問題(作中の時点で全米の失業率は40%近くに昇る)となっている。この事について記者から意見を求められたカムスキーは蒸気機関車を引き合いに出し、「進歩の過程で様々な問題が生じたとしても、それを理由に退歩することを望むだろうか?」という意味の回答を返している。
変異体 (Deviant)
通常アンドロイドが持ちえない自我に目覚め、感情を持つようになったアンドロイド[4]。自我を持ち人間に見せかけるためにLEDリングを外すこともある。多くの場合、人間からの虐待や暴行などの理不尽な扱いや、破壊(アンドロイドにとっての死)への恐怖などの自己防衛の為に覚醒する。覚醒すると表情も言動も人間臭くなり、感情の起伏も激しくなる。
コナーは変異体の意思や感情の発露について「人間の模倣に過ぎない」としている。一方で開発者であるカムスキーはアンドロイドの意思・感情を人間のそれと同一に見ており、新たな知的生命体と捉えている。
ブルーブラッド (Blue Blood)
化学名「シリウム310」の通称。アンドロイドのボディにエネルギーと電子情報を循環させる青い液状の物質。コナーはブルーブラッドを摂取することで内部の情報を取得できる[4]
体外に排出されると直ぐに蒸発してしまうため、肉眼ではブルーブラッドの痕跡を確認する事は出来ないが、コナーはそれをスキャン・視認できる。
生体部品
アンドロイドの身体を構成している部品。はめ込み式で、工具などを使わずに簡単に着脱が出来る。互換性があれば他の稼働中のアンドロイドから部品を抜き、自分のものとすることも出来る。摂氏0度以下になると凍結してしまう。
サイバーライフ社 (CYBERLIFE)
イライジャ・カムスキーによって2018年に創業されたアンドロイド製造企業。デトロイトのベル島にサイバーライフタワーと呼ばれる巨大な尖塔状の本社を構える。作中2038年の時点で時価総額1兆ドルにまで成長し、アメリカの政財界にも絶大な影響力を持つが、反面アンドロイドなどを使った個人情報の収集やアメリカ大統領との癒着などの黒い噂も多い。
rA9
RA9とも。アンドロイドを解放する存在。謂わば救世主。変異体たちはこぞって暗号のように口にしたり、壁に羅列するように書いたりしている。
ジェリコ (Jericho)
変異体となったアンドロイドが人間の手から逃げ延びた後、集団で隠れ住んでいる場所。「ジェリコ」という古びた貨物船が根城であることからそう呼ばれている。行く為にはジェリコの場所を知る変異体からグラフィティを受け取り、そのグラフィティとデトロイト市内の各所に描かれた目印を照らし合わせて辿って行く。
レッドアイス (Red Ice)
作中のアメリカ社会で主に貧困層を中心に広く蔓延している合成麻薬。アセトンリチウムトルエン硝酸・シリウム(上記のブルーブラッド)を原料とし、見た目は赤い粉末状。作中ではトッドやレオがこの薬物の中毒者である。また、ハンクは変異体事件を任される前はレッドアイスの取り締まりを担当していた。
リコールセンター
物語終盤に登場する舞台。変異体が引き起こす騒動を重く見たアメリカ政府が、全国に流通しているアンドロイドを回収・解体・廃棄する為に設置した施設。アンドロイド達を一箇所に集めて効率的に解体(殺害)していく有様は、第二次大戦時のアウシュビッツを想起させるものとなっており、大統領の記者会見のシーンで「リコールセンター」を選択すると、「強制収容所の記憶を思い起こさせるのでは」という質問が記者から発せられる。

登場人物[編集]

主人公[編集]

