出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『惑星のかけら』(ほしのかけら)は、日本のロックバンド・スピッツの3作目のオリジナルアルバム。1992年9月26日にポリドールより発売。
概要
収録曲
- 惑星のかけら (5:26)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- 4thシングルにもなったタイトルチューン。原曲のキーはFだが、ライブでは長2度上のGで演奏される。
- ハニーハニー (4:39)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- それまで避けていた英語の歌詞を導入。草野曰く「踏み絵を踏むような気持ち」だった。
- 辺見えみりが1996年のアルバム「流れ星」でカバーしている。
- 僕の天使マリ (3:09)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- 草野曰く「ジッタリン・ジンに影響されて作った曲」。バンジョーを取り入れ、カントリー風にアレンジされている。
- オーバードライブ (3:38)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- ハードな曲だが、終盤でなぜかサンバのリズムとコーラスが入る。
- メンバー曰く「本当はカッコよく決めようと思っていたのに、コーラスを入れたら可愛くなってしまった」と語っている。
- アパート (3:12)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- 失恋を歌った曲。アマチュア時代初期の代表曲「泥だらけ」が原曲であると言われているが、殆ど原形をとどめていない。
- シュラフ (5:43)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ with 長谷川智樹
- シュラフは寝袋の意味。フルートが入る。この曲のみ『オーロラになれなかった人のために』の長谷川智樹との共同アレンジ。
- 白い炎 (5:00)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- 手拍子も入っているノリの良い曲。歌詞中の「GAS」という部分が歌詞カードではタンクローリーのような絵の中に書いてある。
- 波のり (3:05)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- メンバーはこの曲のかわりに「惑星のかけら」のカップリング、「マーメイド」を入れようか思案したが、結局こちらの曲になる。ベンチャーズ風のテケテケが入る。
- 日なたの窓に憧れて (6:10)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- 後に5thシングルとしてリカット。終始鳴り続けるシーケンスの発案者は草野である。
- ローランダー、空へ (4:37)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- ローランダーとは低地に住む人という意味である。
- リコシェ号 (2:55)
作曲:三輪徹也 / 編曲:スピッツ
- インストゥルメンタル。元々は歌ものであったが、草野の「この曲インストでもいいかもね」という一言でインストに決まった。歌詞は記載されていないが、「ゴーゴーゴーリコシェ」とだけ歌っている。P-MODELのことぶき光がシンセサイザーで参加している。
アナログ盤
- Spitz Analog Disc Collection Vol.5として、アナログ盤が1997年5月5日にリリースされた。
- Spitz Analog Disc Collectionシリーズでは唯一のブラック・ビニール仕様。
- 根本敬によるオリジナルコミックを収録。
- 最初の3曲「リコシェ号」「日なたの窓に憧れて」「惑星のかけら」は曲間がなくつながっている。また、「僕の天使マリ」の出だしのSE及び「波のり」の出だしのカウントはカットされている。
- 曲順、構成は以下の通り。
- Side ONE
- リコシェ号
- 日なたの窓に憧れて
- 惑星のかけら
- 僕の天使マリ
- シュラフ
- Side TWO
- ハニーハニー
- アパート
- オーバードライブ
- 波のり
- 白い炎
- ローランダー、空へ
演奏
- 草野マサムネ:Vocals, Guitars Harmonica, Samba Whistle
- 三輪テツヤ:Guitars, Banjo
- 田村明浩:Bass
- 崎山龍男:Drums, Percussion
- 長谷川智樹:Acoustic Piano (6), Hammond Organ (11)
- 古村敏比古:Flute (6)
- ことぶき光:Analog Synthesizer (7.11)
- 寺本りえ子:Backing Vocals (3.4.11)
参考文献
関連項目
|
---|
草野マサムネ (Vocal & Guitar) - 三輪テツヤ (Guitar) - 田村明浩 (Bass) - 崎山龍男 (Drums) |
シングル |
|
---|
1990年代 |
91年 | |
---|
92年 | |
---|
93年 | |
---|
94年 | |
---|
95年 | |
---|
96年 | |
---|
97年 | |
---|
98年 | |
---|
99年 | |
---|
|
---|
2000年代 |
00年 | |
---|
01年 | |
---|
02年 | |
---|
03年 | |
---|
04年 | |
---|
05年 | |
---|
06年 | |
---|
07年 | |
---|
08年 | |
---|
09年 | |
---|
|
---|
2010年代 |
10年 | |
---|
11年 | |
---|
12年 | |
---|
13年 | |
---|
14年 | |
---|
15年 | |
---|
16年 | |
---|
17年 | |
---|
18年 | |
---|
19年 | |
---|
|
---|
2020年代 |
|
---|
|
---|
アルバム |
オリジナル | |
---|
ミニ | |
---|
シングル集 | |
---|
非公認ベストアルバム | |
---|
スペシャル・アルバム | |
---|
トリビュート | |
---|
ボックス | |
---|
参加作品 | |
---|
|
---|
映像作品 |
|
---|
楽曲 | |
---|
プロデューサー | |
---|
関連項目 | |
---|
カテゴリ |