チョン・ジヒョン

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チョン・ジヒョン
전지현
전지현
本名 왕지현
ワン・ジヒョン
生年月日 (1981-10-30) 1981年10月30日(39歳)
出生地 ソウル特別市
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
民族 韓国人
身長 172cm
血液型 B型
職業 女優
ジャンル 映画、テレビドラマ、CM
活動期間 1997年[1] -
事務所 文化倉庫[1]
主な作品
映画
猟奇的な彼女
僕の彼女を紹介します
10人の泥棒たち
暗殺
ドラマ
Happy Together
星から来たあなた
青い海の伝説
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チョン・ジヒョン
各種表記
ハングル 전지현
漢字 全智賢
発音: チョン・ジヒョン
ローマ字 Jeon Ji Hyeon
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チョン・ジヒョン(전지현、全智賢、1981年10月30日 - )は、韓国モデル女優。本名、ワン・ジヒョン(왕지현、王智賢)。世界進出を機に、英語名を“Gianna Jun[2]”としている。ソウル特別市出身。真善女子高等学校東国大学校芸術学部卒業、現在は東国大学映像大学院修士課程在学中[1]

キャリア[編集]

1997年 - 2000年:モデル・女優デビュー[編集]

1997年、韓国のティーン向けファッション雑誌『Ecole』の表紙を飾りモデルデビュー[3]

1998年にドラマ『私の心を奪ってみて』で女優デビュー[4]。1999年に大ヒットドラマ『Happy Together』でイ・ビョンホンソン・スンホンら韓国のスター俳優たちと共演しSBS演技大賞で新人賞を受賞[5]。さらに映画『ホワイトバレンタイン』でスクリーンデビューを果たすと第35回百想芸術大賞で新人賞を受賞する[6]

1999年 - :CMクイーンとして人気を獲得[編集]

1999年、サムスン電子のCMでテクノダンスを踊る姿を披露すると瞬く間に話題となり[7]その後も様々な映画、ドラマで活躍しながらケンタッキーフライドチキンオリンパスiPod携帯電話ブレンド茶飲料等、数多くのテレビコマーシャルにも出演し、元祖CMクイーンとも呼ばれるようになる[8]。日本でも2007年からアジエンスのCMに出演し、アジア全域で放映された[9]。2008年に発売されたサムスン電子のタッチパネル式携帯電話HAPTICのCMに出演、『チョン・ジヒョンより彼女(HAPTIC端末)が好きな理由は触れるから』というコピーが話題となり、韓国では『チョン・ジヒョンより○○が好きな理由は触れるから』と言って男子が女子に触ろうとする会話が流行した[10]。2014年と2015年に消費者が最も好むモデル第1位に2年連続で選ばれ[11]、その後も常にランキング上位に名前が挙がっている(2020年時点)[12]

2001年 - 2004年:『猟奇的な彼女』の成功[編集]

2001年に公開された映画『猟奇的な彼女』が観客動員数500万人を超えるヒット作となり、大鐘賞の女優主演賞を受賞。韓国ではラブストーリーとしては歴代1位を記録し、"猟奇ブーム"も巻き起こす社会現象となった[13]。同作は2003年に日本でも公開されるとヒットし、日本での知名度が高まった[14]

2004年には『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督と再びタッグを組み、『僕の彼女を紹介します』で主演を務めた。こちらも韓国での年間観客動員数ランキング10位を記録し、日本でも約20億円の興行収入で日本における韓国映画興行記録を塗り替え当時ではトップを記録するなど大ヒットした[15]

2006年 - 2012年:海外とのタッグ・独立[編集]

2009年 映画公開イベント

2006年、香港アンドリュー・ラウ監督の映画『デイジー』で主演を務める。 2009年には香港・フランスの共同制作の映画『ラスト・ブラッド』で主演を務め、ハリウッド進出を果たす。この作品では400年間生き続けてきた少女サヤを演じ、日本刀を武器にアクションを繰り広げた[16]

2009年、チョン・ジヒョンの私物の携帯電話に不法複製記録が確認され、捜査したところ所属事務所のサイダスHQがチョン・ジヒョンの携帯の不正コピーを業者に依頼してメッセージを覗き見ていた事が発覚し、4月16日に元役員と社員が起訴された[17]。その後、ジヒョンがサイダスHQと契約を延長したことで事態を収拾させるが[18]、翌2010年にデビューから所属したサイダスHQを離れ、長年連れ添ってきたマネージャーとともに個人事務所J&Coエンターテイメント立ち上げ独立[19]。2012年からは文化倉庫に所属している[20]

