スーパーニッカ

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スーパーニッカ
スーパーニッカ
(2009年-2015年まで発売された仕様)
基本情報
種類 ウイスキー
(ブレンデットウイスキー)
度数 43%
主原料 モルトグレーン
原産国 日本の旗 日本
製造元 ニッカウヰスキー
販売元 アサヒビール
詳細情報
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スーパーニッカは、ニッカウヰスキーが製造し、アサヒビールが販売するブレンデッド・ウイスキーである。

概要[編集]

1962年にニッカウヰスキーから販売された。竹鶴政孝が1961年に死去した妻リタへ捧げるため、息子のと共に余市蒸留所内の貯蔵庫と研究室に籠りきりになり開発したウイスキーである。

当時の生産量は、年間1000本程度でなかなか店頭に並べられず「まぼろしのスーパーニッカ」とも呼ばれた[1]

しかしその後は、量産体制が整いニッカウヰスキーのブレンデッド・ウイスキーを代表するブランドになった。

2014年現在で販売されている物は、竹鶴政孝が当初作った物とはブレンドが異なり、余市の重厚で力強いピート漂うモルト・宮城峡のやわらかで華やかなモルト・そしてカフェスチルで蒸溜したカフェグレーンの原酒3タイプをブレンドした物である[2]

2015年3月22日から、数量限定で1962年に発売された当時のスーパーニッカの味を忠実に再現した「初号スーパーニッカ復刻版」が販売されている[3][4]

歴史[編集]

2015年3月に発売された初号スーパーニッカの復刻版。1962年の発売当時の意匠のビンに入っている(ただし、オリジナルと異なりボトル自体は手吹きによる手作りではなく、機械プレスによる量産用に適したボトルが使用されている)。
  • 1962年:当時大卒の初任給が約15,000円程度だったのに対し、3,000円という高額な金額設定で発売。これには各務クリスタル製作所(現・カガミクリスタル)の佐藤潤四郎がデザインしたセミクリスタル製手吹きボトルが採用されたことにも一因がある[5][6]。ボトルについては「ウイスキーが熟成するまで何年もかかる。これは娘が大きくなれば嫁になるのも一緒なのだから、立派な衣装を着せてやりたい」という竹鶴政孝の強い思いがあったとされる[7]
  • 1964年東京オリンピック開催に伴い5色のリングの色をガラスで出した「スーパーニッカ五輪ボトル」を限定販売[1]
  • 1970年:リニューアルを行い「新スーパーニッカ」として販売。新工場が相次いで竣工し、使用可能な原酒が増えたことで生産量も増加した[2]
  • 2009年:リニューアルを実施。従来のイメージを保持しつつ丸みを帯びた独特のボトルは、加納守康によるデザイン[7]
  • 2015年:リニューアルを実施。初号復刻版に使用されたボトルがそのまま流用され、ラベルにはニッカのエンブレムと「SINCE 1962」の文字が入る。

ラインナップ[編集]

  • 現行品
    • 新スーパーニッカ 700ml瓶
    • 新スーパーニッカ 50mlミニチュア瓶
    • 新スーパーニッカ&ウォーター 300ml瓶
    • 新スーパーニッカ&ウォーター 250ml缶
  • 終売品
    • スーパーニッカ (1962年-1970年) - 700ml瓶
    • スーパーニッカ 五輪ボトル (1964年) - 700ml瓶
    • 新スーパーニッカ (1971年6月- ?) - 760ml瓶
    • 新スーパーニッカ (? -2009年) - 750ml瓶
    • 新スーパーニッカ ガロンボトル - 3785ml瓶
    • 新スーパーニッカ ハーフガロンボトル - 1890ml瓶
    • スーパーニッカ やわらかブレンド (1994年5月 - 1998年12月)
    • スーパーニッカ原酒 (1995年- ?) - モルトウイスキー
    • スーパーニッカ 15年 (1996年6月 - 2008年)
    • スーパーニッカ クリア (1999年8月 - 2003年3月)
    • スーパーニッカ 和味(なごみ)(2003年4月 - 終売年不詳)
    • 初号スーパーニッカ復刻版 700ml瓶 ※数量限定 (2015年3月24日 - 9月?)

脚注[編集]

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  1. ^ a b 松尾(2014) 194pp.
  2. ^ a b ニッカウヰスキー スーパーニッカとは
  3. ^ “日本のウイスキーの父”竹鶴政孝が、最愛の妻・リタへの哀悼の想いを込めてつくった渾身のウイスキー「初号スーパーニッカ」の復刻版 『初号スーパーニッカ復刻版』数量限定発売~現存する発売当時の商品をブレンダーがテイスティングし、当時の香味を再現~”. アサヒビール株式会社、ニッカウヰスキー株式会社 (2015年3月11日). 2015年6月20日閲覧。
  4. ^ ドラマ「マッサン」第1回オープニング最終回で、この商品をモデルとしたドウカウヰスキー「スーパーエリー」として登場しており、北海道余市町の同社工場でスコットランドのウイスキー品評会で特別賞を受賞したシーンも挙げられる。
  5. ^ 松尾(2014) 193pp.
  6. ^ ニッカウヰスキー スーパーニッカボトルへの想い
  7. ^ a b 初号スーパーニッカ復刻版
  8. ^ a b c 松尾(2014) 196pp.

参考文献[編集]

  • 松尾秀助『琥珀色の夢を見る 竹鶴政孝とリタ ニッカウヰスキー物語』 朝日新聞出版〈朝日文庫〉、2014年。ISBN 978-4022618085

関連項目[編集]

外部サイト[編集]