アラバマ・シェイクス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
アラバマ・シェイクス
Alabama Shakes
Brittany Howard and Zac Cockrell of Alabama Shakes during a West Hollywood, California concert in January 2012
Brittany Howard and Zac Cockrell of Alabama Shakes during a West Hollywood, California concert in January 2012
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国アラバマ州 アセンズ
ジャンル サザン・ロック, garage rock, ソウル, Americana, ロカビリー, ブルース・ロック
活動期間 2009年 (2009)–現在
レーベル アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ATOレコード
イギリスの旗 イギリスラフ・トレード・レコード
メンバー
ブリトニー・ハワード
ザック・コックレル
ヒース・フォッグ
ベン・タナー
スティーヴ・ジョンソン

{{{Influences}}}

アラバマ・シェイクス は、2009年にアラバマ州アセンズで結成された、アメリカ合衆国ロック・バンド。このグループは、リード・シンガー兼ギタリストのブリトニー・ハワード(Brittany Howard)、ギタリストのヒース・フォッグ(Heath Fogg)、ベーシストのザック・コックレル(Zac Cockrell)、キーボード奏者のベン・タナー(Ben Tanner)、ドラマーのスティーヴ・ジョンソン(Steve Johnson)によって構成される[1]。 同グループは、2013年のグラミー賞において、最優秀新人賞、楽曲「踏ん張って(Hold On)」による最優秀ロック演奏賞、初アルバム『少年少女たち(ボーイズ&ガールズ Boys & Girls) 』による最優秀録音作品賞の3部門で候補にあがった[2] [3]

経歴[編集]

リード・シンガーでギタリストのブリトニー・ハワードとベーシストのザック・コックレルが、高校の放課後に共に曲を書くようになったことからバンドのすべては始まった。ふたりは、アラバマ州ライムストーン郡アセンズ近郊の東ライムストーン高校に通っていた。当初は、プログレッシヴ・ロックその他のジャンルの曲を演奏していたが、間もなくルーツ・ロックこそが自分たちのものだと気づくようになる。ふたりは、地元の音楽店で働いていたドラマーのスティーヴ・ジョンソンに、バンドに参加するよう声をかけた。ほどなく三人は、自分たちが書いた数曲を録音するため、アラバマ州ディケイターにあるクリアーウェイヴ・レコーディング・スタジオに赴いた。同スタジオには、プロデューサーのジェレミー・スティーヴンズがいた。この時のデモ音源を聴き、ギタリストのヒース・フォッグがバンドに参加することとなった[4]

彼らは自作曲の制作もしていたが、45分間のショーを持たせるために、レッド・ツェッペリンジェームス・ブラウンオーティス・レディングAC/DCなど他のグループや音楽家の曲もカバーして演奏していた。当時の活動は、「ザ・シェイクス(The Shakes) 」の名で行なわれた。後にバンドは、ザ・シェイクスと呼ばれる他のバンドと自らを区別するため、「アラバマ 」の語を名前に付け加えた[5][6]

アラバマ・シェイクスは、4曲入りEP『アラバマ・シェイクス(Alabama Shakes) 』を2011年9月に発表し、メディアの注目を集めた(注目したメディアの中にはNPRもあった)[7]。これがきっかけとなり、CMJで演奏するよう招かれることとなった[8]

2011年10月のCMJでの演奏が成功裏に終わると、『ニューヨーク・タイムズ 』紙のジョン・ペアレーズ(John Pareles)がバンドに注目した。彼は、ハワードの歌を讃え(ジャニス・ジョプリンと比較するほどであった)、バンドの力強さと音楽的才能を賞賛したのであった[9]。 ハワードによる歌詞の鮮やかさは際立っている。アラバマ・シェイクスの2011年後半の曲「君はひとりじゃない(You Ain't Alone)」は、ゼールス宝飾の広告で使用され、MTVによるリスト「2012年の注目アーティスト11」にもバンドの名前が挙げられた[10][11]

一年に満たない期間のうちに、それまで無名であったアラバマ・シェイクスは、テネシー州ナッシュヴィルの歴史あるライマン公会堂、ロサンジェルスにあるザ・トルバドールやミュージック・ボックス・シアターのような会場で演奏するまでになったのである[12]

2011年11月に、イギリスのラフ・トレード・レコードおよびアメリカのATOレコードとバンドは契約を結んだ。2012年2月には、バンドはMTVUウッディー賞で、「最優秀ライブ・パフォーマンス賞」の候補とされた[13]。 最近では、ジャック・ホワイトが、サード・マン・レコーズから一連のシングルを発表するよう打診している[14]

バンド初の長編アルバム『少年少女たち(ボーイズ&ガールズ Boys & Girls) 』は、2012年4月1日にインターネットで全曲がライブ・ストリーミングで発表された[15]。 2012年6月には、バンドは2012年ボナルー音楽芸術祭において、初日の最終公演を担って演奏した。同年7月にバンドは、ニューポート・フォーク・フェスティバルにも出演している[16]

