ひまわり交通 (鹿児島県)

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ひまわり交通株式会社
Himawari Kotsu
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
899-2504
鹿児島県日置市伊集院町郡2261番地3[1][2][3]
設立 2002年平成14年)
業種 陸運業
法人番号 8340001005444
事業内容 一般貸切旅客自動車運送事業
一般乗用旅客自動車運送事業[1][2]
代表者 代表取締役 池田雄二[1]
主要子会社 有限会社ひまわり交通レンタリース[4]
関係する人物 橋口修治(代表取締役会長[5]、川畑良一(前代表取締役)[1]
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ひまわり交通株式会社(ひまわりこうつう)は、鹿児島県日置市伊集院町郡本社を置く貸切バスタクシー事業者である[1][2]。本社はJR伊集院駅北側にあり、鹿児島本線九州新幹線の間に位置する[1][2]

公益社団法人日本バス協会傘下の鹿児島県バス協会会員[6]

概要[編集]

2002年平成14年)に創業者の橋口修治(のち代表取締役会長)により、橋口観光バスとして事業開始し、貸切バス事業に参入した。2000年代初頭のバス事業規制緩和後に創業された、比較的新しいバス事業者である。

2004年(平成16年)、現行のひまわり交通へ商号変更。併せてバス車両の塗装も一新し、白基調の現行塗装へ変更された。なお商号変更直後の移行期には、橋口観光バスの車両を塗装はそのままに、社名だけ書き換えて使用していた車両も存在した。

車両[編集]

車両概要[編集]

バス車両[編集]

バス車両は日野自動車製、三菱ふそう製、いすゞ自動車製が在籍し、日産ディーゼル製の配置はなかった。中古導入の車両も多いため車種はバラエティに富むが、2010年代後半からはメーカーを問わず自社発注の車両も導入している。

当初は日野自動車製車両の比率が高く、創業者が日野・セレガ(初代)を好んでいたことから、橋口観光バス時代から大型車は初代セレガを導入していた。小型車は5台のうち3台が日野・リエッセで、リエッセはもっぱら冠婚葬祭の送迎用だが、それ以外にも少人数の貸切や遠足などで使用されることもある。

一般貸切車はバスツアーなどの観光旅行をはじめ、市内周辺の学校幼稚園保育園などの遠足・修学旅行施設見学部活送迎など、企業の研修や視察、また冠婚葬祭の送迎などに幅広く利用されている。その他に、市内の小学校・幼稚園のスクールバス専用車も在籍する。なお橋口観光バス時代には、ヤマト運輸従業員送迎を受託しており、専用の大型車(初代セレガ)が在籍した。

バスの塗装はいずれも、前面にひまわりを表すコーポレートカラーの黄緑黄色の3本ラインを組み合わせたマークが入る。側面にも同じラインのマークが入るが、車両によりラインの色が異なったり、側面ラインが省略されるものもある。前面の社名表示灯には日本語で「ひまわり交通」、車体側面には英字で「Himawari kotsu」の文字が入るが、車体の英字は車両により省略されることもある。

なお、橋口観光バス時代の旧塗装は、大型バスは白地にオレンジ色の濃淡2本ラインが主流であったが、バスの大きさや車種などにより多様な塗装が存在した。また、ひまわり交通への商号変更後も引き続き旧塗装を使用していた車両も存在したが、塗装は順次統一されている。

タクシー車両[編集]

タクシー車両は、トヨタ自動車製の車両を導入している[7]

屋根上の社名表示灯(行灯)はひまわりを表す黄色で、角の丸い菱形の行灯に「ひまわり」の文字が入る[7]

車種[編集]

バス車両には社番は付与せず、登録番号(ナンバープレート)の数字をそのまま社番としている。タクシー車両には、登録番号とは別に管理用の社番を付与している[7]

以下出典[7][8]

大型バス[編集]