2012年 - 現在:第二の全盛期[編集]

しばらくヒット作から遠ざかっていたが、2012年にアジアの豪華スターが共演した韓国映画『10人の泥棒たち』に出演し、韓国の観客動員記録を塗り替える大ヒットを記録する[21][22]。さらに2013年1月に公開された『ベルリンファイル』も歴代の1、2月公開作のうち最短期間で200万人を突破するなど、出演映画が続けて大ヒット作を飛ばしていく[23]

2014年、『Happy Together』以来14年ぶりのドラマ復帰作となった『星から来たあなた』が大ヒット。最高視聴率33.2%を記録し、韓国のみならずアジア全域でシンドロームを巻き起こした[24]。個人でも第50回百想芸術大賞でテレビ部門大賞、SBS演技大賞で大賞を受賞する[5][6]

2015年、日本統治時代の朝鮮を舞台にした映画『暗殺』で独立軍のスナイパーを演じ、自身2度目となる大鐘賞の女優主演賞を受賞した。

2016年に第一子の出産を経て、『星から来たあなた』のパク・ジウンが脚本を手掛け再びのタッグとなった『青い海の伝説』で女優復帰を果たす[25]。野生児のように天真爛漫な人魚のヒロインを演じ、イ・ミンホ演じる天才詐欺師とのラブロマンスを繰り広げ[26]、前作には及ばないものの最高視聴率21%と高視聴率を記録した[27]

2018年に第二子を出産し育児に専念してきたが、2021年にNetflixオリジナルドラマ『キングダム:アシンの物語』で女優復帰する[28]

私生活[編集]

2011年、同い年の幼馴染で米国系銀行に勤務する韓国人男性との交際を公表し[14]、2012年4月13日にソウル市内のホテルで結婚式を挙げた[29]

2016年2月10日に長男[30]、2018年1月26日に次男を出産した[31]

広報大使・広告塔[編集]

2014年、ドラマ『星から来たあなた』が海外でもヒットしたこともあり、韓国観光公社から韓国観光名誉広報大使に任命された[32]

2015年、GUCCIのアジア広告キャンペーンのモデルに起用された。韓国人女優がGUCCIのモデルに起用されるのは初めて[33]

2020年、アレキサンダー・マックイーンの韓国初のアンバサダーに起用された[34]

慈善活動[編集]

2014年、セウォル号沈没事故の犠牲者に向けて本名のワン・ジヒョン名義で1億ウォン寄付し、「希望を失わないでほしい、小さな気持ちではあるがご遺族の方々の痛みを分け合いたい」と伝えた[35]

2020年2月には新型コロナウイルスの感染拡大防止のために『希望ブリッジ全国災害救護協会』に本名名義で1億円の寄付を行い、困難に直面していらっしゃる多くの方の力に少しでもなれたらという気持ちで寄付を行い心をひとつにしてこの危機を乗り越えられたら」とコメントを寄せた[36]

出演[編集]

映画[編集]

ドラマ[編集]

受賞歴[編集]

  • 第35回百想芸術大賞 新人賞(『ホワイトバレンタイン』[6]
  • 1999 SBS演技大賞 新人賞(『Happy Together』)[5]
  • 第39回大鐘賞 (『猟奇的な彼女』)
    • 女優主演賞
    • 人気賞
  • 第17回富川国際ファンタスティック映画祭 プロデューサーチョイス賞(『10人の泥棒たち』、『ベルリンファイル』)[39]
  • 第50回百想芸術大賞 大賞(『星から来たあなた』)[6]
  • 2014 SBS演技大賞(『星から来たあなた』)[5]
    • 大賞
    • 10大スター賞
    • プロデューサー賞
    • ベストカップル賞
  • 第3回APAN Star Awards 韓国スター賞(『星から来たあなた』)
  • 第41回韓国放送大賞 演技者賞(『星から来たあなた』)[40]
  • 2015大韓民国大衆文化芸術賞 大統領表彰[41]
  • 第52回大鐘賞 - 女優主演賞(『暗殺』)
  • 2016 SBS演技大賞(『青い海の伝説』)[27]
    • 10大スター賞
    • ベストカップル賞

脚注[編集]

