愛知学院大学
愛知学院大学 | |
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日進キャンパス 1号館 | |
大学設置 | 1953年 |
創立 | 1876年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人愛知学院 |
本部所在地 | 愛知県日進市岩崎町阿良池12 |
キャンパス |
日進(愛知県日進市) 楠元(名古屋市千種区) 末盛(名古屋市千種区) |
学部 |
文学部 心身科学部 商学部 経営学部 法学部 総合政策学部 歯学部 薬学部 |
研究科 |
文学研究科 商学研究科 経営学研究科 法学研究科 総合政策研究科 歯学研究科 法務研究科(法科大学院) |
ウェブサイト | http://www.agu.ac.jp/ |
愛知学院大学(あいちがくいんだいがく、英語: Aichi Gakuin University)は、愛知県日進市岩崎町阿良池12に本部を置く日本の私立大学。1876年創立、1953年大学設置。大学の略称は愛学(あいがく)・AGU。
概説
大学全体
1876年(明治9年)5月、曹洞宗により曹洞宗専門学支校として創設。そのため、同じ曹洞宗が創設した駒澤大学と東北福祉大学とは姉妹校である。
キャンパスは、愛知県日進市と名古屋市千種区(薬学部・歯学部)、中区(サテライト)にある。
学部は8学部17学科+短大部1学科、大学院に7研究科を有し、総数12,000名の学生が学ぶ。
卒業生は11万人にものぼり、中部地区を中心に経済界、政界で活躍しているOBが多数。
2011年10月に東海財務局より名古屋市北区名城公園駅すぐの公務員宿舎跡地を購入。2014年4月に「名城公園キャンパス(仮称)」を開校予定。商学部、経営学部に加え、2013年4月設置予定の「経済学部」のビジネス系3学部を移転させる予定。名古屋都心という好立地を生かし、実践的教育を進めていく狙い。
校訓
- 行学一体・報恩感謝
学風及び特色
- 地元の民放ラジオ局の東海ラジオで公開放送講座(全12回程度)を年に1回・一定期間の間放送している(静岡のSBSラジオや石川のMROラジオでも放送される)。
- 歯科医師国家試験、薬剤師国家試験ともに全国トップクラスの合格率を誇っている。第102回(2009年)の歯科医師国家試験合格率は79.5%、第94回(2009年)の薬剤師国家試験合格率は96.2%である。特に薬剤師は、全大学でトップの合格率となった。
沿革
- 1876年 愛知県名古屋市門前町大光院に曹洞宗専門学支校として開校
- 1903年 教育令改正により、曹洞宗第三中学林と改称
- 1925年 愛知中学校に改称
- 1948年 新制愛知高等学校を設置。愛知学院と総称。
- 1950年 愛知学院短期大学を設置(商科第一部、第二部)。
- 1953年 愛知学院大学を設置。商学部商学科を設置(愛知学院短期大学商科第一部、第二部を廃止)
- 1957年 法学部法律学科を設置
- 1961年 歯学部歯学科を設置
- 1962年 商学部経営学科を増設。歯科技工士学校を設置
- 1968年 愛知学院大学歯科衛生士学院を開校
- 1970年 文学部(宗教学科、心理学科)を設置
- 1974年 文学部に歴史学科を設置。大学院修士課程文学研究科(宗教学仏教学専攻、心理学専攻)を設置
- 1976年 大学院博士課程文学研究科(宗教学仏教学専攻、心理学専攻)を設置
- 1978年 大学院修士課程文学研究科に歴史学専攻を増設
- 1980年 大学院博士課程文学研究科に歴史学専攻を増設
- 1984年 愛知学院大学歯科技工士学校、愛知学院大学歯科衛生士学院を、それぞれ愛知学院大学歯科技工専門学校、愛知学院大学歯科衛生専門学校に改称
- 1986年 文学部に国際文化学科を増設
- 1988年 文学部に日本文化学科を増設
- 1990年 商学部経営学科を経営学部経営学科に改組。大学院文学研究科に英語圏文化専攻修士課程を増設。大学院法学研究科私法学専攻を法律学専攻へ改称
- 1991年 留学生別科を設置
- 1992年 大学院文学研究科に英語圏文化専攻博士課程、大学院修士課程文学研究科に日本文化専攻修士課程。愛知学院短期大学英語科増設