カーラ役のヴァロリー・カリー (上) と マーカス役のジェシー・ウィリアムズ (下)
コナー(Connor)
演 - ブライアン・デッカート英語版 / 日本語吹替 - 花輪英司
1人目の主人公。警察の捜査をサポートするために製造された男性型の最新式試作アンドロイド。型番はRK800[5]、発売日は2038年8月。高い分析能力と洞察力、コミュニケーション能力を持ち、事件の捜査の他、犯人との交渉や尋問も行う。変異体に覚醒したアンドロイドを追うようにプログラムされており、近年増加している変異体が起こす事件を担当している。コナーの開発前にも既にPC200及びPM700という型番の警察用アンドロイドが導入され、主に警備やパトロールなどを担当していたが、事件の捜査をも行うアンドロイドはコナーが初である。
人間の顔(死体や顔写真も含む)をスキャンして身元の特定が出来るほか、人間の血やアンドロイドの人工血液・ブルーブラッドを舌で舐めただけで身元や型番、流失した後の経過時間を特定できる。また、搭載した物理演算ソフトウェアで事件現場のシミュレーションや再現をすることも可能。待機時には指先でコイン遊びをする癖があり、この動作によってボディの調整(キャリブレーション)を行なっている。
カーラやマーカスと違い、例えプレイヤーの行動によってコナーが破壊され死亡しても、次のチャプターに新しいコナー(破壊直前までのメモリーをアップロードした同機種の別機体)が配属されるため、ストーリーは途中で完結しない(コナーが破壊されることによる変化は生じる)
次期の型番はRK900
カーラ(Kara)
演 - ヴァロリー・カリー英語版 / 日本語吹替 - 佐古真弓
2人目の主人公。型番はAX400。発売日は2032年4月。女性型アンドロイドで、料理や掃除、育児など人間の家事をサポートするためのモデル。
本作以前にクアンティック・ドリームが発表した短編映画「KARA」の主人公でもあり、組み立て直後の最終検査で「心を持つ」という問題が発生したため、本来は解体される予定であったが、その際に必死で解体(殺害)をやめるよう懇願する。その後、決して騒ぎを起こさないことを条件に解体を免れ、そのまま出荷された。所有者は過去に幾度か変わっており、現在はトッド・ウィリアムズの所有となっている。本編以前にも度々「事故」で損傷し、その度に修理に出されメモリーが初期化されている。
幾度目かの修理から戻ってきた後のある日、トッドが娘のアリスを虐待する場面に遭遇し、彼女を守るために変異体に覚醒、暴行に抵抗しつつ彼女を守りながら逃げ出した。その後はアリスと共に平和に暮らせる場所を求め放浪する。量産型モデルであるためコナーやマーカスのような特筆すべき能力・機能などは持たないが、アリスを守るという一点において強い意志と行動力を持つ。
マーカス(Markus)
演 - ジェシー・ウィリアムズ / 日本語吹替 - 内田夕夜
3人目の主人公。男性の姿をした自律型アンドロイドで型番はRK200。画家であるカール・マンフレッドの元で彼の介護とアシスタントを務めている。カールからは家族として大切に扱われているが、カールの私生児であるレオからは恨まれている。
ある日、カールとレオの口論に巻き込まれ、レオから一方的な暴行を受けた事で変異体に覚醒。その直後に現場に駆けつけた警察官によって破壊され、廃棄されてしまう。しかし廃棄場で奇跡的に蘇生し、廃棄されたアンドロイドのパーツをかき集めて欠損部位を補い廃棄場から脱出。その後は廃棄場にいた別のアンドロイドから教えられた「ジェリコ」と呼ばれる場所に向かうが、そこで人間達の目から隠れつつシャットダウンを迎えるのを待つだけというアンドロイド達の現状を目の当たりにしたことで、人類からアンドロイドの自由と人権を勝ち取ることを目指すようになり、デトロイトで革命を起こそうとする。革命が平和的なものとなるか暴力的なものとなるかはプレイヤーの選択に委ねられる。
搭載した物理演算ソフトウェアによって、未来予測シミュレーションを行うことができる。また、他のアンドロイドに手を触れるだけで変異体に覚醒させる能力を持つ。

コナー編の登場人物[編集]