  1. ^ a b c 전지현 (왕지현) 영화배우 NAVER(韓国語) 2021年3月15日閲覧。
  2. ^ http://asianwiki.com/Gianna_Jun
  3. ^ “黒歴史なんてナシ!美貌の女優5人の現在とデビュー時を比較”. Kstyle. (2016年6月4日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2041735&forcePcVersion=true 2021年3月15日閲覧。 
  4. ^ “女優チョン・ジヒョンはデビュー作から“完成された女優”だった!?”. wowKorea. (2017年8月8日). https://kt.wowkorea.jp/news-read/15341.html 2021年3月15日閲覧。 
  5. ^ a b c d “女優チョン・ジヒョン、新人賞から15年ぶりに演技大賞受賞”. 中央日報/. (2014年5月28日). https://s.japanese.joins.com/JArticle/194785?sectcode=710&servcode=700 2021年3月15日閲覧。 
  6. ^ a b c d “<百想芸術大賞>チョン・ジヒョン、ソン・ガンホ大賞…キム・スヒョンは3冠王”. 中央日報/. (2014年5月28日). https://japanese.joins.com/JArticle/185844?sectcode=740&servcode=700 2021年3月15日閲覧。 
  7. ^ “俳優や女優が踊れば注目度アップ? CM界で熱い“ダンスバトル””. wowKorea. (2008年5月1日). https://www.wowkorea.jp/section/interview/read/43847.htm 2021年3月15日閲覧。 
  8. ^ “女優チョン・ジヒョン、芸能活動復帰!早くも“元祖CMクイーン”の存在感”. スポーツソウル. (2020年2月20日). https://sportsseoulweb.jp/star_topic/id=9670 2021年3月15日閲覧。 
  9. ^ ““アジアの美”チョン・ジヒョン 花王CMに登場”. wowKorea. (2017年10月4日). http://www.wowkorea.jp/news/enter/2007/1004/10033536.html 2021年3月15日閲覧。 
  10. ^ チョン・ジヒョンの好きな作品は?!韓ドラ好きが徹底レビュー!”. 韓ドラLABO. 2021年3月15日閲覧。
  11. ^ “チョン・ジヒョン、2年連続でCMの女王に輝く”. 韓流ニュース. (2015年12月13日). https://sp.kdaisuki.jp/news/detail/?id=108250 2021年3月15日閲覧。 
  12. ^ 今年はIUの年!あのコン・ユを抑え2020年消費者が最も好むモデル1位に”. ダンミ. 2021年3月15日閲覧。
  13. ^ “「猟奇的な彼女」にヤラれっぱなしの“彼”が来日!”. 映画.com. (2002年12月20日). https://eiga.com/news/20021210/13/ 2021年3月15日閲覧。 
  14. ^ a b “【韓流スターあの人は今】『猟奇的な彼女』チョン・ジヒョンは2児のママになっていた!!”. スポーツソウル. (2019年11月30日). https://sportsseoulweb.jp/star_topic/id=8106 2021年3月15日閲覧。 
  15. ^ “日本公開中の『僕カノ』、韓国映画興行新記録達成”. 朝鮮日報. (2015年1月7日). http://ekr.chosunonline.com/site/data/html_dir/2005/01/17/2005011763057.html 2021年3月15日閲覧。 
  16. ^ “チョン・ジヒョン、小雪の次はキムタク、オダジョーと共演希望?”. 映画.com. (2019年5月28日). https://eiga.com/news/20090528/2/ 2021年3月15日閲覧。 
  17. ^ “チョン・ジヒョン携帯事件、事務所代表は無嫌疑”. 聯合ニュース. (2019年4月16日). https://www.konest.com/contents/news_detail.html?id=9158 2021年3月15日閲覧。 
  18. ^ “チョン・ジヒョン-チョ・ジョンソクが所属する文化倉庫について教えてください”. もっと!コリア. (2017年4月21日). https://mottokorea.com/mottoKoreaW/QnA_list.do?bbsBasketType=R&seq=52783 2021年3月15日閲覧。 
  19. ^ “チョン・ジヒョンが個人事務所を設立へ”. KONEST. (2010年10月14日). https://www.konest.com/contents/news_detail.html?id=9158 2021年3月15日閲覧。 
  20. ^ “<Wコラム>“ヨン様”ペ・ヨンジュンが大成功させた「1人所属事務所」の今後は?”. wowKorea. (2014年10月30日). http://www.wowkorea.jp/section/column/read/133148.htm 2021年3月15日閲覧。 
  21. ^ 10人の泥棒たち”. WOWOW. 2021年3月15日閲覧。