- 1993年 大学院経営学研究科経営学専攻修士課程増設
- 1994年 大学院文学研究科に日本文化専攻博士課程を増設。大学院経営学研究科経営学専攻博士課程増設。
- 1998年 情報社会政策学部情報社会政策学科を設置
- 1999年 愛知学院短期大学を愛知学院大学短期大学部に改組。短期大学部英語科を英語コミュニケーション学科へ改称。
- 2001年 商学部に産業情報学科を増設。経営学部国際経営学科増設。短期大学部文科を人間文化学科と改称。
- 2002年 法学部現代社会法学科を増設。大学院総合政策研究科総合政策専攻博士(前期・後期)課程設置
- 2003年 文学部心理学科を改組し、心身科学部心理学科を設置。
- 2004年 心身科学部健康科学科を増設
- 2005年 薬学部医療薬学科を設置。大学院法務研究科法務専攻専門職学位課程(法科大学院)を設置
- 2006年 薬学部医療薬学科を6年制に移行。情報社会政策学部情報社会政策学科を総合政策学部総合政策学科に改称。短期大学部歯科衛生学科を増設。大学院文学研究科心理学専攻を心身科学研究科心理学専攻に改組。
- 2008年 心身科学部健康栄養学科を増設
- 2011年 名古屋市名城公園駅すぐの国有地を取得。2014年4月に「名城公園キャンパス(仮称)」として開校予定。また、2013年4月設置として経済学部新設の届出手続に入った。
学部
大学院
- 薬科学研究科
- 文学研究科
- 宗教学仏教学専攻<博士前期課程><博士後期課程>
- 歴史学専攻<博士前期課程><博士後期課程>
- 英語圏文化専攻<博士前期課程><博士後期課程>
- 日本文化専攻<博士前期課程><博士後期課程>
- 心理科学研究科
- 心理学専攻<博士前期課程><博士後期課程>
- 商学研究科
- 商学専攻<博士前期課程><博士後期課程>
- 経営学研究科
- 経営学専攻<博士前期課程><博士後期課程>
- 法学研究科
- 法律学専攻<博士前期課程><博士後期課程>
- 総合政策研究科
- 総合政策学専攻<博士前期課程><博士後期課程>
- 歯学研究科
- 歯科基礎系・歯科臨床系専攻<博士課程>
- 法務研究科
付属研究所
- 禅研究所
- 宗教法制研究所
- 人間文化研究所
- 国際研究センター
- 語学研究所
- 産業研究所
- 流通科学研究所
- 経営管理研究所
- 口腔先端科学研究所
付属施設
図書館情報センター
日進キャンパス内にあり、通常の図書館としての役割のほか、展示室・情報検索コーナー・視聴覚学習センターなどが設けられている。蔵書数は和漢書が約54万冊、洋書が約23万冊で、計約77万冊、所蔵雑誌は和洋合わせて約8000種である。他、正眼寺文書・平田寺文書・福厳寺文書・可睡斎文書・妙応寺文書・雲興寺文書・龍泰寺文書など、寺院関係の文書を多く所蔵している。
楠元キャンパスには、蔵書数約13万冊の「愛知学院大学歯学・薬学図書館情報センター」がある。
情報処理教育センター(ECIP)
日進キャンパス9号館および14号館にあり、16の教室に約1000台のコンピューターが設置されている。すべて高性能のサーバー群にLAN接続され、一つの教育システムを構成しており、教室間で合同授業や遠隔地間協働の擬似体験学習ができる。授業のほかにも学生個人で、プログラミング言語の自習、アプリケーション・ソフトウェアを使ってのデータ処理やデータ解析、ブラウザやe-mailによる情報収集や情報交換などに利用できる。
保健センター
日進キャンパス内にあり、医師から内科・外科・歯科にかかる健康相談を無料で受けることができる。予約制であるが女性健康相談・精神衛生相談も可能である。
歴代の学院長・学長
大学関係者と組織
大学関係者一覧
交通アクセス
- 詳しくは、各交通機関のホームページで確認をお願い致します。
日進キャンパス
- 名古屋市営地下鉄東山線 藤が丘駅から
- 名鉄バス「愛知学院大学前」行きで「愛知学院大学前」下車 片道240円
- 名鉄バス「(砂子経由)長久手車庫行き」に乗り、「愛知学院大学西」下車(正門前) 片道220円
- 名古屋市営地下鉄・名鉄豊田線 赤池駅から
- くるりんばす(日進市巡回バス)中央線「長久手古戦場駅」行きで「愛知学院大」下車 片道200円