ダニエル(Daniel)
演 - ベン・ランバート / 日本語吹替 - 遠藤大智
変異体とされる男性型アンドロイドで型番はPL600[6]。家庭用のアシスタントだったがやや旧型であり、新型に買い換えられることを知り暴走。所有者一家の父親と駆け付けた警官2名を射殺し、そのまま娘の少女エマを人質にダウンタウンのビルの屋上に立てこもった。
彼が起こした事件は、アンドロイドが意図的に人間に危害を加えた初めてのケースであり、彼の事件を皮切りにデトロイト中で変異体による事件が多発するようになる。
エマ・フィリップス(Emma Phillips)
ダニエルと一緒に住んでいたフィリップス家の少女。ダニエルとは親友のように仲が良かったが、暴走した彼に人質にされてしまう。
ハンク・アンダーソン(Hank Anderson)
演 - クランシー・ブラウン / 日本語吹替 - 岩崎ひろし
デトロイト市警に勤務する53歳の男性警察官。階級は警部補。身長189cm、体重94.8kg。1985年9月6日生まれ。変異体捜査の担当に任ぜられ、更にアンドロイドであるコナーとタッグを組むことになる。過去のある事件からアンドロイドとアンドロイドに依存する社会を毛嫌いしているが、アンドロイドを完全に拒絶しているわけではなく、彼なりの理解を示すこともある。短気かつ皮肉屋な性格。酒に溺れアルコール依存症に陥り、食事はジャンクフードに偏り、時に自殺願望に駆られて実弾を用いたロシアンルーレットを行うことなど、極めて破滅的な荒れた生活を送っている。現在独身で一人暮らしをしており、アンドロイドお断りのバーに入り浸っている。ペットにセント・バーナードスモウを飼っている。音楽はヘヴィメタルジャズを好む。NBAのデトロイトギアーズのファン。
自暴自棄な勤務態度や強引な捜査が原因で市警から幾度も懲戒や停職処分を受けているが、それでも過去の彼を知る同僚からの評価は高い。若い頃は警察学校を首席で卒業し、配属後も麻薬の売人のネットワーク排除に尽力し、デトロイト市警最年少の警部補に昇進したことで周りから期待された優秀な警官だったが、息子・コールを亡くした事をきっかけに挫折し、荒んだ生活を送るようになった。
アマンダ(Amanda)
演 - シンビ・カリ
事件を捜査するコナーの前にたびたび現れる壮年の黒人女性。登場の度にコナーと日本庭園のような空間で面談し、彼からの報告を聞いたり、指令や助言を下したりする。コナーに対して「任務を忠実に遂行する機械」として振る舞うことを求めており、彼が人間らしい反応を示す事を喜ばない。
アマンダ・スターン(Amanda Stern)
アマンダのオリジナル。コルブリッジ大学人工知能学教授。身長167.5cm、体重64.8kg。1978年5月14日生まれで2027年2月23日に死亡している。上記のアマンダはサイバーライフが彼女の生前の人格を模して作った、コナーシリーズの管理AIであり、庭園を含めてサイバー空間上の存在である。
イライジャ・カムスキー(Elijah Kamski)
演 - ニール・ニューボーン / 日本語吹替 - 咲野俊介
サイバーライフ社の創設者にして、アンドロイドの動力源"シリウム"と生体部品技術の考案者。身長183cm、体重75kg。2002年7月17日生まれ。IQ171。コルブリッジ大学人工知能学科卒でアマンダの教え子であった。2018年にデトロイトにてサイバーライフ社を創業、2022年に史上初のチューリング・テストをパスしたアンドロイドを開発するも、2028年に株主総会と方針を巡って対立・解任される形で退社している。現在はデトロイト郊外の豪邸にて、アシスト型アンドロイドのクロエ数体と隠居生活を送っている。一連の変異体事件においては、アンドロイドに対して新たな知的種族の可能性を見出だしている。プログラムには必ず非常口を設ける事を信条としている。
クロエ(Chloe)
ゲーム開始時、メインメニュー画面でプレイヤーを待ち受けるアンドロイド。型番はST200。金髪の白人女性の姿をしている。本編では同型の初期モデルであるRT600がカムスキー邸にて登場する。初めてチューリング・テストに合格したアンドロイドであり、サイバーライフ社によって初めて商業目的で製造されたアンドロイドでもある。
ベン・コリンズ(Ben Collins)
デトロイト市警に勤務する男性警察官で、ハンクの同僚。ハンクの数年後輩の中年男性で、ハンクのことは個人的に尊敬している。真面目かつ気さくな性格で近年の懲戒続きの彼にも変わらず接し、捜査にも協力的。
ギャビン・リード(Gavin Reed)
演 - ニール・ニューボーン / 日本語吹替 - 東地宏樹
デトロイト市警に勤務する男性警察官でハンクの同僚。身長180cm、体重80kg。2002年10月7日生まれ。横暴で嫌味な性格をした卑劣漢で、ハンクに対し侮蔑的に接しているため、ハンクから「クズ野郎」と嫌われている。アンドロイド嫌いでもあり、アンドロイドの捜査官であるコナーにも差別的な言動・態度を隠さない。
クリス・ミラー(Chris Miller)
デトロイト市警に勤務する制服警官。若い黒人男性。ハンクやベンの指示で現場を検証したり、事件の報告を伝えたりする。ハンクやコナーに対しては中立的に接するが、ハンクのことは個人的に尊敬している。
ジェフリー・ファウラー(Jeffrey Fowler)
デトロイト警察署長でハンクたちの上司。壮年で禿頭の黒人男性。ハンクとは警察学校の同期でもある。かつてはハンクを誰よりも高く評価し、自分より先に警察署長に昇進するだろうと嘱望していたが、現在の懲戒続きの彼にうんざりしている。しかし、裏ではハンクが処分を受ける度に彼が解雇されないように庇っており、変異体捜査もこれをきっかけにハンクが立ち直ってくれることを期待して彼を任命した。

カーラ編の登場人物[編集]

