イオンモール名取

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イオンモール名取
ÆON MALL NATORI
Aeonmall natori airi.JPG
店舗概要
正式名称 イオンモール名取
所在地 981-1227
宮城県名取市杜せきのした五丁目3番地の1
北緯38度9分50秒 東経140度53分44秒 / 北緯38.16389度 東経140.89556度 / 38.16389; 140.89556座標: 北緯38度9分50秒 東経140度53分44秒 / 北緯38.16389度 東経140.89556度 / 38.16389; 140.89556
開業日 2007年平成19年)2月28日
施設管理者 イオンモール株式会社
設計者 大成建設株式会社
株式会社松田平田設計[1]
施工 大成建設株式会社
敷地面積 55,000m2
中核店舗 イオン名取店
店舗数 ÆONと170の専門店
営業時間 店舗により異なる
駐車台数 約3,900台(EV・PHV用200V普通充電器2台設置。要初回登録・無料・60分まで)
前身 ダイヤモンドシティ・エアリ

イオンモール名取エアリ
最寄駅 Sendai Rapid Transit.png/JR logo (east).svg 仙台空港アクセス線杜せきのした駅
最寄IC NEXCO East.png 仙台東部道路名取IC、または、仙台空港IC
外部リンク http://natori-aeonmall.com/
ÆON MALL
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イオンモール名取(イオンモールなとり)は、仙台空港アクセス線沿いの宮城県名取市なとりりんくうタウンに所在するイオンモール株式会社運営のショッピングセンター。2核1モール型。

開設当時の運営会社・株式会社ダイヤモンドシティがイオンモール株式会社と合併したため、旧称の「ダイヤモンドシティ・エアリ」(DIAMOND CITY airy)を2007年9月22日にイオンモール名取エアリに変更。さらに、2011年10月21日に現在の名称に変更した。

概要[編集]

ダイヤモンドシティとしては全国24箇所目の出店である[2]仙台市に南接する名取市に立地し、仙台空港線杜せきのした駅ペデストリアンデッキで直結している。ただし一部屋根のない部分がある。道路のアクセスは国道4号仙台バイパスから、仙台空港線の高架下を走る都市計画道路大手町下増田線を東に入ってすぐである。

敷地面積158,000、延床面積117,000m²(3階建て)であり、イオングループの商業施設としては東北一の規模である。開業時は施設の西端にジャスコGMS)、東端に三越百貨店)が各々3階分ずつを占め、両者の間に挟まれるかたちで170の専門店、シネマコンプレックスナムコランド、グルメエリアが並んでいた。このうち名取三越は2009年3月1日に閉店した[3]

初年度売上は330億円を見込んでおり、隣接する岩沼市全体の年間小売販売額に相当する。このため、宮城県南部、特に仙南圏への影響(最寄品から専門品まで)が相当なものと予想された。また、エアリの170にもおよぶ専門店モールの存在により、買回品・専門品を販売する専門店ビルが立地する仙台市都心部泉中央副都心長町副都心の相対的地位低下が懸念され、エアリ開店にあわせてリニューアルや高級化が促進され、テレビCMを頻繁に行うなど競争が激化した。しかし、エアリ独自のCMのほか、なとりりんくうタウン、仙台空港線、なとりりんくうタウン住宅展示場[4]など、各沿線開発のCMが多数あったため、エアリの存在感が際立っていた。結果、仙台の都心・副都心の専門店ビルで最も影響を受けたのは、品揃えが類似し、かつ、エアリから最寄りの長町副都心にあるザ・モール仙台長町で、対前年度比10%強の売上減となった。一方、都心部の大型店は品揃えが異なるため影響は少なかった。

開店特需も重なって最初の日曜日となった3月4日は9万人が訪れ、その後も週末には1日当たり5万人程度の来客があり、仙台経済圏から広く集客している。

旧名称[編集]

  • 「空気」(AIR):ダイヤモンドシティが東北初出店であること、出店地区が新興住宅地であることから、出店が新しい空気をこの街に吹き込むことをイメージ。
  • 「仙台空港」(SENDAI AIRPORT):仙台空港が設置されている地区である。
  • 「名取」(NATORI):出店する自治体の名称。地域との共生をイメージ。

