ダニエル・タイス

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ダニエル・タイス
Daniel Theis
ドイツ代表でのタイス
(2023年)
ロサンゼルス・クリッパーズ  No.10
ポジション PF / C
所属リーグ NBA
基本情報
ドイツ語 Daniel Theis
国籍 ドイツの旗 ドイツ
生年月日 (1992-04-04) 1992年4月4日(32歳)
出身地 ニーダーザクセン州ザルツギッター
身長 206cm (6 ft 9 in)
体重 111kg (245 lb)
キャリア情報
NBAドラフト 2013年 / ドラフト外
プロ選手期間 2013年–現在
経歴
2010–2012ファントム・ブラウンシュヴァイク
2010–2012SGブラウンシュヴァイク
2012–2014レシオファーム・ウルム
2014–2017ブローゼ・バンベルク
20172021ボストン・セルティックス
2021シカゴ・ブルズ
2021–2022ヒューストン・ロケッツ
2022ボストン・セルティックス
20222023インディアナ・ペイサーズ
2023ロサンゼルス・クリッパーズ
受賞歴
  • BBLチャンピオン (2015)
  • BBL最優秀守備選手賞 (2017)
  • BBL最効率選手 (2016)
  • 4x BBLオールスター (2014-2017)
  • BBL最優秀若手選手賞 (2014)
  • オールBBLセカンドチーム (2016)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ ドイツの旗 ドイツ
獲得メダル
ドイツの旗 ドイツ
FIBAワールドカップ
金メダル - 1位 2023 フィリピン、日本、インドネシア
ユーロバスケット
銅メダル - 3位 2022 ドイツ

ダニエル・タイスDaniel Theis, 1992年4月4日 - )は、ドイツニーダーザクセン州ザルツギッター出身のプロバスケットボール選手。NBAロサンゼルス・クリッパーズに所属している。ポジションはパワーフォワードまたはセンター

経歴[編集]

NBA以前[編集]

2016年

2008年、ドイツのバスケットボールチーム、ブラウンシュヴァイク (ドイツ語版) でプロ入り。2013-14シーズンにはリーグ (BBL) の最優秀若手選手賞を受賞。2014年夏にNBAサマーリーグワシントン・ウィザーズの一員として参加し、ドイツ帰国後の8月に、国内リーグの強豪チーム、ブローゼ・バスケッツ (現 ブローゼ・バンベルク) と契約[1]。加入1年目の2014-15シーズンに、BBLファイナルでFCバイエルン・ミュンヘン英語版を3勝2敗で下し、リーグ優勝を達成した[2]

ボストン・セルティックス[編集]

2017年6月19日にNBAボストン・セルティックスと2年契約を結んだことが報じられ[3]、7月20日に正式契約をした[4]。同年10月17日、シーズン開幕のクリーブランド・キャバリアーズ戦で控え選手として初デビュー。翌18日のミルウォーキー・バックス戦で初めて試合に出場、26日の同バックス戦では先発選手として初出場を果たした。翌年3月11日のインディアナ・ペイサーズ戦で負った右膝半月板の負傷により2017-18シーズンの残り全試合を欠場することとなった[5]

シカゴ・ブルズ[編集]

2021年3月25日にワシントン・ウィザーズも含めた3チーム間のトレードでシカゴ・ブルズへ移籍した[6]

ヒューストン・ロケッツ[編集]

2021年8月7日にサイン・アンド・トレードヒューストン・ロケッツへ移籍し、ロケッツと4年3600万ドルの契約を結んだ[7]

セルティックス復帰[編集]

2022年2月10日にブルーノ・フェルナンドエネス・フリーダムデニス・シュレーダーとのトレードで、古巣のセルティックスへ移籍した[8]

インディアナ・ペイサーズ[編集]

2022年7月9日にマルコム・ブログドンとのトレードで、複数選手とドラフト指名権と共にインディアナ・ペイサーズへ移籍した[9]

ドイツ代表[編集]

2014年にドイツ代表に初招集され、以降は中心選手として活躍する。

2017年ユーロバスケット2019年FIBAワールドカップ2022年ユーロバスケットに出場。

プレースタイル[編集]