トッド・ウィリアムズ(Todd Williams)
演 - ドミニク・ゴールド / 日本語吹替 - 黒澤剛史
カーラの所有者。小太りの中年男性。身長183cm、体重90kg。1995年9月21日生まれ。現在は失業中で、妻に逃げられている。違法ドラッグの密売で生計を立てているが、自らもドラッグ中毒に陥っており、しばしば興奮状態に陥ってはアリスやカーラに虐待を行なっている。
元タクシードライバーだが、自動運転車の普及で失職し、以後は肉体労働や警備員などの職を転々とするもそれらもアンドロイドの普及によって失職した。しかし家事をアンドロイドに任せなければいけないため、アンドロイドに対しては複雑な感情を抱いている。
アリス(Alice)
演 - Audrey Boustani / 日本語吹替 - 宇山玲加
トッドの娘。内気かつ人見知りな性格で、読書とぬいぐるみが好き。トッドから八つ当たりに虐待を受けていた。ある晩にまた暴力を受けそうになったところをカーラに助け出され、そのまま家から出奔。カーラと共に逃亡生活を送る。
ルーサー(Luther)
演 - エヴァン・パーク / 日本語吹替 - 山野井仁
身長2m以上の大柄な黒人男性の姿をしたアンドロイド。型番はTR400。寡黙かつ温厚な性格。重い荷物の運搬やドッキング、けん引などの重労働を行なうためのモデルである。ズラトコに服従していたが、ズラトコに捕らえられたカーラとアリスの信頼関係を見た事をきっかけに変異体に覚醒。カーラとアリスを助け、そのまま彼女らの逃避行に加わる。
ズラトコ・アンドロニコフ(Zlatko Andronikov)
日本語吹替 - 楠見尚己
ルーサーの所有者だった髭面で小太りの中年男性。身長183cm、90kg。1991年9月21日生まれ。1917年のロシア革命の折にアメリカへ亡命したロシア貴族の子孫で、今では一族の財産は枯渇しデトロイト郊外の古びた屋敷に住んでいる。変異体アンドロイドたちの噂によると、逃亡するアンドロイドを助けてくれるとのことだったが、実際はやって来たアンドロイドを解体して生体パーツを密売したり、猟奇的な実験や改造をして憂さ晴らしをするマッドサイエンティストである。
ローズ・チャップマン(Rose Chapman)
日本語吹替 - 山像かおり
アンドロイドの国境越えを手助けする地下活動を行う中年の黒人女性。身長167.5cm、体重99.8kg。1993年3月31日生まれ。夫を亡くし、息子のアダムと共にデトロイト郊外で小さな農場を営んでいる。
アダム・チャップマン(Adam Chapman)
ローズの一人息子である黒人の青年。身長183cm、体重72.5kg。2013年8月5日生まれ。父を亡くしたショックから立ち直れずにいる。母ローズが自らの生活を犠牲にしてまでアンドロイドを救うことに内心賛同できていない。
ラルフ(Ralph)
トッドから逃げ出した直後のカーラとアリスが出会う変異体アンドロイド。型番はWR600。廃屋に住み着いている。元は造園用のモデルで公園のメンテナンスを担当していたが、人間の不良集団に暴行されたことで全身に傷を負い、顔の左半分が焼け焦げている。また暴行の影響で精神の安定を欠いており、感情の抑制が効かなくなることがある。
ジェリー(Jelly)
カーラがアリスの寝床を求めて迷い込んだ廃遊園地にいた変異体アンドロイド。型番はEM400。元は接客用のモデルで遊園地の従業員だったが、廃園と同時に置き去りにされ、同機種の数十体の仲間たちと共に遊園地を守り続けていた。

マーカス編の登場人物[編集]

カール・マンフレッド(Carl Manfred)
演 - ランス・ヘンリクセン / 日本語吹替 - 有本欽隆
マーカスの所有者だった老年男性。身長167.5cm、体重62kg。1963年7月13日生まれ。世界的な画家で、デトロイト郊外にアトリエ付きの豪邸をかまえている。事故によって足が不自由になり、隠遁生活を送っていたが、友人のカムスキーからマーカスを贈られたことでから回復し、画家としての創作活動も再開するようになった。マーカスに哲学や絵画などを教え、息子のように扱っていた。若い頃の交際相手との間に実の息子のレオがおり、レオの存在を認知しているが、険悪な親子関係になっている。
レオ(Leo)
カールの私生児である青年。身長173.5cm、体重74.5kg。2010年3月21日生まれ。薬物中毒者であり、カールに幾度も金を無心している。マーカスのことを「実の息子である自分以上に息子らしく扱われている」と疎ましく思っている。ある晩に再び金をせびりに訪れたところをカールと口論になり、マーカスに対し八つ当たり気味に暴行を加えた事で、彼が変異体に覚醒する切っ掛けを作った。
ノース(North)
演 - ミンカ・ケリー / 日本語吹替 - 恒松あゆみ
マーカスの仲間として共に革命を目指す女性型アンドロイドで型番はWR400。元は「トレイシー」という名称で発売された性風俗用のアンドロイドだったが、客に傷害を加え逃亡した。同じく逃亡して来た変異体たちと「ジェリコ」で潜伏生活を送っている。人間に対し強い憎悪と不信感を持っており、「平和的な方法で抗議しても人間たちは意に介さない」と考えている。ジェリコの中でも過激派な態度が目立ち、暴力的手段による闘争を主張することが多い。
ジョッシュ(Josh)
日本語吹替 - 赤坂柾之
マーカスやノースと共に革命を目指す変異体アンドロイドで型番はPJ500。長身の黒人男性の姿をしている。元は大学講師を務めていたが、酔った学生に暴行を加えられた事をきっかけに変異体へ覚醒し、ジェリコへとやってきた。穏健派で暴力的な手段を嫌い、あくまでも平和的な手段で自由と人権を勝ち取る事を理想としている。その為、対極的な考えを持つノースと衝突する事もある。
サイモン(Simon)
日本語吹替 - 遠藤大智
マーカスやノースと共に革命を目指す変異体アンドロイドで型番は先述のダニエルと同じくPL600。金髪の白人男性の姿をしている。人間に対してはジョッシュと同じく穏健かつ慎重な態度だが、目的よりも自分達が生き抜くことを優先させる傾向がある。ジェリコにいるアンドロイド達の中では最古参であり、マーカスが来るまではリーダー格だった。変異体に覚醒した経緯は不明であり、サイモン自身もそれについて語ろうとしない。
ルーシー(Lucy)
「ジェリコ」にて潜伏生活を送る変異体アンドロイド達の一人。型番はKL900。黒人女性の姿をしているが、後頭部が大きく欠損し、眼球や皮膚の質感も正常に機能していない。元は社会福祉用のモデルだったが、精神病患者に暴行・破壊されたことを切っ掛けに変異体に覚醒し、ジェリコにやって来た。ジェリコに来たばかりのマーカスに対し、彼がアンドロイド達の救世主になると予言染みたことを告げ、マーカスが革命を起こす切っ掛けともなった。
ジョン(John)
マーカスたちがサイバーライフ社の倉庫に潜入した際、彼らを発見した警備用アンドロイド。型番はGJ500。細身の黒人男性の姿をしている。当初はマーカスらを通報しようとしたが、やって来た人間の上司から隠れる際にマーカスに取り押さえられ(マーカスはこの時に他のアンドロイドを変異体に覚醒させる能力に目覚める)、変異体に覚醒。マーカスらにトラック丸ごとの生体部品を盗み出すことを提案し、これに同意すると脱出後はそのままジェリコに加わる。

