真鍋譲治

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真鍋譲治
生誕 (1964-12-18) 1964年12月18日(59歳)[1]
日本の旗 日本香川県高松市[1]
活動期間 1984年[1] -
ジャンル 青年漫画
代表作銀河戦国群雄伝ライ[2]
アウトランダーズ[1]
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真鍋 譲治(まなべ じょうじ、1964年12月18日[1][3] - )は、日本漫画家香川県[4]高松市出身[1]。代表作に『銀河戦国群雄伝ライ[2]および『アウトランダーズ[1]がある。アニメーター真鍋譲二とは別人。

同人サークルスタジオかつ丼」を主宰し、同人活動では男性向けの二次創作作品や雑誌連載時に未完のまま終わってしまった漫画作品の続編を発行している[2]

略歴・人物[編集]

大阪にあるデザイン専門学校に在学していた頃、白泉社に作品を持ち込んだことがきっかけで漫画雑誌『月刊コミコミ』での連載を始める[4]1984年、「空白海域V-2」(『コミコミ特別編集 コミック読本SF大特集』)でデビュー[1]。初期はSF漫画を描いていたが、90年代に入ってからは掲載誌の休刊や打ち切りが続き、成年漫画同人誌で活動することが多くなったほか、専門学校で漫画家プロ養成科担当特別講師も務めている[4]

同人活動に関しても未だに積極的で、自身の作品のセルフパロディないし本編では描けなかった内容の同人誌化をよく行うことでも知られている。商業誌時には一般作品だったものを、同人誌では18禁化して発行することもある(該当するキャラクターは作品本編内でも結婚ないし子供を作っている場合が多い)。

2011年3月11日には、東京都内のマンションの8階に構えていた仕事場で東北地方太平洋沖地震に被災した。本人の怪我は無かったが、フィギュアプラモデルのコレクションの入ったガラスケースや本棚が転倒し、多大な破損を被った。これらの被害を合わせると、1000万円を超えるだろうと語っている。また、当日は遅れていた原稿を進めるために起きて作業していたが、普段のように寝ていたら倒れてきたもので怪我していただろうと語っている[5]

作品リスト[編集]

一般作品[編集]

成人向け作品[編集]

  • お肉でCHU(Namaikiッ!竹書房) - 初のアダルト誌での連載作。真鍋自身は獣人物にしたかったが、編集部がネコ耳の類を許可しなかったとのこと。
  • お吟―美少女的淫魔獣人伝(宙出版) - 成人向けオリジナル同人作品を商業単行本化した短編集。
  • 幕の内でらっくす(Namaikiッ!、竹書房)
  • てぇいる・ちぇいさー(富士美出版
  • 恋するウシチチ(富士美出版) - 初版発売時、作品の要修正部分が無修正のまま出版されたとして回収騒動が発生。2009年1月26日には真鍋自身が出版元である辰巳出版へ殴り込みに出かける事態まで発展すると同時に、「店頭在庫は即時全回収を命令」・「あと3回だがモチベーション維持が困難なので連載中断」・「辰巳とはしばらく仕事しない、冷却期間を置く」・「原稿引き上げはせず保管して頂く」ことを決定したことが、作者ブログにて明かされた[6]。なお、単行本未収録分の原稿は、2010年に同人誌として出版された。
  • リン×ママ(Namaikiッ!、竹書房) - 構成に工夫がある作品で、当初は漫画の基本『起承転結』を各1巻で表現し、全4巻で完結予定であった。しかし、2010年1月27日に刊行された「転」にあたる第3巻のあとがきで、「好評につきもう1巻追加」と発表され、全5巻で完結した。
  • 彼女で満室(いっぱい)(週刊漫画TIMES、芳文社) - 初の週刊誌連載(後に隔週連載に変更)。
  • くいこみをなおしてるヒマはないっ!(Namaikiッ!、竹書房)
  • 日々これ好日(週刊漫画TIMES、芳文社)
  • 毒妻クラブ(Namaikiッ!、竹書房)
  • 裏銀河戦国群雄伝(スタジオかつ丼) - 一般向け作品で発表している『銀河戦国群雄伝ライ』および『銀河戦国群雄伝ライ 異聞』の成年向け作品を自ら執筆している。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 日外アソシエーツ編集部 編『漫画家・アニメ作家人名事典』日外アソシエーツ、1997年4月21日、400頁。ISBN 4-8169-1423-4 
  2. ^ a b c 伊藤真広、村中宣彦(編)、2006、「【プロ作家】→【同人名義】データベース」、『ゲームラボ特別編集「現代視覚文化研究」』、三才ブックス ISBN 4-86199-061-0 p. 191
  3. ^ 真鍋譲治 (2009年12月18日). “誕生日”. かつ丼日記. 2013年9月22日閲覧。
  4. ^ a b c 講師紹介/漫画家プロ養成科:東京アニメーター学院(東アニ)”. 東京アニメーター学院. 2016年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月22日閲覧。
  5. ^ 真鍋譲治 (2011年3月11日). “いつかこの日が来るのかと。”. かつ丼日記. 2012年8月4日閲覧。
  6. ^ 真鍋譲治 (2009年1月26日). “殴り込んできた。”. かつ丼日記. 2013年9月22日閲覧。

外部リンク[編集]