オフェンスでは味方を生かすプレーが身の上で、ハイピックアンドロールオフェンスのスクリーナーを担う[10]。優れたハンドラーやウィングの選手が多かったセルティックスにおいては、彼のハイピックスクリーンからオフェンスをスタートするのが基本の形であった。スクリーンセット後は、ロールしてのリムアタック、ポップしてミドルジャンパー及び3Pシュート、ペイント内でのコースを空けるスクリーンなどを、状況に応じて行う。

ディフェンスでは主にペリメーター内に待機し、相手の3Pへの対応とドライブレーンの封鎖を行う。ペイント内へボールを入れられた場合は、機動力を生かし後方からブロックを行う。中間距離を取ることにより、クローズアウト、リムプロテクト、ダブルチームを実施する[11]

攻守両面でスタッツには残らないが、チームには欠かせないプレーを行うスタイルのため過小評価気味の選手ではあるが、シャキール・オニールは「あの選手はすべてのプレーでコートを走り回っている」と、『汗かき役』に徹するタイスを評価し、『バードマン』の愛称で知られるクリス・アンダーセンと比較して絶賛した。[12]

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2017–18 BOS 63 3 14.9 .541 .310 .753 4.3 .9 .5 .8 .9 5.3
2018–19 66 2 13.8 .549 .388 .737 3.4 1.0 .3 .6 .5 5.7
2019–20 65 64 24.1 .566 .333 .763 6.6 1.7 .6 1.3 .8 9.2
2020–21 42 37 24.5 .552 .347 .687 5.2 1.6 .6 1.0 1.0 9.5
CHI 23 14 25.0 .522 .281 .651 5.9 1.8 .7 .6 1.1 10.0
2021–22 HOU 26 21 22.5 .469 .291 .675 5.0 .8 .4 .7 1.2 8.4
BOS 21 6 18.7 .598 .357 .688 4.7 1.0 .4 .7 .7 7.9
2022–23 IND 7 1 15.6 .477 .182 .417 3.1 1.3 .3 .9 .4 7.0
通算 313 148 19.5 .543 .326 .714 4.9 1.3 .5 .9 .8 7.6

プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2019 BOS 7 0 6.0 .357 .000 1.000 1.4 .0 .1 .1 .1 1.7
2020 17 17 28.4 .521 .154 .788 7.1 1.5 .4 1.2 .9 8.9
2022 16 5 12.5 .588 .214 .750 3.3 .7 .3 .5 .7 4.3
通算 40 22 18.1 .527 .167 .791 4.6 .9 .3 .8 .7 5.8

脚注[編集]

  1. ^ Bamberg announces Daniel Theis, re-signs Karsten Tadda
  2. ^ Brose Baskets Bamberg neuer deutscher Basketball-Meister
  3. ^ Celtics Agree To Sign Daniel Theis
  4. ^ Boston Celtics Sign Daniel Theis | Boston Celtics
  5. ^ Chris Barnewall (2018年3月12日). “Celtics big man Daniel Theis reportedly out for season with torn meniscus” (英語). cbssports.com. CBS Sports. 2018年3月19日閲覧。
  6. ^ BULLS COMPLETE THREE-TEAM TRADE WITH WIZARDS & CELTICS”. NBA.com (2021年3月25日). 2021年3月26日閲覧。
  7. ^ Rockets Acquire Daniel Theis”. NBA.com (2021年8月7日). 2021年8月7日閲覧。
  8. ^ Celtics Re-Acquire Daniel Theis in Four-Player Deal with Rockets”. NBA.com (2022年2月10日). 2022年2月10日閲覧。
  9. ^ Celtics officially acquire Malcolm Brogdon from Pacers” (英語). www.nba.com. 2022年7月23日閲覧。
  10. ^ AdamTaylorNBA (2021年1月26日). “The Theis is right” (英語). CelticsBlog. 2021年2月18日閲覧。
  11. ^ AdamTaylorNBA (2019年11月24日). “Daniel Theis’ defense continues to defy expectations” (英語). CelticsBlog. 2021年2月19日閲覧。
  12. ^ セルティックスのアシスタントコーチが『影のMVP』ダニエル・タイスを称賛「彼がいるから他の選手が評価される」”. バスケット・カウント | Basket Count. 2021年2月19日閲覧。

外部リンク[編集]