  22. ^ “「10人の泥棒たち」チョン・ジヒョン“正直、ヒット作に飢えていました””. Kstyle. (2012年7月20日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1947221 2021年3月15日閲覧。 
  23. ^ “チョン・ジヒョン「10人の泥棒たち」「ベルリンファイル」の相次ぐヒットでバブル論争を払拭”. Kstyle. (2013年2月5日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1962073&categoryCode=PU 2021年3月15日閲覧。 
  24. ^ 「星から来たあなた」ロケ地ツアー”. JTB. 2021年3月15日閲覧。
  25. ^ “「青い海の伝説」チョン・ジヒョン&イ・ミンホ、ヒット作「星から来たあなた」を越えられるか(総合)”. Kstyle. (2016年11月14日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2056834 2021年3月15日閲覧。 
  26. ^ “奇想天外、笑いと涙 「青い海の伝説」パク・ジウン”. NIKKEI STYLE. (2020年8月26日). https://style.nikkei.com/article/DGXMZO61573700W0A710C2000000/ 2021年3月15日閲覧。 
  27. ^ a b BS-TBS 韓国ドラマ「青い海の伝説」”. BS-TBS. 2021年3月15日閲覧。
  28. ^ “女優チョン・ジヒョン、芸能活動復帰!早くも“元祖CMクイーン”の存在感”. スポーツソウル. (2021年2月10日). https://sportsseoulweb.jp/star_topic/id=9670 2021年3月15日閲覧。 
  29. ^ “チョン・ジヒョン 6月に結婚…幼なじみの韓国人銀行マンと”. スポニチ Sponichi Annex. (2012年3月2日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/03/02/kiji/K20120302002745720.html 2021年3月15日閲覧。 
  30. ^ “女優チョン・ジヒョン、きょう午前に男の子出産…母子ともに元気”. JIJI.COM. (2016年2月10日). https://www.jiji.com/jc/article?k=20160210_211881&g=cnp 2021年3月15日閲覧。 
  31. ^ “チョン・ジヒョン、第2子出産を発表…祝福の声が殺到”. Kstyle. (2018年1月27日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2086529 2021年3月15日閲覧。 
  32. ^ “<芸能>女優チョン・ジヒョン 韓国観光名誉広報大使に”. 聯合ニュース. (2014年8月11日). https://jp.yna.co.kr/view/AJP20140811002300882 2021年3月15日閲覧。 
  33. ^ “GUCCIが韓国女優チョン・ジヒョンをアジア広告モデルに起用”. KOARI. (2015年2月11日). https://stg.koari.net/entertainment/13014/ 2021年3月15日閲覧。 
  34. ^ “アレキサンダー・マックイーン、韓国初のアンバサダーに女優チョン・ジヒョンを起用”. FASHIONSNAP.COM. (2020年6月12日). https://www.fashionsnap.com/article/2020-06-12/junjihyun/ 2021年3月15日閲覧。 
  35. ^ “チョン・ジヒョン、セウォル号沈没事故の犠牲者たちへ1億ウォンを寄付”. mnet. (2014年4月30日). https://mnetjp.com/news/detail/sseoul_10914/ 2021年3月15日閲覧。 
  36. ^ “女優チョン・ジヒョン、コロナ感染拡大で1億ウォン寄付=「心をひとつに危機を乗り越えられたら」”. wowKorea. (2020年2月28日). http://www.wowkorea.jp/news/enter/2020/0228/10252507.html 2021年3月15日閲覧。 
  37. ^ [1] 2011日本・中国映画週間 上映作品
  38. ^ 韓国で1270万人動員「暗殺」7月に公開決定!「猟奇的な彼女」チョン・ジヒョン主演”. 映画.com (2016年3月15日). 2016年3月15日閲覧。
  39. ^ “イ・ビョンホンとチョン・ジヒョンがプチョン国際ファンタスティック映画祭でプロデューサーチョイス賞を受賞!審査員に樋口真嗣監督。”. CINEMATOPICS. (2013年7月14日). http://www3.cinematopics.com/archives/54630 2021年3月15日閲覧。 
  40. ^ “チョン・ジヒョン「第41回韓国放送大賞」演技者賞受賞”. もっと!コリア. (2014年8月5日). https://mottokorea.com/mottoKoreaW/FunJoy_list.do?bbsBasketType=R&seq=7418 2021年3月15日閲覧。 
  41. ^ “「2015大韓民国大衆文化芸術賞」チョン・ジヒョンに大統領表彰…全受賞者リスト公開”. Kstyle. (2015年10月27日). https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2031609 2021年3月15日閲覧。 

外部リンク[編集]