木浦市
座標: 北緯34度46分 東経126度21分 / 北緯34.767度 東経126.350度
位置 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 목포시 |
漢字: | 木浦市 |
片仮名転写: | モクポ=シ |
ローマ字転写 (RR): | Mokpo-si |
統計 | |
面積: | 47.23 km2 |
総人口: | 245,666人(2002年) 人 |
行政 | |
国: | 大韓民国 |
上位自治体: | 全羅南道 |
下位行政区画: | 26洞 |
行政区域分類コード: | 36010 |
木浦市の木: | ビワ |
木浦市の花: | ハクモクレン |
木浦市の鳥: | ツル |
自治体公式サイト: | 木浦市 |
概要
日本語読みも同じく「もっぽ」である。李氏朝鮮時代末期に開港場となり発展した港町であり、旧市街地では植民地時代の和風建築や近代建築が多数残っている。
木浦市は湖南線の終着点であり日本本土や中国との交易で栄え、植民地時代には朝鮮半島有数の大都市だったが、1970年代以降は沈滞した。
戦後日本との経済的関係が途絶えてから衰退の一途を辿っていた木浦市であったが1990年代に入って旧市街地の東側にニュータウンが建設されてからこうした状況は改善されつつある。
1990年初頭の頃、従来の市街地の東側に下塘(ハダン)ニュータウンが建設され、同じ頃に木浦市の南側に栄山江を挟んで隣接している霊岩郡の三湖邑に、それまで仁川広域市に所在していた旧漢羅重工業(現在の現代三湖重工業)が移転し、2005年には光州広域市に所在していた全羅南道庁が下塘ニュータウンのさらに東側の務安郡の地域に移転しこの地域に南岳ニュータウンが形成された。
しかしその一方、木浦駅・儒達山を中心としている従来の市街地は2008年度に旧市街地活性化条例が制定されたにも関わらず、いまだに沈滞から抜け出せない状態のままである。
地理
朝鮮半島最西南端に位置する港町で、北から東にかけては務安郡、南は霊岩郡に接する。西は黄海に面し、海上に浮かぶ島嶼のほとんどは新安郡に属する(一部、木浦市や務安郡など)。有名な新安沖沈没船が引き上げられたのはこのあたりである。
気候
- 最高気温極値37.0℃(1994年7月24日)
- 最低気温極値-14.2℃(1915年1月13日)
- 過去最深積雪56.1cm(1946年12月10日)
木浦市の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 6.5 (43.7) |
7.6 (45.7) |
11.9 (53.4) |
17.9 (64.2) |
22.2 (72) |
25.5 (77.9) |
28.4 (83.1) |
30.1 (86.2) |
26.7 (80.1) |
22.1 (71.8) |
15.4 (59.7) |
9.3 (48.7) |
18.6 (65.5) |
日平均気温 °C (°F) | 1.8 (35.2) |
2.6 (36.7) |
6.5 (43.7) |
12.3 (54.1) |
17.0 (62.6) |
21.1 (70) |
24.8 (76.6) |
25.4 (77.7) |
22.0 (71.6) |
16.6 (61.9) |
10.2 (50.4) |
4.4 (39.9) |
13.73 (56.7) |
平均最低気温 °C (°F) | −1.4 (29.5) |
−0.8 (30.6) |
2.7 (36.9) |
8.1 (46.6) |
13.1 (55.6) |
17.9 (64.2) |
22.2 (72) |
23.1 (73.6) |
18.6 (65.5) |
12.5 (54.5) |
6.4 (43.5) |
0.9 (33.6) |
10.3 (50.5) |
降水量 mm (inch) | 33.7 (1.327) |
44.5 (1.752) |
60.8 (2.394) |
79.1 (3.114) |
86.6 (3.409) |
172.5 (6.791) |
214.1 (8.429) |
174.3 (6.862) |
130.9 (5.154) |
51.0 (2.008) |
49.6 (1.953) |
27.9 (1.098) |
1,125.1 (44.295) |
出典:大韓民国気象庁[1] |
歴史
- 百済の勿阿兮郡
- 757年 - 務安郡設置
- 1439年(世宗21年) - 木浦万戸鎮設置(『木浦市公式サイト』木浦市の歴史)
- 1885年 - 務安郡に編入、鎮を廃止
- 1897年 - 開港
- 1910年 - 務安府から木浦府に改称[2]
- 1914年1月11日 - 湖南線開通
- 1914年4月1日 - 郡面併合により、木浦府府内面が新たな木浦府に昇格。木浦府の一部(金洞面・進礼面・佐村面・厳多面・新老面)が咸平郡に編入。木浦府の農村部(咸平郡編入区域は除く)と智島郡の大部分(古群山面・蝟島面・落月面を除く)・莞島郡の一部(八禽面)・珍島郡の一部(都草面)を務安郡として編成。
- 1932年 - 務安郡二老面の一部(竹僑里および山停里・龍塘里の各一部)を編入
- 1949年8月15日 - 木浦府が木浦市に改称
- 1963年1月1日 - 務安郡二老面の一部(山停里・上里・龍塘里・達里・訥島里)を編入
- 1973年7月1日 - 務安郡三郷面の一部(石峴里)を編入
- 1987年1月1日 - 務安郡三郷面の一部(玉岩里・大陽里)を編入
- 2004年 - KTX開業
行政
警察
- 木浦警察署
- 下塘派出所
- 駅前派出所
- 蓮洞派出所
- 山亭派出所
- 上洞派出所
- 二老派出所
- 中央派出所
- 竹橋派出所
- 龍塘派出所
- 三鶴派出所
消防
- 木浦消防署
- 湖南119安全センター
- 京洞119安全センター
- 三鶴119安全センター
- 蓮山119安全センター
国の施設
- 国立海洋博物館
- 西海地方海洋警察庁
- 木浦海洋警察署
- 木浦地方海洋港湾庁
- 光州地方法院の木浦支院
- 光州地方検察庁の木浦支検
教育
交通
鉄道
バス
- 木浦共用バスターミナル
- 高速バスは、ソウル高速バスターミナルへは40分間隔で運行しており、所要時間は3時間55分。その他仁川、水原、大邱経由亀尾行きがある。
- 市外バスは釜山西部バスターミナルへは1日6本で所要時間約5時間。その他東ソウル総合バスターミナル・光州行きなど道外、また全羅南道各域とのバスの便が発着。
道路
- 国道1号線は木浦市が起点となっている。正式には新義州市までの路線であるが、軍事境界線により分断されているため、実質は京畿道坡州市までの路線となっている。
- かつては国道2号線も木浦市が起点であったが、新安郡の長山島を起点とし、島々を巡ってから木浦市を経由するルートに変更された。終点は釜山広域市。
- 西海岸高速道路の起点は木浦インターチェンジであり、インターチェンジ敷地にも市域が含まれるが、正式には務安郡に所在とされている。