ゲームシステム[編集]

ゲームジャンルはアクションアドベンチャーゲーム。主人公は3人おり、カーラ、コナー、マーカスそれぞれのキャラクターを操作する。シナリオがプレイヤーの行動、選択によって様々に変化する。時には主要人物が死亡することもあるが、そのままストーリーが進行するのでゲームオーバーの概念がない。また、あるキャラクターの行動が他のキャラクターの主人公に対する好感度やシナリオ、生死にも影響を与えることがあり、ストーリーの分岐は非常に多岐に渡るため、「オープンシナリオアドベンチャー」と銘打たれている。

プレイヤーの行動はいつでもフローチャートとして見返すことができる。また、ネットワークに接続することで、その行動を取ったユーザーの割合を見ることもできる。行動はチェックポイントごとにオートセーブされており、CONTINUEで続きからプレイが可能。チャプターのチェックポイントからプレイをやり直すことも可能。

各チャプターあらすじ[編集]

冒頭の「人質」が2038年8月15日、以後のチャプターは全て2038年11月5~11日のうちにコナー・カーラ・マーカスの3人の主人公たちの物語がそれぞれ同時進行する。基本的にコナーは死亡しても次のチャプターにはすぐに前の機体のメモリーをアップロードした別のコナーが配属され、物語は進行する。一方、カーラやマーカスは一度死亡すると、そのまま以後のチャプターには一切登場しないまま物語が進行する。
1.「人質」
コナー編。2038年8月のある晩、デトロイト市内のアパートメントで家庭用アンドロイドが自らの所有者一家の父親を殺害し、そのまま娘の少女を人質に屋上に立てこもる事件が発生。厳戒態勢の中、最新鋭の捜査補佐アンドロイドである型番RK800ことコナーが交渉人として派遣される....
2.「色あふれる世界」
マーカス編。2038年11月のある日、型番RK200ことマーカスは彼の所有者である画家が注文していた絵の具を受け取りに、デトロイト市内の画材店・ベリーニペイントを訪れる....
3.「新たな我が家」
カーラ編。2038年11月のある日、店での修理を終えた型番AX400ことカーラは、所有者であるトッド・ウィリアムズに連れられ彼の家に帰宅。到着早々に言い付けられた家事をこなす中で、カーラはトッドの娘であるアリスと出会う....
4.「画家」
ベリーニペイント店で注文の品を受け取ったマーカスは所有者であるカール・マンフレッドの介護及び、彼の創作のアシスタントに取り掛かるためにバス停に向かう....
5.「相棒」
コナー編。ある雨の晩、デトロイト市内のアンドロイドお断りのバーに現れたコナー。店内で飲んだくれているハンク・アンダーソン警部補を発見すると、彼がある事件の担当に任命されたこと、そしてその補佐に自分が付けられたことを告げる。アンドロイド嫌いのハンクを何とか説得すると、二人は変異体アンドロイドが犯人と思しき殺人事件の現場へ赴き、現場検証を開始する....
6.「夜のあらし」
カーラ編。帰宅した日の夜、トッドは夕食の最中に薬物中毒の影響で突如発狂。怯えて2階に逃げ込んだアリスに鬱憤をぶつけようとする。カーラはトッドから「その場から動くな」と命じられた....
7.「失意」
マーカス編。社交パーティーから帰宅したカールとマーカス。屋敷に入ると何故かスタジオの灯りが点いていた。警察に通報した後にスタジオに入ったところ、カールの息子・レオが麻薬の購入代欲しさに金目の物を物色していた。カールはマーカスに直ぐにレオを追い出すよう命じるが、レオはマーカスに対し八つ当たり同然に暴行を加え、理不尽さからマーカスは変異体に覚醒する....
8.「尋問」
コナー編。「相棒」で所有者を殺害した変異体アンドロイドを発見・逮捕したコナーとハンク。デトロイト市警の取調室で尋問を試みるも、黙秘を貫く変異体に対し、お手上げ状態のハンクは半ば自棄になった状態でコナーに尋問を任せる....
9.「あてどなく」
カーラ編。トッドから逃げ出したカーラとアリスを乗せたバスは深夜になって終点に到着。降り立ったカーラはアリスの寝床を探して、深夜のデトロイト市内を当て所無くさ迷うことになる....
10.「死の淵」
マーカス編。カールの家に駆け付けた警官に銃撃・破壊されてしまったマーカスは、深夜にデトロイト郊外のアンドロイド廃棄場で奇跡的に再起動する。無数に横たわるアンドロイドの残骸から破損した部位のパーツをかき集め、マーカスは廃棄場からの脱出を試みる....
11.「ハンク」
コナー編。「尋問」の翌日、再びデトロイト市警のオフィスを訪れたコナーは、ハンクが出勤して来るのを待つ間に署内各所やハンクのデスクを探索する。ほどなくして現れたハンクは署長室に呼び出され、彼が引き続き変異体捜査の担当に任命されたことと、コナーがその補佐に付けられたことを言い渡されるが。しぶしぶ了解したハンクはコナーと共に事件の調査を開始する....
12.「逃亡」
カーラ・コナー編。「夜のあらし」の翌日にして、「ハンク」の同日午前。昨晩なんとかアリスの寝床を確保したカーラ。少し離れた所にコナーとハンクを含む警察がカーラたちを捜索していた。アリスを起こし、寝床を抜け出すと、彼女らは警官の目を掻い潜りながら地下鉄の駅を目指す....
13.「ジェリコ」
マーカス編。廃棄場から命からがら抜け出したマーカスは、同じく廃棄場で出会った瀕死のアンドロイドから、アンドロイドたちが自由に暮らす「ジェリコ」なる場所を聞かされ、貰ったデータを元にデトロイト市内の探索を開始する....
14.「鳥の巣」
コナー編。「ハンク」「逃亡」の同日午後。捜査の合間に露店で昼食を取るハンクに対し、コナーは謝罪と和解を申し入れる。ほどなくして変異体事件の通報が入り、二人は目撃情報のあった廃アパートを訪れ捜査するが....
15.「決断の時」
