セクション31

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セクション31(セクション・サーティーワン、: Section 31)は、『スタートレック』シリーズに登場する架空の組織。

概要[編集]

ロミュラン帝国にはタル・シアー、カーデシア連合にはオブシディアン・オーダーがあるように、惑星連邦諜報機関がセクション31である。ただし、上記の2組織が諜報機関として公式に設置されその存在が一般に知られているのとは異なり、セクション31の名称はもちろん、その存在も、宇宙艦隊の提督クラスの一部しか知らない。宇宙艦隊情報部の下部組織だとも言われているが、組織図に載っているわけでもなく、惑星連邦と直接的な繋がりがあるわけではない。

組織の呼称とその行動原理は地球連合宇宙艦隊憲章第14条31項(: Article 14, Section 31)の、「非常事態においてはいかなる規則を曲げる事も許される」という条項を都合良く解釈し、常設組織としたものである。組織の名称は31項(Section 31)に基づいているがもちろん非公式な呼び名である。惑星連邦・宇宙艦隊のあらゆる規則に規制されることなく、本来なら違法とされる活動も躊躇なくおこなう。2161年の連邦創設以前、地球連合のころから存在した異質の組織である。

組織の建物や本部のようなものも存在しない。情報は全て構成員の頭の中にだけ存在する。構成員は危機的状況に陥った場合、インプラントにより自らの意志で死を選択でき、同時に記憶も遮断することができる。高い能力と正義感を持つものをスカウトすることで構成員を増やす。『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』ではルーサー・スローンがジュリアン・ベシアをしつこく勧誘していた。後にロミュラン帝国諜報機関「タル・シアー」もその存在を知る事になり独自に調査を開始したが、スローンは処刑され、セクション31なる組織は彼の妄想だったという形で調査は終了する。だがセクション31は消えておらず引き続き活動は行われている。

連邦データベースの記録を自在に改竄したり、自らの存在の痕跡を完全に消すことも可能である。セクション31の諜報員は連邦のほとんどの組織に正体を知られることなく在籍していると思われる。基本的に独自の活動を行うが、存在を知る連邦高官と取り引きをすることもある。活動内容のほとんどが連邦の規則や倫理を破るもので、連邦の利益となることなら手段を選ばない。

『ディープ・スペース・ナイン』では、地球を訪れたオドーを秘密裏にウィルスの保菌者にし、将来連邦にとって危険となるであろう存在である創設者一族を抹殺しようと計画した。ドミニオン戦争が始まるはるか前から画策し、結果的に戦争終結の切り札となったことを考えれば、歴史を影で操ったのはセクション31であったとも言える。

スタートレック:エンタープライズ』にも登場している。放送順では『ディープ・スペース・ナイン』よりも後だが、シリーズ内の歴史としてはこちらの方が早い。

また、従来とは異なる時間軸の『スター・トレック イントゥ・ダークネス‎』(設定は2259年)にも登場しているが、ここでは通常の部隊を装ってセクション31の名称が使用されていたが、施設は秘匿され、建物に入るには厳重なセキュリティチェックを受ける必要があり、活動内容は極秘任務であった。

映像作品以外では、オンラインゲーム版『Star Trek Online』(設定は25世紀)や小説版『Star Trek: Section 31』シリーズなどにも登場している。

構成員[編集]

※特記のない限り、映像作品。

22世紀
23世紀
23世紀(『スター・トレック』以降の新時間軸)
  • アレクサンダー・マーカス提督(『スター・トレック イントゥ・ダークネス‎』)
  • トーマス・ヘアウッド(『スター・トレック イントゥ・ダークネス‎』)
24世紀
25世紀
  • フランクリン・ドレイク(オンラインゲーム『Star Trek Online』)

関連項目[編集]