アグスタウェストランド AW159

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

アグスタウェストランド AW159

AgustaWestland AW-159 Lynx Wildcat AH1 - Chris Lofting.jpg

アグスタウェストランド AW159 リンクス・ワイルドキャット英語: AgustaWestland AW159 Lynx Wildcat)は、アグスタウェストランド社が開発した双発の中型ヘリコプター。当初はフューチャー リンクス: Future Lynx)と称されていた。現用中のアグスタウェストランド リンクスを発展させて開発されており、陸軍では汎用ヘリコプター、海軍では哨戒ヘリコプターとしての運用を予定している。

イギリス陸・海軍は、2001年ごろより、それぞれが運用するリンクス・ヘリコプターの更新を狙って、それぞれBLUH(Battlefield Light Utility Helicopter)およびSCMR(Surface Combatant Maritime Rotorcraft)と称される計画を進めていた。2003年から2004年にかけて、両者の共通性を高める決定が下され、同一の機体をベースとすることとされた。アグスタウェストランド社は、スーパーリンクス300をベースに発展させた機体としてフューチャー リンクスを開発しており、これをBLUH/SCMR計画に対して提示した。同社が開発し、イギリス海軍が既に運用していたアグスタウェストランド AW101は、BLUH/SCMR計画においては大きすぎ、高価すぎると考えられた。有力な対抗馬としては、大陸のユーロコプター社を中核として開発されたNFH90があり、性能的にはこちらが優れていると考えられていたが、既存の運用基盤を流用できることとコスト的な面が評価され、2006年6月、イギリス国防省は、フューチャー リンクスの採用を発表した。初号機の製作は2007年10月より開始され、2009年11月に初飛行を行なった。

AW159のエアフレームは、基本的にはスーパーリンクス300をベースとしたものとなっているが、ローターブレードをはじめとして、各所に複合材料が多用されている。エンジンは、スーパーリンクス300と同じくCTS800-4Nが搭載された。また、アビオニクスも刷新されており、グラスコックピット化されたほか、海軍仕様では戦術データ・リンクにも対応するとされている。

種類[編集]

  • ワイルドキャット AH.1

陸上での運用を目的とした汎用向け機種。

  • ワイルドキャット HMA.2

海上での運用を目的とし、レーダーを搭載した艦載機型。海洋監視/偵察・対潜哨戒・捜索救難を行える多用途機。

運用組織[編集]

イギリスの旗イギリス陸軍
ワイルドキャット AH.1をイギリス陸軍航空隊が運用している。
イギリスの旗イギリス海軍
ヨービルトン空軍基地に駐留する艦隊航空隊第825海軍飛行隊がワイルドキャット HMA.2を、第847海軍飛行隊がワイルドキャット AH.1をそれぞれ運用している。
韓国の旗大韓民国海軍
現在8機をオーダー中。

性能・主要諸元[編集]

出典: AgustaWestland. “AW159 - Technical Data” (英語). 2011年8月9日閲覧。

諸元

性能

  • 最大速度: 296 kph=M0.24 (160 kt)
  • フェリー飛行時航続距離: 963 km (520 nmi)
  • 実用上昇限度: IGE: 3050m, OGE: 1,580m (IGE: 10,000ft, OGE: 5,200ft)


お知らせ。 使用されている単位の解説はウィキプロジェクト 航空/物理単位をご覧ください。

登場作品[編集]

ゲーム[編集]

ARMA 2
DLCの"British Armed Forces"に登場、プレイヤーやAIが操作可能。

出典[編集]