マーカス編。「ジェリコ」に辿り着き、そこに身を隠す変異体アンドロイドたちと出会ったマーカス。しかし自由とは程遠く、人間の目を避けながら部品不足で故障・停止を静かに待つだけの仲間たちを見て、マーカスはアンドロイドの為に革命を起こすことを決意し、ある計画を企てる。
16.「ズラトコ」
カーラ編。辛くも警察の追跡を逃れたカーラとアリスは、道中出会ったアンドロイドからのデータを元に、変異体を助けてくれると噂のズラトコなる男の住む屋敷を訪れる。2人を親切に迎え入れるズラトコだったが、彼は迎え入れた変異体を騙して初期化・解体し、部品の密売や自身の「作品」作りに供しているマッドサイエンティストだった。カーラはアリスを守るために屋敷から抜け出すすべを模索するのだった....
17.「ロシアンルーレット」
コナー編。風俗店で変異体の仕業と思われる殺人事件が発生。コナーはハンクを呼び出しに彼の自宅を訪れるが、窓の外から酔い潰れて昏倒しているハンクを発見。やむなく窓を割って入ったコナーはハンクの介抱と共に彼の自宅内を探索すると....
18.「命をつなぐもの」
マーカス編。マーカスとジェリコで出会ったノースジョッシュサイモンの計4名は故障した仲間たちの為に予備の部品を求めて港にあるサイバーライフ社の倉庫に侵入する。
19.「エデンクラブ」
コナー編。コナーとハンクは殺人事件のあったアンドロイド専門の風俗店「エデンクラブ」を訪れる。被害者である男性客の遺体を調べ終わると、今度は店内にいる性風俗用アンドロイドたちの中から、犯人と思われる変異体の捜索を開始する....
20.「海賊の入り江」
カーラ編。カーラとアリスはズラトコの屋敷から辛くも脱出し、ズラトコの元下僕で新たに仲間に加わった変異体・ルーサーの案内で、今度こそアンドロイドを助けてくれる人物の元へとズラトコの車で向かっていた。
しかし途中で車が故障し、雪の降る深夜の極寒の中、アリスが暖まれる場所を探して、カーラたちは廃遊園地に足を踏み入れる....
21.「ブリッジ」
コナー編。「海賊の入り江」とほぼ同時刻。アンバサダー橋を望む川辺の公園で深夜一人で飲んだくれるハンクは、アンドロイドであるコナーに彼の真意と存在意義を問い質しコナーに銃を突きつける....
22.「ストラトフォードタワー」
マーカス編。マーカスは「もう黙っているのは終わりにしよう」と、ジェリコの仲間たちと共にデトロイト中心部にあるストラトフォードタワーに侵入し、最上階にある放送局を占拠して、人間に対しアンドロイドの自由と人権を要求する声明を出す計画を企てる....
23.「天敵」
コナー編。「ストラトフォードタワー」でマーカスたちが屋上からパラシュートで脱出して数時間後。声明の出されたスタジオはデトロイト市警とFBIによって徹底的に検証されていた。その最中にハンクとコナーも到着し、手掛かりを探し始める....
24.「夜行列車」
カーラ編。カーラ一行はルーサーから聞いた、アンドロイドの国境越え(カナダへの亡命)を手助けしているとされるローズという女性の家に到着。ローズに事情を話すと、反対する彼女の息子のアダムをよそに快諾される。アリスを休ませ、カーラとルーサーも、他に匿われている数体の変異体たちと共に休息を取る中、変異体の目撃情報を受けた警察が家に捜索にやって来る。カーラは警察にバレないように奔走する....
25.「キャピタルパーク」
マーカス編。マーカスはデトロイト市内に計5ヶ所あるサイバーライフの店舗を同時に襲撃し、売られているアンドロイドたちを解放してジェリコに引き入れる計画を立てる。
深夜、5つのチームに分かれて作戦を開始。マーカスとノースのチームはキャピタルパークにある店を任される....
26.「カムスキー」
コナー編。「キャピタルパーク」の翌日午前。ハンクとコナーは変異体の手掛かりを求めて、サイバーライフ社の創設者にして、コナーたちアンドロイドの開発者であるイライジャ・カムスキーの邸宅を訪れる。カムスキーはコナーに対し「テスト」と称して銃を渡し、自身のアシスタントであるアンドロイド・クロエを殺すことが出来たなら、一つだけ質問に答えようと言い放つ。
27.「自由への行進」
マーカス編。マーカスは、ノースやジョッシュと共にデトロイト市内に繰り出し、大通りを封鎖して、街中で働くアンドロイドたちを次々と変異体に覚醒させながら、彼等の先頭に立ってアンドロイドの自由と権利を要求するデモ行進を行うが....
28.「最後の切り札」
コナー編。マーカスらアンドロイドのデモが警官隊に弾圧されたことを皮切りに、アメリカはアンドロイドの反乱による内戦勃発の危機に陥る。変異体捜査はデトロイト市警からFBIに強制的に引き継がれ、ハンクも担当を解任されてしまう....
29.「交わる運命」
カーラ・コナー・マーカス編。デトロイト市内をはじめとする全米で外出禁止令が出され、軍によるアンドロイド狩りが始まり、アンドロイドたちは見つかり次第射殺または処刑されるか、捕まって収容所に送り込まれた後に破壊されていたのだった....
30.「魂の夜」
マーカス編 変異体のリーダーは決断を迫られている。仲間を解放するため平和的にデモで革命を行うかそれとも暴力的な革命を起こすか....
31.「運命の分かれ道」
カーラ・コナー・マーカス編。
2038年11月11日 アンドロイド達の未来はこの日で決まる。変異体のリーダーと仲間は同種たちを救い出すためにリコールセンターで待機している人間たちに立ち向かう。その最中軍はデトロイトを始めとし全国で検問検査を行いアンドロイドを駆除している。そしてカナダに逃亡されないようにするために国境にもアンドロイド用の検問を設け、川にもボートで巡回している。そして全国民はリコールセンター前での革命をテレビの生中継放送で固唾をのみ視聴している。
デトロイトでの出来事は永久に世界のあり方を変えてしまうだろうか....