- 名鉄バスセンター(名古屋駅)から
- 名鉄バスの都市間高速バス「愛知学院大学前」行きで「愛知学院大学前」下車 片道500円
- リニモ(東部丘陵線) 長久手古戦場駅から
- くるりんばす(日進市巡回バス)中央線「赤池駅」行きで「愛知学院大」下車。または駅から徒歩20分(東門)
- 愛知学院大学経由の無料シャトルバス運行(2010年4月から)
- 名古屋市営地下鉄東山線 星ヶ丘駅から
- 名鉄バス「長久手車庫」行きで「愛知学院大学東」下車(東門)
楠元キャンパス
末盛キャンパス(歯学部付属病院)
- 名古屋市営地下鉄東山線 覚王山駅(2番出口)から徒歩約5分
栄サテライト
- 名古屋市営地下鉄東山線・名城線栄駅(8番出口)より徒歩約2分。
新キャンパス設立計画
- 2010年5月30日付の中日新聞で、名古屋市北区名城の名城住宅(国家公務員宿舎)跡地に経済学部の新設と日進キャンパスにある商学部・経営学部の移設を目指していることが報道された。ただし同日現在愛知学院大学サイドは「まだ検討中」ということで否定していた。またこの土地には、在名古屋中国総領事館が取得を目指しており、今後調整が必要とされる。
- その後、2010年7月15日付の同紙で詳細が報じられ、それによれば、2012年度ないしは2013年度に校舎を建設し、2014年度の新設と移設を目標にしている。新キャンパスでの方針として、周辺の商店街などと連携して地域通貨の社会実験や空き店舗を生徒に開放し活用するなどの地域活性化を進めていく。その他それまで分散していたビジネス関係の研究所の統合・IT関連の企業育成・社会人向けの大学院教育・行政および民間シンクタンクとの研究協力を行っていく予定。新キャンパスは学生・教員併せて2000人ほどの規模になり、建物は名古屋城周辺の景観を損なわないように配慮(高さは9~10階ほど)するとしながらも、名古屋城を一望できるレストランも建設され、キャンパス自体も観光客に開放していく構想で進められている。なお、在名古屋中国総領事館も同所取得に動くことが決まったため、分割して取得することは濃厚になったものの、分割場所の詳細はまだ決まっていない。
- しかしながら、2010年12月20日付の同紙によれば、今秋にも売却契約が成立する予定であったものの、尖閣諸島問題で日中両国関係がこじれたことで契約決定が遅れているという連絡が東海財務局よりあったことを明らかにしている。なお、在名古屋中国総領事館が同所を取得することに関して、「国有地を中国に売るな」、「名古屋の中心地に治外法権が生まれる」、「日本の国土を汚すな」といった意見がインターネット上で散見され、東海財務局の電話番号や職員名が晒される事態になった。また田母神俊雄が会長を務めている団体が、在名古屋中国総領事館への土地売却反対の署名を集めたり反対集会を開いているため、さらに遅れが生じる可能性もある。
- 2011年3月10日付同紙朝刊によれば、年度内の売却を断念したことを両サイドに伝えたものの、3月18日付朝刊では、かねてから年度内売却を要求していた愛知学院大学サイドの要求に応じ、先行して名城公園駅に近い約23000平方キロメートルを売却することに決めた。ただし、旧名城工場に近い中国総領事館(約8000キロ平方キロメートル)への売却は、河村たかし名古屋市長と大村秀章愛知県知事が連合して外務省・財務省に売却凍結を求めていたため、引き続き保留になっている。
- 2011年10月1日付同紙朝刊によれば、9月30日、学校法人「愛知学院」は、東海財務局と土地の売買契約を締結した。北区名城にある31000平方キロメートルの跡地のうち、北側の23000平方キロメートルを39億円で購入する。名称は「名城公園キャンパス」。既存の経営学部と商学部、新設の経済学部の3学部を配置し、2年生以上が通う。学生数は2500人程度となる。
- 名城公園キャンパスは地上10階・地下1階の建物が建設され、先述の目標通り2014年度開校予定になっている。都市再生プロジェクトの下で計画が進められているため、付近住民も含めた市民にも広く開放されるキャンパスになり、3学部以外にも市民向けの講座を行い、かつ学内に広場を設け、学習・交流・活動の拠点として活用される予定でもある[1]。