タナー・アンダーソン (野球)

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タナー・アンダーソン
Tanner Anderson
モンテレイ・サルタンズ
オークランド・アスレチックス時代
(2019年6月10日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州パームビーチ郡ボイントンビーチ
生年月日 (1993-05-27) 1993年5月27日(30歳)
身長
体重
188 cm
92 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 MLBドラフト20巡目
初出場 MLB / 2018年7月2日
CPBL / 2022年9月15日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

タナー・アクリー・アンダーソンTanner Ackley Anderson, 1993年5月27日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州パームビーチ郡ボイントンビーチ出身のプロ野球選手投手)。右投右打。メキシカンリーグモンテレイ・サルタンズ所属。CPBL時代の登録名は「安得勝」。

経歴[編集]

プロ入りとパイレーツ時代[編集]

A+ブレイデントン時代
(2016年9月4日)

2015年MLBドラフト20巡目(全体607位)でピッツバーグ・パイレーツから指名され、プロ入り。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ブリストル・パイレーツ英語版でプロデビュー。A-級ウェストバージニア・ブラックベアーズ英語版でもプレーし、2球団合計で15試合に登板して5勝0敗3セーブ、防御率2.83、25奪三振を記録した。

2016年はA級ウェストバージニア・パワーとA+級ブレイデントン・マローダーズでプレーし、2球団合計で36試合(先発3試合)に登板して3勝3敗1セーブ、防御率3.58、50奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロス英語版に所属した。

2017年はAA級アルトゥーナ・カーブでプレーし、30試合(先発19試合)に登板して10勝8敗、防御率3.38、97奪三振を記録した。

2018年はAAA級インディアナポリス・インディアンスで開幕を迎えた。4月18日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[1]、7月2日のロサンゼルス・ドジャース戦でメジャーデビュー[2]。この年メジャーでは6試合に登板して1勝0敗、防御率6.35、6奪三振を記録した。

アスレチックス時代[編集]

2018年11月20日に後日発表選手[注 1]とのトレードで、オークランド・アスレチックスへ移籍した[4]

2019年は5試合に先発登板したが0勝3敗、防御率6.04に終わり、9月1日にDFAとなり[5]、3日にマイナー契約となった(そのまま傘下のAAA級ラスベガス・アビエイターズへ配属)[6]

独立リーグ時代[編集]

2020年8月26日にアメリカン・アソシエーションスーフォールズ・カナリーズと契約し、4試合に登板した[7]

アスレチックス傘下時代[編集]

2021年は再びオークランド・アスレチックスとマイナー契約し、AAA級ラスベガス・アビエイターズへ配属されたが、6月17日にリリースされた[6]

パイレーツ時代[編集]

2021年7月5日にビッツバーグ・パイレーツと契約し、AAA級インディアナポリス・インディアンスに配属された[6]。1試合の登板に終わり、10月5日に自由契約となった[6]

メキシカンリーグ時代[編集]

2022年2月23日にメキシカンリーグティフアナ・ブルズと契約した[8]

台湾時代[編集]

2022年6月28日に台湾プロ野球(CPBL)富邦ガーディアンズと契約した[9]。6試合に先発登板し、1勝1敗、防御率1.72の成績を挙げた。

2023年は16試合に先発登板し、3勝1敗、防御率3.38の成績を残していたが、8月16日に退団した[10]

メキシカンリーグ時代[編集]

2024年1月20日にメキシカンリーグのモンテレイ・サルタンズと契約した[11]

投球スタイル[編集]

平均93mph(約150km/h)のシンカーを主体とし、スライダーチェンジアップも投げる[12]。投球動作が独特で、ブロンソン・アローヨを彷彿とさせるように左足を伸ばしたまま上げ、爪先が真上を向く。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2018 PIT 6 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 56 11.1 15 1 8 2 1 6 2 0 10 8 6.35 2.03
2019 OAK 5 5 0 0 0 0 3 0 0 .000 105 22.1 30 4 7 1 0 18 3 0 16 15 6.04 1.66
MLB:2年 11 5 0 0 0 1 3 0 0 .250 161 33.2 45 5 15 3 1 24 5 0 26 23 6.15 1.78
  • 2020年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 52(2018年)
  • 53(2019年)
  • 44(2022年 - 2023年)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2018年12月1日にウィルキン・ラモスと発表されている[3]

出典[編集]

  1. ^ Bill Brink (2018年6月27日). “Sean Rodriguez placed on DL; pitcher Tanner Anderson called up” (英語). Pittsburgh Post-Gazette. 2019年3月8日閲覧。
  2. ^ Pittsburgh Pirates at Los Angeles Dodgers Box Score, July 2, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年3月8日閲覧。
  3. ^ Jeff Todd (2018年12月1日). “Athletics Acquire Tanner Anderson, Add Four To 40-Man” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年3月8日閲覧。
  4. ^ A's acquire RHP Tanner Anderson from Pirates for PTBNL or cash”. ESPN (2018年11月24日). 2019年3月8日閲覧。
  5. ^ Anthony Franco (2019年9月1日). “A’s Designate Tanner Anderson, Corban Joseph” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年9月3日閲覧。
  6. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2021年8月21日閲覧。
  7. ^ Birds Add Former Big League Arm Tanner Anderson”. Sioux Falls Canaries (2020年8月26日). 2021年8月21日閲覧。
  8. ^ TANNER ANDERSON SE SUBIRÁ A LA LOMA DE TOROS DE TIJUANA”. Toros de Tijuana (2022年2月23日). 2022年4月29日閲覧。(スペイン語)
  9. ^ 中職/悍將證實簽下新洋投 竟是出身哈佛的學霸”. 聯合報 (2022年6月28日). 2022年6月28日閲覧。
  10. ^ https://x.com/cpbl_news/status/1691770130127310921
  11. ^ sultanesoficialの2024年1月19日のツイート2024年1月22日閲覧。
  12. ^ Athletics, Pirates Complete Tanner Anderson Trade” (英語). Baseball America (2018年12月1日). 2019年6月28日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]