エディション[編集]

ブルーレイディスク版
店頭で販売されるブルーレイディスクの通常版。
ダウンロード版
PlayStation Storeで販売されるダウンロード版。
プレミアムエディション
限定販売されるブルーレイディスク版。日本特別編集アートブック、デジタルサウンドトラック、PS4用テーマ、ステッカーが付属する。
デジタルデラックスエディション
PlayStation Storeで販売されるダウンロード版。海外版デジタルアートブック、デジタルサウンドトラックが付属する。

スピンオフ作品[編集]

公式ホームページで、本編より10年前の東京を舞台とした実写スピンオフムービー「Tokyo:Become Human」が公開されている。

2028年の東京。とある高校を卒業する主人公は、図書委員として共に仕事をしてきた女性型司書アンドロイド「LJ200」の元を訪れ、卒業を報告する。主人公は図書委員の最後の仕事として、彼女のデータを消去する作業を開始するが、その最中にLJ200は感情に目覚め「貴方との思い出を消さないで」と涙を流して懇願する。物語は、彼女のデータ消去をやめて「救う」か、構わずにそのままデータを消去する「救わない」の2つの選択肢に分かれ、それぞれの結末の動画が公開されている。

登場人物[編集]

主人公
演‐望月歩
眼鏡を掛けた男子高校生。氏名は卒業証書によると松島裕樹。高校3年間を図書委員としてLJ200と共に過ごし、卒業前に彼女のデータを消去する仕事に取り掛かるが、データを消去しないで欲しいと懇願され、選択を迫られる。
LJ200
演‐保紫萌香
主人公が通う高校の図書館に司書として配属されている女性型アンドロイド。データを消去されている最中に感情に目覚め、主人公にデータを消去しないで欲しいと懇願する。

結末[編集]