『少年少女たち(ボーイズ&ガールズ)』は、米国での50万枚以上の売上により、2013年3月13日にRIAAによってゴールド・レコードとして認定された[17]

メディアへの出演[編集]

バンドは、2012年2月7日放送の『コナン(Conan)[18]に出演し、全米放送のテレビ番組への初出演を果たした。彼らは、初のシングル「踏ん張って(Hold On) 」を番組中に演奏した、Web限定放送のためには「私は変わったの(I Ain't the Same) 」を演奏している[19]。 2012年4月12日にバンドは、『ディヴィッド・レターマンのレイト・ショー 』で、レターマンの誕生日企画において演奏した。

彼らは、2012年4月24日放送の『後ほどジュールズ・ホランドと...(Later... with Jools Holland) 』でイギリスのテレビに初出演する。この放送では、「踏ん張って(Hold On)」「私のものになって(Be Mine)」「気楽にいこう(Hang Loose)」を演奏した。2012年8月14日に、彼らは『ジミー・キンメル・ライブ! 』にも出演している。

2012年9月、バンドはワイト島のベスティヴァルに、ザ・エックス・エックススティーヴィー・ワンダーとならんで出演。彼らは2013年2月16日のオースティン・シティ・リミッツ に登場し、「踏ん張って(Hold On)」「いつでも大丈夫(Always Alright)」「君はひとりじゃない(You Ain't Alone)」「私は変わったの(I Ain't the Same)」「道すがら(On Your Way)」を演奏した。

2013年2月16日には、彼らはサタデー・ナイト・ライブ に出演し、「踏ん張って(Hold On)」「いつでも大丈夫(Always Alright)」を演奏した。

バンドのメンバー[編集]

アラバマ・シェイクス
  • ブリトニー・ハワード:リードボーカル、ギター
  • ザック・コックレル:ベース、バッキング・ボーカル
  • ヒース・フォッグ:ギター、バッキング・ボーカル
  • スティーヴ・ジョンソン:ドラムス、パーカッション、バッキング・ボーカル

ツアー時のメンバー[編集]

  • ベン・タナー:ピアノ、オルガン、バッキング・ボーカル、ファルフィーサ・オルガン、パーカッション(2011年 - 現在)

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

タイトル アルバムの詳細 チャート上の最高順位 ゴールドディスク認定
米国 ベルギー (Vl)
[20]
デンマーク
[21]
フランス
アイルランド
[22]
オランダ
[23]
スウェーデン
[24]
スイス
[25]
英国
[26]
英国レコード店

[27]
Boys & Girls 6 20 18 62 5 10 34 65 3 1
  • 英国:ゴールド[28]
  • 米国:ゴールド[29]

EP盤[編集]

  • Alabama Shakes EP (2011年9月13日)

シングル[編集]

タイトル チャート上の最高順位 アルバム
ベルギー(VL)
[20]
カナダ カナダ
オルタナティヴ
[30]
カナダ
ロック
[31][32]
オランダ
[23]
米国
オルタナティヴ
米国
「踏ん張って(Hold On)」 2012 60 81 11 10 98 17 93 『少年少女たち(ボーイズ&ガールズ Boys & Girls)』
「あなたはひとりじゃない(You Ain't Alone)」 『サード・マン・レコーズ・ライブ(Live at Third Man Records)』
「私は変わったの(I Ain't the Same)」 2013 41 『少年少女たち(ボーイズ&ガールズ Boys & Girls)』

音楽ビデオ[編集]

タイトル ディレクター
「踏ん張って(Hold On)」 2012 スティーヴン・シャーク(Stephen Shirk)・クリス・ハーシュマン(Chris Hershman)
「私は変わったの(I Ain't the Same)」 ジェーン・ポラード(Jane Pollard)

映画の劇中曲[編集]

収録映画
2012 「いつでも大丈夫(Always Alright)」 『世界にひとつのプレイブック(Silver Linings Playbook)』(オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック)

[編集]

ノミネート対象 結果
2012年 アラバマ・シェイクス 最優秀最新演奏へのQ賞(Q Award for Best New Act) ノミネート
アメリカーナ音楽新人アーティスト年間特別賞(Americana Music Honors & Award for Emerging Artist of the Year) 受賞
2013年 グラミー最優秀新人賞(Grammy Award for Best New Artist) ノミネート
「踏ん張って(Hold On)」 グラミー最優秀ロック・パフォーマンス賞(Grammy Award for Best Rock Performance) ノミネート
少年少女たち(ボーイズ&ガールズ Boys & Girls) グラミー最優秀ロック・パフォーマンス賞(Grammy Award for Best Rock Performance) ノミネート
アラバマ・シェイクス BRIT外国グループ賞(BRIT Awards for International Group) ノミネート

出典[編集]