日野自動車
  • 日野・セレガFC(初代)
    登録番号:鹿児島200か378
    白地に、側面に赤・紫・黃のライン。
    橋口観光バス時代からの車両(当時は旧塗装)。元はヤマト運輸の従業員送迎専用車として使用されていた。
  • 日野・セレガFS(初代、スタンダードデッカー)
    登録番号:鹿児島200か1778
    塗装は白一色で「Himawari kotsu」の文字のみ。
  • 日野・セレガFD(初代、ハイデッカー)
    登録番号:鹿児島200か2140
    白地に、側面に赤・紫・黃のライン(378と同柄)。
    同じ鹿児島県のアーベル交通(株式会社アーベル、本社:鹿児島市)へ移籍。
  • 日野・セレガ(初代)
    登録番号:鹿児島200か1875
    白地に、側面に緑・黄緑・黄のライン(1886と同柄)
三菱ふそう
  • 三菱ふそう・エアロクィーンI(2代目、スーパーハイデッカー)
    登録番号:鹿児島200か2018
    赤地に、側面に白・緑・黃のライン。同社では珍しい赤基調の車両。
  • 三菱ふそう・エアロバス(2代目、ハイデッカー)
    登録番号:鹿児島200か2176
    白地に、側面に赤・紫・黃のライン(378と同柄)。
  • 三菱ふそう・エアロクィーン(3代目、スーパーハイデッカー)
    登録番号:鹿児島鹿児島200か2396
    白地に、側面に赤・紫・黃のライン(2140と同柄)
いすゞ (J-Bus)

中型バス[編集]

  • 日野・セレガFC(初代、ショート)
    登録番号:鹿児島200か845
    塗装は白一色で「Himawari kotsu」の文字のみ、前面のラインマークなし。
  • いすゞ・ガーラ(初代LV系、ショート)
    登録番号:鹿児島200か2106
    白地に、側面に緑・黄緑・黃のライン、「Himawari kotsu」の文字なし。

小型バス[編集]

日野自動車
  • 日野・レインボー7M
    登録番号:鹿児島200あ159
    橋口観光バス時代からの車両(当時は旧塗装)。白地に「Himawari kotsu」の文字。
  • 日野・メルファ7
    登録番号:鹿児島200あ551
    メタリックカラーに「Himawari kotsu」の文字。
    日野・レインボー7M(鹿児島200あ159)の代替で導入。
    補助席なし。
  • 日野・リエッセ
    登録番号:鹿児島200あ394
    登録番号:鹿児島200あ508
    登録番号:鹿児島200あ509
    塗装は白一色、「Himawari kotsu」の文字なし。
    前面に日野自動車のHエンブレム付き、スイングドア仕様。
    葬祭送迎に対応し、灰色シートに白×灰色のレースカバーを掛けている。
三菱ふそう
  • 三菱ふそう・エアロミディMJ
    登録番号:鹿児島200あ157
    橋口観光バス時代からの車両(当時は旧塗装)。白地に「Himawari kotsu」の文字。
いすゞ自動車

タクシー[編集]

関連会社[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 会社概要 ひまわり交通株式会社、2023年8月15日閲覧。
  2. ^ a b c d About us 会社概要 ひまわり交通株式会社、2023年8月15日閲覧。
  3. ^ ひまわり交通株式会社の情報 国税庁法人番号公表サイト、2023年8月15日閲覧。
  4. ^ a b c 有限会社ひまわり交通レンタリースの情報 国税庁法人番号公表サイト、2024年4月21日閲覧。
  5. ^ ひまわり交通株式会社(旧公式サイトアーカイブ)、2023年8月15日
  6. ^ バス会社一覧 - 鹿児島地区 鹿児島県バス協会、2023年8月15日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g 車両のご案内 ひまわり交通株式会社、2023年8月15日閲覧。
  8. ^ 車両紹介 ひまわり交通株式会社、2023年8月15日閲覧。
  9. ^ a b 株式会社アーベルの情報 国税庁法人番号公表サイト、2024年4月21日閲覧。
  10. ^ a b c d 会社概要 株式会社アーベル、2024年4月21日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]