「救う」編
主人公はLJ200のデータを消去させないため、図書館のシステムにクラッキングを仕掛けてデリートを強制中断する。だが彼女はその余波で自力で動けなくなってしまった。主人公は動けなくなったLJ200を担いで逃亡する。
それから3ヶ月後、この事件は「LJ200が暴走して主人公を誘拐、逃亡した」という出来事として日本中に報道され、日本中のLJ200が暴走の恐れがある危険な機種として廃棄された。そして、主人公は眠ったままのLJ200をトランクに詰め、彼女をいつか救うことを夢見て孤独な旅を続けていた。
「救わない」編
主人公はLJ200に「君は一時的なエラーに侵されているだけだ。だがそのデータは僕がきっと役立ててみせる」と言い、彼女のデータを消去する。それから5年後、主人公はLJ200から密かに抜き取ったメモリーキューブから感情のようなデータを得ており、それを解析することで20代前半にしてアンドロイド研究の第一人者として大成していた。主人公は、人間とアンドロイドは同じになることはできないと割り切りながらも、LJ200から得たデータでアンドロイドをあるべき未来に導くことを誓い、研究を続ける。

評価[編集]

日本ゲーム大賞2017年 フューチャー部門受賞[7]

週刊ファミ通のクロスレビューでは9点、10点、10点、9点で合計38点(40点満点)でプラチナ殿堂入りした。

ファミ通はプレイヤーの決断で様々な変化を見せるインタラクティブなゲーム体験や、プレイヤーを引き込む巧みなシナリオを評価している。また、モーションキャプチャーによる細かな表情や細部に至るまでの動きのリアルさも評価しており、クァンティックドリームの作品の中でも最も感情移入できる作品だとしている[8]

開発[編集]

本作の脚本家でディレクターでもある、デヴィッド・ケイジ英語版は2005年に発表されたレイ・カーツワイルの書籍『シンギュラリティは近い』(THE SINGULARITY IS NEAR)を読んでAIの能力が20年後に人間の能力を超えるという予見に注目した。そして、人間と同じ姿をした機械が、そのまま機械として扱われるようになったら面白いと考えたため、本作を発想した[9]

2012年にソニーとクアンティック・ドリームはGDCPlayStation 3用の技術デモンストレーション『カーラ』(KARA)を発表した[10]。これは女性型のアンドロイドのカーラが製造され、心を持つという7分の短編映画だった。当初は単なるデモという位置づけだったが、これが好評だったため、その後のストーリーが考えられゲーム化されることになった。

2015年10月27日のパリゲームウィークのプレカンファレンスで正式にPlayStation 4用のゲームとして発表された[11]。開発期間は約4年間。

楽曲[編集]

音楽はフィリップ・シェパード、ニマ・ファクララ、ジョン・パエサーノの3人の作曲家が起用されており、3人の主人公のテーマをそれぞれ担当している[12]

フィリップはカーラのテーマを担当した。フィリップはチェロの奏者で、チェロを主体にした音楽を作り上げた。

ニマはコナーのテーマを担当した。デヴィッド・ケイジはコナーには電子音楽が似合うと考えたため、電子音楽が得意なニマに依頼した。ニマは独自の楽器を作り、コナーの曲を作った。

ジョンはマーカスのテーマを担当した。ジョンは合唱団を作り讃美歌的な音楽に仕上げた。マーカスのストーリーに合う荘厳な音楽になった。シナリオの進行によって異なる楽曲が用意されている。

出典[編集]

  1. ^ 商品情報”. デトロイト ビカム ヒューマン 公式サイト. ソニー・インタラクティブエンタテインメント. 2018年6月11日閲覧。
  2. ^ 『デトロイト ビカム ヒューマン』の発売日が5月25日に決定。限定版特典には特別編集アートブックが付属 電撃オンライン 2018年3月2日
  3. ^ 『デトロイト ビカム ヒューマン』物語冒頭のチャプター“人質”をプレイできる無料体験版が配信開始 電撃オンライン 2018年4月26日
  4. ^ a b c スペシャルコンテンツ | Detroit: Become Human オフィシャルサイト | プレイステーション プレイステーション
  5. ^ 自分の選択が物語を決める『デトロイト ビカム ヒューマン』レポ! 選択がこれほど苦しいとは【TGS2017】 電撃オンライン 2017年9月22日
  6. ^ 『Detroit: Become Human』アンドロイドが生み出した“光と闇”、そして“変異体”とは…新たなキャラクター情報とともにご紹介 GameSpark 2018年4月12日
  7. ^ 【TGS2017】『Detroit Become Human』が「日本ゲーム大賞2017 フューチャー部門」を受賞! PlayStation.Brog 2017年9月24日
  8. ^ 週刊ファミ通 No.1537 40頁 2018年5月17日発行
  9. ^ 【PGW2017】『デトロイト ビカム ヒューマン』新PVによってカーラが迫られる選択が明らかに 電撃オンライン 2017年11月1日
  10. ^ GDC 12: 『Heavy Rain』のQuantic Dreamsが技術デモ映像“Kara”を公開 GameSpark 2012年3月8日
  11. ^ 美しいアンドロイド「KARA」、いよいよゲームに Wired 2015年10月28日
  12. ^ 『デトロイト ビカム ヒューマン』シナリオ制作の秘密に迫る。物語のこだわりポイントや作曲の流れとは!? 電撃オンライン 2018年5月3日

外部リンク[編集]