以上、三つの言葉の一部を繋いで「airy」(エアリ)と命名された。また、来店者に妖精(Fairy)のように自由に跳びまわって欲しいとの意味合いも含まれている[2]

テナント[編集]

出店しているテナント全店の一覧・詳細情報は公式サイト「ショップガイド」を、営業時間とATMコーナーについては公式サイト「営業時間・サービス案内」をそれぞれ参照。

メインテナント[編集]

  • イオン名取店(約20,000m²) - 2011年2月28日に「ジャスコ新名取店」から「イオン新名取店」に店名を変更。「新」を冠するのは、現在のイオンタウン名取の位置にあった「ジャスコ名取店」の実質上の移転であるためだが、「イオン」に変更してから店舗名重複のためではなく店舗名に「新」が残されている唯一の店舗であった。現在では公式にイオン名取店となっている。

専門店[編集]

1階[編集]

2階[編集]

3階[編集]

閉店したメインテナント[編集]

  • 名取三越 - (約11,000) ※2009年3月1日閉店

名取三越は、ダイヤモンドシティ・ミュー(現・イオンモールむさし村山東京都武蔵村山市)内の武蔵村山三越に続き、三越にとっての新業態である「郊外ショッピングセンター内の百貨店」として出店した。日本における郊外ショッピングセンター内百貨店の先例として、アルパーク内の天満屋アルパーク店(1990年 - )、イオンモール秋田内にある中三秋田店(1997年10月 - 2008年10月20日)などがある。

エアリ内での差別化に加え、仙台市都心部の仙台三越との二重の差別化が必要とされていたが、エアリ内のジャスコと品揃えがかぶるスーパー形式の食品部門と、専門店モールと品揃えがかぶる婦人ヤング部門が苦戦した。一方で、品揃えがかぶらないそれ以外の高級食材や服飾アクセサリーなどはほぼ予想通りの売り上げをみせ、武蔵村山三越よりも好調とされていた。また、仙台空港を利用する韓国中国からの外国人観光客の売り上げも好調とされていた[5]

しかし、年間売上目標の60億円に対して2007年度は37億5千万円しかなく、5億7千万円の営業赤字を計上した[6]。また、客足が前年度から約1割減少し[5]、2008年秋の仙台・宮城デスティネーションキャンペーンに向けて仙台都市圏に仙台パルコや2か所の大型アウトレットモールなどの開業が相次ぎ、将来的に経営が改善されないとの経営判断から武蔵村山店など他の直営3店ともども営業終了することとし、2009年3月1日をもって撤退した[3]

名取三越の閉店後は、都心部の仙台三越に経営資源を集中している。仙台三越では、隣接するファッションドーム141を一括賃貸して売場面積を約3万2090m²(百貨店として東北最大)へと増床し、約30億円を投じて改装して競争力を強化する。ただし、都心部では藤崎仙台ファーストタワー藤崎ファーストタワー館を2009年7月11日に開店させた。藤崎ファーストタワー館の総売り場面積は3万1500m²で、都心部の百貨店競争は激化するとみられている[7]。なお、名取三越のエアリとの契約期間は8年とされており、イオンに違約金を支払う必要があるとされる[8]

三越の跡地は専門店街(イーストウィング)となり、2009年11月13日にリニューアルオープンした。旧三越部分の1階にはアパレル大手ワールドが運営する大型複合衣料品店FLAXUS(フラクサス、東北初出店)が、2階には家電量販店コジマNEW名取エアリ店、3階には親子向けの屋内公園施設・ピュアハートキッズランドや100円ショップダイソーがそれぞれ入居している。

コジマは以前にも、国道4号線名取バイパスにも「コジマ名取店」として出店していたため、名取市に再進出という形になった。以前の店舗は、デンコードーの本拠地でもあるケーズデンキ仙台南店と競合し、また旧名取店は現在のNEW名取エアリ店の6分の1ほどの規模しかなく、同一商圏としては、ケーズデンキだけでなく、名取市田高のベイシア電器仙台南店や仙台市太白区中田町のヤマダ電機テックランド仙台南店などの大規模店に押される形になっていた。