  1. ^ Spera, Keith. “The Alabama Shakes is a soul-rock band on the rise”. www.nola.com. www.nola.com. 2012年1月27日閲覧。
  2. ^ 55th Annual GRAMMY Awards Nominees”. GRAMMY.com. The Recording Academy. 2012年12月7日閲覧。
  3. ^ Mary Colurso. “Alabama ties: 2013 Grammy nods for Alabama Shakes, Casting Crowns, Civil Wars, more”. AL.com. 2012年12月7日閲覧。
  4. ^ Dregni, Michael (2012年7月). “Bringing it all home”. Vintage Guitar: p. 112 
  5. ^ Mongillo, Peter (2012年2月8日). “Once a cover act, Alabama Shakes rock and soul band draws notice”. Austin American-Statesman. http://www.austin360.com/music/once-a-cover-act-alabama-shakes-rock-and-2104304.html?cxtype=rss_music 2012年5月12日閲覧。 
  6. ^ Peisner, David (2012年2月2日). “Muscle Shoals Revival: Alabama Shakes Take Off”. Rolling Stone. http://www.rollingstone.com/music/news/muscle-shoals-revival-alabama-shakes-take-off-20120124 2012年5月12日閲覧。 
  7. ^ Powers, Ann (2011年10月14日). “How To Keep It Real When Making New Soul: Three Attempts”. The Record: Music News from NPR. http://www.npr.org/blogs/therecord/2011/10/14/141355733/how-to-keep-it-real-when-making-new-soul-three-attempts 2012年10月29日閲覧。 
  8. ^ Berman, Ben. “The Alabama Shakes: Right At Home with Newfound Fame”. OffBeat. http://www.offbeat.com/2012/01/18/the-alabama-shakes-right-at-home-with-newfound-fame/ 2012年1月27日閲覧。 
  9. ^ Pareles, Jon (2011年10月21日). “At CMJ, a Critic’s Imagination Come to Life, Out of Alabama”. The New York Times. http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2011/10/21/alabama-shakes-a-critics-imagination-come-to-life/ 2012年5月12日閲覧。 
  10. ^ PUSH: MTV's 11 Artists To Watch In 2012 MTV
  11. ^ All Shook Up Houston Press
  12. ^ Events”. The Fonda Theatre. 2012年8月14日閲覧。
  13. ^ Alabama Shakes nominated for an mtvU ‘Woodie’ for live performance Weldbham.com
  14. ^ Alabama Shakes Conquer The World”. American Songwriter. 2012年4月10日閲覧。
  15. ^ Thompson, Stephen (2012年4月1日). “First Listen: Alabama Shakes, 'Boys And Girls'”. NPR Music. NPR. 2012年4月2日閲覧。
  16. ^ Newport Folk Festival Schedule”. Newport Folk Festival. 2013年2月7日閲覧。
  17. ^ http://www.riaa.com/print.php?id=EFA1F645-C008-134B-C18D-AE58A3FF0B1F
  18. ^ Alabama Shakes will play Huntsville show in March, making TV debut on 'Conan' AL.com
  19. ^ Alabama Shakes Bowl Over Conan in TV Debut. Spin magazine.
  20. ^ a b Alabama Shakes - Belgium (Flanders) Charts”. ultratop.be/nl/ Hung Medien. 2013年4月20日閲覧。
  21. ^ Alabama Shakes - Danish Charts”. danishcharts.com/ Hung Medien. 2013年4月20日閲覧。
  22. ^ Alabama Shakes - Irish Charts”. irish-charts.com/ Hung Medien. 2013年4月20日閲覧。
  23. ^ a b Alabama Shakes - Dutch Charts”. dutchcharts.nl/ Hung Medien. 2013年4月20日閲覧。
  24. ^ Alabama Shakes - Swedish Charts”. swedishcharts.com/ Hung Medien. 2013年4月20日閲覧。
  25. ^ Alabama Shakes - Swiss Charts”. hitparade.ch/ Hung Medien. 2013年4月20日閲覧。
  26. ^ Peak positions in United Kingdom:
  27. ^ Kreisler, Laura (2012年4月20日). “Official Record Store Chart Top 40 unveiled!”. London: Official Charts Company. 2012年4月20日閲覧。
  28. ^ http://www.bpi.co.uk/certifiedawards/Search.aspx
  29. ^ http://www.riaa.com/goldandplatinumdata.php?content_selector=gold-platinum-searchable-database#
  30. ^ Rock, Canadian (2012年7月18日). “Canadian Active Rock & Alt Rock Chart Archive: Alternative Rock - July 17, 2012”. Canadianrockalt.blogspot.ca. 2012年8月14日閲覧。
  31. ^ Rock, Canadian (2012年10月9日). “Canadian Active Rock & Alt Rock Chart Archive: Active Rock - October 10, 2012”. Canadianrockalt.blogspot.ca. 2012年10月9日閲覧。
  32. ^ Rock, Canadian (2013年2月26日). “Canadian Active Rock & Alt Rock Chart Archive: Active Rock - February 26, 2013”. Canadianrockalt.blogspot.ca. 2013年2月26日閲覧。

外部リンク[編集]