グリーンスコアサービス[編集]

専用端末

CO2を削減することを目的に、自家用車と比べ9分の1(国土交通省算出)とされる鉄道を使って来店する客へ「グリーンスコア」を提供している(主催:イオンモール名取、協賛:仙台空港鉄道、協力:JR東日本仙台支社、イオン名取店)。スコアによって仙台空港アクセス鉄道グッズや、Suicaグッズなどがプレゼントされる。利用するには、駅側入口正面の2階エアリコート内に設けられたスコア取得専用端末で、Suica(モバイルSuicaを含む。PASMOなど相互利用カードは不可)をタッチすることで蓄積、200ポイント以上で、館内2か所に設けられた端末で交換引換券を発行、1階インフォメーションで希望の商品と交換できる。当日杜せきのした駅まで乗車することが条件で、一度の鉄道利用ごとに一般が20スコア、定期券では10スコアが蓄積される。特別な利用登録は必要なく、ただタッチするだけでよい仕組みだが、カードや携帯電話を変更した場合には積算できない。有効期限は1年。

沿革[編集]

周辺施設[編集]

当モールの東側隣接地に、ゼビオを中心とする大型商業施設「京橋ゼットファイヴ」が2008年3月に開業予定と2007年5月に報道されたが、実際には工事は進展していない。

近郊のショッピングセンター[編集]

仙台経済圏内にあるイオングループの大規模ショッピングセンターを以下に記す。なお、鈎取のみデベロッパーがイオングループではないイオンスーパーセンター、それ以外はイオンリテールの運営だったが、イオンタウン名取ショッピングセンターは2010年2月21日付でマックスバリュ南東北へ移管された。

都市圏 市町村 店名 核店舗 専門店数 備考
石巻都市圏 石巻市 イオン石巻東SC イオンSuC石巻東店 30店舗
石巻市 イオンモール石巻 イオン石巻店 115店舗
仙台都市圏 塩竈市 イオンタウン塩釜 ザ・ビッグ塩釜店 45店舗
多賀城市 多賀城SC イオン多賀城店 48店舗
利府町 イオンモール利府 イオン利府店 70店舗
富谷町 イオンモール富谷 イオン富谷店 80店舗 別棟7つ
仙台市泉区 イオンタウン仙台泉大沢 ザ・ビッグ泉大沢店 104店舗
仙台市泉区 イオン仙台中山SC イオン仙台中山店 60店舗 別棟2つ
仙台市宮城野区 イオン仙台幸町SC イオン仙台幸町店 26店舗
仙台市太白区 鈎取SC イオンSuC鈎取店 33店舗
名取市 イオンタウン名取 マックスバリュ名取店 22店舗
名取市 イオンモール名取 イオン名取店 170店舗
山形都市圏 東根市 イオン新東根SC イオン東根店 31店舗
山形市 イオン山形北SC イオン山形北店 約50店舗
山形市 イオンモール山形南 イオン山形南店 約50店舗

脚注・出典[編集]

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  1. ^ ダイヤモンドシティ・エアリ”. 実績紹介. 大成建設. 2012年11月11日閲覧。
  2. ^ a b ダイヤモンドシティプレスリリース (PDF) (2007年1月19日)
  3. ^ a b 三越伊勢丹ホールディングスプレスリリース (PDF) (2008年9月25日)
  4. ^ なとりりんくうタウン住宅展示場
  5. ^ a b 名取三越閉店、驚き広がる 進む街づくりに痛手河北新報 2008年9月26日)
  6. ^ 三越、全国6店舗の閉鎖発表 名取は来年3月1日(河北新報 2008年9月26日)
  7. ^ 三越、141と賃借契約 売り場1.5倍に(河北新報 2008年10月2日)
  8. ^ 【ドラマ・企業攻防】三越・伊勢丹、リストラでせめぎ合い 関係ぎくしゃく?(2008年10月4日)
  9. ^ 口座店としては、2013年2月8日の営業終了後に先行して杜せきのした支店へ移管。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]